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Diekema医師が1月にCalvin大学で講演を行った時から
解せないなぁ……とひっかかっているのですが、

シアトル子ども病院は去年5月のワシントン大学でのシンポ以降、
Ashleyのケースに関しては完全に沈黙しています。

去年の秋にGunther医師が自殺した際にも、
病院からはコメントすら出てきませんでした。

今年1月のCalvin大学での講演では
Diekema医師が障害のある身内まで引っ張り出して
正当化に奮闘しているというのに、
この時も病院はまったく関与していません。

いつのまにやらAshleyケースの正当化は
Diekema医師個人の問題になってしまったようにすら見えます。

そういえば今回のインタビューに際して
CNNがGunther医師の自殺についての父親の見解に意見を求めても、
病院は返答すらしていません。
今回はDiekema医師も絡んできません。

当ブログ・トップページの「spitzibara仮説」に書いているように、
病院サイドは父親の地位と権力への政治的配慮から、
Ashleyについてのみ特例として内密裏に行ったことであって、
もともと表に出すつもりのない話だったのではないかと
私は考えています。

父親から公表を迫られ、また彼が勝手にブログで何もかも暴露してしまったから
正当化と保身のために病院も同じ立場を装うことを余儀なくされはしたものの、
まさか父親がここまでの勢いで一般化を推し進めようとするとは
病院も予想していなかったのではないでしょうか。

そのことを巡って、Gunther医師の自殺の前後に
病院内部には相当な混乱や葛藤があったのではないかと私は考えてみるのですが、

いずれにせよ、
子ども病院にすればAshley父を持て余したのではないでしょうか。

そして、お調子者のケのあるDiekema医師を人身御供に差し出して、
(または勝手に腰ぎんちゃくをやっているのに任せて?)
あとは巻き込まれることを避けて沈黙している……

……というのは、もちろん私の勝手な推測に過ぎませんが、

しかし、今年に入ってから
Diekema講演、両親のインタビューと大きな動きが続いたにも関わらず、沈黙。
この沈黙はやはり病院がAshleyケースの非倫理性を認識していたことの
何よりの証左とはいえないでしょうか。

Ashleyの件については「やりました、違法でした」と認めて一区切り。
「他の子どもに広げる件については病院は無関係ですよ」と。

が、元はといえば、シアトル子ども病院が一定の判断をして行ったことが
結果的に本来そうなるべきではなかった前例を作ってしまったのです。
病院は責任を痛感すべきでしょう。

父親のブログの12日のアップデートにはOur first interview と銘打ってありました。
これからも匿名のまま、唯一の味方と思える世論に訴えていくつもりのようです。

病院の中から、
この状況を憂い、勇気を持って真実を語る医師は出てこないものでしょうか。
その責任がシアトル子ども病院にはある、と私は思うのですが。
2008.03.15 / Top↑
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