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米国では昨年夏に高等教育機会法が議会を通過し
(the Higher Education Opportunity Act)
12月には百万ドル単位の連邦政府からの助成金が決まったことにより、

知的障害者の大学教育へのアクセスを支援するプログラムが全米で急増中で
現在150のプログラムが存在するとのこと。

College Is Possible for Students With Intellectual Disabilities
New support programs and federal funds can help students with intellectual disabilities
The U.S. News, February 13, 2009


マサチューセッツ大学ボストン校 Institute for Community Inclusion では
この助成金を使って全国初の知的障害者の高等教育推進に向けたセンターを設立し
同時に研究協議会を作る予定とのこと。

上記リンクから同大学のICIのサイトを覗いてみたところ、
今年の1月に以下の研究結果がまとめられており、


高校卒業後の高等教育に参加した知的障害者の方が
そうでない場合に比べて職業訓練後の就労に繋がる確率が26%高い、
週の収入では73%も高いことなどが明らかに。

      ―――――

MNDの記事の中でモデルケースとして紹介されている
Massachusetts Bay Community College
The Inclusive Concurrent Enrollment Program では、

知的障害のある学生は1セメスターに1ないし2の授業を取り、
週に2,3日大学に通う。

授業は完全なインクルーシブで、知的障害のある学生には個別の支援が提供される。

背景として、米国のIDEA(障害児・者教育法)では
21歳または22歳までの個別プランによる教育に資金が提供されることも。

      ―――――

高校卒業後の高等教育を望む知的障害者に情報提供を行っているサイト、ThinkCollege. Netはこちら

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日本でも、各種取り組みが始まりつつあるようです。

障害者問題研究 第35巻第1号(通巻129号)
特集 大学における特別な教育ニーズへの対応
2007年5月25日発行
2009.02.16 / Top↑
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