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Medical News Today の以下の記事によると
「終末期ケアの改善と患者の選択権を求めて活動するNPO」Compassion & Choices が

終末期医療の「患者中心ケア」基本7原則を提唱。


1.フォーカス。終末期医療は患者のライフ(生命・生・生活・人生)と現在の経験にフォーカスするべし。

2.自己決定。痛み・苦しみの許容範囲は人それぞれ違う。

3.自律(autonomy)。終末期医療に関する決定は自律した患者に始まり自律した患者で終わる。

4.個人的な信条。患者は道徳的な非難を浴びたり政治的な介入を受ける心配をすることなく、自分に深く根付いた価値観と信条に基づいて決定を行うように支援されなければならない。

5.インフォームド・コンセント。有効な決定を行いインフォームドコンセントを与えることができるように、患者には包括的かつ率直な情報が必要である。

6.バランス。患者は命の質と量のバランスを自分で評価し、その評価に基づいて決定を行えるように支援されなければならない。

7.告知。医療提供サイドの方針や信条が終末期の治療に関する患者の希望に影響する可能性がある場合には、患者は前もってそのことをありのままに知らされるべきである。

この7原則が謳っているのは
「自己選択がすべて」という一事なのでは?


Wesley Smithがこのニュースをブログで取り上げて、
C&Cが最終的に目指しているのは「オンデマンドの死」だと批判しています。



この記事の冒頭でSmithが指摘しているのも、
C&C が資金豊かな米国の自殺幇助合法化運動の担い手であること。

当ブログでもWA州の自殺幇助の合法化運動について当たってみた時に、
C&Cが莫大な資金をひっさげて積極的に関与していることを知ったばかりです。

しかし、その同じ団体が
ニュース記事で「終末期ケアを患者の選択権を求めるNPO」として紹介されると、
同じ7原則を読んでも読者の捉え方はずい分と違ってくるでしょう。

これもまた、情報操作と言えば言える……。
最近、日本も含めてメディアにはこういう情報操作が目に付くような気もする……。

……それとも、ニュースを読むに当たっては
背景を懐疑しつつ読まなければならない時代だということかも──?
2009.02.17 / Top↑
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