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デンマーク、ストックホルムのKarolinska大学病院で
アルツハイマー病の患者の脳に
NGF(神経成長ファクター)と呼ばれるたんぱく質を生成するカプセルを埋め込む
新治療の臨床実験が行われており、

今年3月に3人、9月にも3人が手術を受け、経過は良好である、とのこと。

アルツハイマー病にかかると
記憶や時間の認識、問題解決などの機能を司る脳の細胞が破壊されるが、
この治療は、それらの細胞の破壊を抑止するもの。



以前アメリカで
認知症患者の身体にインプラントを埋め込んで徘徊防止に役立てようと実験を計画した
Verichipという会社が批判を浴びたことがありましたが、

徘徊防止と違って治療となると、
脳へのインプラントもVerichipとはまた別の話になるのでしょうか。

どういう症状の患者さんに行われたのか、
また「患者のその後の経過は良好」という、その「良好」の中身も
全く具体的に出てきていないので詳細は分かりませんが、
臨床応用される前に安全性は十分に確認されたのでしょうか。

英国で解禁されたとたんにリスクが大きすぎると販売停止になったヤセ薬のように
見切り発車でなければいいのですが。

ふと、
デンマークが福祉先進国である反面、
長く優生政策がとられた国でもあったことを思い出したりして。
2008.11.06 / Top↑
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