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7月8日から12日の4日間で、なんとグリーンランドの氷の97%が溶けた! NASAの科学者はモニターでこの画像データを見た時に、あまりのことに衛星の解析ミスだと思ったとか。でも現実だった。衝撃画像の写真あり。
http://www.guardian.co.uk/environment/2012/jul/24/greenland-ice-sheet-thaw-nasa

ビル・ゲイツが、ワシントンで開催されているエイズ国際会議で、ワクチンで予防を、と演説。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/scientists-hunting-for-an-aids-vaccine-may-be-getting-close/2012/07/23/gJQA9TJt4W_story.html
http://www.mmail.com.my/story/gates-urges-more-tools-vaccine-end-aids-23757

それに合わせたかのように、エイズワクチンを研究している科学者らから、ワクチン開発もいよいよ見えてきたぞ、とのアナウンス。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/scientists-hunting-for-an-aids-vaccine-may-be-getting-close/2012/07/23/gJQA9TJt4W_story.html

オバマ大統領がそのエイズ会議に欠席して、活動家らを怒らせたらしい。:世界中どこの国に行っても、もしかしたら今やビル・ゲイツの方が米国大統領よりも手厚く迎えられているのかも。なにしろゲイツ氏がどこの国で要人の誰と会談したというニュースは実に頻繁に流れていて、それを見るだけでゲイツ氏の移動状況が把握できるほど。
http://www.bloomberg.com/news/2012-07-25/obama-skipping-aids-conference-for-campaign-draws-activists-ire.html

肥料があまり要らないGM農産物の開発で、ゲイツ財団から英国の科学者グループに1000万ドル。
http://www.thescottishfarmer.co.uk/news/gates-grants-gm-crop-cash.18194217

上記ニュースを受け、「GMO優生学:ビル・ゲイツがアフリカの遺伝子コントロールを狙っている」というカナダの新聞の記事。肥料が要らないから途上国の農業生産量が上がる、と言うが、実際には米国でもGM農業で収穫が増えていないし、最終的にはアフリカでもモンサントの進出で多くの農夫が食い詰めているインドと同じことが起こる、との警告。
http://www.agoracosmopolitan.com/news/nature/2012/07/24/4262.html

【関連エントリー】
ゲイツ財団がインドで目論んでいるのはワクチン普及だけでなくGM農業改革も(2011/4/16)
「アグリビジネス」の後ろにはワクチン推進と同じ構図が見える(2011/10/5)
“大型ハイテクGM強欲ひとでなし農業”を巡る、ゲイツ財団、モンサント、米国政府、AGRAの繋がり(2011/10/27)


日本語。遺伝子組み換え蚊でデング熱に対抗、ブラジルに「蚊」農場。:この研究、たしかゲイツ財団も資金を出していたと思う。
http://www.cnn.co.jp/world/30007332.html?tag=rcol;editorSelect

世界中のスーパー・リッチがグローバルなレベルのあの手この手で税金逃れ。その総額は21兆ドルから、もしかしたら32兆ドルと、米国経済すら超える額が世界中で隠し財産となっている。それらに課税がきちんと行われたとすると、アフリカの一部の経済が自立することも可能だろうし、ヨーロッパの経済危機だって終わらせられるかも。これだから富はいくらあっても下々に流れてはこないわけよ、と。:これ、このまえ朝日新聞が特集を組んでいた話題。経済不況はとっくに各国政府の失策なんていうレベルの話じゃない、というのはずっと前から思ってた。
http://www.guardian.co.uk/business/2012/jul/21/offshore-wealth-global-economy-tax-havens?CMP=EMCNEWEML1355

【関連エントリー】
事業仕分けの科学研究予算問題から考えること(2009/12/12)
「必要を創り出すプロセスがショーバイのキモ」時代と「次世代ワクチン・カンファ」(2010/5/29)
“プロザック時代”の終焉からグローバル慈善ネオリベ資本主義を考える(2011/6/15)


英国で、フード・バンクが増えている。例えば1年半前まで1つもなかったCoventryには現在11も。キリスト教系のチャリティは、食べ物を提供している人の数がこの1年で倍になった、と。要因としては失業者の増加、時短、福祉給付の遅れや削減、食糧や燃料価格の高騰、など。キャメロン首相はこうしたバンクの活躍を歓迎するが、政府がチャリティ頼りでいいのか、との批判も。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/jul/18/food-banks-on-hand-outs?CMP=EMCNEWEML1355

最近、Pediatrics誌に、9歳から11歳の子どもにもコレステロール値の検査をするよう勧めるガイドラインが発表されたらしいのだけれど、その論文は利益対害とコストの比較考量をしていないばかりか、ちゃんとしたエビデンスすら示していないまま専門家の意見だけを根拠としていて、著者らのディスクロージャーによっては利益の相克が疑われる、との指摘。:米国小児科学会は、これまでにも子どものうつ病スクリーニングを提唱してみたり、ビタミンDサプリを飲ませろと推奨してみたり……。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/248210.php

英国医学会(? AoMRC)の新会長、NHSの病院は大きな外科手術や集中治療などの機能を中心に淘汰すべき、と。:08年の医療制度改革でERや産科が集約されて、その後さらに手術の機能もGPに移されたりして、そのことへの見直しの必要なども言われているはずなのに。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/jul/24/nhs-hospitals-need-to-close?CMP=EMCNEWEML1355

脳卒中の後遺症がある人をケアする介護者の、健康問題と特有のニーズ。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/248126.php

【関連エントリー】
大切な人が脳卒中を起こしたら介護者として心得ておきたい15の知恵(2009/6/22)


ジョージア州で死刑執行1時間半前に一時停止が認められたWarren Hill(52)。今回の停止措置は、使用する致死薬が3種類からペントバルビツール単剤に変わった変更を問題としたものだけれど、合衆国最高裁は知的障害者の死刑を感じているため、今後Hillの知的障害の証明を巡って論争にも。
http://www.guardian.co.uk/world/2012/jul/23/warren-hill-execution-stayed-georgia?CMP=EMCNEWEML1355

日本語。ロシア・ウラル山中に胎児の遺体248体 当局が調査へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120725-00000005-cnn-int
2012.07.25 / Top↑
何度か補遺で拾ってきたように、先月、
英国のケアサービス大臣が介護者にレスパイトへのアクセス改善を約束しましたが、

それを受けて
Chigwellでレスパイト・サービスを提供している事業者のチャリティVitaliseが
障害者、病気の人、高齢者の家族介護者に調査を行ったところ、

10人のうち7人が
ほんの数日でも介護から離れられるレスパイトは大切または非常に大切、と回答。

その一方で、
57%の介護者はレスパイト・ケアを使わなければならないことに罪悪感を覚える、といい、

それはレスパイト・ケアの質が良くないためで、
そのためにレスパイトが利用しにくくなっている、と。

Vitaliseのトップは

「Burstow大臣のアクセス改善の約束は歓迎するが、
我々の研究では、いま利用できるレスパイト・ケアは家族介護者に信頼されていない。

実際、悲しいことだが介護者の不安は現実でもあって、
単に障害者や高齢者を預かって置いておくだけといったサービスも存在するので、
そのくらいなら自分の健康を犠牲にしてでも家でがんばって介護を続けるがいいと
介護者が考えるのも無理はない。

レスパイト・ケアの質という根本的な問題に対処しなければ
問題は悪化するだけ」。

Guilt prevents carer respite breaks
Bixton Advertiser, July 23, 2012
2012.07.25 / Top↑
中絶反対チャリティの調査によると、

英国で2009年に
IVF技術で妊娠した胎児が人口中絶されたケースが127件あり、

そのうち31件が、ダウン症を理由にしたものだった。

次に多かったのは胎児の異常を理由とするもので、19件。

エドワーズ症候群(18トリソミー)を理由とするものが15件。

理由を挙げることは必須とはなっていないので
不明が22件。

05年から09年の5年間では
IVFで妊娠後にダウン症の可能性があることを理由に123人の胎児が中絶された。
平均すると2週間に1人の割合。

多くの場合、妊娠には何年かかかり、
クリニックに通う費用として1000ポンド単位のお金を使っている。

このチャリティでは
「大人の“ほしい”をここまで重要視する社会の価値意識というものを
我々は疑ってみなければいけない。

生殖医療を通じて子どもを産もうと必死になって、
その挙句にその子がパーフェクトじゃないから中絶するというのは
自分勝手で、ひどい」

Dozens of IVF babies are being aborted because they have Down’s syndrome
Daily Mail, July 15, 2012
2012.07.25 / Top↑
ガーディアン紙の調査によると、
去年の米国の途上国食糧支援プログラム(10億ドル)の3分の2は
米国に本拠を置く多国籍企業3社から買われていた。

2010―2011年度では
契約のほぼ半分がADM社で、支払われた金額は3億ドル。
約16%がCargil 社で、支払われた金額は9600万ドル。
第3位がBunge社で、支払われた金額は7500万ドル。

これら3社から米国政府が買った食料は120万トン、全体の70%に上る。

これまでにもずっと、
米国の食糧支援システムは飢餓に苦しむ国々を助けるよりも
自国の企業を潤すことになっている、との批判があった。

これは
それ以外に安い選択肢があっても米国の企業が買い、加工し、運搬することという
1950年代に作られた海外支援の規制が今だに変更されていないため。

そのため投入された国民の税金で実際に食糧購入に使われるのは4割ほど。
それ以外は、余分にかさむ経費が占めている。

EUやカナダなどOECD諸国はすでにこうした縛りを解いており、

米国でのUSAidのトップ、Raj Shah氏は
「もう巨大企業あてに巨額の小切手を書いて、それを開発だと呼びたくない」といい、
USAidが購入する物品とサービスは途上国での調達に切り替えたが
食糧支援は支援予算よりもむしろ農業に分類されるため、
これらの変更が及んでいない。

また、ガーディアンの今回の調査によれば、
米国内の余剰農産物を輸出するために食糧支援が利用されており、

最近カンボジアとラオスへの支援に学校給食用のサケ缶が加えられたが
それは業界関係者とアラスカ州の官僚とがワシントンでロビー活動の成果だったり、

グアテマラとギニアビサウへの支援にはアイダホの脱水ポテトが追加されたのも
業界挙げてのロビー活動のたまもの、とのこと。

US food aid programme criticized as ‘corporate welfare’ for grain giants
Guardian, July 18, 2012


この記事を読んで、お……? と目を引かれたのが
USAid(US agency of international development)のトップとして名前が挙がっている
Raj Shah氏。

この人は、たぶん、以下のエントリーの記事で
「インド生まれのアメリカ人で、元ゲイツ財団の職員」と説明されている人 ↓

ゲイツ財団がインドでもくろんでいるのはワクチン普及だけでなくGM農業改革も(2011/4/16)

ふむ……。

そう考えると、
余剰農産物を支援食糧と称して途上国へ持っていき、その過程で
公費を投入しカネを回して自国の巨大企業をもうけさせる……という
米国の途上国食糧支援のカラクリって、

どこか途上国へのワクチン推進支援のカラクリと似ている……?

例えば、上記の11年の記事から
途上国ワクチン支援への批判の個所を抜いてみると、

ゲイツ財団が作らせ支援しているthe Advance Market Commitment(AMC)なる組織が買い上げ、慈善と称して様々な国に届けているワクチンは、グラクソとかファイザーなどビッグ・ファーマの製品で、しかも欧米市場で売れまくって既にコストが回収できたワクチンなのだという。
慈善の名目で、インドなどの政府は自己負担分を体よく吐きださせられているだけだ、と。

本当にインドのために慈善でやるのなら、どうしてインド国内でワクチンが製造できるようにさせないのか、と。
2012.07.25 / Top↑
補遺で継続的に追い掛けている、Lancetの「オランダで安楽死は増えていない」論文について、データを詳細に検討してみれば、オランダの死者の14%に安楽死と自殺幇助が関係している可能性。2.8%というデータのマヤカシが、あちこちで指摘され始めている。
http://www.lifenews.com/2012/07/19/14-of-all-dutch-deaths-involve-euthanasia-assisted-suicide/

インドのChhattisgarh州で、病院の保険金狙いで2000人以上の女性が無用な子宮摘出を行われていたとして、調査へ。
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-india-18873716

【関連エントリー】
インドの貧困層への不妊プログラム、英国政府の資金で「温暖化防止のため」(2012/6/12)


イスラエルの貧困層から米国の富裕層へ、腎臓を闇売買(米)(2011/10/29)の続報で、主犯のイスラエル人Rosenbaum医師に2年半の実刑。出所後は強制送還。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10166#comments

貧血の治療薬 Epogen、Procrit、Aranespの3つ(製薬会社はAmgenとJ&J)は年間80億ドルを稼ぎ出す米国の薬のベストセラー。メディケアの公費が毎年この3薬だけで30億ドルつぎ込まれている。しかし、「人生の満足と幸福」まで含めた利益の方がエビデンスがないまま過大に言われてきた一方で、ガンや脳卒中など命にかかわる副作用が見過ごされてきた。
http://www.washingtonpost.com/business/economy/anemia-drug-made-billions-but-at-what-cost/2012/07/19/gJQAX5yqwW_story.html?wpisrc=nl_cuzheads

カリフォルニア州のレズビアンの女性が、ヘテロならセックスさせすれば手に入るものなのだから無料の精子を使って生殖補助技術を利用できる権利があると主張し、規制しているFDAを相手取って提訴。
http://www.reuters.com/article/2012/07/11/tagblogsfindlawcom2012-lawandlife-idUS251215529820120711

乳児の先天性障害と父親の職業に関連性。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/247994.php

日本。障害児を抱える母子家庭に潜む「餓死の危機」、周囲に理解されず
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120720-00000002-sasahi-soci

日本。「支援必要」は4422人 児童虐待などで横浜市登録
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120720/CK2012072002000125.html
2012.07.25 / Top↑
米国で高価な生殖補助技術を利用して子どもを産みたいと望む人を対象に、
生殖補助技術に詳しい社員を用意して資金を貸し付ける会社が増えている、という。

なにしろIVFの相場は1サイクルで12000ドル以上。
しかも、念願の妊娠までに何サイクルが必要となるか
やってみなければわからない。

そんな資金の問題に不安を抱えつつクリニックを訪れる人たちに
なんとクリニックの医師が、いい会社がありますよ、と紹介するんだそうな。

しかも、この記事に登場する夫婦に生殖補助ファイナンス会社Capex MDを紹介した
Maryland Shady Grove Fertility ClinicのRobert Stillman医師は
そのCapex MDの株主(所有率は2%以下)だというから驚く。

Stillman医師自身は利益の相克はない、
夫婦にとっても医師にとってもwin-winの関係だと断言するけれど、

金利は会社によってマチマチで
会社によっては医師にキックバックを払っているところもあり、

子どもが欲しい夫婦の感情的な弱みにつけ込むハイエナ行為だという声も。

生命倫理学者のArt Caplanは
目の前にやりたいことを実現できるようお金を貸してあげますという人が現れたら
その実現を切望するあまり、成功率と失敗率や、利率や、治療のリスクについて
ちゃんと話を聞かないで乗ってしまう人がいるのではないか、と懸念。

そこは現実的なお金の計算をして高利に手を出さないように、

また子どもが生まれたとしたら、その先にもお金はかかるのだから
自分たちの資金状況には現実的な判断を、と慎重を呼び掛けている。

Growing IVF loan business helps families finance their fertility
Today, July 12, 2012


この報道を受けて、Slateの批判記事がこちら ↓
http://www.slate.com/blogs/xx_factor/2012/07/13/ivf_loans_predatory_lending_hits_the_fertility_market.html



そういえば、前に、
インドやギリシャの貧しい女性を代理母として利用することについても、
自分たちは子どもを持てる、代理母はお金を稼げるからwin-winの関係だと
依頼者の側が言っているのを読んだことがあるのを思い出した ↓

グローバル化が進む“代理母ツーリズム”(2011/1/29)

2012.07.25 / Top↑
テキサス州と言えば、
米国で最もラディカルな“無益な治療”法がある州で、

その他にも施設職員による障害者に対する虐待事件が多発していたり、
親には体罰の権限があると考えられていたり、最近のニュースでは
学校にスクール・ポリスが常駐して些細なことで子どもを逮捕していたり、

文末にリンクした関連エントリーのタイトルをざっと見てもらうだけでも
テキサス州の独特の文化風土が感じられる気がしますが、

そのTX州、州民の健康関連データが全米で最低なんだとか。

なにしろ州民の4分の1に当たる630万人が無保険(100万人以上の子どもを含む)で
これはダントツでトップ。

また出生前のケアのランキングでも、
疾病予防や病死、ガン治療などの要因を含む全体的な健康度のアセスメントでも最低。

それでもRick Perry知事(共和党)は
今回のObama医療制度改革により今後3年間は連邦政府が資金を全額負担し、
その後も9割負担すると言っているメディケイドの対象範囲拡大を
きっぱりと胸を張って断った、とのこと。

実施されれば170万人が対象となったというのに、
ワシントンへの書簡にメディケイド拡大は「州の主権に対する重大な侵害」であり
「テキサスを財政破綻へと脅かす」とまで書いた。

他にも少なくとも5州の知事が同様の選択をしたという。

各州とも経費増大の一方で
共和党の手動する連邦補助のカットが進んでいることから
歳入源を新たに模索する州と、貧困層への支援の打ち切りを打ち出してきた州とに
その対策が分かれることに。

例えば去年、貧困層への福祉給付を減額したり打ち切った州は8州。

Pennsylvania州では先週いきなり障害者と貧困層61000人に対して
月額200ドルの一般支援給付の打ち切りを通告した。

財政難だから、と州の福祉当局は言うが、
それで削減できるのは年間1億5000万ドル。
その一方で知事は今月、3億ドルの企業減税を実施。

オハイオの知事は教育費を大幅にカットする一方で、
財政黒字が2億3500万ドルも出てくれば、緊急時の基金に回す、と公言。

メイン州でも5月に現行のメディケイド対象者のうち21000人の
給付を削減または対象から外すことが決まった。

もっとも
低所得層との保険ギャップを広げることになるので
ワシントンからの資金を断るのは慎重に、と発言する
共和党知事協会の副会長であるヴァージニア州知事のように
共和党知事とはいえ主流は弱者への支援を州の義務と捉えてはいる。

NYTの社説は、
テキサス、フロリダ、サウス・カロライナ、ウィスコンシン、アイオワ、ルイジアナに対して、
ヴァージニアに習って考え直すよう呼びかけている。

The Rush to Abandon the Poor
NYT, July 17, 2012


ふむ。ここでもウィスコンシン州が……。↓
NRDN報告書: WI州の障害者への医療切り捨て実態 2例(2012/7/9)


そういえばNYTの社説は08年にも、
「テキサスの学校教育は障害児切り捨てている」とNYT社説(2008/8/11)と書いたことがありました。



その他、テキサス州関連エントリーはこちら↓

テキサスの“無益なケア”法Emilio Gonzales事件(2007/8/28)
脳死宣告された男性が回復し「気分良好」と(2008/4/3):有名なダンラップ事件はTX州の出来事
TX州、親の虐待で瀕死の乳児に「無益な治療」論適用か?(2009/1/22)
「死んだ息子の子どもが欲しい」母に裁判所が遺体からの精子最終を認める(2009/4/17)
職員が障害のある子どもたちに格闘技やらせて遊んだテキサスの施設(2009/5/18)
テキサス州で知的障害者施設の処遇改善に向け法律が成立(2009/6/13)
米国には体罰を禁止していない州が20もある(2009/8/11)
医療費払えず「無益な治療」(2009/10/20)
1人でTX州の総量をはるかに超える統合失調症治療薬を処方する精神科医が野放し……の不思議(2009/11/30)
生命維持の中止まで免罪する「無益な治療法」はTXのみ(2011/1/21)
TX州の「無益な治療」法改正法案、“死す”(2011/5/25)
テキサス州で14歳の脳腫瘍患者めぐり、あらたな“無益な治療”事件(2011/7/3)
授業中にケンカをすればスクール・ポリスがやってくる。そして逮捕。(2012/1/12)
2012.07.25 / Top↑