2ntブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
Obama政権の医療改革案に対する高齢者の不信の高まりが政権にとっても無視できないほどに。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/08/AR2009080802367.html

ブッシュ時代に、MA、CA他、いくつかの州が独自に無保険問題解消の努力をしてきたのは、この2年余りになんとなくニュースで読みかじってきたけど、マサチューセッツ州では州民の97%が健康保険加入を果たしたというのは知らなかった。まだ課題は多いにせよ、MA州のプログラムはマサチューセッツ・モデルとして、連邦政府の医療制度改革のモデルになる、とNY・Timesの社説。
http://www.nytimes.com/2009/08/09/opinion/09sun1.html?th&emc=th

不況で貧困に陥る人が増えている中、公共の場に座っている、寝ている、などの行為の取締りが強化されている。貧困を生み出しながら、その一方で貧困が犯罪視されていく社会の動き。:テクノロジーで障害児が生まれる確率が高くなるようなことを平気でやりつつ、障害児・者を嫌悪し抹殺の対象とする社会、科学とテクノで不老不死の実現に血道をあげながら、高齢者には医療費がかかって困ると切り捨てにかかる社会も……。
http://www.nytimes.com/2009/08/09/opinion/09ehrenreich.html?_r=1&th&emc=th

フィラデルフィア、紙の新聞がなくなる米国最初の都市になる? 早急に生き残り策を迫られている米国都市のジャーナリズム。
http://www.nytimes.com/2009/08/09/magazine/09Newspaper-t.html?_r=1&th&emc=th

化学薬品産業の指導者らが、方針転換。環境保護団体、保健関係団体、消費者団体と協議しつつ、連邦政府による新たな規制に情報を提供し、協力する、と。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/08/AR2009080802566.html
2009.08.09 / Top↑
Oregon州の2人の医師(Dr. Katrina Hedberg, Dr. Susan Tolle)が
尊厳死法ができた1998年から2007年までに同州で死んだ人のうち、
尊厳死法を使うことを選ばなかった大多数について研究を行い、

使うことを選ぶのは、よほど主張の強い人、

同州で死に行く人たちの大多数は医師による自殺幇助には関心がないか、
または医学的に尊厳死法に参加することができないか、のどちらかと結論づけている。

2007年までにオレゴン州でさまざまな理由で亡くなった人は296000人。
そのうち、尊厳死法を使って自殺した341人と同じ病気で死んだ人は99000人。

だから医師による幇助を受けて自殺した人というのは
よほど主張の強い、ごくわずかの人だということに。

また、尊厳死法で自殺した人の82%は末期がんの患者だったが、
オレゴンでの死者の3分の1は心臓疾患が原因で死んでいる。

これは癌の場合には余命半年という診断があるのに対して、心臓病や脳卒中では、
突然の発作で死亡するか、そうでなければ長く生きるかに分かれるためだろう、と。

また85歳以上の高齢者のうち3分の1から半数には
何らかの認知症状があると推測されており、そういう人たちは
自殺幇助の意思決定ができなかったり、意思があっても人に伝えにくい。

総じて、オレゴン州で、尊厳死法を利用する確率が最も低いのは、

・85歳以上の高齢者
・癌、エイズ、ALS以外の病気で死に瀕している人
・学歴が高卒以下の人
・白人・アジア人以外の人

尊厳死法ができたら貧困層や教育を受けていない患者、有色人種などの弱者が
無理やり参加させられるのではないかと懸念する議論があったが、
それは現実にはなっていないと研究は結論している反面、

尊厳死法に参加する人たちから
苦痛のコントロールが十分行われていないことが報告されたり、
介護者への重荷になっていることを心配する声があったり、
正式な精神科医のアセスメントを受けていない人の増加などを
懸念材料としてあげている。

Study of those who don’t use assisted suicide law
The Seattle Post-Intelligencer, August 5, 2009


この結果、私個人的には
貧困層や教育を受けていない人たちへ誘導になるという懸念を否定するというよりも、

やっぱり「死の自己決定権」文化の根っこは、
「科学とテクノで簡単解決万歳」文化やトランスヒューマニズムの根っこにある
知的レベルの高い白人エリート男性的価値観と繋がっているんじゃないのかなぁ……と考えさせられる。
2009.08.09 / Top↑
Debby Purdyさんのケースで、キューバ人の夫が口を開いた。彼は一体どう考えているのか、私はずっと気になっていた。印象的なのは「この戦いは彼女の戦いであって、自分の戦いではない」。妻が望むことだから、支援してきた、裁判所の判断が出て、彼女がハッピーだから自分としても嬉しい、と。
http://www.yorkshireeveningpost.co.uk/news/VIDEO-Debbie-Purdys-husband-tells.5533864.jp

DNAのデータベースを作って、人身売買された子どもを家族の元に返そう、というNorth Texas大学のプロジェクト。記事によると、毎年60万から80万人が国境を超えて売買されていて、その半数が17歳以下だとのこと。2010年までに人身売買が国際犯罪のトップに躍り出るだろう、と。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/159800.php

人を被験者とする医学研究で倫理規制の手続きが煩雑なことが研究を阻んでいる、これではせっかくNIHの研究助成予算が増額になっても、というOp-Ed。
http://www.nytimes.com/2009/08/08/opinion/08satel.html?th&emc=th

ベルギーの高齢者施設で火事。9人死亡。3人が重態
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/8188760.stm

マイケル・ジャクソンの死因となった麻酔薬propofol、実は相当に濫用されているらしい。
http://www.nytimes.com/2009/08/07/us/07propofol.html?_r=1&th&emc=th
2009.08.09 / Top↑