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イタリアの安楽死論争の渦中で栄養供給の管をはずされ、
9日に亡くなった永続的植物状態の女性 Eluana Englaroさんは
司法解剖の結果、
栄養供給を止められたために起きた脱水状態に起因する心臓発作で死亡したことが判明。

野党民主党が死ぬ権利に反対するベラスコーニ首相を批判すれば
ベラスコーニ首相は先週大統領が自分の命令に署名を拒否したことを批判。

最近の世論調査では
Eluanaさんの安楽死を支持する人は47%で
反対する人が47%。
残り4%はどちらとも決められない、と。

カトリック教会は改めて
原理主義的に死ぬ権利を拒否しているとの反発や
18-25歳の年齢層でEnglaroさんの安楽死を支持する意見が多かった傾向を批判。

「価値観が大きく転換している。
 確かに自由はよいことだが、一方に
 死なない、死なせないと決定する自由もあるべきである」

Italy: Autopsy shows ‘right to die’ woman died of cardiac arrest
The Adn Kronos International, February 11, 2009


何年も寝たきりで植物状態とされている人の
栄養と水分を停止するというと、そこには、
なんとなく「穏やかに死なせてあげる」というイメージがくっついてきますが、

脱水状態から心臓発作を起こして死に至る……とすれば
それは「穏やかに死なせてあげる」という話ではないような……。
2009.02.13 / Top↑
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