カズオ・イシグロの”Never Let Me Go”原作の映画レビュー。
http://www.washingtoncitypaper.com/articles/39797/jack-goes-boating-and-never-let-me-go-reviewed-new/
子どもが大麻やコカインを使っているかどうかを親が簡単に検査できる安価な検査法を英国の企業が開発。:親と子の信頼関係ではなく、親が子に及ぼす支配の増強が科学とテクノのテーマになっているように思えてならない。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/202110.php
英国グラスゴーのケアホームで介護職員が給与格差を理由に、ストライキへの意思を投票に問うたところ96%が賛成。
http://www.ngnews.ca/News/Local/2010-09-22/article-1786130/Wage-parity-cited-as-main-factor-in-strong-strike-vote-by-long-term-care-workers/1
オーストラリアのある町で若年介護者大賞が授与されている。家族の介護によって地域に貢献しているとして。13歳から18歳で家族を介護している子どもが対象だという。:こんな賞を作ってはいけない、と思う。介護を担わされている子どもを賛美するのではなく、子どもに介護を担わせておく社会のありようが問われなければならないのでは? ちなみにオーストラリア全土に18歳以下の若年介護者は17万人。日本では統計すら、たぶん、ない。介護保険で家族の同居を理由に生活援助が受けられないという実態があった(保健者によっては、まだあるかも)けれど、同居の成人家族が全員働いている場合、子どもに介護が負わされているケースもあるはず。
http://www.southernthunderer.com.au/2010/09/carer-award-winners-announced/
英国の介護者3人に1人は、朝になっても目を覚ましたくないと感じるほどの経済的な苦境にある。苦し紛れに闇金に手を出す人も。
http://www.telegraph.co.uk/finance/personalfinance/8015671/One-in-three-carers-struggle-financially.html
長期的にストレス・ホルモンに晒されるとDNAやその働きに変容が起こる。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201406.php
どこかの裕福な一家が秘密裏に提供している資金によって、自閉症の原因となる脆弱X症候群の治療薬の研究が進んでいるらしい。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201445.php
米国の医療改革新法の、医療保険に関する消費者保護としての主要部分が今日から施行。保険会社は、既存の病気を理由に子どもの加入を拒否すること、被保険者が保険加入後に重病になったからといって適当な理由をつけて給付を拒むことができなくなる。
http://www.nytimes.com/2010/09/23/health/policy/23careintro.html?_r=1&th&emc=th
インターネットの自殺サイトで知り合った女性と一緒に自殺した35歳の男性の父親が、こういうサイトは閉鎖・禁止すべきだと英国政府に訴え。
http://www.guardian.co.uk/uk/2010/sep/22/suicide-discussion-forums-ban-pact?CMP=EMCGT_230910&
アクション系のビデオ・ゲームをやっている人はやっていない人よりも意思決定が素早く正確である、という調査結果。:意思決定は早ければいいというわけではないし、結果の正否が単純に出せるようなものばかりではない。そういう勢いとノリだけで、ものごとにちゃっちゃっとスピーディに白黒つけていくことに価値を置く感覚が、むしろコワイと思う。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/200995.php
“ちょっと太め”のモデルのヌード写真が話題になっている。:“ちょっと太め”といったって……。
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2009/sep/02/lizzie-miller-model-fat?CMP=EMCGT_230910&
http://www.washingtoncitypaper.com/articles/39797/jack-goes-boating-and-never-let-me-go-reviewed-new/
子どもが大麻やコカインを使っているかどうかを親が簡単に検査できる安価な検査法を英国の企業が開発。:親と子の信頼関係ではなく、親が子に及ぼす支配の増強が科学とテクノのテーマになっているように思えてならない。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/202110.php
英国グラスゴーのケアホームで介護職員が給与格差を理由に、ストライキへの意思を投票に問うたところ96%が賛成。
http://www.ngnews.ca/News/Local/2010-09-22/article-1786130/Wage-parity-cited-as-main-factor-in-strong-strike-vote-by-long-term-care-workers/1
オーストラリアのある町で若年介護者大賞が授与されている。家族の介護によって地域に貢献しているとして。13歳から18歳で家族を介護している子どもが対象だという。:こんな賞を作ってはいけない、と思う。介護を担わされている子どもを賛美するのではなく、子どもに介護を担わせておく社会のありようが問われなければならないのでは? ちなみにオーストラリア全土に18歳以下の若年介護者は17万人。日本では統計すら、たぶん、ない。介護保険で家族の同居を理由に生活援助が受けられないという実態があった(保健者によっては、まだあるかも)けれど、同居の成人家族が全員働いている場合、子どもに介護が負わされているケースもあるはず。
http://www.southernthunderer.com.au/2010/09/carer-award-winners-announced/
英国の介護者3人に1人は、朝になっても目を覚ましたくないと感じるほどの経済的な苦境にある。苦し紛れに闇金に手を出す人も。
http://www.telegraph.co.uk/finance/personalfinance/8015671/One-in-three-carers-struggle-financially.html
長期的にストレス・ホルモンに晒されるとDNAやその働きに変容が起こる。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201406.php
どこかの裕福な一家が秘密裏に提供している資金によって、自閉症の原因となる脆弱X症候群の治療薬の研究が進んでいるらしい。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201445.php
米国の医療改革新法の、医療保険に関する消費者保護としての主要部分が今日から施行。保険会社は、既存の病気を理由に子どもの加入を拒否すること、被保険者が保険加入後に重病になったからといって適当な理由をつけて給付を拒むことができなくなる。
http://www.nytimes.com/2010/09/23/health/policy/23careintro.html?_r=1&th&emc=th
インターネットの自殺サイトで知り合った女性と一緒に自殺した35歳の男性の父親が、こういうサイトは閉鎖・禁止すべきだと英国政府に訴え。
http://www.guardian.co.uk/uk/2010/sep/22/suicide-discussion-forums-ban-pact?CMP=EMCGT_230910&
アクション系のビデオ・ゲームをやっている人はやっていない人よりも意思決定が素早く正確である、という調査結果。:意思決定は早ければいいというわけではないし、結果の正否が単純に出せるようなものばかりではない。そういう勢いとノリだけで、ものごとにちゃっちゃっとスピーディに白黒つけていくことに価値を置く感覚が、むしろコワイと思う。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/200995.php
“ちょっと太め”のモデルのヌード写真が話題になっている。:“ちょっと太め”といったって……。
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2009/sep/02/lizzie-miller-model-fat?CMP=EMCGT_230910&
2010.09.23 / Top↑
昨日、スコットランドの自殺幇助合法化法案からの
「自立生活できない身障者」要件削除をお知らせしたばかりですが、
いいニュースが続きます。
かねて当ブログで追いかけてきた
“死の伝道師”Exoo師によるNCの自殺幇助クリニック開設計画問題で、
メディアの報道以来の世論の非難は
Exoo師には全くの予想外だったそうで
その間のことを「地獄でした」と語る彼は、計画を棚上げしたとのこと。
そんな計画に批判が出ないと考えていたこと自体が驚きだし、
非難を浴びて、それが自分にとって「地獄」だったからといって
さっさと撤退する、その程度の意識というのも、
それは一体なんなんだ……と思いますが、
ともあれ、よかったです。
Assisted suicide plan shelved
The Charlotte Observer, September 23, 2010
なお、一貫して合法化の動きに抵抗を続けているEuthanasia Prevention Coalitionは
Coalitionのブログ・エントリーでこの話題を取り上げた際に
当ブログでも紹介したオレゴン州のWeisberg医師のDignity House計画にも触れて、
いずれもスイスのDignitasでMinelliが大儲けしていることが動機になっているのでは、と分析。
Weisberg医師のカン違いのレベルと、
今回のExoo師の安易な計画発表―撤回に見られる意識のレベルとは
いずれも非常に次元が低く、確かに、その程度なのかも……。
「自立生活できない身障者」要件削除をお知らせしたばかりですが、
いいニュースが続きます。
かねて当ブログで追いかけてきた
“死の伝道師”Exoo師によるNCの自殺幇助クリニック開設計画問題で、
メディアの報道以来の世論の非難は
Exoo師には全くの予想外だったそうで
その間のことを「地獄でした」と語る彼は、計画を棚上げしたとのこと。
そんな計画に批判が出ないと考えていたこと自体が驚きだし、
非難を浴びて、それが自分にとって「地獄」だったからといって
さっさと撤退する、その程度の意識というのも、
それは一体なんなんだ……と思いますが、
ともあれ、よかったです。
Assisted suicide plan shelved
The Charlotte Observer, September 23, 2010
なお、一貫して合法化の動きに抵抗を続けているEuthanasia Prevention Coalitionは
Coalitionのブログ・エントリーでこの話題を取り上げた際に
当ブログでも紹介したオレゴン州のWeisberg医師のDignity House計画にも触れて、
いずれもスイスのDignitasでMinelliが大儲けしていることが動機になっているのでは、と分析。
Weisberg医師のカン違いのレベルと、
今回のExoo師の安易な計画発表―撤回に見られる意識のレベルとは
いずれも非常に次元が低く、確かに、その程度なのかも……。
2010.09.23 / Top↑
今年1月に以下のエントリーで紹介したように、
「自立生活できない身障者も可」スコットランド自殺幇助合法化法案(2010/1/22)
スコットランド議会で現在審議が進行中の自殺幇助合法化法案
The End of Life Assistance (Scotland) Bill には
「自立生活が出来ない程度に身体障害を永続的に負って
生きることを耐え難いと感じている」人が要件に含まれています。
しかし、障害者チャリティーなどの抗議を受け、
法案提出者のMacDonald議員(パーキンソン病患者)が
法案からこの要件を外すことに同意したとのこと。
もちろん法案そのものは生き残っているし、
医療関係者から慎重を求める悲痛なほどの呼びかけにもかかわらず
(詳細は、ここ数日の補遺に拾っている記事に)
世論は何やら不穏な空気。
ここでスコットランドが合法化すれば英国へのインパクトは明らかで
まだまだ予断を許しませんが、
とにもかくにも、身障者要件が外れることは大きな安堵。
スコットランドの障害者運動の大きな勝利ですね。
おめでとうございます!
本当に良かった!
MSP drops disabled clause from assisted suicide bill
The Christian Institute, September 22, 2010
ここしばらく腰を痛めて、座り続けることができないため、
記事の詳細まで逐一紹介することができないのですが、
とても気にかかっていた問題だけに、
なんとも嬉しくて、とりいそぎ事実のみ――。
【関連エントリー】
スコットランドでも自殺幇助合法化法案か(2009/2/20)
スコットランドでも「死の自己決定権」アドボケイトの医師が高齢障害者の餓死を幇助(2009/3/11)
スコットランドの自殺幇助合法化法案に倫理団体から批判(2009/4/22)
スコットランド議会で自殺幇助合法化案、提出へ(2009/4/25)
自殺幇助希望のスコットランドの女性、腎臓透析やめるよう医師に”命じ“る(2009/6/14)
英国看護学会、スコットランドの自殺幇助法案提出議員と会談へ(2009/7/28)
スコットランドの世論調査で3分の2以上が自殺幇助合法化を支持(2009/11/8)
「自立生活できない身障者も可」スコットランド自殺幇助合法化法案(2010/1/22)
ローマ法王がスコットランドの自殺幇助合法化法案を批判(2010/2/6)
スコットランド自殺幇助合法化法案を「死の自己決定権」アドボケイトが批判(2010/2/9)
スコットランドのパブコメは、87%が自殺幇助合法化法案に反対(2010/6/20)
スコットランド、加・ケベック州で自殺幇助について意見聴取(2010/9/8)
「自立生活できない身障者も可」スコットランド自殺幇助合法化法案(2010/1/22)
スコットランド議会で現在審議が進行中の自殺幇助合法化法案
The End of Life Assistance (Scotland) Bill には
「自立生活が出来ない程度に身体障害を永続的に負って
生きることを耐え難いと感じている」人が要件に含まれています。
しかし、障害者チャリティーなどの抗議を受け、
法案提出者のMacDonald議員(パーキンソン病患者)が
法案からこの要件を外すことに同意したとのこと。
もちろん法案そのものは生き残っているし、
医療関係者から慎重を求める悲痛なほどの呼びかけにもかかわらず
(詳細は、ここ数日の補遺に拾っている記事に)
世論は何やら不穏な空気。
ここでスコットランドが合法化すれば英国へのインパクトは明らかで
まだまだ予断を許しませんが、
とにもかくにも、身障者要件が外れることは大きな安堵。
スコットランドの障害者運動の大きな勝利ですね。
おめでとうございます!
本当に良かった!
MSP drops disabled clause from assisted suicide bill
The Christian Institute, September 22, 2010
ここしばらく腰を痛めて、座り続けることができないため、
記事の詳細まで逐一紹介することができないのですが、
とても気にかかっていた問題だけに、
なんとも嬉しくて、とりいそぎ事実のみ――。
【関連エントリー】
スコットランドでも自殺幇助合法化法案か(2009/2/20)
スコットランドでも「死の自己決定権」アドボケイトの医師が高齢障害者の餓死を幇助(2009/3/11)
スコットランドの自殺幇助合法化法案に倫理団体から批判(2009/4/22)
スコットランド議会で自殺幇助合法化案、提出へ(2009/4/25)
自殺幇助希望のスコットランドの女性、腎臓透析やめるよう医師に”命じ“る(2009/6/14)
英国看護学会、スコットランドの自殺幇助法案提出議員と会談へ(2009/7/28)
スコットランドの世論調査で3分の2以上が自殺幇助合法化を支持(2009/11/8)
「自立生活できない身障者も可」スコットランド自殺幇助合法化法案(2010/1/22)
ローマ法王がスコットランドの自殺幇助合法化法案を批判(2010/2/6)
スコットランド自殺幇助合法化法案を「死の自己決定権」アドボケイトが批判(2010/2/9)
スコットランドのパブコメは、87%が自殺幇助合法化法案に反対(2010/6/20)
スコットランド、加・ケベック州で自殺幇助について意見聴取(2010/9/8)
2010.09.23 / Top↑
9月21日は世界アルツハイマー・デイ。関連ニュース多し。上から、認知症患者の介護者支援。アルツハイマー患者の増加がホワイトハウスの会議の議題にも。アルツハイマー病による経済損失は世界のGDPの1%。カナダのアルツハイマー病デイ。
http://www.abc.net.au/news/stories/2010/09/22/3018989.htm
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201843.php
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201833.php
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201525.php
名古屋で、ロボット支援手術で患者が死亡。:軍事ロボットでも議論になっているのだけど、こういう場合、過失のありかはどういうふうに判断されるのだろう? あくまでも操作した医師の過失なのか、ロボットの不調だとしたら病院のメンテの責任なのか、ロボット製造元の製造責任なのか……?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100922-00000570-yom-soci
ベビーブーマーの老年期突入で、米国では医師不足が深刻に。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201782.php
その米国で、高齢者同士で助け合いの自助コミュニティを作る“Village 運動”が起きている。:日本の介護保険が狙っている地域包括支援システムを、企業が旗を振って会員制で、という話? 日本にも、こういう方向で有料老人ホームとか高齢者住宅を運営しようとしている企業の発表を、どこかで聞いたような気がする。米国のvillageでは会費を払ってコミュニティのメンバーになるという排他性がちょっと気になるけど、詳細はまだ読んでいない。
http://www.thefiscaltimes.com/Issues/Life-and-Money/2010/09/18/Aging-Gracefully-at-Home.aspx
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201885.php
http://www.nestseattle.org/
http://www.poststat.net/pwp008/pub.49/issue.1044/article.4309/
http://www.beaconhillvillage.org/
じっとしていられない子どもが増えている。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201810.php
大病院の産婦人科医で外科部長までやった医師で、医の基本は結局のところ食にあると痛感し、病院の玄関脇にオーガニック・フードの産直市を作った人がいる。
http://www.nytimes.com/2010/09/22/dining/22doctors.html?_r=1&th&emc=th
http://www.abc.net.au/news/stories/2010/09/22/3018989.htm
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201843.php
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201833.php
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201525.php
名古屋で、ロボット支援手術で患者が死亡。:軍事ロボットでも議論になっているのだけど、こういう場合、過失のありかはどういうふうに判断されるのだろう? あくまでも操作した医師の過失なのか、ロボットの不調だとしたら病院のメンテの責任なのか、ロボット製造元の製造責任なのか……?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100922-00000570-yom-soci
ベビーブーマーの老年期突入で、米国では医師不足が深刻に。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201782.php
その米国で、高齢者同士で助け合いの自助コミュニティを作る“Village 運動”が起きている。:日本の介護保険が狙っている地域包括支援システムを、企業が旗を振って会員制で、という話? 日本にも、こういう方向で有料老人ホームとか高齢者住宅を運営しようとしている企業の発表を、どこかで聞いたような気がする。米国のvillageでは会費を払ってコミュニティのメンバーになるという排他性がちょっと気になるけど、詳細はまだ読んでいない。
http://www.thefiscaltimes.com/Issues/Life-and-Money/2010/09/18/Aging-Gracefully-at-Home.aspx
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201885.php
http://www.nestseattle.org/
http://www.poststat.net/pwp008/pub.49/issue.1044/article.4309/
http://www.beaconhillvillage.org/
じっとしていられない子どもが増えている。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201810.php
大病院の産婦人科医で外科部長までやった医師で、医の基本は結局のところ食にあると痛感し、病院の玄関脇にオーガニック・フードの産直市を作った人がいる。
http://www.nytimes.com/2010/09/22/dining/22doctors.html?_r=1&th&emc=th
2010.09.23 / Top↑
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