これまでのKatieケースに関する報道によると、
ずいぶん以前からKatieの子宮摘出を望んでいたAlisonに対して
St. John’s病院の婦人科医Phil Robarts医師は
ピルとホルモン注射で対応するよう提案していたといいます。
ずいぶん以前からKatieの子宮摘出を望んでいたAlisonに対して
St. John’s病院の婦人科医Phil Robarts医師は
ピルとホルモン注射で対応するよう提案していたといいます。
ところが去年の8月にAlisonから重ねて要望を受けた際に、
Robarts医師らは応じることにした、とのこと。
Robarts医師らは応じることにした、とのこと。
10月にKatieケースが報道された際には、
Robarts医師はメディアに対して
「過激な医療ではあるが母親の言うことは説得力がある」などと、
実施のためにNHSに法的判断を仰いだというニュアンスでした。
Robarts医師はメディアに対して
「過激な医療ではあるが母親の言うことは説得力がある」などと、
実施のためにNHSに法的判断を仰いだというニュアンスでした。
Times(10月7日)など数紙にも以下のように語っています。
「すでに同僚にも諮ったが、
この状況下では実施を検討するのも理不尽ではないと意見が一致した、
我々には筋の通った主張ができる(make a good case)と思う」
「すでに同僚にも諮ったが、
この状況下では実施を検討するのも理不尽ではないと意見が一致した、
我々には筋の通った主張ができる(make a good case)と思う」
そして今回の報道。
「医療上の理由がある場合しか行わない」
「母親の挙げる理由では手術は正当化されない」
などが却下の理由として挙げられています。
「医療上の理由がある場合しか行わない」
「母親の挙げる理由では手術は正当化されない」
などが却下の理由として挙げられています。
つまり、
Robarts医師らの考えは以下のような変遷をたどったことになるのです。
Robarts医師らの考えは以下のような変遷をたどったことになるのです。
①子宮摘出は行わず、
ピルとホルモン注射で対応するのがよい。
ピルとホルモン注射で対応するのがよい。
↓
②母親の言うことには説得力があるから子宮を摘出したい。
↓
③医療上の理由がないので手術は行わない。
母親の言っている理由では手術は正当化されない。
母親の言っている理由では手術は正当化されない。
なぜ短期間に、
一方の極から真反対の極へ、そしてまたその反対へと
立場が変わったのでしょうか。
一方の極から真反対の極へ、そしてまたその反対へと
立場が変わったのでしょうか。
①から②への転換の理由も
②から③への転換の理由も
Katieのプライバシーを侵さずに説明できるはずですし、
また説明する責任が医師らにはあるのでは?
②から③への転換の理由も
Katieのプライバシーを侵さずに説明できるはずですし、
また説明する責任が医師らにはあるのでは?
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私個人的には、
それまで非としてきたRobarts医師が
なぜ去年8月に突然に子宮摘出は是とスタンスを変えたのかという点を一番知りたい。
それまで非としてきたRobarts医師が
なぜ去年8月に突然に子宮摘出は是とスタンスを変えたのかという点を一番知りたい。
去年8月に、Robarts医師の気持ちを変えさせた出来事が何かあったのかどうか。
Ashley事件の影響があったのかどうか。
Ashley事件の影響があったのかどうか。
あまり知られていないことかもしれませんが、
Alison Thorpe は Ashley 事件と無関係ではありません。
Alison Thorpe は Ashley 事件と無関係ではありません。
Alison とAshley事件の関わりについては以下のエントリーに。
2008.01.20 / Top↑
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