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ワシントン大学はゲイツ財団から巨額の資金提供を受け、
4月に新たな研究機関IHME(the Institute for Health Metrics and Evaluation)を開設しましたが、

IHMEの目的は世界の保健医療のデータを新たな基準によって洗いなおして
その“科学的な”エビデンスによるデータ分析に基づいて
世界の医療資源を最も効果的に分配するための効率的な施策を提言することであり、
ひいてはIHMEのコストパフォーマンス分析をスタンダードとして、
世界の保健医療施策に反映させること。

(“科学的”とはこの場合、貧困など社会的ファクターを無視することのようですが。)

IHMEについては、気になることとして
科学誌LancetがIHMEとのコラボを表明しており、
これに対して「Lancet誌はゲイツ財団に買収されたのか」との批判が出ています。

そのLancet誌のサイトに、いよいよ
IHMEとのコラボによるthe Lancet Global Health Networkがお目見えしました。


冒頭の挨拶部分に書かれているネットワークの目的は
エビデンスを統合し
 新たな分析を行い、
 提言プログラムを立案し、
世界の保健医療と発展への行動に向けた提言を形作る

これはまさに IHME の目的そのもの。

なおIHMEとのコラボについては
上記LancetサイトのCurrent Calls for Evidenceのページ末尾に明記されています。
健康に対する天候の影響研究では英国のロンドン大学とコラボするようです。、


2008.07.01 / Top↑
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