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英国の教育監督機関Ofstedの前のトップでALSを患っているChris Woodhead氏は、09年には「Dignitasへ行くくらいなら崖から突き落としてもらった方がいい」と言っていたのだけれど、6月にBBCがホテル王のDignitas死場面を放送したのを見て考えを変え、Dignitasで自殺するのも悪くないと検討している、と。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/sep/30/chris-woodhead-considers-assisted-suicide-dignitas?newsfeed=true
http://www.telegraph.co.uk/health/healthnews/8799298/Chris-Woodhead-considers-ending-life-at-Dignitas-after-BBC-documentary.html

米国の障害者に「自分のニーズに適した、最も制約の少ない環境で暮らす権利」を認めた1999年のOlmstead判決。
http://www.accessiblesociety.org/topics/ada/olmsteadoverview.htm

上の判決は、AARPが9月8日に堕した「州ごとの介護サービスと支援の成績表」の中で触れられていて知った。これについては、これまでの補遺でも拾っているけど、AARPの成績表報告書、Raising Expectations: A State Scorecard on Long-Term Services and Supports for Older Adults, People with Physical Disabilities本体はこちら。
http://www.longtermscorecard.org/

上の情報をたどるついでに見つけたAARPの介護者支援サイト。なかなか良さそうなので、折を見てエントリーにしたい。
http://www.aarp.org/relationships/caregiving-resource-center/info-09-2010/pc_10_signs_of_caring_too_much.1.html
http://www.aarp.org/relationships/caregiving/info-09-2011/caregivers-dilemma.html
http://www.aarp.org/relationships/caregiving/info-06-2010/crc-10-caregiver-stress-managment-tips.1.html
http://www.aarp.org/relationships/caregiving/info-09-2011/caregiving-secrets-slideshow.420-caregivers-share-secrets-medical-records-1.jpg.html
http://www.aarp.org/personal-growth/life-long-learning/info-09-2011/things-you-dont-need-at-50.html

米国の親の10人に1人が、子どもに推奨どおりのスケジュールでワクチンを接種していない。:もちろんコメントはDiekema医師。けど、9月27日の情報では、ポリオ、麻疹、おたふくなど昔ながらのワクチンの接種率は90%を超えているという話だったから、ここで問題にされているのは、最近になって開発されたビフだとかHPVなどなんだろうな、と。そういえば今日、ウチの県の小児科医会の方々が県に対してこれまで通りのワクチン無料化を続けるようお願いに行かれたとのこと。この不況時に、HPVワクチンは一人4万5000円の助成ですよ。これ、問題視されない方がおかしいと思うんっすけど? 
http://yourlife.usatoday.com/health/medical/pediatrics/story/2011-10-03/Many-parents-opt-for-alternative-vaccination-schedule/50638452/1
http://blogs.babble.com/strollerderby/2011/10/03/1-in-10-parents-choose-alternative-vaccine-schedule-for-children/

NYT。アフリカの女性に人気のホルモン注射の避妊薬で、男女ともHIV感染リスクが倍増する、との調査結果。
Contraceptive Used in Africa May Double Risk of H.I.V.: A new study suggests that an injectable, hormonal contraceptive popular with African women has biological properties that may make women and men more vulnerable to H.I.V. infection.

途上国の避妊といえばゲイツ財団がえらく熱心なんだけど、関係ないのかな ↓
ゲイツ財団資金で超音波による男性の避妊法を開発、途上国向け?(2010/5/12)
ゲイツ財団がインドのビハール州政府と「革新的な家族保健」の協力覚書(2010/5/17)
注目集めるインド発・男性向け避妊法、「女性にも」とゲイツ財団(2011/6/3)
ゲイツ財団が途上国の「家族計画、母子保健、栄養プログラム」に更に150億ドルを約束(2010/6/8)
「途上国の女性に安価な薬で簡単中絶“革命”を」の陰には、やっぱりゲイツ財団(2010/8/3)

「いかにしてビル・ゲイツは世界を救っているか」というタイトルの、実に長大な記事。世界を救うためにやっていることが、たぶん10挙げられて、詳細に解説されているんではないかと思う。:まさに、ほら1日の調査報道を忘れたジャーナリズムを叱るミステリー「ドラゴン・タトゥの女」のエントリーで書いた、まさに、あの、brainless, idolatrous portraits。一体こんな記事を書くのは誰?……と思ったら、siliconindiaというサイトだった。つまりインドの「科学とテクノの簡単解決バンザイ文化」が発信元の情報というわけ。納得。
http://www.siliconindia.com/shownews/How-Bill-Gates-is-Saving-the-World-nid-93474-cid-2.html

NHKスペシャル「生活保護 3兆年の衝撃」の残念さ  鈴木亘。BLOGOS
http://news.livedoor.com/article/detail/5869951/
2011.10.04 / Top↑
こういうケアをする介護士さんたちが英国の介護現場にはまだいるんだ、という点でも、
裁判所が医師だけでなく直接ケアしている介護士たちの声に耳を傾けたという点でも、
日々のケアを担っている者にしか分かりにくい重症障害者の微妙な意識状態が確認された
レアなケースという点でも、とても大きな意味のある判決のニュース。

Revealed: The full troubling story of the brain-damaged woman in the court case that divided Britain this week
The Daily Mail, October 2011

2003年に突然にウイルス感染からこん睡状態となり、植物状態と診断されて
(ただし記事は他の場所では「原因不明」とも)
ケアホームで暮らしている女性Margotさん(仮名・53歳)を巡って、
栄養と水分の供給を停止して「尊厳ある死を」と夫と妹(姉かも)が望み、
その要望が先週、高等裁判所に却下された、という事件。

この事件でとても興味深いと思うのは、裁判所の判断の根拠になったのが
ケアホームでMargotさんをケアしている介護士の証言だということ。

それによって当初の「植物状態」という診断が覆り、
裁判所が指定した専門家によって「最少意識状態」であることが確認された。

まずは、植物状態との診断を覆した医師やナーシング・ホームで彼女をケアしている直接処遇職員の証言で
Margotさんがどのように語られているかというと、

簡単な指示に従う、自己意識があるだけではなく周囲で起こっていることも分かっている。微笑んだり、ポップ・ミュージックを聞くと手でリズムを取ったりする。特定の音楽を聴いて泣いているのを見た職員もいる。

夫のSteveさんが訪ねて来た後で涙を流していたこともある。

施設から外に出かけると、太陽の方に顔を向けて、顔に当たる日差しを楽しんでいるように見える。介護職員が海がきれいだと言うと目を開け、そちらを見たように思えた。

テレビでウインブルドンの試合がかかると、目を開けてテニスの試合を見たが、「あ、見てる」と言われると目をきつく閉じた。
いきなり「おはよう」とか「ハロー」と言ったという報告も。

ある介護士は、トム・ジョーンズの歌に合わせて「グリーン、グリーン、グラス・オブ・ホーム」と口を動かしたのを見た、と。

リラックスしている時には、腕の拘縮が収まって下に降りていたり、唸ることもなく
時にはハミングするような声を出している。辛いことがある時には白目をむいて、甲高い唸り声を上げる。

介護士の好みがあって、好みの介護士が部屋に入ってくると目を開けてにっこりする。ケア・ホームのスヌーズレンの部屋に連れて行ってもらうのが好きで、ゆっくり転倒する明りを目で追いかけている。



こうした証言を受け、植物状態の人と異なって、
栄養と水分を断たれるとMargotさんには正常な痛みや不快の感覚があるだろう、と裁判官が判断。

現在の暮らしについて本人がどのように感じているかは分からない以上
「絶対的なルールではないにせよ、法は命の保存を基本原理としている」、
「命を守ることの重要性が本件では決定的な要因」だ、として

「このような状況下で生命維持治療を差し控えたり中止したりすることは違法行為である。
もしも意図的に行われるとすれば、それは違法な殺害、殺人である」

しかし、夫のSteveさんと妹(姉?)のBrendaさんは
Margotさんが喋ったり、泣いたり、音楽に反応したところを見たことがない、と言う。

この2人がMargotさんについて、どのように語っているかというと、

27年間連れ添って来たSteveさんは、もはや奇跡は起こらないと希望をなくし、愛する妻の元に行くと、黙ってベッドサイドに座り、時には妻の膝に頭をのせて泣く。もう話しかけることはしない。そんなことをしたって聞こえないし、夫の声が分かるわけではないから。

Margotさんは祖母が年を取ってナーシング・ホームで衰えていく姿に、自分が入所施設に入って「誰かに面倒を見てもらうくらいなら10年くらい命を縮めたっていい」と言い、父親が病気でケアホームに入った時も、他人の世話になることを思ってMargotさんは身震いし、何かが起こって介護される身になるくらいなら「さっさと死にたい」と語り、夫に向かって「絶対にこんなところに私を入れないでね」と頼んだ。1992年のTony Bland裁判の時にも、Blandさんは死なせてあげるべきだとMargotさんは語っていたのを、夫のSteveさんも妹のBrendaさんも覚えている。(ただし、Margotさんは事前指示書を書いていない)

夫は、妻を意思の強い、自分の信じる道を突き進むタイプで誇り高く、自分がどのように見られるかをとても気にする人だった、と。

Brendaさんの法廷での証言
「Margotが生きていることから何を得ることができるというんです? 何の喜びもないんですよ。

毎日決まった時間にベッドから出されて、またベッドに戻されて、着替えさせられて、オムツをつけられて。そんなの生きているなんて言えません。そんなの存在しているだけです。本人だってそんなの望んではいません。Margotがベッドで寝ていたり椅子に座っているのを見るのは私には辛いのです。かつての彼女とは似てもつかない姿で。

立ち去ってしまえば簡単なのかもしれませんが、私はこれが正しいことだと思うからこうして裁判でMargotを死なせてやってほしいと訴えています。本人が心の底から望んでいることだと思うからです」

Steveさんの証言は
「私たちの気持ちの問題ではないんです。私たちのことはどうでもいい。ただ本人の考え方や意見を知っている者として、妻の代弁をするだけです」



ここで起こっていることは、まさにAshley事件で
アシュリーの認知能力を巡って「自分たちが見たいものしか見ない」人たちが
「赤ちゃんと同じ」と言い続けたことと全く同じなのでは――?

さらに、私はAshley事件やKatie事件の報道でDaily Mailには偏見があるからか、
記事の書き方にも、ものすごい偏りがあると思う。そもそもの記事の冒頭の数行からして、

かつて働き盛りで生き生きとしていたMargotさんを愛し知っている人々にとって、現在のMargotさんの姿は胸が張り裂けるという表現では足りないほど辛い。
イングランドの北部のケアホームで、Margotさんは何の反応もなくベッドに横たわっている。両手は曲がって顎の下に引きつけられ、自分で食べることも瞬きでのコミュニケーションすらできない。
排泄はオムツで、頭も体もほとんど動かすことができない。リフトで移動させられて、ケアのすべてが他者に全面的に依存している。



上記のケアホームの職員の証言を知っていながら「何の反応もなく」と書くのは正確な報道とは言えない。

この記事は、こんなふうに終始一貫、
倒れる前のMargotさんが如何に朝の5時から起き出して溌剌と働く美容師だったか
如何に自分の望みをはっきりと語る意思の強い人だったか、
如何に明るく前向きな優しい人物だったか、

それに引き換え現在の状態が如何に悲惨であるか、という比較を
くどいほど繰り返しながら、こう問いかける。

「Margotの宿命はほとんど想像もつかないほどの悲劇であり、
彼女を愛する家族にとっては絶え間ない苦しみである。
しかし、Margotの生は、果たして生きるに値する生なのか?」

この問い方に、
夫と妹の訴えや、その主張に加担するMail紙の欺瞞が透けて見える。

「家族にとって」絶え間ない苦しみ……なのであり、

それはBrendaさんの言葉にも見られるように
かつてのキビキビと立ち働く人ではなくなったMargotさんを
「見るのは私には辛い」のだ。

だから、Steveさん、「私たちの気持ちの問題ではない」ことはない、
「何の喜びもない」としか思えない、あなたたちの気持ちの問題なのですよね、これは。

音楽を楽しみ、テニスの試合に興味を持ち、外に出て頬に感じる日差しを浴びることに
生きている喜びを感じているMargotさん自身の気持ちの問題ではなく――。

                  ――――――

重症障害者から栄養と水分の供給の引き上げを巡る訴訟や事件には2つのタイプがあって、

① 家族が本人の“死の自己決定権”を主張し、栄養と水分の停止を求めて、裁判になるもの。

こちらのタイプでは、有名なところで2005年のシャイボ事件、
それからナンシー・クルーザン事件などがあります。

② 医療や行政サイドが“無益な治療”の中止を主張し、家族サイドがそれに抵抗して裁判になるもの。

このタイプの訴訟がどんどん増えてきていることが当ブログの懸念でもあり、
「無益な治療」の書庫に沢山の事件があります。

私はこれまで、①の方は“死の自己決定権”を巡る事件として捉え、
後者の②の方を“無益な治療”の流れに繋がる事件として、
区別して考えてきつつ、しかしこれら2つのタイプは底流で繋がって
実は1つではないかと感じてきたし、

「1つの流れにつながっていく移植医療、死の自己決定と『無益な治療』」で書いたように
政治的にも2つはいずれ繋げられていくのだろうと予感もしていました。

家族が治療の停止を求めて、専門家サイドがそれに抵抗しているところが、
最近とみに増えてきたように思える上記の②のタイプの訴訟とは
まったく逆のパターンの事件なのですね。

しかし、逆だからといって①になるわけでもない。
(上記で挙げた①のパターンでは
医療サイドも家族と同じ側に立っており、
家族の求めに抵抗しているわけではないので)

そこのところが、
考えるべきことがたっぷりとありそうな、この事件のキモだろう、と思う。
2011.10.04 / Top↑
Steig Larssonのミステリー“THE GIRL WITH THE DRAGON TATOO”を読んだ。

邦訳はこちら

このエントリーは同作品のネタばれ(謎解きには無関係ですが)を含みますので、
いま読んでいる方、これから読む予定のある方はご注意ください。


退屈な部分と、ものすごく面白い部分とが画然としていて、
後者の割合が相当に勝っていたので、ミステリーとしては楽しめたけど、

あまりにも悲惨な話、あちこちすっきりしない終わり方で、
ヤ~な話だったなぁ……という後味の悪さが、ちょいと残ってしまった。

ただ、この作品にはミステリーの部分に仕掛けられたメッセージとは別に
全体としてもう1つのテーマというかメッセージがあって、

ここで主人公が言っていることが、そのテーマなんだろうなぁ、
調査報道を旨とする経済誌のジャーナリスト・経営者という主人公の設定は、
なるほど、そのためだったのか……と納得しつつ拍手を送った個所が、
最後の最後になって出てきた。

VINTAGE CRIME のペーパーバックス版では627~628ページにかけての部分。

スウェーデンのチョ―大物実業家が大スキャンダルを暴かれて、
彼のグループの株が急落、スウェーデンの株式市場が大混乱を起こしている中、
そのスキャンダルを暴露した主人公がテレビのインタビューを受けている場面。

スウェーデンの株式史上、最悪の株価暴落を招いているが、と暗に責任を追及されて
主人公が応えているのは、概ね、以下のような内容。

スウェーデン経済と、スウェーデンの株式市場とは別物。スウェーデンの経済は日々この国で生み出されている、エリクソンの電話機だとかボルボだとか、その他いろんな製品とサービスの総量のこと。その総量は昨日と今日で変わっているわけではなく、だからスウェーデンの経済は昨日から今日にかけて弱くなったわけじゃない。

株式市場にはスウェーデンの経済などありはしない。ただ、何時間か前に比べてこの会社の価値が何十億ぶん下がったの上がったのというファンタジーだけだ。そんなことには、わずかな数の大物投資家が資金をスウェーデンの会社からドイツの会社にせっせと移しているって意味しかない。そんなゼニの亡者なんて、肝っ玉のあるレポーターなら、誰がそういうことをやっているかを特定して、裏切り者として暴いてやればいい。そういう連中こそ、顧客の利益を出してやるために終始一貫、恐らくは意図的にスウェーデンの経済にダメージを与えているのだから。



そこでテレビのインタビュアーは
「では、あなたはメディアには責任はない、と?」

ここで主人公の答えが実にしびれるのですね。

もちろん、メディアの責任は大きいですよ。もう20年もの長い間、多くの経済ジャーナリストたちが、この億万長者について詳しく調べることを手控えてきたのだから。それどころか、逆に、空疎で中身のない偶像化記事を書いては持ち上げて、権威づけに加担してきた。経済ジャーナリストがなすべき仕事をきちんと果たしていれば、今日のような事態は起こらなかったのに。
(ゴチックはspitzibara)




「空疎で中身のない偶像化記事」と訳してみたところの原文は
brainless, idolatrous portraits

メディアがビル・ゲイツについて書く時の、
ほら、日本でも毎度おなじみの……。

最後の5分の1くらいを読んでいる間ずっと、私の頭では
「ジャーナリズムは死んだ」と言われる米国で調査報道を旨とする
ネット・メディア、ProPublica が主人公と重なり、

この億万長者が
ビッグ・ファーマや、ビッグ・ファーマが肥え太るように
世界中に策略と欺瞞を撒き散らしている人々と重なっていた。


【関連エントリー】
ゲイツ財団のメディア・コントロール(2010/10/21)
2011.10.04 / Top↑
南アフリカ共和国の人が起こしたNZの自殺幇助事件。Western Cape大学で法医学DNAラボの責任者をしている男性Sean Davidson氏、2006年にモルヒネの錠剤を砕いて水に溶き、末期がんの母親(85)に渡して自殺を幇助したとして、来月、NZで裁判に。母親がNZ在住だったため(と思う)。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/sep/29/south-african-prosecuted-mothers-death?CMP=EMCGT_300911&

内容は全然読んでいないので、無責任で申し訳ないけど、タイトルは「ビル・ゲイツは安全でクリーンな原電の制御法を考えついたのか?」。副題に「新たな原子力時代を始めようとのゲイツの大胆な計画をMark Peisingがレポート」:ビル・ゲイツは東日本大震災の直後に再生可能エネルギーみたいな「可愛らしいもの」ではどうにもならないって、発言してたからね。結局、この「新たな原子力時代」の話も、落ちていく先はTerraPowerという彼の投資先の話……じゃないかという気がするんだけど(読んでいないのに無責任でスミマセン)。
http://www.independent.co.uk/environment/green-living/has-bill-gates-come-up-with-a-safe-clean-way-to-harness-nuclear-power-2363205.html

ビル・ゲイツがポリオ撲滅推進でナイジェリアへ。:大統領選挙を巡って、すさまじい内乱状態が起きたばかりの国でも、この人は最重要課題はポリオの撲滅だ、ワクチン推進だ、と説く。「無政府状態のソマリアだってワクチン接種率は高いんだぞ」と胸を張るこの人にとって、いったい物事の優先順位ってどうなっているんだろう、とずっと不思議。
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5igG2I_nNG70Bo-ObivptdutviDGA?docId=CNG.211f4e001608b37db54efe2a0eef44b5.551

ビル・ゲイツが来たとなると、ナイジェリアの上院議長が「2年以内にポリオを撲滅してみせます」と約束したそうな。:2年で撲滅ったって当面それどころじゃなかろうに、それでも約束してみせたくなるほどに、何かイイコトがあるんだろうな……と、どうしても。
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5igg1wgeq1pHQyeh_DIHww-8eTniw?docId=CNG.11b830e74e89175fd9b015ca71842771.551

アパラチア地域の小児科医は、その他の地域に比べてHPVワクチンの推奨に消極的だという調査結果。「大問題だ。もしアパラチアの小児科医が、HPV感染は患者にとって問題ではないと(明らかに問題であるにもかかわらず)考えているなら、女性だって自分はもちろん自分の子どもにだってワクチンを打とうとは思わないだろう」: へぇぇ。HPVワクチンについては、こういう調査まであるわけですかぁ。地域ごとに、小児科医がどれだけ熱心に推奨しているかを調べて、熱心でないと「この地域は大問題だ」とね。まるで調査研究を装ったアカ狩りみたいな……。しかもHPVワクチンに限定して。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/235182.php

ADHDの治療薬の14歳から17歳までへの処方量、この12年間ずっと増えっぱなし。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/235243.php

不況で、ワシントン州では、介護施設にボランティアのオンブズマンを送る制度の予算が3分の2に。
http://www.columbian.com/news/2011/sep/29/watchdog-program-to-lose-one-third-of-funds/

英国NHSの生き残りのためにベッド数削減が必要、との提言。NHSの幹部Mike Farrar氏から。だって、サービスを削減しないとERと産科は閉鎖になるよ、と。
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2011/sep/26/nhs-beds-funding-crisis?CMP=EMCGT_270911&
http://www.guardian.co.uk/society/2011/sep/26/nhs-cash-crisis-cuts-closure?CMP=EMCGT_270911&

米軍が兵力調達を民間企業にアウトソーシングしていて、それら「下請け」の兵士たちには負傷した場合の保障がない(薄い?)ことが前から指摘されているけど、イラクとアフガニスタンに派兵されたそうした下請け兵士たちから、医療保障と障害手当を求めて集団訴訟が起こされた。
http://www.propublica.org/article/injured-war-contractors-sue-over-health-care-disability-payments

「怒っているぞ! 障害者きりすて! 全国ネットワーク」という運動があることを今日、知った。いろんな人が闘っている。ずっと。以下はそのネットワーク関西のブログ。
http://ikari-net.cocolog-nifty.com/blog/

10月28日の日比谷IDF大フォーラム
http://www.normanet.ne.jp/~1028/
2011.10.04 / Top↑