マイケル・ガザニガ GazzanigaのNYTインタビュー。上がビデオ。下が記事。
http://video.nytimes.com/video/2011/10/31/science/100000001142409/michael-gazzaniga.html?nl=todaysheadlines&emc=thab1
http://www.nytimes.com/2011/11/01/science/telling-the-story-of-the-brains-cacophony-of-competing-voices.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha210
【ガザニガについて書いたエントリー】
「認知症患者」は、みんな「末期」なのか?(2007/9/2)
Spitzibaraからパーソン論へのクレーム(2009/8/23)
上の07年9月2日のエントリーを読み返してみたら、ガザニガの「脳の中の倫理」にレベッカ・ドレッサーが引用されていた。ドレッサーはその後、“Ashley療法論争”における重要人物となるUWの学者。例の子ども病院成長抑制WGのメンバーの1人。「我々とは別世界の住人」である重症障害児の医療判断には通常の最善の利益論とは別の「改定・最善の利益」論で、と説いている。ドレッサーもガザニガも認知症患者や重症障害児・者の現実を知らないという点では結局50歩100歩、ただの偏見の塊……と私には見える。
【Rebecca Dresser関連エントリー】
憲法が保障する“基本的権利”をパーソン論で否定する“Ashley療法”論文(2009/10/8)
憲法が保障する“基本的権利”をパーソン論で否定する“Ashley療法”論文(後半)(2009/10/8)
子ども病院成長抑制WGメンバーの正体(2010/12/8)
A事件繋がりのRebecca DresserがMaraachli事件で「コスト懸念で類似の訴訟はこれから増える」(2011/3/17)
―――――
【岐阜】介護者の2割「代わりの人なし」 重症心身障害者、県が初調査:痛すぎる。短期入所でも「サポートブック」でも問題は解決しない。「重症者はずっと親が面倒を見るもの」という集団的な思い込みをどうにかしてほしい。
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20111101/CK2011110102000111.html
日本。身障者ケアホーム 佐世保のホテルの一角に開設。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20111031/02.shtml
ノバルティスからグローバル・ヘルス部門のトップにTrevor Mundel医師を引き抜いたばかりのゲイツ財団が、今度はシアトルのNPO、PATHのトップを引き抜き。グローバル開発部門に。:PATHのサイトへ行ってみたら、なんのことはない、元々ゲイツ財団の下部組織みたいなNPOだった。http://path.org/
http://www.prnewswire.com/news-releases/gates-foundation-names-dr-christopher-elias-to-lead-expanded-global-development-program-132933048.html
米国の男児包皮切除件数は減少傾向。面白いのは記事に「CDCも米国小児学会(AAP)も中立のスタンスを変える様子はないものの、WHOの医師一人とAAPの医師が一人、感染予防効果があると勧めている」という書き方で、WHOのRafael Mazin医師が「世界中の幼児に勧める」との言葉を紹介。AAPの1人の医師とは、もちろんDiekemaで「IHVとHPV感染予防の効果はエビデンスがある」と。WHOもDiekemaもゲイツ財団のオトモダチ。ゲイツ氏はここ数年、包皮切除を安価なHIV感染対策だと考えている。
http://www.omaha.com/article/20111101/LIVEWELL01/711019904
NYTの社説「貧困を罰する」。貧困に追い詰めておいて、その貧困を罰するかのような社会のあり方への疑問。:どこかのツイッターで「貧困の犯罪化」という表現を見たばかり。そういえば昨日拾った「格差を広げてそれが教育格差になるような社会を作っておきながら、その責を負わせて教師を罰するかのような教育改革」にも通じていく話のような……。
http://www.nytimes.com/2011/11/01/opinion/punishing-poverty.html?nl=todaysheadlines&emc=tha211
病院での無用な検査、68億ドルにも上る、との米の調査。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/doctors-estimate-68-billion-in-unnecessary-medical-tests/2011/10/28/gIQANpEXZM_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
ガン検診で間違って陽性と診断されるリスク、検診を過剰に信頼することへの疑念。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/false-positives-show-need-to-adjust-expectations-for-cancer-screening-tests/2011/10/20/gIQASFhzZM_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
http://video.nytimes.com/video/2011/10/31/science/100000001142409/michael-gazzaniga.html?nl=todaysheadlines&emc=thab1
http://www.nytimes.com/2011/11/01/science/telling-the-story-of-the-brains-cacophony-of-competing-voices.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha210
【ガザニガについて書いたエントリー】
「認知症患者」は、みんな「末期」なのか?(2007/9/2)
Spitzibaraからパーソン論へのクレーム(2009/8/23)
上の07年9月2日のエントリーを読み返してみたら、ガザニガの「脳の中の倫理」にレベッカ・ドレッサーが引用されていた。ドレッサーはその後、“Ashley療法論争”における重要人物となるUWの学者。例の子ども病院成長抑制WGのメンバーの1人。「我々とは別世界の住人」である重症障害児の医療判断には通常の最善の利益論とは別の「改定・最善の利益」論で、と説いている。ドレッサーもガザニガも認知症患者や重症障害児・者の現実を知らないという点では結局50歩100歩、ただの偏見の塊……と私には見える。
【Rebecca Dresser関連エントリー】
憲法が保障する“基本的権利”をパーソン論で否定する“Ashley療法”論文(2009/10/8)
憲法が保障する“基本的権利”をパーソン論で否定する“Ashley療法”論文(後半)(2009/10/8)
子ども病院成長抑制WGメンバーの正体(2010/12/8)
A事件繋がりのRebecca DresserがMaraachli事件で「コスト懸念で類似の訴訟はこれから増える」(2011/3/17)
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【岐阜】介護者の2割「代わりの人なし」 重症心身障害者、県が初調査:痛すぎる。短期入所でも「サポートブック」でも問題は解決しない。「重症者はずっと親が面倒を見るもの」という集団的な思い込みをどうにかしてほしい。
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20111101/CK2011110102000111.html
日本。身障者ケアホーム 佐世保のホテルの一角に開設。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20111031/02.shtml
ノバルティスからグローバル・ヘルス部門のトップにTrevor Mundel医師を引き抜いたばかりのゲイツ財団が、今度はシアトルのNPO、PATHのトップを引き抜き。グローバル開発部門に。:PATHのサイトへ行ってみたら、なんのことはない、元々ゲイツ財団の下部組織みたいなNPOだった。http://path.org/
http://www.prnewswire.com/news-releases/gates-foundation-names-dr-christopher-elias-to-lead-expanded-global-development-program-132933048.html
米国の男児包皮切除件数は減少傾向。面白いのは記事に「CDCも米国小児学会(AAP)も中立のスタンスを変える様子はないものの、WHOの医師一人とAAPの医師が一人、感染予防効果があると勧めている」という書き方で、WHOのRafael Mazin医師が「世界中の幼児に勧める」との言葉を紹介。AAPの1人の医師とは、もちろんDiekemaで「IHVとHPV感染予防の効果はエビデンスがある」と。WHOもDiekemaもゲイツ財団のオトモダチ。ゲイツ氏はここ数年、包皮切除を安価なHIV感染対策だと考えている。
http://www.omaha.com/article/20111101/LIVEWELL01/711019904
NYTの社説「貧困を罰する」。貧困に追い詰めておいて、その貧困を罰するかのような社会のあり方への疑問。:どこかのツイッターで「貧困の犯罪化」という表現を見たばかり。そういえば昨日拾った「格差を広げてそれが教育格差になるような社会を作っておきながら、その責を負わせて教師を罰するかのような教育改革」にも通じていく話のような……。
http://www.nytimes.com/2011/11/01/opinion/punishing-poverty.html?nl=todaysheadlines&emc=tha211
病院での無用な検査、68億ドルにも上る、との米の調査。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/doctors-estimate-68-billion-in-unnecessary-medical-tests/2011/10/28/gIQANpEXZM_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
ガン検診で間違って陽性と診断されるリスク、検診を過剰に信頼することへの疑念。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/false-positives-show-need-to-adjust-expectations-for-cancer-screening-tests/2011/10/20/gIQASFhzZM_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
2011.11.03 / Top↑
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