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カナダで84歳の男性を巡って、
脳死だから生命維持装置をはずすと主張する医師らと
脳死の証拠はなく、生命維持装置をはずすのは宗教上の信条に反すると拒否する家族とが対立し、
去年の秋から論争になっていたらしいのですが、
このたび裁判所の判断を待つまで維持されることになったとのこと。

詳しく読む余裕がたちまちないので、
自分のメモとして以下にリンクしておいて
改めてまとめたいと思うのですが、

「不毛な治療」議論はどちらかというと障害者のケースで読むことが多かったので、
当たり前のことながら高齢者にも当てはめられていくのだという現実に
はっとさせられるようで。

それから医師サイドが医師会の新方針を盾にとって
治療の継続・停止の最終的な決定権は医師にあると主張していることが気になります。

ゴンザレス事件での情報によるとテキサスの無益な治療法では
治療停止の10日前までに通告することとなっていましたが、
ここでは4日前までに通告という話のようで、
それでは転院先もロクに探せないのでは?





Ashley療法論争でも激しい批判を繰り広げた
宗教保守の論客(という捉え方でいいと思うのですが?)Wesley Smithが
ブログでこのケースを取り上げていました。

そういえばこの人もT ヒューマニストの天敵のようです。

「Golobchuck事件:不毛な治療論の傲慢:反人道主義、金と死ぬ義務の導入という致死的コンビネーション」
Golobchuck Case: The Arrogance of Futilitarianism: A Deadly Combination of Anti-Humanism, $, and the Imposition of a Duty to Die
SECONDHAND SMOKE, Wesley Smith, February 13, 2008

(Smithブログのタイトルの患者名はスペリングが誤っているようです。正しくは Golubchuk 。)
2008.02.14 / Top↑