本人が知らない内にDNR(蘇生無用)指定にされていた英国のJanet Traceyさんの事件で、当該NHSの違法行為として遺族が提訴。
http://www.leighday.co.uk/News/2011/August-2011/Leigh-Day-serve-judicial-review-and-human-rights-c
世界で一番金持ちのゲイツ財団から、世界で一番金持ちの大学、ハーバードに対して、50万ドルのグラント。それは一体なんのため? とWPのブログ。
http://www.washingtonpost.com/blogs/answer-sheet/post/imagine-a-500000-gates-foundation-grant-to-harvard/2011/08/29/gIQAREysqJ_blog.html
そうかと思うと、ビル・ゲイツの親友でもあり慈善資本主義による世界支配のパートナーでもあるウォーレン・バフェットは、Bank of Americaの株を50億ドル購入。:どうも、この人たちは、あらゆる分野の強き者たちをインナー・サークル的に繋げていこうとする企みが蠢いているのでは……?
http://www.propublica.org/thetrade/item/bank-of-america-gets-buffetted/
カナダ、ケベック州のALS患者の女性Ginette Leblancさん(47)の死ぬ権利を求める法廷闘争。
http://www.propublica.org/thetrade/item/bank-of-america-gets-buffetted/
NY Timesに、8月28日のエントリーで取り上げたpill mill(“処方薬の自動販売機”クリニック)に関する記事があり、フロリダ州がオピオイド系鎮痛剤Oxycodoneの違法な流通経路を遮断しようと法改正。:このpill mill問題、大きな社会問題となりそうな気配。
Florida Shutting ‘Pill Mill’ Clinics: Officials have implemented tougher laws in an effort to disrupt an illegal pipeline for prescription for drug Oxycodone.
テキサス州知事の中絶法改正法案で、中絶を望む女性に胎児の超音波映像を見せ心音を聞かせることを義務付ける条項を問題視して、裁判所が却下。:どうして、中絶に関してのみ、こんな原理的なプロ・ライフがまかり通るのかが、ずっと不思議。遺伝子診断やデザイナー・ベビーはOKされる一方で?
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/31/abortion-rick-perry?CMP=EMCGT_010911&
日本。いまいち分からないのだけど、成年後見人制度に「支援信託」なるものが提案されているらしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000020-kyt-l26
英国のスーパー、Tescoが8年頑張ったけどコンビニと自販機の文化には勝てなかったと日本から撤退。
http://www.guardian.co.uk/business/2011/aug/31/tesco-japan-pull-out-philip-clarke?CMP=EMCGT_010911&
http://www.leighday.co.uk/News/2011/August-2011/Leigh-Day-serve-judicial-review-and-human-rights-c
世界で一番金持ちのゲイツ財団から、世界で一番金持ちの大学、ハーバードに対して、50万ドルのグラント。それは一体なんのため? とWPのブログ。
http://www.washingtonpost.com/blogs/answer-sheet/post/imagine-a-500000-gates-foundation-grant-to-harvard/2011/08/29/gIQAREysqJ_blog.html
そうかと思うと、ビル・ゲイツの親友でもあり慈善資本主義による世界支配のパートナーでもあるウォーレン・バフェットは、Bank of Americaの株を50億ドル購入。:どうも、この人たちは、あらゆる分野の強き者たちをインナー・サークル的に繋げていこうとする企みが蠢いているのでは……?
http://www.propublica.org/thetrade/item/bank-of-america-gets-buffetted/
カナダ、ケベック州のALS患者の女性Ginette Leblancさん(47)の死ぬ権利を求める法廷闘争。
http://www.propublica.org/thetrade/item/bank-of-america-gets-buffetted/
NY Timesに、8月28日のエントリーで取り上げたpill mill(“処方薬の自動販売機”クリニック)に関する記事があり、フロリダ州がオピオイド系鎮痛剤Oxycodoneの違法な流通経路を遮断しようと法改正。:このpill mill問題、大きな社会問題となりそうな気配。
Florida Shutting ‘Pill Mill’ Clinics: Officials have implemented tougher laws in an effort to disrupt an illegal pipeline for prescription for drug Oxycodone.
テキサス州知事の中絶法改正法案で、中絶を望む女性に胎児の超音波映像を見せ心音を聞かせることを義務付ける条項を問題視して、裁判所が却下。:どうして、中絶に関してのみ、こんな原理的なプロ・ライフがまかり通るのかが、ずっと不思議。遺伝子診断やデザイナー・ベビーはOKされる一方で?
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/31/abortion-rick-perry?CMP=EMCGT_010911&
日本。いまいち分からないのだけど、成年後見人制度に「支援信託」なるものが提案されているらしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000020-kyt-l26
英国のスーパー、Tescoが8年頑張ったけどコンビニと自販機の文化には勝てなかったと日本から撤退。
http://www.guardian.co.uk/business/2011/aug/31/tesco-japan-pull-out-philip-clarke?CMP=EMCGT_010911&
2011.09.01 / Top↑
8月8日に
メトロやバスに乗れない障害者には個別シャトルで平等なアクセスを保障(ワシントンD.C.)の
エントリーで紹介したパラ・トランジットの、ちょっと気になる続報。
運転手らが13時間ものシフトを強いられて
利用者、運転手、双方の安全が脅かされていると訴え、
約800人のパラ・トランジットの運転手の労働組合が
Metroからパラ・トランジット事業を請け負っているMV Transportationオフィス前でデモ。
米国での商業交通機関の運転手の勤務時間の規制は、
乗り物の重さや座席数によって決まっているため、
MVはミニバスなどから座席を外すことで規制を逃れ
長時間勤務を強いている、と組合側は主張。
MV側は、座席を外したのは大きな車いすの利用者を乗せるためだ、と主張。
MV TransportationはMetroと5億4000万ドル相当の7年半契約を結んでおり、
10社の下請けを使ってパラ・トランジットを運行、
ワシントン地区で一日7000人以上の利用者にサービスを提供している。
Drivers for disabled protest over work shifts
WP, August 30, 2011
この規制逃れのための座席外し問題は組合側は6月から問題にしており、
その際にWashington Examiner紙が取り上げた記事はこちら。
8日の記事を某MLに投稿した際に、
いろいろ教えてくださった方の情報の中に、
パラ・トランジットの運転手の中に性犯罪者が紛れ込んでいて
利用者が被害に遭ったケースが出て問題視され、
その後、問題解決の対応が行われたことが含まれていたのだけれど、
(ワシントンD.C.の“ドアからドアへ”型パラ・トランジット利用条件の中に、
「車から建物の入り口までの経路を遮るものがなく、ずっと見通せること」
「運転手は個人の住まいの中には足を踏み入れない」などがあった。
車から建物の入り口までの経路に植え込みなどがあり視界が遮られるような場合には
“ドアからドア”サービスは利用できず、最寄りの町角まで出て
“コーナーからコーナーまで”サービスを利用することになるらしい)
なにかしら、ここにも「孫請けのまた孫請け」とか中間搾取とか、
食い詰めそうな層をターゲットに過酷な労働条件を無理強いするような仕組みとか
そんな酷薄な社会の階層化のようなものが見え隠れしているような……?
もちろん、平等なアクセスを人権として保障する感覚と
「可能な限り」でよかろうとする感覚との違いは
7年半で5億4000万ドルもの費用をかけていることに
くっきりと際立っていることとは、また別の問題として。
メトロやバスに乗れない障害者には個別シャトルで平等なアクセスを保障(ワシントンD.C.)の
エントリーで紹介したパラ・トランジットの、ちょっと気になる続報。
運転手らが13時間ものシフトを強いられて
利用者、運転手、双方の安全が脅かされていると訴え、
約800人のパラ・トランジットの運転手の労働組合が
Metroからパラ・トランジット事業を請け負っているMV Transportationオフィス前でデモ。
米国での商業交通機関の運転手の勤務時間の規制は、
乗り物の重さや座席数によって決まっているため、
MVはミニバスなどから座席を外すことで規制を逃れ
長時間勤務を強いている、と組合側は主張。
MV側は、座席を外したのは大きな車いすの利用者を乗せるためだ、と主張。
MV TransportationはMetroと5億4000万ドル相当の7年半契約を結んでおり、
10社の下請けを使ってパラ・トランジットを運行、
ワシントン地区で一日7000人以上の利用者にサービスを提供している。
Drivers for disabled protest over work shifts
WP, August 30, 2011
この規制逃れのための座席外し問題は組合側は6月から問題にしており、
その際にWashington Examiner紙が取り上げた記事はこちら。
8日の記事を某MLに投稿した際に、
いろいろ教えてくださった方の情報の中に、
パラ・トランジットの運転手の中に性犯罪者が紛れ込んでいて
利用者が被害に遭ったケースが出て問題視され、
その後、問題解決の対応が行われたことが含まれていたのだけれど、
(ワシントンD.C.の“ドアからドアへ”型パラ・トランジット利用条件の中に、
「車から建物の入り口までの経路を遮るものがなく、ずっと見通せること」
「運転手は個人の住まいの中には足を踏み入れない」などがあった。
車から建物の入り口までの経路に植え込みなどがあり視界が遮られるような場合には
“ドアからドア”サービスは利用できず、最寄りの町角まで出て
“コーナーからコーナーまで”サービスを利用することになるらしい)
なにかしら、ここにも「孫請けのまた孫請け」とか中間搾取とか、
食い詰めそうな層をターゲットに過酷な労働条件を無理強いするような仕組みとか
そんな酷薄な社会の階層化のようなものが見え隠れしているような……?
もちろん、平等なアクセスを人権として保障する感覚と
「可能な限り」でよかろうとする感覚との違いは
7年半で5億4000万ドルもの費用をかけていることに
くっきりと際立っていることとは、また別の問題として。
2011.09.01 / Top↑
PAS合法化論者が「すべり坂」懸念を否定する際に根拠にしてきた2007年のMargaret Battinの論文(the Journal of Medical Ethics)というものがあるそうな。オランダと米国オレゴン州でのデータを調査し、「すべり坂」が起きているエビデンスはないと結論し、PASは安全だと主張するもの。それに対して、Euthanasia Prevention CoalitionのAlexander Schadenbergが、当ブログでも拾っている去年の新たなデータを取り上げてBattin論文を否定している。以下は、それを転載した National Right to Lifeのサイト。
http://www.nationalrighttolifenews.org/news/2011/08/margaret-battin-research-article-was-false-when-published-in-2007-and-remains-false-today/
【関連エントリー】
ベルギーにおける安楽死、自殺幇助の実態調査(2010/5/19)
英国の医療教育機関が自殺幇助合法化反対を確認(2010/7/7):ベルギーの実態調査情報あり
オランダで安楽死が増加し保健省が調査。緩和ケアの崩壊も(2010/6/21)
幇助自殺者が毎年1割ずつ増えるオランダで「安楽死クリニック」求める声(2010/8/12)
オレゴン州の尊厳死法、セーフガードは機能せず(2010/8/17)
「抗がん剤も放射線もダメだけど自殺幇助はOK」というOR州メディケアのガイドライン(2011/1/17)
WA州の尊厳死法、殺人の可能性あっても「問わず語らず」で(2010/9/16)
WA尊厳死法の「すべり坂」、エビデンスがまた1つ(2010/11/2)
「セーフガード崩れる尊厳死法の実態が明らかに」
「介護保険情報」2010年10月号 「世界の介護と医療の情報を読む」
MA州でC&Cが自殺幇助合法化に向けた住民投票の実現を目指してキャンペーンを始めたことを受け、CNNが秋にも医療キャスターのSanjay Guptaの特集を予定しているらしい。それに先だって長文記事を掲載し、OR州の尊厳死法を実現させた男性の同法による死などについて書いている。特記すべきこととして、2011年のギャラップ調査で米国人の45%がPASは道徳的に許容できると考えており、48%が道徳的に間違っていると考えている、との結果。
http://edition.cnn.com/2011/HEALTH/08/30/assisted.suicide.oregon/
NYT社説が、包括的なワクチンの安全性が確認されたとする先日の科学アカデミーの報告を受け、親は安心して子どもにワクチンを受けさせるべきである、と。:こういう社説が出てくること自体が、なんだか胡散臭い。
http://www.nytimes.com/2011/08/31/opinion/safety-report-on-vaccines.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha211
英国で、不況と福祉カットでホームレスに転落する中流層が急増。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/aug/30/homelessness-middle-class-crisis-study?CMP=EMCGT_310811&
米国の新生児死亡率は低い順で41位。1990年の29位から転落。世界全体では下がっているのだけど。:もしかして治療を“無益”として「死なせている」新生児が増えているから、とか……?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/233575.php
薬局の処方薬に十分な警告情報が盛り込まれていないため、多くの米国人は自分が飲んでいる薬の効果や副作用リスクについて正しく理解していない、との消費者団体の調査。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/consumer-reports-pharmacies-dont-always-provide-required-drug-warnings/2011/07/18/gIQAdIminJ_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
朝日新聞電子版に「長寿世界一の日本に警鐘 英医学誌、喫煙・自殺増加懸念」。ランセットが日本の保健医療に関する特集を組む。その中で、渋谷健司東大教授、武見敬三日本国際交流センターシニアフェローらが調査報告。
http://www.asahi.com/science/update/0831/TKY201108310198.html
上記論文に関するGuardianの記事。「なぜ日本人は長生きなのか?」。簡単に言えば、格差のない社会だったことがたぶん一番大きな要因? でも、格差は広がっているから警鐘?
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/30/japan-life-expectancy-factors?CMP=EMCGT_310811&
http://www.nationalrighttolifenews.org/news/2011/08/margaret-battin-research-article-was-false-when-published-in-2007-and-remains-false-today/
【関連エントリー】
ベルギーにおける安楽死、自殺幇助の実態調査(2010/5/19)
英国の医療教育機関が自殺幇助合法化反対を確認(2010/7/7):ベルギーの実態調査情報あり
オランダで安楽死が増加し保健省が調査。緩和ケアの崩壊も(2010/6/21)
幇助自殺者が毎年1割ずつ増えるオランダで「安楽死クリニック」求める声(2010/8/12)
オレゴン州の尊厳死法、セーフガードは機能せず(2010/8/17)
「抗がん剤も放射線もダメだけど自殺幇助はOK」というOR州メディケアのガイドライン(2011/1/17)
WA州の尊厳死法、殺人の可能性あっても「問わず語らず」で(2010/9/16)
WA尊厳死法の「すべり坂」、エビデンスがまた1つ(2010/11/2)
「セーフガード崩れる尊厳死法の実態が明らかに」
「介護保険情報」2010年10月号 「世界の介護と医療の情報を読む」
MA州でC&Cが自殺幇助合法化に向けた住民投票の実現を目指してキャンペーンを始めたことを受け、CNNが秋にも医療キャスターのSanjay Guptaの特集を予定しているらしい。それに先だって長文記事を掲載し、OR州の尊厳死法を実現させた男性の同法による死などについて書いている。特記すべきこととして、2011年のギャラップ調査で米国人の45%がPASは道徳的に許容できると考えており、48%が道徳的に間違っていると考えている、との結果。
http://edition.cnn.com/2011/HEALTH/08/30/assisted.suicide.oregon/
NYT社説が、包括的なワクチンの安全性が確認されたとする先日の科学アカデミーの報告を受け、親は安心して子どもにワクチンを受けさせるべきである、と。:こういう社説が出てくること自体が、なんだか胡散臭い。
http://www.nytimes.com/2011/08/31/opinion/safety-report-on-vaccines.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha211
英国で、不況と福祉カットでホームレスに転落する中流層が急増。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/aug/30/homelessness-middle-class-crisis-study?CMP=EMCGT_310811&
米国の新生児死亡率は低い順で41位。1990年の29位から転落。世界全体では下がっているのだけど。:もしかして治療を“無益”として「死なせている」新生児が増えているから、とか……?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/233575.php
薬局の処方薬に十分な警告情報が盛り込まれていないため、多くの米国人は自分が飲んでいる薬の効果や副作用リスクについて正しく理解していない、との消費者団体の調査。
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/consumer-reports-pharmacies-dont-always-provide-required-drug-warnings/2011/07/18/gIQAdIminJ_story.html?wpisrc=nl_cuzheads
朝日新聞電子版に「長寿世界一の日本に警鐘 英医学誌、喫煙・自殺増加懸念」。ランセットが日本の保健医療に関する特集を組む。その中で、渋谷健司東大教授、武見敬三日本国際交流センターシニアフェローらが調査報告。
http://www.asahi.com/science/update/0831/TKY201108310198.html
上記論文に関するGuardianの記事。「なぜ日本人は長生きなのか?」。簡単に言えば、格差のない社会だったことがたぶん一番大きな要因? でも、格差は広がっているから警鐘?
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/30/japan-life-expectancy-factors?CMP=EMCGT_310811&
2011.09.01 / Top↑
2006年の記事が、なぜか今、
Guardianのサイトで最も読まれている記事の1つに挙げられている。
記事タイトルは「再生」。
世界中で、事故や脳卒中で永続的植物状態と診断された人たちが
ごく一般的な睡眠薬の成分であるzolpidemを服用することで
俄かに目覚め、2時間ちょっとの間、意識が清明になる……という現象が報告されている。
これまで不可逆的に損傷され「死んだ」とされてきた脳細胞が
実際には機能を眠らせていただけである可能性、回復の可能性を示唆し、
永続的植物状態と診断される人の安楽死議論に大きな疑問を投げかける内容であり、
この記事が今なぜ多くの人に読まれているのかについても
おおいに興味をそそられるところです。
もともとは、南アフリカで
交通事故から植物状態になったLouis Viljoenさん(24)が
時々手で苦しそうにシーツを掴む動きをするのを見た看護師が
不快感があるのではないかと考え、睡眠薬の処方を医師に提案したのが発端。
母親が飲ませたところ、25分後に「ン――」という声を出し始めた、という。
そして母親の方を向き、名前を呼ぶとYesと答えた。
「ハローって言って」と呼びかけると「ハロー、ママ」と。
1994年のことだった。
以来、Louisさんは7年間、毎日zolpidemを飲んでいる。
鎮静効果があることから(ここのところ私にはよく分かりません)
2時間15分程度の効果が切れるたびに飲むわけにはいかないが、
長く眠りこんでいたLouisさんの脳の回路が生き返り、機能は改善し続けている、という。
この記事の著者は実際にLouisさんを訪ねて取材している。
Louisさんがzolpidemを飲む場面では、
薬を飲む前は意識がなく、顔の半分もだらんと弛緩し、片腕がピクついていた。
薬を飲ませた9分後、顔に急激に赤みがさして微笑み、笑い声を上げ、10分後には質問し始めていた。
2分後、腕のピクつきが弱まり、顔のマヒも収まる。
15分後には母親に腕を伸ばしてハグし、冗談を交わす。
記者の質問に、薬を飲む前と後とで自分の意識状態は全く変わっていない、とも答えた。
この偶然の発見をした主治医は GP の Wally Nel 医師。
Louisさんの後、Nel医師は150人にzolpidemを使い、
約60%の患者で改善がみられたという。
そのメカニズムはまだ説明も解明もできないが、
Nel医師と研究をしている放射線医療の専門家、Ralf Clauss医師は
これまでは死んで回復不能と考えられていた脳細胞が
実際は眠っていただけだったのでは、と推測。
また、長期に機能が眠っていたことで
Gabaという物質に反応する脳細胞のレセプターが何らかの変容を起こし
通常とは反対方向に、過敏に反応するようになったのでは、との仮説を立てている。
特に運動機能、視覚、言語と聴覚をつかさどる左脳で
即座の回復が見られる、とのこと。同医師は今後、
スキャンなどを通じて科学的に解明していきたい、と。
2人はNeuroRehabilitation 誌と the New England Journal of Medicineとに
(記事掲載の06年9月より)数ヶ月前に論文を掲載したばかり。
この論文をきっかけに家族が Nel医師にコンタクトを取り、意識を回復したのが
南アフリカ、KimberleyのRiaan Boltonさん(23)。
著者はBoltonさんの予薬の場面も取材している。
Louisさんの時と同じく、顔にさっと赤みがさして
目に輝きが宿り、数分の内に目の焦点が合ってきたという。
依然として脳障害は残っているが、
指示に従うことができ、頭の動きでyes-noを表現し、
ストローで飲み物を飲み、笑い、時にはハローと言う。
薬を飲む前のBoltonさんの意識状態は
グラスゴー・スケールで6だったという。
それが薬を飲んで10分後には9まで改善する。
ReGen Therapeuticsという英国の企業が
南アフリカでの治験に資金を提供しているが、
そのトップ Percy Lomaxは、Nel医師の患者のうち、
特に脳損傷が軽度の患者で回復が目覚ましいと言い、
zolpidemの脳損傷患者への適用には43億ドル規模のマーケットが見込まれることから、
より副作用の少ない有効処方量を掴み、さらに新世代の
よりターゲットを絞った新薬の開発を考えている。
著者は上記の2人以外にも
低酸素脳症による脳障害から重い身体障害を負い
立つこともしゃべることもできなくなっていたMiss Xも取材。
Nel医師が処方した薬で10分後には顔のマヒが改善し、
更に数分後には立ちあがって背を伸ばし、手を組むことが出来た。
文字板を使って著者の質問にも答え、
やがてNel医師の名前を大声で呼ぶと、同医師をハグした。
その他、Wynand Claasenさん(22)や Heidi Grevenさん(21)
Paul Rasさん(69)、Theo van Rensburgさん(43)、
それからスイスで事故に遭ったJanli de Kochさん(22)など。
1969年に神経科医 Oliver Sacksが L-Dopaで原因不明の眠り病から患者をよみがえらせた実話は
1990年に映画化(「レナードの朝」)されたが、
zolpidemはSacksの事例と異なって
元に戻ってしまうことなく効果を持続させられるのでは、と期待されている。
再生は米国でも起こっており、
1998年にテキサスで事故で水に落ちて低酸素脳症となった
George Melendezさん(31)は医師から「医学的には死んでいる」と言われ、
数週間後にさらに脳卒中を起こした時には、「3週間で死ぬだろうし、
2度と意識が戻ることはない」と言われた。
しかし生き延びた息子が通院時のホテルでうめき声を上げ続けるので
母親が睡眠薬を飲ませたところ、目を覚ましてキョロキョロした、という。
名前を呼ぶと、What? と返事をし、
2時間に渡って両親の質問のすべてに答えた。
Reborn
The Guardian, September 12, 2006
------
zolpidemのWikipediaはこちら。
最後のResearchの項目に以下のように書かれている。
ReGen社のzolpidemプロジェクトに関するサイトはこちら。
このサイトによると、その後Clauss医師は英国に渡り、
ReGenの医師とタグを組むと同時に、Nel医師と共に
Sciencom Ltd. を立ち上げてzalpidemの新たな用法での国際特許を申請。
南アフリカでは承認されたものの、
その他の国ではまだ認められていない。
2007年、2009年と、研究成果を発表。
低量処方で脳卒中の後遺症患者にグローバルなマーケットのポテンシャルがあると説いて
研究のパートナー企業を募っている。
これまで、脳死・植物状態からの回復事例として
当ブログが拾っているニュースを以下に ↓
【米国:リリーさん】
植物状態から回復した女性(2007年の事件)
【米国:ダンラップさん】
脳死判定後に臓器摘出準備段階で意識を回復した米人男性のニュース(再掲)(2009/7/30)
【ベルギー:ホウベン?Houbenさん】
23年間“植物状態”とされた男性が「叫んでいたのに」(ベルギー)(2009/11/24)
「なぜロックトイン症候群が植物状態と誤診されてしまうのか」を語るリハ医(2009/11/25)
【日本:加藤さん】
「植物状態にもなれない」から生還した医師の症例は報告されるか?(2011/1/19)
【米国:ゴッシオウ? Gossiauxさん】
事故で視力を失った聴覚障害者が「指示に反応しない」からリハビリの対象外……というアセスメントの不思議(2011/2/6)
【オーストラリア:Cruzさん】
またも“脳死”からの回復事例(豪)(2011/5/13)
【その他、関連エントリー】
「植物状態」5例に2例は誤診?(2008/9/15)
「脳死」概念は医学的には誤りだとNorman Fost(2009/6/8)
Guardianのサイトで最も読まれている記事の1つに挙げられている。
記事タイトルは「再生」。
世界中で、事故や脳卒中で永続的植物状態と診断された人たちが
ごく一般的な睡眠薬の成分であるzolpidemを服用することで
俄かに目覚め、2時間ちょっとの間、意識が清明になる……という現象が報告されている。
これまで不可逆的に損傷され「死んだ」とされてきた脳細胞が
実際には機能を眠らせていただけである可能性、回復の可能性を示唆し、
永続的植物状態と診断される人の安楽死議論に大きな疑問を投げかける内容であり、
この記事が今なぜ多くの人に読まれているのかについても
おおいに興味をそそられるところです。
もともとは、南アフリカで
交通事故から植物状態になったLouis Viljoenさん(24)が
時々手で苦しそうにシーツを掴む動きをするのを見た看護師が
不快感があるのではないかと考え、睡眠薬の処方を医師に提案したのが発端。
母親が飲ませたところ、25分後に「ン――」という声を出し始めた、という。
そして母親の方を向き、名前を呼ぶとYesと答えた。
「ハローって言って」と呼びかけると「ハロー、ママ」と。
1994年のことだった。
以来、Louisさんは7年間、毎日zolpidemを飲んでいる。
鎮静効果があることから(ここのところ私にはよく分かりません)
2時間15分程度の効果が切れるたびに飲むわけにはいかないが、
長く眠りこんでいたLouisさんの脳の回路が生き返り、機能は改善し続けている、という。
この記事の著者は実際にLouisさんを訪ねて取材している。
Louisさんがzolpidemを飲む場面では、
薬を飲む前は意識がなく、顔の半分もだらんと弛緩し、片腕がピクついていた。
薬を飲ませた9分後、顔に急激に赤みがさして微笑み、笑い声を上げ、10分後には質問し始めていた。
2分後、腕のピクつきが弱まり、顔のマヒも収まる。
15分後には母親に腕を伸ばしてハグし、冗談を交わす。
記者の質問に、薬を飲む前と後とで自分の意識状態は全く変わっていない、とも答えた。
この偶然の発見をした主治医は GP の Wally Nel 医師。
Louisさんの後、Nel医師は150人にzolpidemを使い、
約60%の患者で改善がみられたという。
そのメカニズムはまだ説明も解明もできないが、
Nel医師と研究をしている放射線医療の専門家、Ralf Clauss医師は
これまでは死んで回復不能と考えられていた脳細胞が
実際は眠っていただけだったのでは、と推測。
また、長期に機能が眠っていたことで
Gabaという物質に反応する脳細胞のレセプターが何らかの変容を起こし
通常とは反対方向に、過敏に反応するようになったのでは、との仮説を立てている。
特に運動機能、視覚、言語と聴覚をつかさどる左脳で
即座の回復が見られる、とのこと。同医師は今後、
スキャンなどを通じて科学的に解明していきたい、と。
2人はNeuroRehabilitation 誌と the New England Journal of Medicineとに
(記事掲載の06年9月より)数ヶ月前に論文を掲載したばかり。
この論文をきっかけに家族が Nel医師にコンタクトを取り、意識を回復したのが
南アフリカ、KimberleyのRiaan Boltonさん(23)。
著者はBoltonさんの予薬の場面も取材している。
Louisさんの時と同じく、顔にさっと赤みがさして
目に輝きが宿り、数分の内に目の焦点が合ってきたという。
依然として脳障害は残っているが、
指示に従うことができ、頭の動きでyes-noを表現し、
ストローで飲み物を飲み、笑い、時にはハローと言う。
薬を飲む前のBoltonさんの意識状態は
グラスゴー・スケールで6だったという。
それが薬を飲んで10分後には9まで改善する。
ReGen Therapeuticsという英国の企業が
南アフリカでの治験に資金を提供しているが、
そのトップ Percy Lomaxは、Nel医師の患者のうち、
特に脳損傷が軽度の患者で回復が目覚ましいと言い、
zolpidemの脳損傷患者への適用には43億ドル規模のマーケットが見込まれることから、
より副作用の少ない有効処方量を掴み、さらに新世代の
よりターゲットを絞った新薬の開発を考えている。
著者は上記の2人以外にも
低酸素脳症による脳障害から重い身体障害を負い
立つこともしゃべることもできなくなっていたMiss Xも取材。
Nel医師が処方した薬で10分後には顔のマヒが改善し、
更に数分後には立ちあがって背を伸ばし、手を組むことが出来た。
文字板を使って著者の質問にも答え、
やがてNel医師の名前を大声で呼ぶと、同医師をハグした。
その他、Wynand Claasenさん(22)や Heidi Grevenさん(21)
Paul Rasさん(69)、Theo van Rensburgさん(43)、
それからスイスで事故に遭ったJanli de Kochさん(22)など。
1969年に神経科医 Oliver Sacksが L-Dopaで原因不明の眠り病から患者をよみがえらせた実話は
1990年に映画化(「レナードの朝」)されたが、
zolpidemはSacksの事例と異なって
元に戻ってしまうことなく効果を持続させられるのでは、と期待されている。
再生は米国でも起こっており、
1998年にテキサスで事故で水に落ちて低酸素脳症となった
George Melendezさん(31)は医師から「医学的には死んでいる」と言われ、
数週間後にさらに脳卒中を起こした時には、「3週間で死ぬだろうし、
2度と意識が戻ることはない」と言われた。
しかし生き延びた息子が通院時のホテルでうめき声を上げ続けるので
母親が睡眠薬を飲ませたところ、目を覚ましてキョロキョロした、という。
名前を呼ぶと、What? と返事をし、
2時間に渡って両親の質問のすべてに答えた。
Reborn
The Guardian, September 12, 2006
------
zolpidemのWikipediaはこちら。
最後のResearchの項目に以下のように書かれている。
Zolpidem may provide short-lasting but effective improvement in symptoms of aphasia present in some survivors of stroke. The mechanism for improvement in these cases remains unexplained and is the focus of current research by several groups, to explain how a drug which acts as a hypnotic-sedative in people with normal brain function, can paradoxically increase speech ability in people recovering from severe brain injury. Use of zolpidem for this application remains experimental at this time, and is not officially approved by medical regulatory agencies.
ReGen社のzolpidemプロジェクトに関するサイトはこちら。
このサイトによると、その後Clauss医師は英国に渡り、
ReGenの医師とタグを組むと同時に、Nel医師と共に
Sciencom Ltd. を立ち上げてzalpidemの新たな用法での国際特許を申請。
南アフリカでは承認されたものの、
その他の国ではまだ認められていない。
2007年、2009年と、研究成果を発表。
低量処方で脳卒中の後遺症患者にグローバルなマーケットのポテンシャルがあると説いて
研究のパートナー企業を募っている。
これまで、脳死・植物状態からの回復事例として
当ブログが拾っているニュースを以下に ↓
【米国:リリーさん】
植物状態から回復した女性(2007年の事件)
【米国:ダンラップさん】
脳死判定後に臓器摘出準備段階で意識を回復した米人男性のニュース(再掲)(2009/7/30)
【ベルギー:ホウベン?Houbenさん】
23年間“植物状態”とされた男性が「叫んでいたのに」(ベルギー)(2009/11/24)
「なぜロックトイン症候群が植物状態と誤診されてしまうのか」を語るリハ医(2009/11/25)
【日本:加藤さん】
「植物状態にもなれない」から生還した医師の症例は報告されるか?(2011/1/19)
【米国:ゴッシオウ? Gossiauxさん】
事故で視力を失った聴覚障害者が「指示に反応しない」からリハビリの対象外……というアセスメントの不思議(2011/2/6)
【オーストラリア:Cruzさん】
またも“脳死”からの回復事例(豪)(2011/5/13)
【その他、関連エントリー】
「植物状態」5例に2例は誤診?(2008/9/15)
「脳死」概念は医学的には誤りだとNorman Fost(2009/6/8)
2011.09.01 / Top↑
1998年、日本でのドクター・キリコ事件。インターネットでの自殺幇助。「安楽死狂会」。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/doctor.htm
Bill Gatesは米国の教育のデジタル化を狙っているけれど、世論調査では、オンライン授業が従来の授業形態と効果が変わらないと考える人は29%に過ぎない。
http://vator.tv/news/2011-08-29-pew-public-still-skeptical-about-online-learning
【関連エントリー】
ゲイツ財団の米国公教育コントロール 1(2011/5/2)
ゲイツ財団の米国公教育コントロール 2(2011/5/2)
2011年5月23日の補遺
2011年8月9日の補遺
2011年8月10日の補遺
NYT社説。人工妊娠中絶を保険の対象外とする、いくつかの州の動きに、女性の健康と権利を危うくするものだ、との指摘。Targeting Women:State efforts to end insurance coverage for abortions endanger women’s health and rights.
英国でも人工中絶を考えている女性にはチャリティによるカウンセリングを義務付けようとする政府の動きに、時代が25年巻き戻される、との指摘。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/29/abortion-counselling-rules-shakeup-gps?CMP=EMCGT_300811&
「ガン研究の黄金時代」で、大腸ガンと子宮がんでとりわけ侵襲度の高い治療が多く使われ始めていることについて、効果のエビデンスを疑問視するOp-Ed。ガン治療の外科手術はやればやるほどいいとは言えない、と。
http://www.nytimes.com/2011/08/30/opinion/the-annals-of-extreme-surgery.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha212
米国のバフェット氏、フランスの富裕層に続いて、ドイツでも富裕層にもっと税金を、との声。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/29/tax-us-more-say-wealthy-europeans?CMP=EMCGT_300811&
中国の有名な芸術家が雑誌で中国政府は国民の基本的な権利を尊重していない、と発言。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/29/ai-weiwei-attacks-injustices-china?CMP=EMCGT_300811&
ネットのSNSと携帯での友達づきあいに何時間も費やし「ケイタイを手放すくらいなら、腎臓を手放す方がマシ」という若者たち。:そこに比喩として、こんなにも安易に腎臓提供が持ち出されることに、ぎくりとする。
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2010/jul/16/teenagers-mobiles-facebook-social-networking?CMP=EMCGT_300811&
いい年して戦闘ゲームにハマり、妻子から大学の英語の教授の仕事から何もかも失ってしまった男性の体験談。
http://www.guardian.co.uk/technology/2011/aug/29/world-of-warcraft-video-game-addict?CMP=EMCGT_300811&
米国小児科学会がボクシングは子どもにやらせるスポーツとしては望ましくない、と。:Wiiスポーツをもうずいぶん長いこと楽しんでいるけれど、サンドバッグを殴るトレーニングはともかく、キャラクター相手に殴り合うボクシング・ゲームだけはどうしてもやる気になれない。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/29/tax-us-more-say-wealthy-europeans?CMP=EMCGT_300811
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/doctor.htm
Bill Gatesは米国の教育のデジタル化を狙っているけれど、世論調査では、オンライン授業が従来の授業形態と効果が変わらないと考える人は29%に過ぎない。
http://vator.tv/news/2011-08-29-pew-public-still-skeptical-about-online-learning
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2011年8月9日の補遺
2011年8月10日の補遺
NYT社説。人工妊娠中絶を保険の対象外とする、いくつかの州の動きに、女性の健康と権利を危うくするものだ、との指摘。Targeting Women:State efforts to end insurance coverage for abortions endanger women’s health and rights.
英国でも人工中絶を考えている女性にはチャリティによるカウンセリングを義務付けようとする政府の動きに、時代が25年巻き戻される、との指摘。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/29/abortion-counselling-rules-shakeup-gps?CMP=EMCGT_300811&
「ガン研究の黄金時代」で、大腸ガンと子宮がんでとりわけ侵襲度の高い治療が多く使われ始めていることについて、効果のエビデンスを疑問視するOp-Ed。ガン治療の外科手術はやればやるほどいいとは言えない、と。
http://www.nytimes.com/2011/08/30/opinion/the-annals-of-extreme-surgery.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha212
米国のバフェット氏、フランスの富裕層に続いて、ドイツでも富裕層にもっと税金を、との声。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/29/tax-us-more-say-wealthy-europeans?CMP=EMCGT_300811&
中国の有名な芸術家が雑誌で中国政府は国民の基本的な権利を尊重していない、と発言。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/aug/29/ai-weiwei-attacks-injustices-china?CMP=EMCGT_300811&
ネットのSNSと携帯での友達づきあいに何時間も費やし「ケイタイを手放すくらいなら、腎臓を手放す方がマシ」という若者たち。:そこに比喩として、こんなにも安易に腎臓提供が持ち出されることに、ぎくりとする。
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2010/jul/16/teenagers-mobiles-facebook-social-networking?CMP=EMCGT_300811&
いい年して戦闘ゲームにハマり、妻子から大学の英語の教授の仕事から何もかも失ってしまった男性の体験談。
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米国小児科学会がボクシングは子どもにやらせるスポーツとしては望ましくない、と。:Wiiスポーツをもうずいぶん長いこと楽しんでいるけれど、サンドバッグを殴るトレーニングはともかく、キャラクター相手に殴り合うボクシング・ゲームだけはどうしてもやる気になれない。
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2011.09.01 / Top↑
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