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日本語。報道ステーション(2012. 9.11)全文書き
http://matome.naver.jp/odai/2134737448507517001

日本。石原伸晃氏がテレビ番組でネットスラングを――。ツイッターで物議を醸す。
http://news.livedoor.com/article/detail/6944489/

日本。石原幹事長、汚染土「福島の第1サティアンへ」:すっごく不思議なんだけど、どうしてメディアは「社会保障削減策として尊厳死に言及」という話題だけは触れようとしない? それに、ここまで悪質な失言が続いている人物がどうして今だに自民党総裁候補でいられるのか、さっぱり分からない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00001314-yom-pol

障害者支援の現場にいる人に、ぜひとも読んでいただきたいブログ友yaguchiさんのエントリー。「「はた」と気づいたこと」。「あまりにも当事者が不在すぎるのだ。今も昔も障害や慢性の病がある人とない人との生活感覚や置かれている状況に差がありすぎるのだ」
http://cscanary.at.webry.info/201209/article_7.html

11月に自殺幇助合法化の住民投票が予定されているMA州で、宗教関係の団体が賛否をめぐって分断されている。
http://www.boston.com/news/local/massachusetts/2012/09/10/massachusetts-religious-communities-divided-over-doctor-assisted-suicide-measure/ikBnYCIoGubXvwdlRUSYlJ/story.html

米国の子供5人に1人が貧困状態。
http://www.guardian.co.uk/business/2012/sep/12/us-census-figures-children-poverty

英国ではプライマリー・ケアの現場が崩壊寸前。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/sep/13/acute-hospital-care-brink-collapse-doctors

マラリアに感染しにくい遺伝形質をさぐってワクチン開発に役立てようとの研究。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/250147.php

幹細胞から作った組織による子どもへの気管移植、2年経って経過は良好。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2812%2960737-5/fulltext?elsca1=ETOC-LANCET&elsca2=email&elsca3=E24A35F
2012.09.15 / Top↑
英国で、50代と見られるダウン症の男性AWAさん(仮名)が、
入院した2つの病院で立てつづけに、障害を理由に、
本人にも家族にも無断で、DNR(蘇生無用)指定にされて、

男性の親族が、
2つ目の病院を訴えている。


AWAさんは両親が50年間世話をした後に
2010年暮れに入所施設に入った。

2011年8月に胃ろうの修正で入院し、
9月にも同じく胃ろうの不具合で再入院。

退院時に、カバンの荷物に紛れ込んでいたDNR指定用紙を
介護職員が見つけた。

施設が「地域の知的障害看護師」に通報し、
看護師が病院に電話をして担当医を問い詰めたところ、
医師の返事はだいたい;

この年齢のダウン症候群の人だと、限られた資源でもあり、
ダウン症の人は一般よりも早く老化するし、心臓にも問題があるし……といったものだった。

その後、AWAさんはKentの別の病院に肺炎で入院。
ここでもDNR指定を取り消してもらうには
先の看護師が交渉しなければならなかったという。

今回、訴えられているのはこちらの病院。

AWAさんのDNR指定の用紙には理由として
「ダウン症候群」「嚥下不能(AWAさんは胃ろうだった)」「寝たきり」「知的障害」が
挙げられていたという。

担当医はAWAさんには十分な知的能力がないと判断したため
この指定について患者本人とは話をしておらず、
「連絡がつかない(unavailable)」と理由で近親者にも知らせていなかった。

(記事に一か所、「認知症もある」との記述があるのだけど、
それ以外のところでは一切言及がなく、上記の「理由」にも含まれておらず
その辺りの事情が、ちょっと、よく分からない)

DNR指定を家族に連絡したかどうかを記入する欄は、空欄のままだった。

なお、AWAさんは現在も生きていて、
入所施設で暮らしている。


担当の弁護士事務所では
「ダウン症と知的障害を理由に
救命治療を差し控えるなんて、もう明らかな差別です」

以前、知的障害者への医療差別についてオンブズマンの報告書をまとめたMencapでは、
「深刻な問題です。……組織的差別です」

なお、2カ月後には
Addenbrooke病院で亡くなったJanet TraceyさんのDNR指定をめぐる訴訟で、
ロンドンの高等裁判所が法的調査を行うことになっているとのこと。

Janet Traceyさんの事件についてはこちらに ↓
「本人にも家族にも知らせず“蘇生無用”はやめて一律のガイドライン作れ、と英国で訴訟(2011/9/15)


Family of Down’s patient sue hospital over DNR order
The Guardian, September 13, 2012


英国では、ここ数年、
本人にも家族にも知らせずに一方的にDNR指定がされるケースが激増している ↓
“終末期”プロトコルの機械的適用で「さっさと脱水・死ぬまで鎮静」(英)(2009/9/10)
肺炎の脳性まひ男性に、家族に知らせずDNR指定(英)(2011/8/3)
高齢者の入院時にカルテに「蘇生無用」ルーティーンで(英)(2011/10/18)
高齢者には食事介助も水分補給もナースコールもなし、カルテには家族も知らない「蘇生無用」……英国の医療(2011/11/14)
ケアホーム入所者に無断でDNR指定、NHSトラストが家族に謝罪(英)(2012/5/8)


Mencapの調査と批判についてはこちら ↓
「医療における障害への偏見が死につながった」オンブズマンが改善を勧告(2009/3/31)
オンブズマン報告書を読んでみた:知的障害者に対する医療ネグレクト
Markのケース:知的障害者への偏見による医療過失
Martinのケース:知的障害者への偏見による医療過失
「NHSは助かるはずの知的障害者を組織的差別で死なせている」とMencap(2012/1/3)


米国の実態はこちら ↓
障害者への医療の切り捨て実態 7例(米)(2012/6/26)


心肺蘇生をめぐる生命倫理の議論についてはこちら ↓
「無益な心肺蘇生は常に間違いなのか?」とTroug医師(2010/3/4)
「医師は患者本人の同意なしにDNR指定してもよいか」Bernat論文(2012/4/11)
加藤太喜子「『医学的無益』はいかなる場面で有効な概念か」メモ(2012/5/9)
2012.09.15 / Top↑
事件が起きたのは2010年10月2日。

カンザス州 Libertyで会計士事務所の前経営者
William Van Noteさん(67)と女友達(内縁の妻?)Sharon Dicksonさん(59)が、
自宅に侵入した何者かに銃で撃たれた。刺されてもいた。

Sharon Dicksonさんはその場で死亡。
Van Noteさんは傷を負いながら救急通報をして、病院に搬送された。

数日後に、Van Note さんが治療を受けている病院に、
弁護士をやっているVan Noteさんの娘がやってきた。

父親がサインした事前指示書を持っていた。
そこには延命治療は望まないと書かれていた。

病院はそれを受けて救命の努力を中止し、
Van Noteさんは何者かの襲撃を受けて4日後の10月6日に息を引き取った。

それから2年――。

警察は、Van Noteさんはその事前指示書には署名しておらず、
娘が偽造した文書だったことが判明した、と言っている。

そればかりではなく、
Van Noteさんを撃ち、刺したのも娘のSusan Elizabethだったという疑惑まで持ち上がっている。

共犯者も2人いるらしい。

Camden郡の検察官は
自分の法律家としてのキャリアの中でも
偽造事前指示書で殺人容疑なんて事件は初めてだと言っている。

Lawyer charged in father’s death may have forged signature on lifesaving measures
The Kansas City, September 10, 2012


へんてこな事件、と言えばそうだけど、
でも、ここには案外に重大な問題が浮き彫りになっている気がする。

もともと
密室である家族介護での自殺幇助事件で、
どうやって殺人ではなく自殺幇助だと証明できるんだろう、
……という疑問が、私にはずっとある。

なんだか、妻を介護している夫が
「妻が死にたいと言ったから手伝いました」といって
自殺幇助で不起訴になるケースって、この頃やたらと多いんだよね……。

今日もNZでそういうケースが報道されていたし。

http://tvnz.co.nz/national-news/no-conviction-man-assisted-wife-s-suicide-5079028
http://www.stuff.co.nz/national/crime/7674033/Assisted-suicide-ruling-common-sense
2012.09.15 / Top↑
日本。この文脈で何がどう「誤解」なのか? (ブログ Lessorの日記) 報ステ石原伸晃ナマポ尊厳死発言―2012年9月11日:昨夜リアルタイムで見て、開いた口がふさがらなかった。「社会保障費を削減するために、年寄りは尊厳死でどんどん死んでください、あ、もちろん自己決定としてね」って意味で言ったよね。あの人は昨夜。あそこで。でもって、なんというか、口をきけばきくだけ「ボクな~んも考えてませ~ん」と底が割れていくような話ばっかだった。
http://d.hatena.ne.jp/lessor/20120911/1347382542

Wesley SmithがWHOが出した自殺予防ガイドラインを取り上げて、世界に広がる安楽死/自殺幇助合法化正当化議論との齟齬を突いて見せている。:Smithは前からこれをしきりに書いているけど、私もまったくその通りだと思う。
http://www.firstthings.com/blogs/secondhandsmoke/2012/09/11/assisted-suicide-interferes-with-suicide-prevention/

英国医師会BMAの新しい代理会長(? deputy chair)Kailash Chand医師は、強力な安楽死・自殺幇助合法化論者。
http://www.nationalrighttolifenews.org/news/2012/09/british-medical-association-council-elects-strong-advocate-of-euthanasia-and-assisted-suicide-as-new-deputy-chair/

日本。命の価値は…重度障害者の男児死亡事故で提訴:これも昨日、報道ステーションでやっていたニュース。タイトルが気に入らない。記事本文にはそういう意味の記述はまったくないし、両親はそんなことを考えているとも思えないのに。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220911056.html

イリノイ州で、高齢者が中心のナーシング・ホームに障害児・者が入れられることの是非をめぐる議論が起きている。
http://blog.levinperconti.com/2012/09/sending_children_with_disabili.html

英国の介護者支援チャリティ the Association of Carersの25年間。
http://www.hastingsobserver.co.uk/news/local-news/charity-s-25-years-of-caring-for-the-carers-1-4236623

オーストラリア議会に 従業員が100人以上の企業に男女平等な扱いを義務付ける法案 Workplace Gender Equality Actが提出され、下院を通過。今週上院に。男性も育児できるように、という狙いも。
http://www.smh.com.au/opinion/political-news/laws-to-allow-more-men-to-be-primary-carers-20120910-25ofw.html

例の歩行補強ロボットHALなんかのことじゃないかと思うのだけど、NYTに装着型ロボットについて。「障害者を歩かせたり、人間の体を超人にするための装着型ロボット」
New Breed of Robotics Aims to Help People Walk Again: Several companies and research labs are working on wearable robots to help disabled people walk or to make the human body superhuman.

【介護ロボット関連エントリー】
「サイボーグ患者宣言」(2008/6/19)
自動排泄処理装置・シャワーシステムベッド(2008/10/15)
「尿吸飲ロボ」から“QALY時代の排泄ケア”を想像してしまった……(2010/2/20)
「洗車機とUFOキャッチャーでおむつ交換ロボットできる」と言う工学者の無知(2010/4/5)


子育てを担うじいちゃん、ばあちゃんが増えている。:これも世界に広がる貧困の余波。でも大丈夫、育児ロボットだってちゃんと開発中です? ⇒NECが開発するチャイルドケアロボットPaPeRo(2009/2/23)
http://www.medicalnewstoday.com/releases/249990.php

「監視社会」として有名な英国だけど、学校のトイレや更衣室にまで監視カメラが設置されていたりするとな。
http://www.guardian.co.uk/world/2012/sep/11/cctv-cameras-school-changing-rooms?CMP=EMCNEWEML1355

これは聞き捨てならないニュース。子宮がん検診は、メリットがないばかりか有害な手術や合併症に繋がっている、という新たなエビデンス。
False Promises on Ovarian Cancer: New evidence on screening tests is disturbing. The tests provide no gain, but can lead to harmful surgeries and complications.

ジャンク・フードがアルツハイマー病の原因となっているという説が出てきている。
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2012/sep/10/alzheimers-junk-food-catastrophic-effect?CMP=EMCNEWEML1355

日本語。サプリメントで自閉症の一部症状、改善の可能性 米研究:こういう研究の資金って、どういうところから出ているのかしら。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2899896/9490958

途上国で違法薬物の使用が増えている。ヘロインとかコカインから、トレンドは処方薬の濫用へ。またインドでは中流層に人造アヘンの中毒者が増えているらしい。:途上国は、先進国のビッグ・ファーマの無法な人体実験場と化しているということを考えると、さもありなんという話ではある。
http://www.guardian.co.uk/world/2010/jun/23/illicit-drugs-growth-developing-nations
http://www.guardian.co.uk/world/2012/sep/10/india-synthetic-drug-new-user

【関連エントリー】
ファイザー製薬ナイジェリアの子どもに違法な治験、11人が死亡(2009/2/1)
ゲイツ財団がコークとマックに投資することの怪、そこから見えてくるもの(2011/3/9)
2012.09.15 / Top↑
去年、
あまりに希望のない話題ばかり拾うこのブログの空気の入れ替えにと、
「美しい文章」というエントリー・シリーズを思いつき、
2つほど書いて、それきり忘れていたのだけれど、

「短編復活」(集英社文庫)というのを買ってみたら、
前に図書館で借りて読んだことのある清水氏の作品が収録されていて、
「ああ、あれね」と思いつつ、またも大いに楽しませてもらった。

で、

これは「美しい文章」というよりも、
達人の、なんとも見事な技――。

「苦労判官大変記」の冒頭5行を。
(タイトルは書き間違いではありませぬ)

京の五条の橋の上。
月の明るい夜、その橋の上を、白い直垂を着た姿美しい若武者が、笛を吹きつつ渡っていた。
女の着物のような薄衣を肩にかけ、目にもあでやかななりをして、しかも横笛を見事に吹いているのである。どう考えてもバカである。


ぶははっ。

やっぱ、この鮮やかな落とし方は、
「美しい文章」だよね。これも――。



【その他の「美しい文章」エントリー】
美しい文章 1:井上ひさし「手鎖心中」(2011/6/18)
美しい文章 2:須賀敦子「ヴェネツィアの宿」(2011/7/28)
2012.09.15 / Top↑
オーストラリアのNSW州で、自殺幇助合法化法案 the Right s of the Terminally Ill Billが提出された。
http://www.onlineopinion.com.au/view.asp?article=14092

8日に英国の新・保健省副大臣がPASに反対しつつ近親者の自殺幇助に「もっと正直な議論を」のエントリーで書いた副大臣、Anna Soubry氏に対して、野党から自殺幇助へと法改正を説いたことへの批判と辞任を求める声。
http://www.dailymail.co.uk/debate/article-2200766/Shes-foul-mouthed-attention-seeking-new-Health-Ministers-views-assisted-suicide-truly-disturbing.html
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2200462/Assisted-suicide-row-Minister-resign-backs-changing-law.html

英国でケア・ホーム入所者がホームのケアの質を評価する新たな試み。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/sep/09/care-homes-ratings-survey-watchdog?CMP=EMCNEWEML1355

自傷行為のある人の自殺防止のための方法論と遺族支援の調査研究のため150万ポンドの予算。:前にWesley Smithが書いていたと思うけど、重症障害さえなければ自殺は予防すべきことなのに、重症障害があるとなったとたんに自殺が「自己決定権」になるというのも、確かに妙な話。予防がお金になる自殺と、自殺してもらうことの方がおカネを浮かせることのできる自殺、という線引きなのかと、やっぱり勘ぐってしまう。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/sep/10/suicide-prevention-strategy?CMP=EMCNEWEML1355

日本語。ダウン症の息子を連れた夫婦が飛行機への搭乗を拒否される/航空会社への批判が殺到(米):エコノミー・クラスに乗るには、これまで何の問題もなかったんだそうな。ファースト・クラスにグレードアップした途端に。:この問題は08年にも論争になったことがありました。以下にリンク。
http://rocketnews24.com/2012/09/10/246201/

【関連エントリー】
自閉症親子、飛行機から降ろされる(米)(2008/6/27)
教会が自閉症児締め出し、裁判所も認める(米)(2008/7/2)
アル自閉症児の母親の飛行機利用心得(2008/7/3)


パラリンピックを機に、スポーツジムを障害者にも使いやすいようバリアフリーに、との声が高まっている。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/sep/10/gym-access-disabled-people-campaigners?CMP=EMCNEWEML1355

中国の平和賞の候補者にビル・ゲイツ。:中国との縁には浅からぬものがあるからね。そういえば最近も次世代原発開発でパートナーとして手を結んだんじゃなかったっけか。
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5iBQP11j9d-92oykDqt4ImclVxmGQ?docId=0084b73de6784c799c565875562ee2ae

Save the Childrenのキャンペーンを機に、英国で子どもの貧困問題がクローズアップされつつある。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/sep/09/what-poverty-means-to-children?CMP=EMCNEWEML1355

カリブ海のサンゴ礁に絶滅の危機。
http://www.guardian.co.uk/environment/2012/sep/10/caribbean-coral-reefs-collapse-environment?CMP=EMCNEWEML1355
2012.09.15 / Top↑