http://medicalfutility.blogspot.com/2011/11/futility-in-nicu.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+MedicalFutilityBlog+%28Medical+Futility+Blog%29
英国の自殺幇助合法化論者の一人でアルツハイマー病の作家 Terry Pratchettが、スイスのDignitasで自殺幇助を受けるための手続きを開始した、と発表。
http://www.guardian.co.uk/books/2011/jun/12/pratchett-starts-process-to-end-his-life?CMP=EMCNEWEML1355
【Pratchett氏関連エントリー】
作家 Terry Partchett “自殺幇助法案”を支持(2009/7/1)
自殺幇助ガイドラインに、MSの科学者とアルツハイマーの作家それぞれの反応(2009/9/23)
作家 Pratchette氏「自殺幇助を個別に検討・承認する委員会を」(2010/2/2)
Pratchett氏の「自殺幇助委員会」提言にアルツハイマー病協会からコメント(2010/2/3)
WA州で09年に施行になったばかりの尊厳死法を自殺幇助だけではなく、ターミナルでない人の安楽死にまで拡大しようという声が上がっている。Wesley Smithがブログで拾っている。
http://www.firstthings.com/blogs/secondhandsmoke/2011/11/16/movement-begins-to-expand-wa-assisted-suicide-law/
オランダで安楽死した末期がんの女性の最後の日々を息子のMarc Weide氏がつづった日記が公開されている。:なんだか、もうグローバルに自殺幇助と安楽死合法化に向けたキャンペーンが展開しているとしか思えない。なんだよ、この同時多発的な動きは?
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2008/aug/23/euthanasia.cancer?CMP=EMCNEWEML1355
カナダでも特に先鋭的な自殺幇助合法化への動きを見せているケベック州の意見聴取で、住民の多くが合法化に反対、との結果。
http://www.lifesitenews.com/news/public-submissions-to-quebec-committee-overwhelmingly-rejected-euthanasia-a/
昨日のエントリーと今日のエントリーとで取り上げたカナダ王立協会の終末期医療に関する報告書について、批判的なレスポンスを拾ってみた。
http://fullcomment.nationalpost.com/2011/11/16/barbara-kay-euthanasia-report-is-reassuring-but-misleading/ (ミスリーディングだ、と)
http://www.vancouversun.com/news/report+assisted+suicide+lacks+balance+says+anti+euthanasia+group/5708982/story.html (偏っている、とEPC)
こちらは同じくカナダの合法化訴訟で裁判所前で行われた抗議行動に関する報道。
http://www.theprovince.com/news/Legalizing+assisted+suicide+recipe+elder+abuse+protesters/5708395/story.html
http://www.theprovince.com/news/Missing+point/5717889/story.html
上記裁判で非常に興味深いシーンがあったらしい。ハーバード大学の倫理学者が、原告側の証人として招かれたものの、この人は米国マサチューセッツ州で自殺幇助合法化の要望書の提出者の一人となっているなど明らかに合法化支持のスタンスの学者なので、彼女のデータは偏っているとして専門家証人として認められないとの抗議がでたとか。:それをいえば昨日の王立協会の委員会のメンバーだって合法化論者で固められていたとEPCは言っているし。さらに言えばAshley事件でシアトルこども病院が組織した成長抑制ワーキング・グループだって、最初からそういう顔ぶれだったし。だいたいヤリクチは同じだよね。
http://www.theglobeandmail.com/life/health/end-of-life/famous-medical-ethics-lecturers-credentials-challenged-in-euthanasia-case/article2239052/
今日のエントリーを書く際に久々にPrincess Royal Trust for Carersのサイトを覗いてみたら、保健省の依頼と資金提供でPRTCとCross Roads Careが介護者とインターネットについて調査していた。報告書が以下の How can the web support carers?。ざっと目を通した程度だけど、「支援を何でもネットで調達ということになると人との関わりが減る」「介護目的じゃなくてネットは息抜きと楽しみで使いたい」などが印象的だった。
http://www.carers.org/sites/default/files/executive_summary.pdf
NEJM誌からの日本語記事で「4価HPVワクチンは男性同性愛者の肛門上皮内腫瘍も予防」。:4価HPVワクチンとは日本でも追加で認可されたメルクのガーダシル。10月にCDCが男児にも接種を推奨していたから、こういう研究報告が順次出てくるんだろうなとは思っていたけど、それが早速にこうして日本語記事になるということは、やっぱり日本でも女児だけでなく男児にも、という話になっていくのか。詳細は以下にリンク。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/nejm/201111/522464.html
【関連エントリー】
日本でもガーダシル導入へ、厚労省当該部会の議論の怪 1(2011/8/5)
日本でもガーダシル導入へ、厚労省当該部会の議論の怪 2(2011/8/5)
HPVワクチン、今度は男児狙いときて親の警戒またアップ(2010/5/13)
HPVワクチン、男児にも定期接種が望ましい、とCDC(2011/10/26)
日本。成人用肺炎球菌ワクチンの助成を検討へ―民主・予防接種法小委が初会合。:子宮頸がん予防ワクチン、ビフワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンは2012年度の事業継続が決まっているんだって。いつのまにか「子宮頸がんワクチン」ではなく「子宮頸がん予防ワクチン」に呼び名が変わっている。厚労省の議論では「子宮頸がんを予防するエビデンスはまだないのだから『HPVワクチン』と称すべき」だという意見があったはずなんだけど。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/35981.html
日本。「生活自立支援」最多ペース 認知症高齢者の契約など代行 :高齢者を狙う貧困ビジネスが徐々に知的障害者に対象を拡大していくんだろうと予想していたけど、やっぱり……。
http://www.shinmai.co.jp/news/20111117/KT111116ATI090009000.html
昨日の補遺で拾ったkebichan55さんのブログ記事が書いていたSAPIOの記事、これかも? :考えてみたら、こういう製薬会社の手先的な精神医療も一種の貧困ビジネスと言えるのかも?
http://www.news-postseven.com/archives/20111116_67658.html
NYT。企業によっては、スモーカーと肥満の従業員に健康保険料を割り増し。
The Smokers’ Surcharge: Some companies are starting to penalize employees who smoke or are obese by raising their health care insurance costs.
グローバルな人身売買をずっと追いかけているNYTのコラムニスト、Nicholas D. Kristofがまた記事を書いている。6歳の子ども達が拷問やレイプ目的で売買されている、と。
The Face of Modern Slavery: When 6-year-okds are sold to be tortured and raped, it’s time for a 21st-century abolitionist movement to end human trafficking.
英国で若者の失業率21.9%。:超富裕層と企業だけが安泰でも、これでは人間の社会そのものが成り立っていかないのでは?
http://www.guardian.co.uk/business/2011/nov/16/youth-unemployment-hits-1m-uk?CMP=EMCNEWEML1355
英国NHSの治療を受けられるまでの患者の待機が長すぎると保健相が改善を約束。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/nov/17/nhs-waiting-lists-cut-government?CMP=EMCNEWEML1355
米国で初めてのヒトでの胚幹細胞による脊損治療実験について、
以下のエントリーで拾いましたが、
早くも米国で胚性幹細胞による脊損治療実験にGO(2009/1/24)
そこに、今回、突然の中止という続報――。
Geron社の発表によると、
現在の資金不足と経済状況の不透明の中、
ガン治療薬開発に集中するために下されたビジネスとしての決定だといい、
それを裏付けるように、
同社は同時に常勤社員の38割のリストラも発表。
なお、新たな患者に治療することはないが
これまでに治療した4人の患者については今後もフォローしつつ、
こちらの研究の技術面でも資金面でもパートナーを探していくとはいうものの、
ヒト胚の廃棄を前提にした技術の倫理問題や今だ動物実験も十分でないとの安全性懸念、また脳損傷から2週間以内に治療開始という治験の条件について
受傷直後の患者が冷静に参加を決断できるのかという疑問もある中、
米国で初めて承認された同種の治験には
幹細胞治療研究そのものの今後の命運がかかるだけに
心臓病、ガン、アルツハイマーやマヒなどに大きなポテンシャルを謳う
幹細胞治療の研究業界界隈では、大きな失望の声が上がっている。
クリストファー・リーブ財団の幹部はカンカン。
「ったく腹が立つわ、胸糞が悪いわ。
みんなの希望を煽っておいてカネがないからやめるなんて悪党のやることだ。
これでは我々は実験室のマウス扱いじゃないか」
米国ではもう1つ、眼病の幹細胞治療の治験も行われており、
こちらはUCLA Jules Stein Eye Instituteが不治の眼病患者2人に実施しているとのこと。
First test of human embryonic stem cell therapy in people discontinued
WP, November 15, 2011
素人だからなのか、
なんとなく疑問に感じるのは、
確かにがん治療開発は科学とテクノのマーケット創設のトレンドで
それなりに国際競争が熾烈になっているというのは想像がつくのだけど、
でも、本当に副作用は今のところ出ていないというなら、
将来的にはオンボロ儲けが確実な分野なわけですよね、これって?
しかも米国初で、脊損治療ではGeron社だけがやっているわけだから
一人勝ちが保障されているようなもので?
それで「経営的判断でがん治療薬に専念したいから撤退」……?
それとも、
その筋のハーバードの研究者のコメントで「幹細胞は貴重な研究だが、
将来有望な科学技術を新しい治療法にしていくのは長くて骨の折れるプロセス。
途中で何度も挫折はつきもの」というのを読むと、
この世界的な不況の中、そろそろ
「命を救う技術」「難病に新たな治療の可能性」というだけで
実験につぎ込まれるカネが正当化される……という時代じゃなくなってきた……ということ?
いや、でも、それでは新たなマーケット創出ができなくならない?
【関連エントリー】
「幹細胞治療のウェブサイトは危険」と専門家が警告(2008/12/8)
米国FDAが認めなかったかな細胞治療、英国で治験へ(2009/1/19)
アップする際、
リスクに関する興味深い記事を書いてくださっているブログがあったので
以下にTBさせていただきました。
自殺幇助と自発的安楽死の合法化提言の部分でメディアが大騒ぎしている中、
さすが「無益な治療ブログ」(正確には「医学的無益性ブログ」だった)のPopeが
この報告書の一方的な無益な治療停止に関する部分を取りまとめてくれている。
Royal Society of Canada Report Addresses Medical Futility
Medical Futility Blog, November 15, 2011
現在のように個々のケースを裁判所が判断するのも適当とは思えず、
法的な手続きで決着をつけることが必要と思われるものの、
問題の複雑さからしても委員会の性格からも、
この委員会には具体的な提言はできない、として、
延命の可能性のある治療を一方的に中止または差し控えることをめぐる論争について
委員会としては以下の3点を提言している。
(引用は上記リンクにありますが、ここでは文言の通りではありません)。
1. 医療職が一方的に差し控えまたは中止できる法的条件を州政府が明記すべき。
2. 一方的な差し控えまたは中止をめぐる医療職の義務について、
医学教育機関は教育を徹底すべき。
3.一方的な差し控えまたは中止に関する法的な立場を理解し、
自らや家族のよきアドボケイトとして
医療職と良好なコミュニケーションが取れるように、
州政府は州民を教育すべき。
……てことは、
「延命」ではなく「延命になる可能性のある」治療まで
医療職が「一方的に」差し控えたり中止することそのものは認める前提――。
でも、よ、
自殺幇助と自発的安楽死を「自己決定権」に基づいて認める立場と、
「一方的な」治療の差し控えまたは中止を医療職に認める立場とは
この委員会にとっては一体どういうふうに整合するんだろう……?
なんか、さぁ、これって、
「自己決定権」を根拠にできないところでは、「教育」によって、
いってみれば「自己納得」・「自己決定もどき」へと国民を誘導していけば、
「一方的」の部分も、まぁ、みんな誤魔化されてくれるんじゃない……みたいな戦略?
「事前指示書」という仕掛けが
そこの溝をなんとな~く見えなくしてくれそうだし……って?
なお、以下の記事によると、報告書が提起した問題は
自殺幇助の合法化と一方的な無益な治療停止の問題の他には
主として以下の2点。
・カナダ国民に事前指示書を書いておくよう教育を徹底し、
患者の療養を通じて事前指示書が有効に機能するよう現場のシステムを整備すること。
・緩和ケアの患者のセデーションは合法ではあるものの、
その対象となる苦痛の種類や範囲があいまいで、
患者自身の同意についても明確ではなく、
患者の意思が不明な場合に家族と医療の間に意見の相違があると問題化する。
Four issues raised by the end-of-life report
The Glove and Mail, November 15, 2011
http://www.theglobeandmail.com/life/health/end-of-life/four-issues-raised-by-the-end-of-life-report/article2237602/
http://medicalfutility.blogspot.com/2011/11/royal-society-of-canada-report.html
②ヒトES細胞治療の治験、14日になって突然の中止発表。:これは必読。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/first-test-of-human-embryonic-stem-cell-therapy-in-people-discontinued/2011/11/14/gIQAQBTOMN_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
③英国の介護者支援チャリティの老舗PRTCから、介護に関する意識調査の結果が出ている。:これも必読。
http://www.google.com/hostednews/ukpress/article/ALeqM5haIsjX7VFf5bJUnKp6Hf4H1_ssaA?docId=N0664591321365916046A
④ERの高齢患者は若い人ほど痛み止めをもらえていない、との調査結果。:これはねー。ずっと気になっている問題。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/237592.php
【関連エントリー】
「認知症の人の痛みに気付く」ワークショップ(2009/9/9)
高齢者入所施設における遺体マネジメント戦略(2009/9/9)
「認知症患者の緩和ケア向上させ、痛みと不快に対応を」と老年医学専門医(2009/10/19)
背景にあるのが「どうせ」という差別意識という点で、知的障害者も同じだと思う ↓
「医療における障害への偏見が死につながった」オンブズマンが改善を勧告
Markのケース:知的障害者への偏見による医療過失
Martinのケース:知的障害者への偏見による医療過失
オンブズマン報告書を読んでみた:知的障害者に対する医療ネグレクト(2009/3/31)
⑤認知症ワクチンの治験が進んでいて、重症患者の場合には脳に炎症を起こすらしいのだけど、軽度者には有効だとか。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/237654.php
⑥kebichan55さんのブログ記事によると、製薬会社と精神医療界の研究者との癒着問題をSAPIOが取り上げて、勇気ある記事を書いているらしい。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/52755677.html
【米国の関連エントリー】
子どもへの抗精神病薬でFDAと専門家委員会が責任なすり合い(2008/11/19)
抗ウツ剤めぐる研究者と製薬会社の癒着スキャンダル報告書(米国)(2008/11/17)
抗ウツ剤めぐる研究者と製薬会社の癒着スキャンダル報告書 Part2(2008/11/23)
今度はラジオの人気ドクターにスキャンダル(2008/11/23)
FDAの科学者ら「認可審査あまりにも杜撰」と内部告発(2009/1/15)
FDAと製薬会社の訴訟つぶしに待った(2009/3/5)
製薬会社がゴーストライターに書かせた論文でエビデンス作り(2009/8/8)
【いわゆる“Biedermanスキャンダル”関連エントリー】
著名小児精神科医にスキャンダル(2008/6/8)
著名精神科医ら製薬会社からのコンサル料を過少報告(2008/10/6)
Biederman医師にさらなる製薬会社との癒着スキャンダル(2008/11/25)
Biederman医師、製薬業界資金の研究から身を引くことに(2009/1/1)
⑦「代替療法って案外効果があるし、元も取れたりするよ」という話がWPに。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/alternative-therapies-sometimes-help-and-almost-always-pay-off/2011/11/10/gIQAfuIpKN_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
⑧子どもの頃にIQが高い人は長じて違法薬物に手を出す確率が高い、という調査結果。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/237674.php
⑨昨日、強制排除されていたNYのオキュパイ運動、Zuccotti公園に戻ったらしい。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/nov/16/occupy-wall-street-return-manhattan-park?CMP=EMCNEWEML1355
安楽死防止協会(EPC)から昨日予告されていたカナダ王立協会の委員会報告書が出て、
意思決定能力のある成人は、たとえターミナルでなくとも、
規制・監督された制度下で十分に説明を受けた後に死を選択する「道徳上の権利」があるべきだ、
そうした制度を作ることによって
弱者が脅かされるとか強制的な安楽死といった
「すべり坂」が起こるエビデンスはない、として、
自殺幇助と自発的安楽死の合法化を提唱した。
すべり坂を否定した下りは以下。
The evidence from years of experience and research where euthanasia and/or assisted suicide are permitted does not support claims that decriminalization will result in vulnerable persons being subjected to abuse or a slippery slope from voluntary to non-voluntary euthanasia.
(「すべり坂は起きない」というエビデンスは??)
EPCに言わせると合法化支持の立場の委員で固めてあったらしい委員会が
2年前に立ち上げられた時のエントリーはこちら ↓
自殺幇助合法化法案が出ているカナダで「終末期の意思決定」検討する専門家委員会(2009/11/7)
今回「2年間の検討を経て」出てきた報告書 End-of Life Decision Making 本体はこちら ↓
http://www.rsc.ca/expertpanels_reports.php
さすがにメディアが騒いでいて、すごい数の報道。以下はその一部 ↓
http://www.thespec.com/news/canada/article/625760--panel-says-canadians-should-be-able-to-choose-when-and-how-they-die
http://www.theglobeandmail.com/life/health/end-of-life/panel-calls-for-legalization-of-assisted-suicide/article2236391/
http://www.cbc.ca/news/politics/story/2011/11/15/pol-euthanasia-report.html
http://www.vancouversun.com/news/Decriminalize+assisted+suicide+expert+panel+urges/5712233/story.html
http://www.nytimes.com/2011/11/16/world/americas/canada-top-scientists-urge-allowing-assisted-suicide.html?_r=1
http://www.globalmontreal.com/murder+or+mercy+euthanasia+and+assisted+suicide+in+canada/6442457485/story.html
しかし、文末にリンクした通り、
カナダ議会は去年、合法化法案を否決したばかり。
以下の記事によると、法務相Rob Nicholsonは「議論を再開する予定はない」と。
Euthanasia issue won’t be reopened, Justice Minister Rob Nicholson says
The Globe and Mail, November 14, 2011
また、以下の記事によると、
党派を問わず政治家はこの問題に手を出しかねている模様。
またカナダ医師会は合法化に反対のスタンス。
(ただし文末にリンクしたようにケベック州の医師会は合法化支持)
Politicians of all stripes refuse to act on calls to legalize assisted suicide
The Globe and Mail, November 14, 2011
しかし、カナダでは自殺幇助合法化を求めて訴訟が立て続けに起こされており、
ALSの女性Taylorさんが起こした訴訟では月曜日から審理が開始されたばかりとあって、
こちらのニュースは昨日の補遺にも拾っていますが、今日も多数出ています。
その一部を以下に。
http://www.cbc.ca/thecurrent/episode/2011/11/15/assisted-suicide-returns-to-canadian-courts/
http://www.vancouversun.com/health/Landmark+right+challenge+begins+Vancouver/5709989/story.html
http://www.cbc.ca/news/yourcommunity/2011/11/spotted-assisted-suicide-story-inspires-thoughtful-audience-debate.html
http://www.vancouverobserver.com/politics/news/2011/11/14/assisted-suicide-debate-hits-vancouver-courtroom
この訴訟については11月14日の補遺で
以下のように、とりあえずの取りまとめをしています。
8月にいったん挫折したカナダのFarewell Foundationによる自殺幇助合法化集団訴訟の原告の一人でALS患者のGloria Taylorさん(63)が、改めて同じ趣旨の訴訟を起こしている。
http://www.ctv.ca/CTVNews/Canada/20111113/dying-woman-resurrects-assisted-suicide-debate-111113/
http://www.thestar.com/news/canada/article/1086165--landmark-case-renews-debate-on-right-to-die
この動きを受け、Calgary Heraldに安楽死防止連盟のAlex Schadenbergらによる合法化反対の論考。
http://www.calgaryherald.com/news/should+afraid+assisted+suicide/5703321/story.html
Farewell Foundationの訴訟については以下の補遺に ↓
2011年8月1日の補遺
2011年8月3日の補遺
2011年8月19日の補遺
【その他カナダの自殺幇助合法化議論関連エントリー】
カナダの議会でも自殺幇助合法化法案、9月に審議(2009/7/10)
カナダ・ケベック州医師会が自殺幇助合法化を提言(2009/7/17)
図書館がDr. Death ワークショップへの場所提供を拒否(カナダ)(2009/9/24)
カナダの議会で自殺幇助合法化法案が審議入り(2009/10/2)
自殺幇助合法化法案が出ているカナダで「終末期の意思決定」検討する専門家委員会(2009/11/7)
カナダ議会、自殺幇助合法化法案を否決(2010/4/22)
カナダの法学者「自殺幇助合法化は緩和ケアが平等に保障されてから」(2011/2/5)
カナダで自殺幇助合法化を求め市民団体が訴訟(2011/4/27)