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米国小児科学会委員会の女性性器切除の部分的容認の方針と、その撤回(この記事によるとDiekemaが委員長を務めた委員会が声明を出した後で、学会理事会がそれを撤回した模様)を機に、ソマリア出身の女性数人の多様な意見を軸に、宗教と文化の自由か、それとも女性の貞淑を強要するツールとしての不当な人権侵害か、米国での議論を詳細に検討する記事。興味深いのは、登場する専門家のコメントのうち、Diekema医師だけが一人で擁護の気を吐いていること。ただし、当たり前のことながら全然説得力はない。逆に、「そういう文化のコミュニティと病院との信頼関係のために認めるって、そんなの児童虐待だ。だいたい、なんのための信頼関係? 商売繁盛のためか?」という、どこかの医師の意見がシャープ。この問題では7月のシアトルこども病院の生命倫理カンファでLantos医師の批判が見事だった。この記事も前半、Diekemaの主張に沿って進むように見えて、最後の結論は、だいたいそういう方向に向かっている。つまり女性を抑圧する文化そのものの問題だ、ということ。
http://www.mndaily.com/2010/09/20/cut-divides

「死の伝道師」Exoo師の自殺幇助ホスピス計画が、NC州の建設予定地とされる周辺地域で物議をかもしているらしい。
http://www.onenewsnow.com/Culture/Default.aspx?id=1171350

なぜ「死の自己決定権」論は欧米を中心に起こっているのか、というNZからの考察。そういう用語は出てこないけど、根っこに「パーソン論」的人間観がある、ということ。結論として、権利の先にある自由のためには、死ぬまで苦痛なく生きられる自由を考えるべきでは、という話。:日本は、ただ欧米に追随するのではなく、日本独自の死生観とそれにもとづく社会の在り方といったものを1つのモデルとして示すことだってできるんじゃないかと思うのだけど。たとえば、以前の慎重な脳死議論のように。例えば、Lantos医師がシアトルこども病院の生命倫理カンファでも障害新生児を一番救っているのは日本だと言っていたし、いつか現代思想で立岩真也氏も重症児への医療を最も手厚く行ってきた歴史が日本にはあると言っていたけど、そういうことのあたりに、 90年代の日本独自の脳死議論に通じていくものがあるんじゃないか、と。まぁ、現状、真逆に突き進んでいるわけですが。
http://www.eurekastreet.com.au/article.aspx?aeid=23345

高齢期に向かうベビーブーマーに向け、それぞれちゃんと必要な準備を怠らないように、と呼びかける研究。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201623.php

Obama政権での介護保険に関する問題。The Community Living Assistance Services and Supports (CLASS) Act。 このところ議論が多い。
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703470904575500370466589334.html?mod=googlenews_wsj

10月29日、UCLAでアンチ・エイジングのカンファ。:07年にいろんなことを知り始めた頃にはトランスヒューマニズムというのはごく一部の特別な人の夢に過ぎないと思えた。今や、それが先進諸国の現実的な目標にでもなったみたいな騒ぎだ。長生きしている人が迷惑だと言いながら、長生きしようと掛け声をかける。そのはざまで、健康であることが長生きを許される唯一の条件にされていく。つまり国際的PPK(ピンピンコロリ)。人々の望みとしてではなく、功利主義的な社会保障の切り捨て要件として。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201679.php

英国で自閉症児の家族が、しかるべき介護者のニーズ・アセスメントを受けられていない、として自閉症チャリティが保健省に調査を要求。英国では、要介護者とは別に、介護者自身のニーズをアセスメントし介護者支援に結び付ける制度が出来ている。これは日本でも、ぜひ実現してほしい制度だけど、今の英国の連立政権を見ていると元祖英国でも尻すぼみになりそうな気もする。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-northern-ireland-politics-11348181

個人のゲノム読解の費用を1000ドル程度に下げるための研究に、ボストン大学の研究者らがNIHのグラントをゲット。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/201416.php

米国で目覚ましい繁盛ぶりを見せているクラウド・コンピューティングがヨーロッパでプライバシー法に抵触するとして問題となっている。:ここでも例によって米国の「やったもん勝ち」の横紙破りで、世界中が鼻づら掴まれて引きずりまわされることになる?
http://www.nytimes.com/2010/09/20/technology/20cloud.html?_r=1&th&emc=th

事故で四肢を失ったフランス人男性が、ドーバー海峡を泳いで渡った。13時間半で。世界初。
http://www.guardian.co.uk/world/2010/sep/19/channel-swim-man-no-limbs?CMP=EMCGT_200910&

職を失う心配も、家を失う心配もない米国の超富裕層が、優遇措置を継続しない方針のObama大統領はヒットラーだとまで言って、激怒している。人口のたった1%だとしても、彼らの怒りは政治力を持つ。
http://www.nytimes.com/2010/09/20/opinion/20krugman.html?th&emc=th

日本の歯科医余りで、私立歯科大14校の入試倍率が1倍を下回った。:そういう事情だから、こういう話も出てきていたわけね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100919-00000025-jij-soci
2010.09.21 / Top↑