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子どもの無保険が急増している米国の議会では去年、
メディケイドの対象にまではならないものの
その境界に近い貧困層を対象にした州の子ども向け健康保険
S-Chip(the State Children’s Health Insurance Program)への予算の増額を求める声が相次ぎましたが、
(S-Chipは、7割が連邦政府の助成)

税による優遇策で民間の医療保険への加入へと誘導したいBush大統領は
こうした議案を官製医療保険制度だと批判、
S-Chipは本来の目的に立ち返り、貧困層にむしろ対象を絞りこむべきだとして、拒否してきました。

しかし、Obama政権誕生を前に、
今後4年半に330億ドルを費やし、
S-Chipの加入者を現在の700万人に加えて
更に410万人追加する法案が下院議会に提出され、可決される見通しとのこと。。

財源は1箱61セントのタバコ税増税。

移民の子どもたちをどうするかという問題が残っていたり、
大統領選でObama氏が公約に挙げた子どもたちの皆保険には
まだ届いていないという批判も出ているようですが、

私もここ数年間、
州単位で子どもたちの無保険に対応しようと頑張っていたり、
また州によっては独自に皆保険を実現したり模索していたりする知事さんたちや
議会の奮闘や、Bush大統領のかたくなな拒否の姿勢など
無保険者の問題への対策がなかなか前に進まない様子は時々読み齧ってきたので、

とにもかくにも一歩前進なら、よかったな、と。

今の不況が更に深刻化すれば
無保険の子どもたちも更に増えていくだろうことは気になりますが。

そして日本の無保険の子どもたちのことも気になりますが。

House Set to Pass Child Health Bill
The Washington Post, January 14, 2009
2009.01.14 / Top↑
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