昨日の以下のエントリーで取り上げた論文について、
某MLで神戸の新城拓也医師からご解説をいただき、
いただいた情報をエントリー末尾に追記しました。
「ガンで死が差し迫った段階を“診断”するツールは未だ存在しない」として、そこで起こる現象の整理を試みた調査(2013/5/22)
新城先生は10年間ホスピスに勤務の後、
昨年8月に神戸に在宅ケアのしんじょうクリニックを開業された緩和ケア医。
ブログとツイッターは時々読ませていただいていたのですが、
この論文に関連して先生ご自身がリンクしてくださった
予後予測についてのお考えが書かれたものが以下の2本。
僕が、尊厳死法案に反対する理由(2012年8月29日)
http://drpolan.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-b8eb.html
今どきの在宅医療14 在宅医療の患者さんは長生き?「経験の檻」(2013年4月16日)
http://drpolan.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/14-ce20.html
私も昨日のエントリーの論文を読んだ時に
改めて「うへぇ」と思ったのは、
「死の直前7日間でも、そこで起こる様々な現象には
指標とするにはこんなにも科学的なエビデンスが示されておらず“診断”が難しいとしたら、
余命6カ月なんて、正確に予測できるわけがないのに……」だったのだけど、
新城医師は、上記8月のエントリーで、
昨日、尊厳死の法制化を認めない市民の会 に参加しました。かねてよりこの法案には不備が多いと感じていました。僕が法案に反対するのは、医師が患者が終末期と判断することに科学的根拠が乏しいという理由からです。
それに続いて、いつぞや「平穏死」推進の長尾和宏医師の
「いつが終末期かは患者が死んだ後に振り返ってからでなければ分からない」
という趣旨の発言と同様のことが書かれていて、
臨床医は自分が治療を行っている現在の時間においては
それが延命なのか過剰医療なのかは判断できない、と。
そして、
現時点ではまだ、医師による終末期の判定、すなわち予後の予測は占いの域を出ないというのが自分の臨床経験からの実感です。もしも、目の前の患者に対して、「終末期である」という診断を臨床医が下せるとしたら、命の線引きもうこの人は死んだと同然だ、生きている価値はないだろうという、一方的で個人的な価値観から判断しているに過ぎません。
ここで指摘されている感覚こそ、
末尾にリンクした長尾和宏医師が「植物状態ではない人」を「植物状態のような人」と称する時の
「どうせ」という感覚であり、
それは「平穏死」の対象者が長尾医師の著書でジワジワと広げられていっても、
この「どうせ」が無意識に共有されている限り、読者には気づかれないように、
とても危険なことなのでは……?
目の前の患者が終末期であるという、精度の高い、どこでも実施可能で、再現性のある診断技術が確立されないまま、この法案が適用されるのには、僕は反対です。
ここのところ、
昨日のエントリーで紹介した論文の考察でも、
最後に重要な課題として指摘されていた1つに、
「そんなツールは実現不可能なままになる可能性だってある」ということを考えさせられる。
また新城医師は、
今年4月16日のエントリーでは、
予後の予測はとても緩和ケアにとっては重要で、ケアの対応、今後起こりうることの想定も含めて、計画の目標の基礎になる。しかし、最近はこの予後の予測を繰 り返すことで違和感も感じている。それは予言者の様に患者さんの今後を占うことができるという、不遜のようなものが心に宿ることだと思う。
…(略)…実は、僕が在宅を始めて8ヶ月で発見した大きな見落としとは、言葉にすると小さな事に思えるけど、相手の力を信じることだ。
自分が今までの経験から見切った余命が全く当たらない。もうこれ以上は時間はないだろうと、苦痛なく穏やかに亡くなる様に治療を組み立てても、そこからなお 力をその身体に宿し、立ち上がり、笑顔で話しかけてくる患者さんを何人もみてしまった。
控えめに言うなら、今の僕には、患者さんの余命は分からない。医者には余命を的確に指摘することは出来ない、それが僕の経験からの真理である。
だから、在宅の患者さんは長生きで痛みもそれほど感じていないと主張し、
「経験の檻」に閉じこもる在宅医になり、そんな在宅礼讃で
在宅医療をイデオロギーにすることには加担したくない、との
新城医師の主張については、上記リンクから元エントリーへどうぞ。
そこに書かれていることは、昨日のエントリーで読んだ論文で
「理論と経験が相互に補完していることを考慮した理論構築が必要」とされていたことを、
一人の臨床家としての実践において誠実に模索していこうとする医師の努力の姿勢として
spitzibaraは読みました。
【関連エントリー】
「平穏死」提言への疑問 1(2013/2/11)
「平穏死」提言への疑問 2(2013/2/11)
「平穏死」提言への疑問 3(2013/2/11)
長尾和宏医師「平穏死」のダブル・スタンダード 1(2013/2/12)
長尾和宏医師「平穏死」のダブル・スタンダード 2(2013/2/12)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 1(2013/1/17)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 2(2013/1/17)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 3(2013/1/18)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 4(2013/1/28)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 5(2013/1/29)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 6:「新しい医療の文化」とは「重心医療の文化」だった!!(2013/2/5)
某MLで神戸の新城拓也医師からご解説をいただき、
いただいた情報をエントリー末尾に追記しました。
「ガンで死が差し迫った段階を“診断”するツールは未だ存在しない」として、そこで起こる現象の整理を試みた調査(2013/5/22)
新城先生は10年間ホスピスに勤務の後、
昨年8月に神戸に在宅ケアのしんじょうクリニックを開業された緩和ケア医。
ブログとツイッターは時々読ませていただいていたのですが、
この論文に関連して先生ご自身がリンクしてくださった
予後予測についてのお考えが書かれたものが以下の2本。
僕が、尊厳死法案に反対する理由(2012年8月29日)
http://drpolan.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-b8eb.html
今どきの在宅医療14 在宅医療の患者さんは長生き?「経験の檻」(2013年4月16日)
http://drpolan.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/14-ce20.html
私も昨日のエントリーの論文を読んだ時に
改めて「うへぇ」と思ったのは、
「死の直前7日間でも、そこで起こる様々な現象には
指標とするにはこんなにも科学的なエビデンスが示されておらず“診断”が難しいとしたら、
余命6カ月なんて、正確に予測できるわけがないのに……」だったのだけど、
新城医師は、上記8月のエントリーで、
昨日、尊厳死の法制化を認めない市民の会 に参加しました。かねてよりこの法案には不備が多いと感じていました。僕が法案に反対するのは、医師が患者が終末期と判断することに科学的根拠が乏しいという理由からです。
それに続いて、いつぞや「平穏死」推進の長尾和宏医師の
「いつが終末期かは患者が死んだ後に振り返ってからでなければ分からない」
という趣旨の発言と同様のことが書かれていて、
臨床医は自分が治療を行っている現在の時間においては
それが延命なのか過剰医療なのかは判断できない、と。
そして、
現時点ではまだ、医師による終末期の判定、すなわち予後の予測は占いの域を出ないというのが自分の臨床経験からの実感です。もしも、目の前の患者に対して、「終末期である」という診断を臨床医が下せるとしたら、命の線引きもうこの人は死んだと同然だ、生きている価値はないだろうという、一方的で個人的な価値観から判断しているに過ぎません。
ここで指摘されている感覚こそ、
末尾にリンクした長尾和宏医師が「植物状態ではない人」を「植物状態のような人」と称する時の
「どうせ」という感覚であり、
それは「平穏死」の対象者が長尾医師の著書でジワジワと広げられていっても、
この「どうせ」が無意識に共有されている限り、読者には気づかれないように、
とても危険なことなのでは……?
目の前の患者が終末期であるという、精度の高い、どこでも実施可能で、再現性のある診断技術が確立されないまま、この法案が適用されるのには、僕は反対です。
ここのところ、
昨日のエントリーで紹介した論文の考察でも、
最後に重要な課題として指摘されていた1つに、
「そんなツールは実現不可能なままになる可能性だってある」ということを考えさせられる。
また新城医師は、
今年4月16日のエントリーでは、
予後の予測はとても緩和ケアにとっては重要で、ケアの対応、今後起こりうることの想定も含めて、計画の目標の基礎になる。しかし、最近はこの予後の予測を繰 り返すことで違和感も感じている。それは予言者の様に患者さんの今後を占うことができるという、不遜のようなものが心に宿ることだと思う。
…(略)…実は、僕が在宅を始めて8ヶ月で発見した大きな見落としとは、言葉にすると小さな事に思えるけど、相手の力を信じることだ。
自分が今までの経験から見切った余命が全く当たらない。もうこれ以上は時間はないだろうと、苦痛なく穏やかに亡くなる様に治療を組み立てても、そこからなお 力をその身体に宿し、立ち上がり、笑顔で話しかけてくる患者さんを何人もみてしまった。
控えめに言うなら、今の僕には、患者さんの余命は分からない。医者には余命を的確に指摘することは出来ない、それが僕の経験からの真理である。
だから、在宅の患者さんは長生きで痛みもそれほど感じていないと主張し、
「経験の檻」に閉じこもる在宅医になり、そんな在宅礼讃で
在宅医療をイデオロギーにすることには加担したくない、との
新城医師の主張については、上記リンクから元エントリーへどうぞ。
そこに書かれていることは、昨日のエントリーで読んだ論文で
「理論と経験が相互に補完していることを考慮した理論構築が必要」とされていたことを、
一人の臨床家としての実践において誠実に模索していこうとする医師の努力の姿勢として
spitzibaraは読みました。
【関連エントリー】
「平穏死」提言への疑問 1(2013/2/11)
「平穏死」提言への疑問 2(2013/2/11)
「平穏死」提言への疑問 3(2013/2/11)
長尾和宏医師「平穏死」のダブル・スタンダード 1(2013/2/12)
長尾和宏医師「平穏死」のダブル・スタンダード 2(2013/2/12)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 1(2013/1/17)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 2(2013/1/17)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 3(2013/1/18)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 4(2013/1/28)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 5(2013/1/29)
『シリーズ生命倫理学 第4巻 終末期医療』メモ 6:「新しい医療の文化」とは「重心医療の文化」だった!!(2013/2/5)
2013.05.23 / Top↑
16日の補遺のトップに拾った論文を
kar*_*n28さんがゲット・シェアしてくださったので、読んでみた。
(ただ使用されているDelphiテクニックなるものがさっぱりわからず
メソッドの個所に書かれた詳細はパスしたため、理解できたのは概要のみです)
論文タイトルは
International palliative care experts’ view on phenomena indicating the last hours and days of life
Supportive Care in Cancer
June 2013, Volume 21, Issue 6, pp1509-1517
著者はスイス、ドイツ、NZ、イタリア、アルゼンチン、
英国、スウェーデン、スロベニア、オランダの研究者13人。
アブストラクトその他はこちら ↓
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00520-012-1677-3
まず、この調査の背景として書かれていることの中に
興味深い指摘がいくつかあるので拾っておくと、
・がん患者への無益な治療がQOLを下げている問題が広く注目されるにつれて
死を予測するファクターに興味が集まってはいるものの、
……no valid tool has yet been developed to recognize the dying phase in a cancer disease trajectory.
がんの領域では、死のプロセスが始まった段階をそれと知るための有効なツールは今なお開発されていない。
・Palliative Prognostic Score(Pap)とPalliative Prognostic Indexは
終末期のがん患者の生存を正確に予測するための指標ではあるが、
死があと数日または数時間に差し迫った段階を知るためのツールではない。
・リヴァプール・ケア・パスウェイ(LCP)は
死が差し迫った患者へのLCPの適用基準の枠組みを示してはいるものの
その枠組みに厳密な科学的エビデンスがあるわけではない。
【関連エントリー】
“終末期”プロトコルの機会的適用で「さっさと脱水・死ぬまで鎮静」(英)(2009/9/10)
「NHSは終末期パスの機会的適用で高齢患者を殺している」と英国の大物医師(2012/6/24)
英国の終末期パスLCPの機会的適用問題 続報(2012/7/12)
LCPの機械的適用でNHSが調査に(2012/10/28)
・そこで、死が数日後、数時間後に差し迫った段階の患者に適切なケアを提供するためには、
…… tools to diagnose dying must be developed for clinical use.
臨床で死のプロセスが始まった段階を診断するためのツールが開発されなければならない。
として、
死が数日または数時間後に差し迫った段階を知るために
その段階で起きる現象について、専門家の間でのコンセンサスを元に整理することがこの調査の目的。
この調査では「死のプロセスが始まった段階(dying phase)」を「死の直前7日間」と定義。
調査では、
① 医療専門職、ボランティア、一般人252人へのアンケートで
194種の現象と気付きや観察を出してもらった。
② その中から専門家のコンセンサスが80%以上得られた58種の現象を抽出し、
9つのカテゴリーに分類した。
③ その58の現象を緩和ケアの専門家78人(医師、看護師と
心理・社会・スピリチュアル支援の専門家)が
患者が数時間/日以内に死亡することを臨床的に予測できるかという視点で
ランク付けし、50%以上が「非常に適している」とみなしたのは21の現象。
最終的に以下の7つのカテゴリーに整理した。
・呼吸状態(breathing)
・全身状態の悪化 (general deterioration)
・意識/認知状態 (consciousness/cognition)
・肌の状態 (skin)
・水分、食物その他の摂取状況 (intake of fluid, food, others)
・情緒の状態 (emotional state)
・その他 (non-observation/expressed opinions/others)
現象は各カテゴリーに3つずつ。
これらのカテゴリーに変化が見られることが
臨床家が死のプロセスが始まった段階を見極めるのに最も適した指標、と
調査からは結論されるが
アンケートの回答の中には
問いの文言の曖昧さや特定の現象を著わす文言への誤解から回答を拒否したものや
また含めるべき現象が漏れているとの指摘もあり、
緩和ケアの専門家のカンも決して無視できず、
理論と経験が相互に補完していることを考慮した理論構築が必要となるなど、
今後、臨床で使えるものとするためには、
これらの現象についてさらに研究し、明確にしていく必要がある。
この調査結果は、その端緒とすべきものである。
なお、この調査のいくつかの限界の他にも
以下の2点が重要な問題として指摘されている。
① 死のプロセスで起こることの段階や現象について共通の定義は存在しないが、
言い伝えられてきたことと実際に観察可能な現象があいまって
アプローチが今後さらに高度化されたとしても、
死が差し迫った段階を詳細に「診断」することは不可能なままに留まる可能性がある。
② 死のプロセスが正確に診断されるようになることが
実際に具体的なメリットをもたらすとのエビデンスは未だに示されていない。
一方、エビデンスが出てきているのは、
コミュニケーションを改善することの重要性である。
Clear and compassionate communication focused on the individual needs of patients and families can help to deliver high quality care at the end of life.
終末期の良質なケアを提供するためには、患者と家族個々のニーズを重視した明瞭で思いやりに満ちたコミュニケーションが必要である。
【23日追記】
某MLで神戸の緩和ケア医、新城拓也先生からご解説をいただきましたので、
エントリー段階ではよく分からないまま放置した点について、補足。
・この調査は、
EU 第7 のフレームワークプログラムによって融資された
OPCARE9と呼ばれる最近完了された3 年の国際的なプロジェクトの成果の一環。
・緩和医療については米国よりもヨーロッパで国際的な連携で研究が行われている。
・それ以上に最近成果を上げているのはオーストラリアの D. Currow教授のグループ。
Currowの研究についてはこちらに ↓
http://academic.research.microsoft.com/Author/18279212/david-christopher-currow
・Delphiテクニックとは、早く言えば多数決のこと。
話し合いの中でその問題を取り上げることの妥当性(relevanceのことだと推測)を
0―9のスコアで付けることによって、平均点が例えば7以上ならOK,
それ以下なら話しあうか、それ以上話しあっても合意できないとして却下する、
といった方法。
・この研究では Cycle3まであることから、
つまりは、そうして3回ふるいにかけた、という意味。
・この研究で面白い点として新城医師が挙げておられるのは
「医療職の直感、家族の直感を項目として検討したことです。
本人の予感も助けになることもあります」
kar*_*n28さんがゲット・シェアしてくださったので、読んでみた。
(ただ使用されているDelphiテクニックなるものがさっぱりわからず
メソッドの個所に書かれた詳細はパスしたため、理解できたのは概要のみです)
論文タイトルは
International palliative care experts’ view on phenomena indicating the last hours and days of life
Supportive Care in Cancer
June 2013, Volume 21, Issue 6, pp1509-1517
著者はスイス、ドイツ、NZ、イタリア、アルゼンチン、
英国、スウェーデン、スロベニア、オランダの研究者13人。
アブストラクトその他はこちら ↓
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00520-012-1677-3
まず、この調査の背景として書かれていることの中に
興味深い指摘がいくつかあるので拾っておくと、
・がん患者への無益な治療がQOLを下げている問題が広く注目されるにつれて
死を予測するファクターに興味が集まってはいるものの、
……no valid tool has yet been developed to recognize the dying phase in a cancer disease trajectory.
がんの領域では、死のプロセスが始まった段階をそれと知るための有効なツールは今なお開発されていない。
・Palliative Prognostic Score(Pap)とPalliative Prognostic Indexは
終末期のがん患者の生存を正確に予測するための指標ではあるが、
死があと数日または数時間に差し迫った段階を知るためのツールではない。
・リヴァプール・ケア・パスウェイ(LCP)は
死が差し迫った患者へのLCPの適用基準の枠組みを示してはいるものの
その枠組みに厳密な科学的エビデンスがあるわけではない。
【関連エントリー】
“終末期”プロトコルの機会的適用で「さっさと脱水・死ぬまで鎮静」(英)(2009/9/10)
「NHSは終末期パスの機会的適用で高齢患者を殺している」と英国の大物医師(2012/6/24)
英国の終末期パスLCPの機会的適用問題 続報(2012/7/12)
LCPの機械的適用でNHSが調査に(2012/10/28)
・そこで、死が数日後、数時間後に差し迫った段階の患者に適切なケアを提供するためには、
…… tools to diagnose dying must be developed for clinical use.
臨床で死のプロセスが始まった段階を診断するためのツールが開発されなければならない。
として、
死が数日または数時間後に差し迫った段階を知るために
その段階で起きる現象について、専門家の間でのコンセンサスを元に整理することがこの調査の目的。
この調査では「死のプロセスが始まった段階(dying phase)」を「死の直前7日間」と定義。
調査では、
① 医療専門職、ボランティア、一般人252人へのアンケートで
194種の現象と気付きや観察を出してもらった。
② その中から専門家のコンセンサスが80%以上得られた58種の現象を抽出し、
9つのカテゴリーに分類した。
③ その58の現象を緩和ケアの専門家78人(医師、看護師と
心理・社会・スピリチュアル支援の専門家)が
患者が数時間/日以内に死亡することを臨床的に予測できるかという視点で
ランク付けし、50%以上が「非常に適している」とみなしたのは21の現象。
最終的に以下の7つのカテゴリーに整理した。
・呼吸状態(breathing)
・全身状態の悪化 (general deterioration)
・意識/認知状態 (consciousness/cognition)
・肌の状態 (skin)
・水分、食物その他の摂取状況 (intake of fluid, food, others)
・情緒の状態 (emotional state)
・その他 (non-observation/expressed opinions/others)
現象は各カテゴリーに3つずつ。
これらのカテゴリーに変化が見られることが
臨床家が死のプロセスが始まった段階を見極めるのに最も適した指標、と
調査からは結論されるが
アンケートの回答の中には
問いの文言の曖昧さや特定の現象を著わす文言への誤解から回答を拒否したものや
また含めるべき現象が漏れているとの指摘もあり、
緩和ケアの専門家のカンも決して無視できず、
理論と経験が相互に補完していることを考慮した理論構築が必要となるなど、
今後、臨床で使えるものとするためには、
これらの現象についてさらに研究し、明確にしていく必要がある。
この調査結果は、その端緒とすべきものである。
なお、この調査のいくつかの限界の他にも
以下の2点が重要な問題として指摘されている。
① 死のプロセスで起こることの段階や現象について共通の定義は存在しないが、
言い伝えられてきたことと実際に観察可能な現象があいまって
アプローチが今後さらに高度化されたとしても、
死が差し迫った段階を詳細に「診断」することは不可能なままに留まる可能性がある。
② 死のプロセスが正確に診断されるようになることが
実際に具体的なメリットをもたらすとのエビデンスは未だに示されていない。
一方、エビデンスが出てきているのは、
コミュニケーションを改善することの重要性である。
Clear and compassionate communication focused on the individual needs of patients and families can help to deliver high quality care at the end of life.
終末期の良質なケアを提供するためには、患者と家族個々のニーズを重視した明瞭で思いやりに満ちたコミュニケーションが必要である。
【23日追記】
某MLで神戸の緩和ケア医、新城拓也先生からご解説をいただきましたので、
エントリー段階ではよく分からないまま放置した点について、補足。
・この調査は、
EU 第7 のフレームワークプログラムによって融資された
OPCARE9と呼ばれる最近完了された3 年の国際的なプロジェクトの成果の一環。
・緩和医療については米国よりもヨーロッパで国際的な連携で研究が行われている。
・それ以上に最近成果を上げているのはオーストラリアの D. Currow教授のグループ。
Currowの研究についてはこちらに ↓
http://academic.research.microsoft.com/Author/18279212/david-christopher-currow
・Delphiテクニックとは、早く言えば多数決のこと。
話し合いの中でその問題を取り上げることの妥当性(relevanceのことだと推測)を
0―9のスコアで付けることによって、平均点が例えば7以上ならOK,
それ以下なら話しあうか、それ以上話しあっても合意できないとして却下する、
といった方法。
・この研究では Cycle3まであることから、
つまりは、そうして3回ふるいにかけた、という意味。
・この研究で面白い点として新城医師が挙げておられるのは
「医療職の直感、家族の直感を項目として検討したことです。
本人の予感も助けになることもあります」
2013.05.23 / Top↑
女性の人権を尊重する政治を! 橋下発言に抗議する緊急院内集会 5月22日(水)15:00~17:00 参議院議員会館 講堂:協賛団体の数がすごい。
http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin2/index.php?page=article&storyid=226
英国でFalconer議員が議会にPAS合法化法案を提出。医師会の大物医師らから連名で支持声明がTimes紙に。
http://www.lifenews.com/2013/05/20/lord-falconer-introduces-bill-to-legalize-assisted-suicide-in-uk/
http://www.onmedica.com/NewsArticle.aspx?id=bba39fe1-2285-4749-8cbf-e6595ddc20fb
【Falconer議員関連エントリー】
自殺法改正案提出 Falconer議員 Timesに(2009/6/3)
英国上院、自殺幇助に関する改正法案を否決(2009/7/8)
英国上院に自殺幇助に関する検討委員会(2010/11/30)
Falconer委員会「自殺幇助合法化せよ」提言へ(2012/1/2)
Falconer議員、5月に自殺幇助合法化法案提出へ(英)(2013/3/2)
去年9月にはこういうニュースもあったんだけど ↓
英国議員6割がPAS合法化に反対「不況で、弱者に圧力かかる」(2012/9/15)
VT州のPAS合法化を受け、Wesley Smithが自殺幇助・安楽死合法化は政治的操作だと糾弾するブログ記事。:私にもそういう印象はある。
http://www.firstthings.com/onthesquare/2013/05/euphemisms-as-political-manipulation
テキサスの無益な治療法の改正、またも潰える。
http://medicalfutility.blogspot.jp/2013/05/texas-medical-futility-no-change-again.html
英国の子ども177000人以上がヤング・ケアラー。中には5歳の子も。:日本も実態把握くらいは政府がやったらどうなのかと思う。
http://www.guardian.co.uk/society/2013/may/16/thousands-children-caregivers-family-data
病院は患者にとって決して安全なところではない、という調査をProPublicaが取りまとめている。Video見てエントリーにと思っていたのだけど、ちょっと身辺がバタついて棚上げに。
http://projects.propublica.org/graphics/slideshows/hazardous_hospitals
国連の第64回 World Health Assemblyでビル・ゲイツが講演、ポリオ撲滅を最優先に、と。講演後にワクチンのヴァイアルを手にしているゲイツ氏の写真、最初に見た瞬間、悪意あるパロディ写真なのかと思った。
http://www.washingtonpost.com/blogs/wonkblog/wp/2013/05/17/bill-gates-death-is-something-we-really-understand-extremely-well/
ビル・ゲイツ氏、世界で一番のお金持ちに返り咲き。:彼が世界で有数のお金持ちなのは決してマイクロソフトで儲けたからじゃない。彼はCascadeという投資会社を持っている投資家。しかも慈善(資本)家。第2位、第3位の方々とGiving Pledgeで資産をもちよっての、グローバル慈善資本主義。
http://www.washingtonpost.com/bill-gates-named-richest-man-in-the-world/2013/05/17/411456fa-bf24-11e2-b537-ab47f0325f7c_video.html
ランセットがまたゲイツ財団特集をやっている。もちろんゲイツ財団の名前はどこにも出てこないけど、以下他ずらり同財団の関心事ばかり。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2813%2960999-X/fulltext?elsca1=ETOC-LANCET&elsca2=email&elsca3=E24A35F
中でも気になるのはこれ。GAVIがHPVワクチンの値下げを実現させて、さらに途上国を中心に世界中に広げようと力を入れている。そうなれば、日本でも被害者がどれだけ出ようとこれが既定路線。厚労省の幹部が「反作用事例は針刺しのせい」と強弁するはず。いったい誰のためのワクチンか。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2813%2961058-2/fulltext?elsca1=ETOC-LANCET&elsca2=email&elsca3=E24A35F
<原子力協定>日本、インドが交渉再開 首脳会談で合意へ:インドかぁ……。TerraPowerは?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130520-00000075-mai-pol
DSM-5論争。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/updates-to-psychiatrys-guidebook-change-criteria-for-adhd-autism/2013/05/16/dee4de0c-bd87-11e2-97d4-a479289a31f9_story.html
イスラエルの障害女性が代理母に子どもを産んでもらったところ、社会保障サービスが法的親権がないとして子どもを保護、養子サービスに登録。女性が親権を要求して提訴。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10516#comments
日本。腎移植後に提供者死亡=34日目、60代男性―埼玉医大 「日本移植学会に匿名の情報提供があり、同学会からの照会に、詳細なデータと経緯を報告した」ということは、照会がなければ口を拭って知らん顔を決め込んでいたということ? 「手術と肺炎との因果関係は不明という。同センターは、術中の処置などに不適切な点はなく、「医療過誤ではない」と結論」というのだけど、ドナーの病気治療のための手術ではないのだから、ドナーを死なせたら、それだけで十分「医療過誤」なんでは?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130518-00000078-jij-soci
性犯罪者が自己決定すれば去勢手術を受けてもらおう、とドイツとチェコの政府。:それは、でも「自己決定」という名の強制にしかならない。でも、そういう類の「自己決定」「自己選択」がどんどん蔓延していく昨今。貧しくて医療を受けられないから安楽死や自殺幇助を「自己選択」したって、貧しいから代理母しか生きていく選択肢がなくたって、それは「自己決定」なわけだし。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10519#comments
日本語。米高校生男子の2割がADHDと診断、薬剤誤用・乱用の懸念も 報告
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2936910/10530970?amp=&=
日本。「通級」児童生徒7万人超 発達障害の原因究明を
http://www.worldtimes.co.jp/wtop/education/data/dt130520.html
日本。産科補償 問題繰り返しの5機関に改善要求「問題とされたのは、胎児の心拍数の異常を見落としたか、陣痛促進剤の使い方が学会のガイドラインを逸脱していたかのいずれか」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130517/k10014638021000.html
英語ニュース。タイと日本の政府が高齢者の介護サービス開発で提携。
http://www.pattayamail.com/news/thai-japanese-care-service-for-elderly-initiated-26110
日本語。<ドイツ>生きたユダヤ人「展示」 尊厳批判も「対話」狙い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130520-00000015-mai-eurp
日本。二刀流に挑む女子たちをためらわせる「現実の壁」「職場の理解」…無意識の甘えに女子たちは自戒「真剣に続けたいなら、男性と同様、仕事に甘えがあってはならないとの意見」:それなら、男性も子どもを持ちたいなら、女性と同様、育児と家事に甘えがあってはならないとの意見。を出しておきたい。「甘えは禁物」。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130519-00000503-san-life
大阪市が小中「学校案内」発行…学テ成績も掲載
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130520-OYT1T00233.htm
日本語。子どもの貧困 対策法「元年」にしよう
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013051302000126.html
日弁連 生活保護の利用を妨げる「生活保護法の一部を改正する法律案」の廃案を求める緊急会長声明
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2013/130517.html
日本語。巨大竜巻で51人死亡=小学校直撃―邦人3家族と連絡取れず・米オクラホマ州
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130521-00000034-jij-n_ame
実は20日にも、米4州で26個の竜巻発生 1人死亡 10数人が負傷:地球環境だけでなく、人間の愚かさという点で人間の社会も、もう何もかもが崩壊に向かって、すべり坂を転がり落ちているんでは……という絶望的な気分がどんどん色濃くなっていく。
s
http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin2/index.php?page=article&storyid=226
英国でFalconer議員が議会にPAS合法化法案を提出。医師会の大物医師らから連名で支持声明がTimes紙に。
http://www.lifenews.com/2013/05/20/lord-falconer-introduces-bill-to-legalize-assisted-suicide-in-uk/
http://www.onmedica.com/NewsArticle.aspx?id=bba39fe1-2285-4749-8cbf-e6595ddc20fb
【Falconer議員関連エントリー】
自殺法改正案提出 Falconer議員 Timesに(2009/6/3)
英国上院、自殺幇助に関する改正法案を否決(2009/7/8)
英国上院に自殺幇助に関する検討委員会(2010/11/30)
Falconer委員会「自殺幇助合法化せよ」提言へ(2012/1/2)
Falconer議員、5月に自殺幇助合法化法案提出へ(英)(2013/3/2)
去年9月にはこういうニュースもあったんだけど ↓
英国議員6割がPAS合法化に反対「不況で、弱者に圧力かかる」(2012/9/15)
VT州のPAS合法化を受け、Wesley Smithが自殺幇助・安楽死合法化は政治的操作だと糾弾するブログ記事。:私にもそういう印象はある。
http://www.firstthings.com/onthesquare/2013/05/euphemisms-as-political-manipulation
テキサスの無益な治療法の改正、またも潰える。
http://medicalfutility.blogspot.jp/2013/05/texas-medical-futility-no-change-again.html
英国の子ども177000人以上がヤング・ケアラー。中には5歳の子も。:日本も実態把握くらいは政府がやったらどうなのかと思う。
http://www.guardian.co.uk/society/2013/may/16/thousands-children-caregivers-family-data
病院は患者にとって決して安全なところではない、という調査をProPublicaが取りまとめている。Video見てエントリーにと思っていたのだけど、ちょっと身辺がバタついて棚上げに。
http://projects.propublica.org/graphics/slideshows/hazardous_hospitals
国連の第64回 World Health Assemblyでビル・ゲイツが講演、ポリオ撲滅を最優先に、と。講演後にワクチンのヴァイアルを手にしているゲイツ氏の写真、最初に見た瞬間、悪意あるパロディ写真なのかと思った。
http://www.washingtonpost.com/blogs/wonkblog/wp/2013/05/17/bill-gates-death-is-something-we-really-understand-extremely-well/
ビル・ゲイツ氏、世界で一番のお金持ちに返り咲き。:彼が世界で有数のお金持ちなのは決してマイクロソフトで儲けたからじゃない。彼はCascadeという投資会社を持っている投資家。しかも慈善(資本)家。第2位、第3位の方々とGiving Pledgeで資産をもちよっての、グローバル慈善資本主義。
http://www.washingtonpost.com/bill-gates-named-richest-man-in-the-world/2013/05/17/411456fa-bf24-11e2-b537-ab47f0325f7c_video.html
ランセットがまたゲイツ財団特集をやっている。もちろんゲイツ財団の名前はどこにも出てこないけど、以下他ずらり同財団の関心事ばかり。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2813%2960999-X/fulltext?elsca1=ETOC-LANCET&elsca2=email&elsca3=E24A35F
中でも気になるのはこれ。GAVIがHPVワクチンの値下げを実現させて、さらに途上国を中心に世界中に広げようと力を入れている。そうなれば、日本でも被害者がどれだけ出ようとこれが既定路線。厚労省の幹部が「反作用事例は針刺しのせい」と強弁するはず。いったい誰のためのワクチンか。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2813%2961058-2/fulltext?elsca1=ETOC-LANCET&elsca2=email&elsca3=E24A35F
<原子力協定>日本、インドが交渉再開 首脳会談で合意へ:インドかぁ……。TerraPowerは?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130520-00000075-mai-pol
DSM-5論争。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/updates-to-psychiatrys-guidebook-change-criteria-for-adhd-autism/2013/05/16/dee4de0c-bd87-11e2-97d4-a479289a31f9_story.html
イスラエルの障害女性が代理母に子どもを産んでもらったところ、社会保障サービスが法的親権がないとして子どもを保護、養子サービスに登録。女性が親権を要求して提訴。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10516#comments
日本。腎移植後に提供者死亡=34日目、60代男性―埼玉医大 「日本移植学会に匿名の情報提供があり、同学会からの照会に、詳細なデータと経緯を報告した」ということは、照会がなければ口を拭って知らん顔を決め込んでいたということ? 「手術と肺炎との因果関係は不明という。同センターは、術中の処置などに不適切な点はなく、「医療過誤ではない」と結論」というのだけど、ドナーの病気治療のための手術ではないのだから、ドナーを死なせたら、それだけで十分「医療過誤」なんでは?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130518-00000078-jij-soci
性犯罪者が自己決定すれば去勢手術を受けてもらおう、とドイツとチェコの政府。:それは、でも「自己決定」という名の強制にしかならない。でも、そういう類の「自己決定」「自己選択」がどんどん蔓延していく昨今。貧しくて医療を受けられないから安楽死や自殺幇助を「自己選択」したって、貧しいから代理母しか生きていく選択肢がなくたって、それは「自己決定」なわけだし。
http://www.bioedge.org/index.php/bioethics/bioethics_article/10519#comments
日本語。米高校生男子の2割がADHDと診断、薬剤誤用・乱用の懸念も 報告
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2936910/10530970?amp=&=
日本。「通級」児童生徒7万人超 発達障害の原因究明を
http://www.worldtimes.co.jp/wtop/education/data/dt130520.html
日本。産科補償 問題繰り返しの5機関に改善要求「問題とされたのは、胎児の心拍数の異常を見落としたか、陣痛促進剤の使い方が学会のガイドラインを逸脱していたかのいずれか」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130517/k10014638021000.html
英語ニュース。タイと日本の政府が高齢者の介護サービス開発で提携。
http://www.pattayamail.com/news/thai-japanese-care-service-for-elderly-initiated-26110
日本語。<ドイツ>生きたユダヤ人「展示」 尊厳批判も「対話」狙い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130520-00000015-mai-eurp
日本。二刀流に挑む女子たちをためらわせる「現実の壁」「職場の理解」…無意識の甘えに女子たちは自戒「真剣に続けたいなら、男性と同様、仕事に甘えがあってはならないとの意見」:それなら、男性も子どもを持ちたいなら、女性と同様、育児と家事に甘えがあってはならないとの意見。を出しておきたい。「甘えは禁物」。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130519-00000503-san-life
大阪市が小中「学校案内」発行…学テ成績も掲載
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130520-OYT1T00233.htm
日本語。子どもの貧困 対策法「元年」にしよう
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013051302000126.html
日弁連 生活保護の利用を妨げる「生活保護法の一部を改正する法律案」の廃案を求める緊急会長声明
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2013/130517.html
日本語。巨大竜巻で51人死亡=小学校直撃―邦人3家族と連絡取れず・米オクラホマ州
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130521-00000034-jij-n_ame
実は20日にも、米4州で26個の竜巻発生 1人死亡 10数人が負傷:地球環境だけでなく、人間の愚かさという点で人間の社会も、もう何もかもが崩壊に向かって、すべり坂を転がり落ちているんでは……という絶望的な気分がどんどん色濃くなっていく。
s
2013.05.23 / Top↑
14日に自殺幇助合法化法案が議会を通過したVermont州で
Peter Schumlin知事が20日、法案に署名。
即日、施行となった。
(実際には保健局の制度導入の準備に数週間かかる)
名称は the End of Life Choices law。
「終末の選択法」。
同州の医療コミッショナーは
年間10から20の処方箋が出され、
その中のわずかな患者が実際に致死薬を使用するのでは、と。
Vermont is 4th state to legalize assisted suicide
Seattle Pi (AP), May 20, 2013
Seattle Post-intelligencer紙の記事の元記事はAP通信。
APはこの問題に限らず、偏向している印象があるのだけど、
この記事でも、米国でPAS合法化された「第4の州」として、
モンタナ州をカウントしている。
MT州は最高裁の判決は出たものの、
それをもって「合法化された」と解釈する推進派と
それだけでは合法化されたとは言えないと解釈する慎重派が
それぞれの立場への法の明確化を求めて議会でせめぎ合っている。
【VT州のPAS関連エントリー】
「自殺幇助は文化を変える、医療費削減とも結びつく」とVT州でW.・Smith講演(2011/1/17)
VT州、自殺幇助合法化せず、公費による皆保険制度創設へ(2011/5/10)
Vermont州の自殺幇助合法化法案が上院を通過(2013/5/12)
VT州の“尊厳死法”成立へ(2013/5/14)
Peter Schumlin知事が20日、法案に署名。
即日、施行となった。
(実際には保健局の制度導入の準備に数週間かかる)
名称は the End of Life Choices law。
「終末の選択法」。
同州の医療コミッショナーは
年間10から20の処方箋が出され、
その中のわずかな患者が実際に致死薬を使用するのでは、と。
Vermont is 4th state to legalize assisted suicide
Seattle Pi (AP), May 20, 2013
Seattle Post-intelligencer紙の記事の元記事はAP通信。
APはこの問題に限らず、偏向している印象があるのだけど、
この記事でも、米国でPAS合法化された「第4の州」として、
モンタナ州をカウントしている。
MT州は最高裁の判決は出たものの、
それをもって「合法化された」と解釈する推進派と
それだけでは合法化されたとは言えないと解釈する慎重派が
それぞれの立場への法の明確化を求めて議会でせめぎ合っている。
【VT州のPAS関連エントリー】
「自殺幇助は文化を変える、医療費削減とも結びつく」とVT州でW.・Smith講演(2011/1/17)
VT州、自殺幇助合法化せず、公費による皆保険制度創設へ(2011/5/10)
Vermont州の自殺幇助合法化法案が上院を通過(2013/5/12)
VT州の“尊厳死法”成立へ(2013/5/14)
2013.05.23 / Top↑
緩和ケアの専門家が死の数日前から数時前に起こる現象を詳細に研究した論文。:尊厳死や平穏死が云々されて、まるで終末期医療そのものが包括的に「無意味な延命」であるかのような言論操作がされているけど、こういう研究によって終末期そのものを理解することって、実はまだまだ必要なんでは?
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00520-012-1677-3
米VT州の自殺幇助合法化は「ルールなし」だとWesley Smith.
http://www.nationalreview.com/human-exceptionalism/347821/vermonts-coming-no-rules-assisted-suicide
CT州の障害者から「障害者が全てPAS合法化に反対なわけじゃない」と。:英国でも有名な障害学者のトム・シェイクスピアは賛成派。エントリーもありますが、気力がないのでリンクはパス。
http://www.theday.com/article/20130512/OP05/305129962/1044
Nicklinson訴訟を引き継いだPaul Lamb訴訟で、判事が個々の障害者や患者の苦境ではなく法の原則が判断基準、弁護士は世論調査を引き合いに出すが、世論はいつどのようにでも変わる、と。
http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/law-and-order/10054106/Lord-Chief-Justice-wont-allow-personal-sympathy-to-sway-decision-on-assisted-suicide.html
英国でFalconer議員が提出する予定の自殺幇助合法化法案は、なんでも一定の要件を満たしているかどうかの判断をGPに託すものなのだとか。:それなら通らないだろうと、ちょっと安心。
http://www.publicservice.co.uk/news_story.asp?id=22946
英国で論争になっているリヴァプール・ケア・パスウェイはQOLを上げるんだという調査結果。:問題はLCPそのものじゃない。それを適用する側の「どうせ先のない高齢者」という意識。これもエントリーいくつもあるけど、気力がないのでリンクはパス。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/260390.php
メディケアでの薬の処方が十分に規制監督されていないため、高齢者や障害者に過剰投与で危険が及んでいる、と、ProPublica。:読もうと思ってプリントアウトしたまま数日が経過……。気になる記事。
http://www.propublica.org/article/part-d-prescriber-checkup-mainbar
将来どういう病気にかかる可能性があるかというゲノム情報を医師は求めていない患者に伝えてはならない。その情報のコントロール権は患者にある。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/260363.php
アンジェリーナ・ジョリーの両側乳房切除を巡り、予防的乳房切除のジレンマに関する記事。:一昨日NYTでジョリーの記事を読んだ時、日本でこの話題がどのように報道されていくのかが想像されて、途中で読み続ける気力がなくなってしまったのだけれど、日本のメディアはその時の予想通りの反応をしている。そこではあまり報道されないのだろう否定的な見方や懸念の声も紹介されているので、エントリーにしようと3分の2ほど書いたのだけれど、最後に近づくにつれ科学とテクノで簡単解決バンザイのアメリカ文化の匂いが濃厚になっていくのにメゲて、原稿はゴミ箱へ入れた。
http://www.nytimes.com/2013/05/15/health/angelina-jolies-disclosure-highlights-a-breast-cancer-dilemma.html?pagewanted=all&_r=0
アンジェリーナ・ジョリーの担当医が手術の詳細を明かしている。「女性が予防的治療を理解する一助に」と。
http://www.guardian.co.uk/society/2013/may/15/angelina-jolie-mastectomy-doctor-blog
定期的に低容量のアスピリンを飲むと乳がん予防になる、という研究結果も。:アスピリン、スタチン、ビタミンDは予防医学の万能薬。いくらでもマーケットを創出できるという意味でも“万能”薬。これもエントリーは多いけど、同じくパス。ttp://www.medicalnewstoday.com/articles/259480.php
脳卒中や心臓発作などのスクリーニングを行う会社と病院とが提携して、ほとんどの人には必要ない検査を売り歩いている、との非難。:上の両側乳房切除に関するジレンマの記事でも、ジョリーは非常にまれなケースで、大半の女性はそんな検査を受ける必要などない、と専門家が語っている。「病気予防で正常な人体組織を切除しなければならないなんて、改めて考えたらグロテスクなことですよ」とも。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/hospitals-promote-screenings-that-experts-say-most-people-should-not-receive/2013/05/13/aaecb272-9ae2-11e2-9bda-edd1a7fb557d_story.html
<子宮頸がんワクチン>副反応 未報告例も調査 「子宮頸がんワクチンの副反応は09年12月の販売開始から昨年末まで計約340万人(推計)が接種して1926人。このうち重い障害が残るなど重篤なものは861人に上る」。それでも「厚労省の幹部は「ワクチン成分による副反応の他に筋肉に注射するため神経が針で傷ついた可能性もある」:どうかしてないか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130516-00000007-mai-soci
新出生前診断、1か月で441人=9割が高齢妊婦、9人異常疑い/実は陰性のケースも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130510-00000140-jij-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130515-00001693-yom-sci
モンサントがGM作物の種子を買った農家に作物から取れた種子の利用を禁じていることは農夫側の権利の侵害だと農夫が訴えた訴訟で、米最高裁は全員一致でモンサント側の言い分を認めた。その理由とは、もし農夫側の作物から採取した種子を使う権利が認められたら「発明技術による最初の種子が最初に売られた後は、特許の価値が急落する」から。
http://www.nytimes.com/2013/05/14/opinion/soybeans-and-the-spirit-of-invention.html
ロックフェラー財団の慈善の歴史、100年に。:慈善資本主義を云々すると、陰謀説だと言われるけれどね。何かというとすぐに「陰謀説だ」と全否定するのも思考停止。
http://www.washingtonpost.com/business/rockefeller-foundation-marks-100-years-of-achievement-and-controversy-as-global-do-gooder/2013/05/12/eaeaf3dc-bb1e-11e2-b537-ab47f0325f7c_story.html
人クローンES細胞作製…日本人研究者ら世界初
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130515-OYT1T01708.htm
日本。クローズアップ2013:「卵子提供」へ賛否 「見切り発車」に不安
http://mainichi.jp/opinion/news/20130514ddm003040123000c.html
ストーカー、治療でも予防へ…警察庁が方針転換:日本にも、モラル・エンハンスメントに向かう芽は潜んでいる。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130503-OYT1T01065.htm
日本。18歳未満で4人目の脳死判定 広島:もうあまり話題にもならなくなった……。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130511/k10014504541000.html
英国オックスフォードで何年にも渡って11歳から15歳の少女らを監禁し、薬とアルコール漬けにして売春させていた組織犯罪が発覚。多くは養育や愛情に欠ける家庭の、行方がしれずとも誰にも心配されないような境遇の少女たちが狙われていたという。7人を逮捕。何度か警察や児童局への通報があったにもかかわらず、今まで発覚することがなかった。
http://www.guardian.co.uk/uk/2013/may/14/oxford-gang-groomed-victims-hell
http://www.guardian.co.uk/society/2013/may/14/oxford-abuse-ring-social-services
http://www.guardian.co.uk/uk/2013/may/14/oxford-child-sex-ring-police-investigation
上の事件を受け、レイプや性的虐待について正面から語ろうとしない男性や社会に向け、ええ加減にせえよ、と怒る女性ジャーナリストたちの声。
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2013/may/15/we-have-to-listen-to-abused-children
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2013/may/15/angry-men-wont-discuss-rape-abuse
で、それと同じ憤りを覚える、日本の政治家の発言。東京新聞【コラム】筆洗「 性の営みという最も私的な領域まで管理、利用されるのが戦争だ。「慰安婦制度は必要だった」と明快に言い切る政治家には、兵士を派遣する立場の視点しかない。自らが一兵士として列に並び、妻や娘が慰安婦になる姿など想像できないのだろう」引用されている詩が心に痛い。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013051602000135.html
生活保護法がとんでもないことになりつつある。
http://seikatuhogotaisaku.blog.fc2.com/blog-entry-123.html
日本。行方不明の身分を売った「被災者ゴースト」たちのいま
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20130512/Spa_20130512_00421152.html
英国労働党員が、貧困の原因は個々人にあり、社会や政治政策にあるわけではない、という見方を強めている。
http://www.guardian.co.uk/politics/2013/may/14/labour-voters-poor-
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00520-012-1677-3
米VT州の自殺幇助合法化は「ルールなし」だとWesley Smith.
http://www.nationalreview.com/human-exceptionalism/347821/vermonts-coming-no-rules-assisted-suicide
CT州の障害者から「障害者が全てPAS合法化に反対なわけじゃない」と。:英国でも有名な障害学者のトム・シェイクスピアは賛成派。エントリーもありますが、気力がないのでリンクはパス。
http://www.theday.com/article/20130512/OP05/305129962/1044
Nicklinson訴訟を引き継いだPaul Lamb訴訟で、判事が個々の障害者や患者の苦境ではなく法の原則が判断基準、弁護士は世論調査を引き合いに出すが、世論はいつどのようにでも変わる、と。
http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/law-and-order/10054106/Lord-Chief-Justice-wont-allow-personal-sympathy-to-sway-decision-on-assisted-suicide.html
英国でFalconer議員が提出する予定の自殺幇助合法化法案は、なんでも一定の要件を満たしているかどうかの判断をGPに託すものなのだとか。:それなら通らないだろうと、ちょっと安心。
http://www.publicservice.co.uk/news_story.asp?id=22946
英国で論争になっているリヴァプール・ケア・パスウェイはQOLを上げるんだという調査結果。:問題はLCPそのものじゃない。それを適用する側の「どうせ先のない高齢者」という意識。これもエントリーいくつもあるけど、気力がないのでリンクはパス。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/260390.php
メディケアでの薬の処方が十分に規制監督されていないため、高齢者や障害者に過剰投与で危険が及んでいる、と、ProPublica。:読もうと思ってプリントアウトしたまま数日が経過……。気になる記事。
http://www.propublica.org/article/part-d-prescriber-checkup-mainbar
将来どういう病気にかかる可能性があるかというゲノム情報を医師は求めていない患者に伝えてはならない。その情報のコントロール権は患者にある。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/260363.php
アンジェリーナ・ジョリーの両側乳房切除を巡り、予防的乳房切除のジレンマに関する記事。:一昨日NYTでジョリーの記事を読んだ時、日本でこの話題がどのように報道されていくのかが想像されて、途中で読み続ける気力がなくなってしまったのだけれど、日本のメディアはその時の予想通りの反応をしている。そこではあまり報道されないのだろう否定的な見方や懸念の声も紹介されているので、エントリーにしようと3分の2ほど書いたのだけれど、最後に近づくにつれ科学とテクノで簡単解決バンザイのアメリカ文化の匂いが濃厚になっていくのにメゲて、原稿はゴミ箱へ入れた。
http://www.nytimes.com/2013/05/15/health/angelina-jolies-disclosure-highlights-a-breast-cancer-dilemma.html?pagewanted=all&_r=0
アンジェリーナ・ジョリーの担当医が手術の詳細を明かしている。「女性が予防的治療を理解する一助に」と。
http://www.guardian.co.uk/society/2013/may/15/angelina-jolie-mastectomy-doctor-blog
定期的に低容量のアスピリンを飲むと乳がん予防になる、という研究結果も。:アスピリン、スタチン、ビタミンDは予防医学の万能薬。いくらでもマーケットを創出できるという意味でも“万能”薬。これもエントリーは多いけど、同じくパス。ttp://www.medicalnewstoday.com/articles/259480.php
脳卒中や心臓発作などのスクリーニングを行う会社と病院とが提携して、ほとんどの人には必要ない検査を売り歩いている、との非難。:上の両側乳房切除に関するジレンマの記事でも、ジョリーは非常にまれなケースで、大半の女性はそんな検査を受ける必要などない、と専門家が語っている。「病気予防で正常な人体組織を切除しなければならないなんて、改めて考えたらグロテスクなことですよ」とも。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/hospitals-promote-screenings-that-experts-say-most-people-should-not-receive/2013/05/13/aaecb272-9ae2-11e2-9bda-edd1a7fb557d_story.html
<子宮頸がんワクチン>副反応 未報告例も調査 「子宮頸がんワクチンの副反応は09年12月の販売開始から昨年末まで計約340万人(推計)が接種して1926人。このうち重い障害が残るなど重篤なものは861人に上る」。それでも「厚労省の幹部は「ワクチン成分による副反応の他に筋肉に注射するため神経が針で傷ついた可能性もある」:どうかしてないか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130516-00000007-mai-soci
新出生前診断、1か月で441人=9割が高齢妊婦、9人異常疑い/実は陰性のケースも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130510-00000140-jij-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130515-00001693-yom-sci
モンサントがGM作物の種子を買った農家に作物から取れた種子の利用を禁じていることは農夫側の権利の侵害だと農夫が訴えた訴訟で、米最高裁は全員一致でモンサント側の言い分を認めた。その理由とは、もし農夫側の作物から採取した種子を使う権利が認められたら「発明技術による最初の種子が最初に売られた後は、特許の価値が急落する」から。
http://www.nytimes.com/2013/05/14/opinion/soybeans-and-the-spirit-of-invention.html
ロックフェラー財団の慈善の歴史、100年に。:慈善資本主義を云々すると、陰謀説だと言われるけれどね。何かというとすぐに「陰謀説だ」と全否定するのも思考停止。
http://www.washingtonpost.com/business/rockefeller-foundation-marks-100-years-of-achievement-and-controversy-as-global-do-gooder/2013/05/12/eaeaf3dc-bb1e-11e2-b537-ab47f0325f7c_story.html
人クローンES細胞作製…日本人研究者ら世界初
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130515-OYT1T01708.htm
日本。クローズアップ2013:「卵子提供」へ賛否 「見切り発車」に不安
http://mainichi.jp/opinion/news/20130514ddm003040123000c.html
ストーカー、治療でも予防へ…警察庁が方針転換:日本にも、モラル・エンハンスメントに向かう芽は潜んでいる。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130503-OYT1T01065.htm
日本。18歳未満で4人目の脳死判定 広島:もうあまり話題にもならなくなった……。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130511/k10014504541000.html
英国オックスフォードで何年にも渡って11歳から15歳の少女らを監禁し、薬とアルコール漬けにして売春させていた組織犯罪が発覚。多くは養育や愛情に欠ける家庭の、行方がしれずとも誰にも心配されないような境遇の少女たちが狙われていたという。7人を逮捕。何度か警察や児童局への通報があったにもかかわらず、今まで発覚することがなかった。
http://www.guardian.co.uk/uk/2013/may/14/oxford-gang-groomed-victims-hell
http://www.guardian.co.uk/society/2013/may/14/oxford-abuse-ring-social-services
http://www.guardian.co.uk/uk/2013/may/14/oxford-child-sex-ring-police-investigation
上の事件を受け、レイプや性的虐待について正面から語ろうとしない男性や社会に向け、ええ加減にせえよ、と怒る女性ジャーナリストたちの声。
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2013/may/15/we-have-to-listen-to-abused-children
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2013/may/15/angry-men-wont-discuss-rape-abuse
で、それと同じ憤りを覚える、日本の政治家の発言。東京新聞【コラム】筆洗「 性の営みという最も私的な領域まで管理、利用されるのが戦争だ。「慰安婦制度は必要だった」と明快に言い切る政治家には、兵士を派遣する立場の視点しかない。自らが一兵士として列に並び、妻や娘が慰安婦になる姿など想像できないのだろう」引用されている詩が心に痛い。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013051602000135.html
生活保護法がとんでもないことになりつつある。
http://seikatuhogotaisaku.blog.fc2.com/blog-entry-123.html
日本。行方不明の身分を売った「被災者ゴースト」たちのいま
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20130512/Spa_20130512_00421152.html
英国労働党員が、貧困の原因は個々人にあり、社会や政治政策にあるわけではない、という見方を強めている。
http://www.guardian.co.uk/politics/2013/may/14/labour-voters-poor-
2013.05.23 / Top↑
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