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今年も6月13日から19日、
英国では恒例の介護者週間 Carers Week が行われました。

今年は1700以上の地方組織がイベントを実施。
去年よりも30%も増えたとのこと。

関連の報道記事は期間中の補遺にいくつも拾っています。

私が初めて英国のCarers Weekのことをネットで調べてみた2007年には、
まだ地方紙が地元のケアラーの特集記事を書くくらいだった印象があるのですが、
今年はGuardianが特集記事を書き、BBCも特集番組を作っていて、
なんだか大きなイベントの成長したんだなぁ……と、感慨がありました。
(その間、特に毎年きっちり追いかけたわけではないので、無責任な感慨ですが)

それら補遺で拾った記事の中で、特に以下の表現が印象的に残りました。

finding hidden carers (隠れたケアラーを探し出す)
finding the true face of carers (ケアラーの隠れた顔を探し出す)

実は、前者は、もともと英国政府の全国介護者戦略にも
アウトリーチ型の支援の理念を巡って使われている表現。

そして後者は、ちょっと面白いことに
今年のCarers Weekのテーマが the True Face of Carers なのです。

このテーマ、なかなか深い……と思います。

Carers Weekのサイトには
ケアラーで、介護に関する著書があるHugh Marriottさんという人が
このテーマの理念を、軽妙でありながら心に響く文章で解説しています。

私自身が先日、ケアラー連盟のフォーラムでお話しさせていただいたことにも
そのまま通じていくような気がするので、以下に全訳してみました。

Mariottさんの著書はケアラーが豚のキャラクターに設定されているらしく、
この文章も、「なんでボクが?」という看板をもった豚が描かれ、
ケアラーである豚君の語りとして書かれています。


原文と、これを言っている豚くんのイラストは、以下のリンクにあります。

The True Face of Carers
Carers Week 2011


【7日追記:おことわり】
今朝までこのエントリーに置いていた豚クンの語り全文の仮訳は
「介護保険情報」誌8月号の連載で取り上げることにしたため、
いったん閉じさせていただきました。

8月号の掲載から1カ月経過した後、
掲載された改訂版を改めてエントリーにしたいと思います。

よろしくお願いいたします。
2011.07.08 / Top↑
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