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円借款:パキスタンのポリオ撲滅 ゲイツ財団と提携検討:武田製薬にゲイツ財団の元幹部職員が送り込まれて以来、こういう動きが加速化している?
http://www.mainichi.jp/life/money/news/20110712k0000m020066000c.html
http://mdn.mainichi.jp/mdnnews/news/20110712p2g00m0dm002000c.html

重度心身障害児:母親が相互に支え合う会設立――相模原/神奈川
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110702ddlk14100260000c.html

NZのJohn Key首相が自殺幇助合法化に賛意を表明し、論議に。
http://www.lifenews.com/2011/07/11/new-zealand-prime-minister-blasted-for-supporting-euthanasia/

中国の一人っ子政策で、強制的な中絶が起こっている。
http://www.womensrightswithoutfrontiers.org/blog/?p=219

ビタミンDがアルツハイマー病の原因となる脳のアミロイドβを排泄する、という研究結果。:私は、ビタミンDというだけで眉にツバつけたくなる過剰反応が起きてしまうけど。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/230829.php

マードックのNews of the Worldタブロイド紙の盗聴スキャンダルで、ターゲットには英国女王やブラウン前首相も含まれていた、とのこと。
Murdock Tabloids’ Targets Included Downing Street and the Crown: Reports surfaced that two of Rupert Murdoch’s newspapers may have bribed police officers to obtain information about Queen Elizabeth Ⅱand former Prime Minister Gordon Brown.

テキサスで7257グラムの巨大赤ちゃんが生まれる。:食肉に含まれる成長ホルモンの影響とかも……? と思ったら、お母さんが妊娠中に糖尿病になって予測されていたことなんだとか。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/230835.php

ADHDと知的障害の原因に副流煙も?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/230824.php

これまで米軍は戦地で自殺した兵士の家族にはお悔やみの手紙を送ってこなかったけど、Obama大統領が今後は自殺した兵士にも送ることに。
http://atwar.blogs.nytimes.com/2011/07/06/white-house-changes-policy-on-condolence-letters-for-military-suicides/live-updates/


2011.07.12 / Top↑
NZのアルツハイマー病啓発週間(7月11-15日)を機に、オークランドで認知症の人を介護しているケアラーのためのブログが出来た。皮きりに、50代の妻の介護をしている医師でオークランドアルツハイマー病協会の理事であるRobert Turnerが介護者としての役割と、支援者としての役割について語るエントリーをアップしている。
http://www.nzdoctor.co.nz/un-doctored/2011/july-2011/11/new-blog-for-people-who-care-for-those-with-dementia.aspx
http://alzheimersauckland.wordpress.com/

日本でも認知症の人と家族の会顧問の三宅貴夫医師が「介護保険情報」誌に、介護者として赤裸々な思いを冷静な文体で連載されていて、その連載「認知症の妻の介護でみえたこと」は、読ませていただくたびに敬服の思いを新たにしたのだけど、気づいたら三宅医師のHPで読めるようになっていた。
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/boke2.htm

三宅医師のブログはこちら ↓
http://alzheimer.at.webry.info/

米国のナーシング・ホーム利用者の内、黒人やヒスパニック、アジア系人種の割合が増えている。特に都市部を中心に、経済格差が人種横断的に広がっているため。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/230706.php

英国NHSでの治療までの待機期間がさらに伸びていて、MRIを受けるのに6週間待ちだとか。英国医師会会長の諮問委員会から待っている医間に患者は手術も薬も間に合わなくなり死んでしまう、と警告。
http://guardianmail.co.uk/go.asp?/bGUA005/x1EU334/q5NYT34

ビル・ゲイツの次なるイノベーション・ターゲットは「水を使わないトイレ」
http://www.worldcrunch.com/bill-gates-next-great-innovation-waterless-toilet/3429

NTY. カトリック聖職者の性的暴行スキャンダルは1940年代からあり、Clement A. Hageman司教を指差した人たちは、教会幹部によってアリゾナやニューメキシコの非白人が住む貧困地帯に追いやられていたとか。

テキサスの不動産会社の女性社員が、髪の一部が若い頃から白髪だったのを染めずにいたところ、企業イメージのために染めろと上司に指示され、染めなかったために首になったとして差別を受けたと訴訟。:テキサスは先週も、国際世論を考えて中止を求めるObama大統領の要請をはねつけてメキシコ国籍のレイプ犯を死刑にしたばかり。無益な治療法にしても、なにかと独自の文化なのかも?
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jul/10/woman-sacked-having-grey-hair?CMP=EMCGT_110711&
2011.07.12 / Top↑
7月号の米国小児科学会誌に
Ashley事件でお馴染みJohn Lantos医師らが論文を発表し、

1999年から2008年の10年間に
NICUで死亡した新生児について
① 32週以内の超未熟児
② 先天性の異常がある児
③ その他
別に調べたところ、

地域の診療機関からの紹介を受けるNICUにおいて
10年間での414人の新生児の死亡のうち、
61.6%で医療が中止されており
20.8%で医療が差し控えられており、
17.6%で心肺蘇生を受けていた。

治療の差し控えの後で死亡した割合は毎年1%増加しており、
増加分は超未熟児グループで治療の差し控えが行われたことを反映するもの。

10年間でこのNICUで主要な死の様態は生命維持装置の中止によるもので、
死が差し迫っていて医療が無益だと考えられる場合には
中止によって制御された環境で安らかな死を迎えられるものとされている。

治療中止が大きく増えていることは
それだけ医療的無益性が認識され、
穏やかな死を提供しようとの考えが広がっていることを示すものである、と
論文は結論付けている。

How Infants Die in the Neonatal Intensive Care Unit
Trends From 1999 Through 20008
Julie Weiner, DO; Jotishna Sharma, MD; John Lantos, MD; Howard Kilbride, MD
Arch Pediatr Adolesc Med. 2011; 165(7):630-634. Diu:10.1001/archpediatrics.2011.102


この論文を受け、Wesley Smithが
無益な治療論で問題なのは医療職が一方的に患者や家族の医師を無視して
治療を停止することであり、

この論文の結論として
多くの家族が強制されたのではなく、十分な情報を得て、
治療の続行を望まない選択をしていることは喜ばしいことだ、と書いている。

きちんと正しい知識を与えられれば
多くの人は「何が何でも出来る限りのことを」などとは望まないものだ、と
自分は以前から主張しており、この研究結果によってそれが実証された、とも。

Neo Natal Deaths Show Education, Not Coercion, Works in Terminal Cases
Secondhand Smoke, July 7, 2011


それを受けて、
Medical Futility BlogのThaddeus Mason Pose が
Smithの言う「強要」の内容が問題だと問題提起している。

例えば、人工呼吸器の続行が選択肢の中に含まれていなかったり、
現実的な選択肢として提示されていなかったりといった
倫理的には正当化され得る「説得」や「操作」もありうるのでは。

言い換えると、
医療職や倫理委が代理決定権者の反対を押し切ってまで
治療を無理やりに行うということは滅多にないのだから、
意見の対立さえなければコンセンサスができたことになってしまう。

いったん起こった無益な治療を巡る対立が解決されてコンセンサスに至ることと
最初から無益性を巡る対立を避けることにエネルギーを集中することとは
全く別の話であり、

それによって代理決定権者が最初から選択を奪われているということもありうる、と。

Medical Futility ― Conflict and Illusory Consensus
Medical Futility Blog、July 9, 2011



なんでだろう?
私も今回はWesley Smithは妙に「らしく」ないことを言っている印象を受けた。

Popeの意見に賛成。
2011.07.12 / Top↑