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アルツハイマー病を患う作家のTerry Pratchett氏の
「自殺幇助の希望を個々に審査・承認する委員会の設置を」という提言については
こちらのエントリーで紹介しましたが、

それに対して英国アルツハイマー病協会がコメントを出しました。

英国には認知症を抱えて生きている人が70万人もいて、
その中には終末期の選択肢についていろいろ考える人もいるだろうことは
十分に理解できます。

アルツハイマー病協会としては、死の幇助についても安楽死についても
現在のところ法律改正を支持していません。

認知症の人に必要なのは、本人の選択が可能な、もっと良い終末期ケア、
当たり前の安楽と尊厳が提供されることです。

残念ながら、それどころではないお粗末なケアを受けているという報告ばかりを
本協会は聞いております。

終末期の選択肢について議論したいと望むのはTerry卿に限った事ではありませんが、
Terry卿の見解はきわめて個人的なものです。

終末期の意思決定については認知症患者と介護者が声を上げられることが不可欠です。

この重要な問題に関して会員の意見を反映していけるよう、我々は会員の意見を聞いていきます。



たいへん慎重なもの言いながら、要は、
死んでもいいと認める前に、まず生きるための支援をちゃんとしなさいよ、ということですね。

同感です。


2010.02.03 / Top↑
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