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英国Sinclair氏の自殺幇助事件関連。7か月前に、氏が何度も自殺する計画を話すので施設内でミーティングがあった。その後、準備に 6カ月かかった。Dignitasで致死薬を飲むところがビデオ撮影されており、飲んだ後でカメラに向かって親指を立ててみせた。逮捕された2人と友人に交じって、弁護士もその場に立ち会っていた。
http://latestnews.virginmedia.com/news/uk/2010/09/02/talks_held_over_assisted_suicide
http://www.thenorthernecho.co.uk/news/local/tyneandwear/8372370.Suicide_man_used_camera_on_advice/
http://www.shieldsgazette.com/news/Suicide-man-spent-six-months.6511109.jp

ミズリー州で、夫が脳性まひの妻を殺した事件が「愛の行為」「慈悲殺」として扱われている。
http://missoulian.com/news/local/article_14e5e9b6-b7db-11df-aa1c-001cc4c03286.html

上記の「慈悲殺」報道を批判するWesley Smithのブログ記事。
http://missoulian.com/news/local/article_14e5e9b6-b7db-11df-aa1c-001cc4c03286.html

貧困国で食べ物を求めて暴動が頻発している。
http://www.nytimes.com/2010/09/04/world/04food.html?_r=1&th&emc=th
2010.09.05 / Top↑
【自殺幇助関連】

モントリオールで開催された第13回 World Congress on Painに出席中のNYのSloan-Kettering癌センターの神経科学者でWHOの癌と緩和ケア・ユニットのアドヴァイザーである Kathleen Foley氏が、Gazette紙のインタビューに応じ、世界中で自殺幇助合法化議論は実はすでに終わっている(dead)、人々が求めているのは自殺幇助ではなくケアである、今こそ正面から死と向き合い、痛みのケアに取り組むべきだ、と。
http://www.montrealgazette.com/health/need+pain/3476677/story.html

スイス、チューリッヒ大学による自殺幇助に関する世論調査。スイスではこの手の大規模調査は初めて。全体に死の自己決定権を認める方向ではあるものの、結果の詳細には微妙なニュアンスもちらほらしており、週明けにもエントリーにしたい。
http://www.swissinfo.ch/eng/swiss_news/Swiss_want_a_say_on_how_to_end_their_lives.html?cid=28250486

こちらは、その調査に関するスイスのラジオ。
http://worldradio.ch/wrs/news/switzerland/what-the-swiss-really-think-of-assisted-suicide.shtml?20634

英国の自殺幇助アドボケイトの広告塔 Debbie Purdyさんのインタビュー:読む気にならない。
http://www.newstatesman.com/health/2010/09/interview-suicide-8200-feel


【その他】

幼児期の子どもたちが、かんしゃくを起こすとか落ち着きがないといった理由で強い抗精神病薬を飲まされている問題。子どもの発達に影響している、と。:でも、なぜか、ビジネス記事。ある意味、医療よりもビジネスの問題だと捉えるのは正しい扱いなのかもしれないけど。
http://www.nytimes.com/2010/09/02/business/02kids.html?th&emc=th

そういう、幼児にまで強力な抗精神病薬を飲ませる風潮を作った元凶と言われて久しいBiederman博士が、成人のADHD患者にナントカいう薬が安全かつ有効だったという研究結果を報告している。
http://www.docguide.com/news/content.nsf/news/852576140048867C852577920063A978

ボトックス問題の昨日のNYT記事。どうも、FDAがまだ安全性を確信せず認可していないうちに、小児の脳性まひ患者への筋緊張治療薬として、適用外で違法な売り込みを行った、と。海外の官僚へのワイロなど穢い手を使ってまで……という疑いも出ている。:私は、もう何年も前に、日本でこの治療を実験的に受けた(受けさせられた?)青年を知っている。そういえば、あの医師は、それで論文書いてたなぁ。
http://www.nytimes.com/2010/09/02/business/02allergan.html?th&emc=th

新生児に点滴とか採血の際に痛み止めとして薄めた甘味料を与える慣行が医療現場にあるらしいのだけど、それ鎮痛効果はないからやめた方がいい、と。乳幼児期の痛みは後の神経発達に悪影響を及ぼすので、そんないいかげんなことはやめましょう、と。でも、とりあえず新生児の治療に伴う一過性の痛みに、どうしたらいいのか、というのはまた別の難問らしい。
http://www.guardian.co.uk/science/2010/sep/02/babies-sugar-pain-relief-warning?CMP=EMCGT_020910&CMP=EMCNEWEML961

ウチの子は生まれてすぐに保育器に入り呼吸器をつけられ、点滴ラインをとるために手首を切開された。今でも両手首に大きな跡が残っている。あの切開の時、麻酔はどうだったのか、本人にとって、傷口に異物を挿入されたままの状態が、あの時どういうものだったのか(もちろん本人に記憶があるわけはないと思うので、あくまでもリアルタイムの、あの時の本人の感覚)、当時からずっと小さな疑問なのだけど、怖くて誰にも聞いてみたことがない。

でも、あのICUは配慮がすばらしかったと思うのは、保育器のそばにカセットデッキをもってきて、童謡をかけてもらえたこと。頻繁に保育器のそばまで行かせてもらえたこと。中に入れない時にも、建物の外に回ると窓のところに保育器を運んできて、いくらでも気が済むまで娘を眺めさせてもらえたこと。

しかし、その娘も今日、無事に23歳の誕生日を迎えました。
プレゼントは相変わらず「おかあさんといっしょファミリーコンサート」の最新版ですが、
生意気にも「もう私を子ども扱いしないで」とホザいております。
2010.09.05 / Top↑