カリフォルニア州で、男児の包皮切除手術に反対する活動家intactivistsから、禁止法制化を求める動き。それに対して、現在方針転換を検討中の米国小児科学会の当該委員会を代表してA事件のDiekema医師が「かつて小児科学会は包皮切除は効果もリスクも不透明だと言ってきたが、どちらも決定的に大きくないなら、親が決めること。50年前だって包皮切除で反対する人はいた。現在特に批判が大きいように思えるのは、反対の立場の人たちが組織されたことと、インターネットを通じてそれが表現されるようになったからに過ぎない」。:男児の包皮切除はエイズ予防の安価な切り札だとBill Gatesが言いだしているからね。どうも「親の決定権」は、科学とテクノの簡単解決文化とその背景にある利権構造につながる人たちが自分たちのやりたいことを押し通していくための隠れ蓑というか、Claireさん言うところの「親のプライバシーという盾」になっている感じがする。
http://edition.cnn.com/2010/HEALTH/11/19/male.circumcision.sf/index.html?hpt=C1
Claire Royさんが、Ashley事件におけるNorman Fostのこれまでの発言の中から、いかに彼が過激で不当な発言を繰り返しているかを例示した上で、Hastings Center ReportのFost論文を取り上げて、「第三者」と称する障害学や障害当事者らの主張の内容に彼が依然として無関心であることを指摘している。:なるほど、あのタイトルの「第三者」とは、障害当事者だったのか。じゃあ、あのタイトル Offence to Third Parties? が言わんとしていることは、「要するに障害当事者が気に入らないというだけなんだろ」なんだな。つまり、感情論に過ぎない、と。……違うわい。
http://saynoga.blogspot.com/2010/11/infamous-quotes-by-norman-fost.html
新型と季節インフルの混合ワクチンで2人死亡。日本。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101119-00000101-mai-soci
米国のシンクタンクの調査で、英国のNHSは先進国で、患者の金持ち度が医療へのアクセスに影響しない唯一のシステムである、との結論が出ている。:日本政府、厚労省の感想を聞きたい――。
http://www.guardian.co.uk/society/2010/nov/18/nhs-best-free-access-healthcare?CMP=EMCGT_191110&
Lancetに報告された調査。08年4月1日から6月30日までに英国の病院で外科手術を受けた後に死亡した80歳以上の高齢者のケアに関するデータを調べたところ、多くの高齢者が適切なケアを受けられていない惨状が明らかに。:上記の調査結果と比較すると、どこの視点からどのデータをどのように眺めるかによって、どんな研究結果も、非常に限定的な範囲についての報告に過ぎない……と言えるような。まぁ、高齢者の医療については、これまでも似たような報告は出ているので、ある程度そろえば、一定のエビデンスなのかもしれない。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2810%2962115-0/fulltext?elsca1=TL-191110&elsca2=email&elsca3=segment
ツイッターで陪審員の守秘義務が崩壊しかけている?
http://www.guardian.co.uk/law/2010/nov/19/law-jury-twitter-internet?CMP=EMCGT_191110&
http://edition.cnn.com/2010/HEALTH/11/19/male.circumcision.sf/index.html?hpt=C1
Claire Royさんが、Ashley事件におけるNorman Fostのこれまでの発言の中から、いかに彼が過激で不当な発言を繰り返しているかを例示した上で、Hastings Center ReportのFost論文を取り上げて、「第三者」と称する障害学や障害当事者らの主張の内容に彼が依然として無関心であることを指摘している。:なるほど、あのタイトルの「第三者」とは、障害当事者だったのか。じゃあ、あのタイトル Offence to Third Parties? が言わんとしていることは、「要するに障害当事者が気に入らないというだけなんだろ」なんだな。つまり、感情論に過ぎない、と。……違うわい。
http://saynoga.blogspot.com/2010/11/infamous-quotes-by-norman-fost.html
新型と季節インフルの混合ワクチンで2人死亡。日本。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101119-00000101-mai-soci
米国のシンクタンクの調査で、英国のNHSは先進国で、患者の金持ち度が医療へのアクセスに影響しない唯一のシステムである、との結論が出ている。:日本政府、厚労省の感想を聞きたい――。
http://www.guardian.co.uk/society/2010/nov/18/nhs-best-free-access-healthcare?CMP=EMCGT_191110&
Lancetに報告された調査。08年4月1日から6月30日までに英国の病院で外科手術を受けた後に死亡した80歳以上の高齢者のケアに関するデータを調べたところ、多くの高齢者が適切なケアを受けられていない惨状が明らかに。:上記の調査結果と比較すると、どこの視点からどのデータをどのように眺めるかによって、どんな研究結果も、非常に限定的な範囲についての報告に過ぎない……と言えるような。まぁ、高齢者の医療については、これまでも似たような報告は出ているので、ある程度そろえば、一定のエビデンスなのかもしれない。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2810%2962115-0/fulltext?elsca1=TL-191110&elsca2=email&elsca3=segment
ツイッターで陪審員の守秘義務が崩壊しかけている?
http://www.guardian.co.uk/law/2010/nov/19/law-jury-twitter-internet?CMP=EMCGT_191110&
2010.11.20 / Top↑
昨日の、スコットランド議会の委員会の自殺幇助合法化法案に関する投票は、反対5vs賛成1だったとのこと。「法案の文言にミスリーディングな個所がある」といった指摘も。あちこちからリアクションが出ている。議会の投票は来週。
http://news.scotsman.com/news/Margo-MacDonald39s-assisted-dying-Bill.6631635.jp
http://www.cisionwire.com/media-intelligence-partners-ltd/care-not-killing-scotland-responds-to-the-decision-of-the-end-of-life-assistance-committee-to-reject-euthanasia-and-assisted-suicide-bill-
当然ながら、上記法案提出者のMcDonald議員は怒り心頭で、委員会のメンバーは法案が書かれる前から自殺幇助に対して反感いっぱいだった、だから、今回の議論で出たエビデンスなんか丸無視している、と。
http://www.heraldscotland.com/news/politics/msp-hits-out-as-committee-rejects-bill-on-assisted-death-1.1069396
米国カトリック教会のアーチビショップが、自殺幇助に反対する声明を出すべく、意見の取りまとめを図っている。
http://www.catholicreview.org/subpages/storyworldnew-new.aspx?action=9108
カナダで自殺幇助合法化に関する世論が、ほんのわずかながら反対に振れつつある?
http://www.onenewsnow.com/Culture/Default.aspx?id=1234644
Wesley Smithのブログによると、英国のケアホームで、自殺念慮のある高齢者が追い出されている。公訴局長のガイドラインで、専門職に対しては見方が厳しいことから、ホーム内で自殺されて、ホーム職員らが自殺幇助の責任を問われるのを恐れるため? Smith「自殺防止はどうなったんだ?」:自殺するならホームと無関係に、自宅で勝手にやってくれということか。
http://www.firstthings.com/blogs/secondhandsmoke/2010/11/18/uk-nursing-homes-evicting-the-suicidal/
この話、もしかしたら9月5日の補遺で拾ったSinclair氏の事件かもしれない。警察の捜査の結果として、以下の記事に。
http://www.jarrowandhebburngazette.com/latest-news/Care-home-denies-suicide-man39s.6631442.jp
15日の補遺で紹介した、英国保健相から出たソーシャルケアの枠組みの原文。この概要からだけ見ると、予防と、医療と介護と福祉の連携が柱。:日本の介護保険の制度改革の方向性と一致。
http://www.dh.gov.uk/en/Aboutus/Features/DH_121664
BBCの若年介護者特集の企画で、母親がMSで父親が関節炎で両親を介護している16歳の少女らがCameron首相と面談。
http://www.mssociety.org.uk/news_events/news/press_releases/young_carer.html
米国での終末期医療は、最後まで延命にこだわるところがあるかと思うと、さっさとホスピスに送り出すところもあって、病院によってまるきり違う、という調査結果。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/208444.php
確かに写真を見るとデカイ男性のようではあるけど、自己啓発スピーカーの車いす使用者の男性が、事故の際に責任を持てないからと飛行機から降ろされた。:これを言い始めると、障害者は社会のいたるところで排除されまくることになると思うんだけど? ハリケーン・カトリーナの際のメモリアル病院の安楽死事件で、巨漢の重症障害のある患者の一人は安楽死させられて、もう一人は最後の最後にヘリで救出された皮肉を思う。
http://www.patriciaebauer.com/2010/10/20/too-disabled-to-fly-30340/
2008年に自閉症児親子が飛行機から降ろされた事件はこちらのエントリー。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/40462299.html
同じころ、教会からの自閉症児の締め出しも話題になった。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/40685628.html?type=folderlist
自閉症スペクトラムの子どもたちの学校での成績は、これまで考えられていたよりも良いそうな。:こういう研究、やっぱり出てくるなぁ……と思ったら、 Washington大学の研究だった。ふ~ん。そういえば「ビル・ゲイツだってアスペルガー」というの、最近まるでスローガンみたいに、よく目につくような気がする。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/208381.php
アスペルガーと才能を対にして語ることについて、前に考えてみたのは、以下の2つのエントリー。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/48277591.html
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/48312741.html
善玉コレステロールをグイッと上げて、悪玉コレステロールをどんっと下げる奇跡のような薬が開発されるらしい。お医者さんたちは大興奮。:そりゃ、メルク社はそれ以上に大コーフンでしょうよ。
http://news.yahoo.com/s//ap/20101117/ap_on_he_me/us_med_cholesterol_drug_9/
ハイチで、コレラを流行らせたのは国連の平和維持部隊だという噂が流れ、国連職員が襲われるなど暴動が発生。広がりつつある模様。
http://uk.news.yahoo.com/4/20101119/twl-cholera-protests-hindering-doctors-41f21e0.html
http://news.scotsman.com/news/Margo-MacDonald39s-assisted-dying-Bill.6631635.jp
http://www.cisionwire.com/media-intelligence-partners-ltd/care-not-killing-scotland-responds-to-the-decision-of-the-end-of-life-assistance-committee-to-reject-euthanasia-and-assisted-suicide-bill-
当然ながら、上記法案提出者のMcDonald議員は怒り心頭で、委員会のメンバーは法案が書かれる前から自殺幇助に対して反感いっぱいだった、だから、今回の議論で出たエビデンスなんか丸無視している、と。
http://www.heraldscotland.com/news/politics/msp-hits-out-as-committee-rejects-bill-on-assisted-death-1.1069396
米国カトリック教会のアーチビショップが、自殺幇助に反対する声明を出すべく、意見の取りまとめを図っている。
http://www.catholicreview.org/subpages/storyworldnew-new.aspx?action=9108
カナダで自殺幇助合法化に関する世論が、ほんのわずかながら反対に振れつつある?
http://www.onenewsnow.com/Culture/Default.aspx?id=1234644
Wesley Smithのブログによると、英国のケアホームで、自殺念慮のある高齢者が追い出されている。公訴局長のガイドラインで、専門職に対しては見方が厳しいことから、ホーム内で自殺されて、ホーム職員らが自殺幇助の責任を問われるのを恐れるため? Smith「自殺防止はどうなったんだ?」:自殺するならホームと無関係に、自宅で勝手にやってくれということか。
http://www.firstthings.com/blogs/secondhandsmoke/2010/11/18/uk-nursing-homes-evicting-the-suicidal/
この話、もしかしたら9月5日の補遺で拾ったSinclair氏の事件かもしれない。警察の捜査の結果として、以下の記事に。
http://www.jarrowandhebburngazette.com/latest-news/Care-home-denies-suicide-man39s.6631442.jp
15日の補遺で紹介した、英国保健相から出たソーシャルケアの枠組みの原文。この概要からだけ見ると、予防と、医療と介護と福祉の連携が柱。:日本の介護保険の制度改革の方向性と一致。
http://www.dh.gov.uk/en/Aboutus/Features/DH_121664
BBCの若年介護者特集の企画で、母親がMSで父親が関節炎で両親を介護している16歳の少女らがCameron首相と面談。
http://www.mssociety.org.uk/news_events/news/press_releases/young_carer.html
米国での終末期医療は、最後まで延命にこだわるところがあるかと思うと、さっさとホスピスに送り出すところもあって、病院によってまるきり違う、という調査結果。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/208444.php
確かに写真を見るとデカイ男性のようではあるけど、自己啓発スピーカーの車いす使用者の男性が、事故の際に責任を持てないからと飛行機から降ろされた。:これを言い始めると、障害者は社会のいたるところで排除されまくることになると思うんだけど? ハリケーン・カトリーナの際のメモリアル病院の安楽死事件で、巨漢の重症障害のある患者の一人は安楽死させられて、もう一人は最後の最後にヘリで救出された皮肉を思う。
http://www.patriciaebauer.com/2010/10/20/too-disabled-to-fly-30340/
2008年に自閉症児親子が飛行機から降ろされた事件はこちらのエントリー。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/40462299.html
同じころ、教会からの自閉症児の締め出しも話題になった。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/40685628.html?type=folderlist
自閉症スペクトラムの子どもたちの学校での成績は、これまで考えられていたよりも良いそうな。:こういう研究、やっぱり出てくるなぁ……と思ったら、 Washington大学の研究だった。ふ~ん。そういえば「ビル・ゲイツだってアスペルガー」というの、最近まるでスローガンみたいに、よく目につくような気がする。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/208381.php
アスペルガーと才能を対にして語ることについて、前に考えてみたのは、以下の2つのエントリー。
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/48277591.html
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/48312741.html
善玉コレステロールをグイッと上げて、悪玉コレステロールをどんっと下げる奇跡のような薬が開発されるらしい。お医者さんたちは大興奮。:そりゃ、メルク社はそれ以上に大コーフンでしょうよ。
http://news.yahoo.com/s//ap/20101117/ap_on_he_me/us_med_cholesterol_drug_9/
ハイチで、コレラを流行らせたのは国連の平和維持部隊だという噂が流れ、国連職員が襲われるなど暴動が発生。広がりつつある模様。
http://uk.news.yahoo.com/4/20101119/twl-cholera-protests-hindering-doctors-41f21e0.html
2010.11.20 / Top↑
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