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去年12月に、
安心して老いられる社会をめざすネットワーク
「介護保険を維持・発展させる1000万人の輪」というのが創設されたそうだ。

共同代表は
樋口恵子(高齢社会をよくする女性の会代表)
白澤政和(大阪市立大学大学院教授)
高見国生(認知症の人と家族の会代表理事)

その設立総会のことは
以下の白澤教授のブログに書かれている。

「介護保険を持続・発展させる1000万人の輪」設立総会について
ソーシャルワークのTOMORROW LAND・・・白澤政和のブログ(2008/12/22)


実は手元の「介護保険情報」2月号にも総会を取材した記事があって、
前のエントリーで紹介した英国の社会福祉状況報告書の周辺を当たっていたタイミングで
たまたま目にしたから、余計におかしかったのかもしれないのだけれど、

その設立総会の鼎談「介護保険をどう変えるか」での樋口恵子さんの発言がおもしろい。
(いつもおもしろい人みたいなのだけど)

まず、大きくうなずきつつ読み、
次にニヤリとしたと思う間もなく
今度はブッと噴出してしまって、
その後で、煙に巻かれてワケがわからなくなる……というか……。

その部分を記事から抜き出しみると、

また、2007年あたりから介護を理由に離職する人が増えており、
その数は14万人に達しているという。
私たちは要介護者の生活を支えるだけでなく、
介護者の人生にも目を向けるべきではないか。
(よくぞ、よくぞ、言ってくださいましたっ!!)
介護によって人生の夢を失うことなく、
介護保険があることによって夢を再構築できるような制度に
していかなければならない。

介護保険を含めた社会保障における“関が原の合戦”は始まったばかり。
近々行われる選挙は大きな合戦場になる。
それまでに私たちは利害関係を超えて団結する必要があるが、
無理して全面的に手をつながなくてもいい。
“いったん接着主義”で端と端が手をつなげば大きな輪になる。
“介護1000万人の輪”とは、そうした意味でもある。
大切なのは市民が自立して国に先手を打つことではないだろうか。

最後のところで煙に巻かれてワケがわからなくなったので
あはは……と笑って読み過ごそうとページを綴じたところで、

ふっと

今日の午前中にYahoo!で見かけた
こちらのニュースが頭によみがえり、笑顔が凍り付いてしまった。

2009.02.05 / Top↑
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