http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2011/110730_2.html
上の話題の関連エントリー ↓
「一身専属事項の臓器提供に成年後見人は権限なし」から疑問あれこれ(2009/9/2)
日本の成年後見人制度は国連障害者人権条約に抵触(2010/9/2)
英国保健省から、今年2月に「Reaching Out to Carers Innovation Fund 介護者に手を差し伸べるイノベーション資金」なる制度が出ていた。これが、連立政権が約束していた、ムチでぶったたく前のちっこいアメダマ介護者支援策のこと? いや、でも、あれはレスパイトだったような?
http://www.dh.gov.uk/en/SocialCare/Carers/DH_124163
英国の地方自治体 Bath & North East Somerset が Every Disabled Child Matters Charter(障害のある子どもも一人一人みんな大切・憲章)に署名。:たしか、英国政府の施策で Every Child Matters というのがあったんで、それを障害児に特化したものでは?
http://www.thisisbath.co.uk/Council-signs-Disabled-Child-Matters-Charter/story-12973680-detail/story.html
英国がNHSサービスの一部を民間企業に、競争原理で。そのサービスの一つは「小児への車いすサービス」というんだけど、もしかして、それって日本にはないサービスのこと?
http://www.guardian.co.uk/society/2011/jul/19/nhs-services-open-to-competition?CMP=EMCGT_200711&
ソマリアで深刻な飢餓。1100万人が餓死の危機。
http://www.cbsnews.com/stories/2011/07/20/501364/main20080945.shtml
http://www.guardian.co.uk/society/2011/jul/19/nhs-services-open-to-competition?CMP=EMCGT_200711&
ゲイツ財団、途上国の水なしトイレ革新に4200億ドル。:このニュース、やたらあちこちに出ているのは、やっぱり次のトレンドを読もうとする市場関係者の興味関心事項だから? そういえばビル・ゲイツって、ソマリアは無政府状態でも子どものワクチン接種率は高いんだと胸を張っていたけど、ソマリアの子どもたちが飢えていることには興味ないのかしら。
http://www.taiwannews.com.tw/etn/news_content.php?id=1658898
http://www.latimes.com/health/boostershots/la-bill-melinda-gates-foundation-toilet-20110720,0,6498243.story
昨日の朝日新聞のオピニオンで、国際政治学者の坂本義和さんへのインタビュー記事があり、以下の数行に目が釘付けになった。
「国家はなくなるわけではありませんが、経済や金融、科学技術、情報が非可逆的にグローバル化する時代には、国境の意味は低下し、国家は脱力化して来ています。市場も、格差や抑圧の構造を生み出し、グローバルな不平等や不公正を解決できていません。国家や市場では対処できない世界になっている」:「グローバル強欲ひとでなし金融(慈善)資本主義」と当ブログが称している世界の現状って、要するに、そういうことですよね。で、国家や市場では対処できないから、といって、まるで世界政府の大臣をいくつも兼務しているかのようにしゃしゃり出てきているのが、その経済や金融、科学技術、情報を一手に握っているお人であったりもする……と……。
米国の医療制度改革で、避妊費用も給付へ?
http://www.nytimes.com/2011/07/20/health/policy/20health.html?_r=2&nl=todaysheadlines&emc=tha2
背の高い女性は癌になりやすいんだとか。10センチにつき、16%アップするって。:まー、研究者の方々というのは、ほんとーに、いろんなAとBの相関関係の組み合わせをあれこれと研究されるんですねー。
http://www.taiwannews.com.tw/etn/news_content.php?id=1658898
英国政府、25000世帯に再生エネルギー導入助成金。
http://www.guardian.co.uk/environment/2011/jul/21/renewable-energy-heating-grants?CMP=EMCGT_210711&
「精神病院をなくした国 イタリア」で初めて知った。
23日(土)公開のイタリア映画「人生、ここにあり」。
公式サイトはこちら ↓
http://jinsei-koko.com/
去年だったか、一度ACTについてざっと調べてみたことがあって、その時に
イタリアの精神医療改革とかバザーリアという人について、
どこかでちょっと読みかじった。
もしかしてエントリーにしているかと思ってブログ内検索してみたけど
ありませんでした。
で、さっき検索してみたら、すぐに出てきたのは以下 ↓
http://homepage3.nifty.com/kyouseisha/newpage34.html
ここで触れられている大熊一夫氏の本は、こちら ↓
「精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本」(岩波 2009)。
たぶん、その、ACTについて調べた時に、
読んでみようかなと思ったおぼろな記憶があるけど、読んでいない。
この映画については、
予告編や公式サイトの雰囲気、寄せられた著名人のコメントなどからは
「べてるの家のイタリア版」といった作りの映画?……という感触で、
個人的には、あれこれ、ちょっと棚上げにして、
とりあえず距離をおいておきたい感じ。
なぜ、ということもないんだけど。
【追記】
べてるの家、たしかコメントで話題になったことがあったぞ、と思って
探してみたら、こちらのエントリーでした。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/62799283.html
私自身は、べてるの家については
話題になり始めた頃に本は何冊か読んだものの、
ブレイクしまくってからは、逆に読む気にならなくなった。
で、去年だったか、
こちらのブログに書かれていることを読んだ時に、なんとなく共感した。↓
http://www.seikatsushoin.com/weblog/2010/10/post_94.html
いよいよ現地時間の明日、明後日の2日間、開催されます。
今年のシアトルこども病院生命倫理カンファは、貧困層の子どもと知的・精神障害児の医療切り捨てを議論(2011/2/9)
以下に見つけたのは、いわば、その告知記事。
Exploring the limits of children’s health care: What’s the reality of providing care to all?
PSYSORG.com, July 20, 2011
この記事で
主催の子ども病院Truman Katz 生命倫理センターのディレクター、Wilfond医師は
「すべての子どもにそれぞれが必要とする医療を保障する」といった表現を使って
「生命倫理と医療施策の複雑な諸問題に待ったなしの解決策を模索するタイムリーな機会」だと
まるで「すべての子どもに医療を」という方向で議論が行われるかのように語っていますが、
ここで議論のテーマとされているものは、むしろその逆と思われます。
(まぁ、小児科学会の「栄養と水分差し控えガイドライン」を書いたDiekemaなら
Wilfondの言う「それぞれが必要とする医療」の「必要」を定義するとみせて、
一定の障害像の子どもなら「利益にならない」従って「必要としていない」という話にした上で
平然と「すべての子どもに必要な医療を保障する」のだと、あのガイドラインと同じ論法を
使って見せるだろうという気が、しないでもないし)
上記の記事に書かれているテーマ以外にも気がかりなものがあるので、
2月のエントリーで病院の当該サイトからコピペしたものを繰り返すと
• Under what circumstances should individual providers or healthcare institutions extend medical care to children whose families cannot pay?
• Do providers' responsibilities extend beyond the walls of the clinic? How do we balance obligations to provide better healthcare with obligations to improve other factors that influence health, such as diet, exercise, housing and education?
• Do providers have an obligation to tell families about healthcare options that are not “available” or will not be provided because of financial constraints?
• Should care to children be prioritized based on social, physical or mental health status?
o Children who have expensive technology-intensive care needs, such as ventilators, dialysis or transplants?
o Children with intellectual disabilities who require special resources, yet will remain dependant on society?
o Children who have mental healthcare needs?
o Children who are undocumented?
• How will healthcare reform affect the goal of providing for the basic healthcare needs of all children?
・家族に支払い能力のない子どもに個々の医療提供者または医療機関が医療を行うべきだとされる状況とは?
・医療提供者の責任はクリニックの外にまで及ぶのか? より良い医療を提供する義務と、食事、運動、住まいや教育など、健康に影響するその他のファクターを改善する義務とのバランスをどのようにとるのか?
・経済的な制約のために「対象外になる」または提供されない治療の選択肢について、家族に知らせる義務が提供者にはあるか?
・社会的、身体的または知的状態に応じて、子どもたちへの医療に優先順位をつけるべきか?
たとえば、
・人工呼吸器、人工透析や臓器移植など高度技術による高価な治療が必要な子どもは?
・特殊な資源を必要とする知的障害があり、社会に依存し続けるであろう子どもは?
・メンタル・ヘルスのニーズ(つまり精神障害?)のある子どもは?
・不法入国・不法滞在の子どもは?
・すべての子どもの基本的な医療ニーズに応えるというゴールに、医療制度改革はどのように影響するか?
シアトルこども病院のカンファのページはこちら。プレゼンターの顔触れはこちら。
Ashley事件関連以外の知識が全くない私にとって面白いところでは Arther Caplan, John Lantos。
それからAshley事件で
どう考えても動員されて苦し紛れの擁護発言を吐いていた Joel Frader。
(メール討論では、明らかにFostにびびりまくっていたよ、この人)
おや。そういえば、初回カンファから必ず大きな顔を見せていた大親分、
そのNorman Fostの名前が、今回は、なぜか、ない。
Fostと並ぶ、同センターの大のオトモダチ、Rossの名前もない。
ふ~ん……。
そういえば、Lantos医師って、
いきなり痛烈な批判で“Ashley療法”論争に躍り出てきたと思ったら
その勢いのまま去年もこのカンファに出て来ていたり、
最近はNICUでの「無益な治療」停止の慣行を是認する論文を書いたり、
いつだったか、ふと気がつくと、Diekemaとも共著論文があったり……ふ~ん……。
何度か、このカンファのWebcastのいくつかを眺めてみたり、
A事件を追いかける過程で、カンファに登場する倫理学者のその他の言動に触れたりすると、
要するに米国で初めて小児科領域での生命倫理の専門機関として2005年にできた
Truman Katzセンターというのは、
米国の小児科医で生命倫理の周辺であれこれ色気がある先生方にとっては
燦然と輝く“あこがれの登竜門”なんだろうなぁ……と。
上記、カンファのサイトから、例によってWebcastで生中継されるようです。
興味がおありの方は、ぜひ。
見られたら、どうだったか教えてくださいね。