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巨大製薬会社 Pfizer社による抗生物質の違法な実験に我が子が使われたとして
ナイジェリアの家族が起こしていた2つの訴訟で

これまで下級裁判所は、
国外で起こった事件なので訴訟を起こすならナイジェリアで、と訴えを退けてきましたが、

このたびNew Yorkの周回上訴裁判所は訴訟手続きを認めたとのこと。

本人にはまったく知らせずに重病の子どもたちに実験段階の薬を投与、
1996年の臨床実験では11人が死亡。
ほかに脳損傷を負った子どもや
重症の関節炎になった子もいるとのこと。

海外での違法行為で訴えられている米国の企業は他にもあり、
今回の決定は重要な前例となったと担当弁護士ら。



まずは明るいニュースではあるのだけど、
その背景を考えれば、

グローバリゼーションとは
世界中の強い者たちが
見えにくい場所にいる一番弱い者をわざわざ探し出しては、
その見えにくさと弱さとにつけこんで
他の場所や他の人にはできないようは卑劣なやり方で
物のように利用し踏みにじり、顧みないで棄て去ること???

つまり人を人とも思わない能力が
グローバル時代の企業に求められる国際競争力???

……と心が重くなるニュースでも。


これまで当ブログでも
以下のようなニュースを見るたびに頭に浮かんだのは
ナイジェリアでPfizerがやったようなことが起こっているのではないかという懸念。



それにしても、重症障害児という、
世の中の目には触れにくいところにいて
親や医師のすることに全く抵抗する術を持たない子どもたちが
ただ思い通りにできる存在だというだけでホルモンをどかどか投与されたり
健康な臓器を採るために体にメスを入れられたりって

こういうのと全く同じなんじゃないかと私にはどうしても重なってしまう。
2009.02.01 / Top↑
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