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双極性障害や統合失調症の治療でも
子どもへの抗精神病薬はリスクが大きいというのに、
米国のいくつかの州では、青少年拘留施設で
単なる気分障害や攻撃的な行動の抑制に使われていることが
YouthTodayの調査で明らかに。

Connecticut, Louisiana, NY, Texas, West Virginia州の青少年収監施設での
処方の7割は、FDAが認可している双極性障害でも統合失調症でもなかった。

(医師の判断による適用外処方そのものが認められていないわけではありません)

YouthTodayの調査に対して、
きちんと監督していることを示すことが出来ない州がほとんどで、
問い合わせに答えなかった34州の内16州は回答を拒否。

In Some States, Incarcerated Kids Get Drugged to Alter Behavior, Despite Risks
The ProPublica Blog, October 5, 2010


上記の内容の後、記事は、いわゆる第二世代の抗精神病薬の副作用と
製薬会社の違法マーケッティング問題に触れ、

その後、
当ブログでも去年取り上げた
民間保険の患者に比べて低所得家庭の子どもたちは
カウンセリングよりも安上がりな薬をあてがわれる確率が4倍も高い
という話で締めくくられているので、

後半部分は、
そこに製薬会社のマーケッティング戦略が
関与しているとでも匂わせているのかも。

が、この記事の大問題は、やっぱり、冒頭部分でしょう。
要するに、管理目的の投薬の可能性が示唆されているということでは?

しかも行政も見て見ぬフリで――?

それとも、
処方のうち7割がFDA認可の適用疾病治療ではなかったというのはともかく、
もともと自分では対処しきれない環境で生きていた子どもたちも多いだろうから、
それをカウントしても処方数が子どもの総数に対して異様に多いとか、
そういうこともあるのかどうか、そういうことまで、分からないと何とも言えない――?

そこのところ、ちょっと保留にしつつも、
かなり気になるニュース。
2010.10.06 / Top↑
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