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このケースのことが今朝、朝日新聞のi-PS細胞の安全性に関する記事で触れられていましたが
詳細はなかったので、2月18日のエントリーを以下に再掲。


少年は現在17歳。

どうもイスラエル人らしいのですが、
運動と言語機能に影響するAtaxia Telangiectasiaという遺伝病の治療として
2001年にモスクワの病院で胎性ES細胞を脳と脊髄に3回注射。

最初の注射から4年後に
テルアビブの病院の医師が脳と脊髄にそれぞれ1つずつ腫瘍を見つけた。

いずれも、ちょうどES細胞を注射した場所に出来ていた。

胚や胎児の細胞を利用することの倫理問題とはまた別に
ES細胞治療の安全性に対する懸念も高まること必至。

ちなみに、この治療で少年の遺伝病が改善したかどうかについては「さだかではない」。

Stem cell ‘cure’ boy gets tumour
The BBC, February 18, 2009


2001年の段階で既にそんな治療が実施されていた……ということ自体、衝撃。

それは治療というよりも人体実験だったのでは……?
しかも子どもに……?
2009.03.13 / Top↑
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