障害者への虐待を研究しているカナダ Alberta大学のSobsey教授のブログ icad の
1月29日のエントリーによると、
1月29日のエントリーによると、
インドのKerala州で
知的障害のある10代の息子3人の医療費で生活が立ち行かないとして、
父親が地方自治体の長に対して3人への慈悲殺の許可を求めた、と
Times of India が報じたとのこと。
知的障害のある10代の息子3人の医療費で生活が立ち行かないとして、
父親が地方自治体の長に対して3人への慈悲殺の許可を求めた、と
Times of India が報じたとのこと。
Kerala州では
法律改正委員会の報告書が慈悲殺を認めるべきだとの勧告を出したばかりで
法律改正委員会の報告書が慈悲殺を認めるべきだとの勧告を出したばかりで
Sobsey氏は
この父親の行動もこのような動向と無関係ではあるまい、と。
この父親の行動もこのような動向と無関係ではあるまい、と。
自治体では
3人が必要な治療を受けられるように全力を尽くす、
そのために様々なNGOと協議を始めた、と。
3人が必要な治療を受けられるように全力を尽くす、
そのために様々なNGOと協議を始めた、と。
しかし、これは、どう考えても
息子たちへの”慈悲”ではなく親への”慈悲”という文脈であって、
息子たちへの”慈悲”ではなく親への”慈悲”という文脈であって、
ただ、インドの貧困層のただ事でない貧困ぶりは親の責任とも言えないかもしれず、
そういう国でこれから慈悲殺が認められていくのだとすれば、
それは地方自治体や国家のための”慈悲”殺……ということになるのでは?
それは地方自治体や国家のための”慈悲”殺……ということになるのでは?
2009.02.16 / Top↑
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