2ntブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
現在では
日焼け止めや、しわ取りクリームなど
多くの化粧品にナノ分子が使われていますが、

消費者団体 Which? が
そうした化粧品を長期に使用した場合の安全性に疑問を投げかけています。

Which? が主だった化粧品会社にナノテクノロジーの使用についてアンケートを実施したところ、
多くの会社が日焼け止めとアンチ・エイジング化粧品での使用を認めました。

科学者らが気がかりとするところでは
日焼け止めに使われたナノ素材が
日に焼けてしまった皮膚を漂白してしまうこと。

さらにアンチ・エイジングのしわ取りクリームに使われている
fullerenesと呼ばれるナノ素材が肌に浸透してしまう可能性にも。

Which? では、
ナノテクそのものが悪いわけではなく、
化粧品においても大きな新しい可能性を秘めていることは間違いないのだが
現在のところではどの商品にどのように使われているかが明らかでなく、
安全性の検査もきちんと行われておらず
要するに分からないことが多すぎるのだ、と。

英国政府は2006年に
化粧品会社が自発的に安全テストの結果を公表する制度を作ったものの、
実際には十分な透明性を確保するにいたっていないため、
Which? では政府がきちんと監督することを求めている。

Safety fears over nanocosmetics
The BBC, November 5, 2008


化粧品に限らず、買い物に行くと、
「ナノテクで驚異の○○」とか「ナノ分子配合」などという謳い文句は
あちこちで眼にします。

すると、それが何なのかカラクリなんて、ちっとも分からないまま
「自分たちには理解できないほど進んだ最先端のテクノロジー」が駆使されていて
「だから、モンクなしに素晴らしいのに違いない!」というイメージが
そこはかとなく、くっついてくるのは確か。

やっぱり「科学とテクノロジー」様の前に、我知らず、ひれ伏しているのでしょうか。
2008.11.06 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://spitzibara.blog.2nt.com/tb.php/1087-fa80cc6a