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Kevorkian医師の半生を描いた映画 You Don’t Know Jackは24日に公開らしい。主演のPacinoはリサーチはしたけど本人には敢えて会わなかったとのこと。
http://www.orilliapacket.com/ArticleDisplay.aspx?e=2531347

CNNのAnderson CooperがJack Kevorkian医師に出獄後初のインタビューをしたとか。:映画のプロモ。
http://www.hollywoodnews.com/2010/04/13/anderson-cooper-giving-1st-post-prison-interview-to-dr-jack-kevorkian/

Nebraska州で妊娠20週以降の中絶を禁じる法律が成立。それ以降の胎児は苦痛を感じる能力を有するため、という理由は米国初で、法律的にも科学的にも論議を呼びそうだ、と。
http://www.nytimes.com/2010/04/14/us/14abortion.html?th&emc=th

2歳で双極性障害を診断されて、強い薬を複数処方され、その薬を親が子どもを大人しくさせるための簡単解決に使ったオーバードースで亡くなったRebecca Rileyちゃん事件の日本語続報。Kebichan55さんのブログで。記事タイトルは「日本のBiederman博士?」。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/50500046.html

遺伝性の聾の遺伝子が見つかった。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8610136.stm

Baby P事件の後、英国ではソーシャルワーカーの怠慢が批判され、逆に保身のために子どもを親から引き離して施設に入れることにばかり熱心になっている、と新たに家裁の責任者となった判事が批判。
http://business.timesonline.co.uk/tol/business/law/article7095791.ece

英国労働党のマニフェスト。増税はせず改革を進める、と。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/election_2010/8614661.stm

ヴァチカンの児童虐待スキャンダル。枢機卿が虐待の原因は僧侶の禁欲生活ではなく同性愛だと語って、非難が巻き起こっている。
http://www.guardian.co.uk/world/2010/apr/12/vatican-guidance-abuse-police
http://link.timesonline.co.uk/r/0GE68UO/65D3/EHVVM/75RA/C43TS/OS/h
http://www.guardian.co.uk/world/2010/apr/13/vatican-homosexuality-paedophilia-claim-condemned

空港の身体スキャナーに英国人の8割は賛成
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/8617144.stm

Googleの子どもの健康サイトで、子どもの症状を入力して出てくるアドバイスは適切ではない、と科学者。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8611045.stm
2010.04.14 / Top↑
2008年9月にDignitasで自殺した英国の裕福な未亡人
Kathleen Dobsonさん(74)の死を巡って、

Dignitasには親族一同の同意文書が提出されているが
自分は母親の意図については全く知らなかったし、同意もしていない、
文書は母親の死後になって初めて送られてきたものだ、

母親はターミナルな病気ではなく、リューマチでウツ状態だっただけなのだから
知っていたら止めていた、と3男の Robert Carlton氏が疑問を呈し、警察が捜査を開始。

氏は
母親は介護を賄うだけの資金を十分持っていたし、
年齢相応の痛みがあっただけでQOLもそれほど低くはなかった、
08年6月にバンガローを弟に残すと遺書を書き変えたのもおかしい、
死の直前に母親と話した時にも遺書の話もスイスへの旅行の話も出なかった、と
暗に、母親はみずからの意思とは別に自殺に導かれたとほのめかしている模様。

またDobsonさんの10年来の友人も、
Dobsonさん自身がスイスへの旅行については何も知らなかったと
Telegraphのインタビューに答え、同様の疑念がある様子。



こういう事件は、不可避のような気がする。
警察の捜査の行方に注目しておきたい。


2010.04.14 / Top↑
NHSの官僚は患者を放っておいて自分たちのケアばかりだ、と。
http://www.telegraph.co.uk/health/7569995/NHS-bureaucrats-care-for-themselves-not-the-patients.html

テネシー州の女性が養子にしたロシア人の7歳の男児が、一人で飛行機に乗せられてロシアに送り返された。男児に情緒上の問題があり、家族の安全が脅かされるので、もう一切のかかわりを持ちたくない、とのメモを持って。ロシア政府は、セーフガードが作られるまで米国人によるロシア人の養子縁組を中止する、と。:2年くらい前に、確かオーストラリア(だったと思うけど?)の外交官夫妻がアジアから養子にした子どもを「返却」したいと言いだして、家政婦から「育児も差別的だった」などと暴露されたり、非難ごうごう浴びた事件を連載で書いたことがあった。
http://www.nytimes.com/2010/04/10/world/europe/10russia.html?th&emc=th
2010.04.10 / Top↑
Compassion & Choiceの発表で、
モンタナ州最高裁の去年の判決からこちら、
少なくとも1人が、医師による自殺幇助(PAS)を受けて死亡。

これまでに致死薬を処方された人の人数は公表しない、と。

OregonやWashington州のように
尊厳死法による所定の手続きを定めているわけではなく、
現行法のままで特に違法と認めないという判決だったので、
州当局が実態を把握することが難しい。

しかし一方で、最高裁によって起訴が否定されたわけでもない、とも。



なんで州当局が把握できない実態をC&Cが掴んでいるのか。

また、致死薬を処方された人の人数を
公開するかしないかが、なんでC&Cの勝手な判断になるのか。

C&Cの活動実態とは、一体どういうものなのか。

自殺幇助の情報提供・窓口・仲介・あっせんを一手に引き受けているのでもなければ、
そんな実態をどうして把握できるというのか。



2010.04.10 / Top↑
ちょっと記事そのものは当たれていないのですが(この後、出てきたらリンクします)

選挙戦が始まった(と思う)英国で保守党のCameron党首が
自殺幇助の合法化には抵抗すると表明したとのこと。

以下は、それを歓迎するジャーナリストのコラム。
Oregon州メディケアの「抗がん剤はダメだけど自殺幇助なら給付」の事例が紹介され
水門が切られたら「死は義務になる」と。

労働党のBrown首相はかねて合法化に反対しているので、
まずは、よいニュースとして、とり急ぎ。



この記事の中には、ちょっと面白い指摘もあって、

なぜ自殺幇助合法化の闘士たちには女性が多いのだろう?
また、なぜ彼女たちのパートナーはそういう話にニコニコしているのだろう?」

私は、うっかり、これを読むまで、このことに気づいていなかったので、
ハッとさせられて、確かにそうだ……と思いました。

で、ちょうど数日前に川口有美子氏の「逝かない身体」で読んだ
数行が思い出されました。

ALSの患者さんたちが呼吸器をつける選択には
公的介護保障や、地域の医療体制や、家族の介護体制や、いざ選択が訪れた時の状況や、
さまざまな要因があって、それぞれの選択は非常に複雑で難しいという話が
何度も語られる、この本の、ごく終わり近くで、

医療も介護も十分に受けられない地域で、
昼間はだれも見守る人がいない家庭環境にある40代女性の
「呼吸器はつけない」という選択が語られる。

その人のことを書いた部分に、
著者が出会った多くの女性も、この人と同じようだった、と語られるくだりがある。

家事一切ができなくなり、かえって家族に迷惑をかけてしまうのなら、死んだ方がましだという母親の覚悟もわからないでもない。だが母親の存在理由はそんなもんじゃないと一方では思う。患者も家族も、慣れれば別の生き方も見えてくるはずだと。

自分の介護を、家族、特にわが娘にさせたくないという女性患者が多いのは、介護は娘の、特に所得のない未婚の娘の仕事であるとされてしまうことが多いからだ。社会が、というよりもむしろ狭い家族という親密な間柄で、無償の仕事は自動的にもっとも弱い立場の女性に分担されてしまう。
(p.228)

そして、
……個人の意思決定の前に、同じ国のなかでも、生きられる場所とそうでない場所、生きやすい性と生きがたい性があった。このことに私たちはもっと敏感になるべきではないだろうか。
(P.230)


そういえば、柳澤桂子氏も多田富雄氏との対談の中で
妻の方が介護を受ける身になった苦痛を切々と訴えていた。
その訴えの悲痛さもだけど、それが多田氏にはまったく伝わっていかないで
誰にも受け止められなかった柳澤氏の辛さの訴えが宙ぶらりんになったまま、
妻の介護を当たり前として受けている多田氏によって話がさっさと進められていくのが
読んでいて、とても切なかった。

臓器移植の問題でもドナーには女性が多いことが指摘されている。
「親からの臓器提供は当たり前」という論文でも、
親はいつの間にか she で受けられていた。


2010.04.09 / Top↑