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Falconer議員率いる英国上院の自殺幇助検討委員会の中立性が疑問視されている。:当たり前だ。
http://www.mercatornet.com/careful/view/8388

自殺幇助合法化法案否決を、スコットランドのカトリック教会大司教が歓迎。
http://www.indcatholicnews.com/news.php?viewStory=17262

日本語。中絶胎児1700体放置 神奈川歯大元教授ら「実習用」
http://www.asahi.com/national/update/1206/TKY201012060142.html

日本語。東京都の成年健全育成条例改正案に関して、都知事「子どもだけじゃなくて、テレビなんかにも同性愛者が平気で出てるでしょ」。
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20101204ddlk13010267000c.html

英国保健相の若年介護者(young carer)の定義。1995年。「通常は大人が担う、多大な介護仕事を行っていたり、他の人への一定レベルの責任を負っている18歳未満の子どもまたは若年者」
http://www.youngcarer.com/showPage.php?file=1111523736.htm

英国の主要介護者支援チャリティ The Princess Royal Trust for Carersが設けている若年介護者支援サイト。MSの家族を介護している子どもが多いのかもしれない。トップページにMS介護負担に限定したページへの入り口がある。
http://www.youngcarers.net/

IHMEがグローバル・ヘルスの資金について報告書で分析。これまでのDAH(保健開発援助)の評価方法と違う独自のやり方をしている。その1つは、各国政府からの資金によるものと、その他さまざまなチャンネルを通して流れている資金の出所によって別個に分析していることらしい。:例えばゲイツ氏が、どこかの国際会議で各国政府はもっとゼニを出すべきだ、と発言する時などにも、民間慈善団体の資金の貢献度が数値になっていれば説得力があるだろうし。
http://www.karengrepin.com/2010/12/development-assistance-for-health-has.html

生まれた後に母親から子どもにHIV感染を起こさないための乳児ワクチンの治験開始。:さしたる根拠があって考えることではないけど、これからはワクチン黄金時代だと盛り上がる製薬業界と、そこに向けて資金を投入していく慈善資本主義とが、何が起こっているかが国際社会から見えにくく、それぞれの国でワクチン接種に規制が及びにくい事情を抱えた途上国の乳幼児を、実は食い物にしている……なんてことは本当にないのか……?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/210221.php
2010.12.06 / Top↑
Hastings Center Reportの11―12月号に掲載された
シアトルこども病院成長抑制ワーキンググループの論文を手に入れてくださった方があり、
読むことができました。

論文の内容はまた改めてとりまとめますが、
WGのメンバーに関して極めて不可解なことが起こっているので、
まずは、それについて。


08年12月に発表されたWGのメンバーは、以下の20人でした。
http://www.seattlechildrens.org/research/initiatives/bioethics/working-group/

今回、Wilfond医師を主著者として
ワーキング・グループの「妥協点」を著したとされる論文でも
「20人のメンバーからなるWG」と書かれているのですが、

実際に論文に掲載されたメンバーの一覧表には19人の名前しかありません。

いったい誰の名前が消えたのか――?

09年1月に発表されたWGのメンバー・リストから名前が消えたのは、
非常に興味深いことに、WPASのCarlson弁護士――。

(もう一人、Carolyn Newcomという人の名前がなくなっていますが
代わりに Carolyn Korfiatis という人が、職名は違っても
同じくTrueman Katz生命倫理センター職員として入っているので、
これは同一人物の姓が変わったものと思われます。)


「成長抑制は一定の条件を満たす重症児に限定すれば
裁判所の命令なしに実施しても良い」とするWGの“妥協点”は
成長抑制は裁判所の命令なしにやらないとの子ども病院とWPASとの合意に反しており、

したがってWPASの報告書を書いたCarlson弁護士はWGのメンバーである以上、
そこの矛盾を説明する義務がある、と私は去年のシンポの際に
以下のエントリーで書きました。

「裁判所の命令なしに成長抑制しない」との約束はここにある(2009/1/31)

しかし、上記リンクにあるように
Carlson氏の名前が含まれたメンバーリストが発表されたのは08年12月。
その段階ではWGの作業はすでに終了しています。

もしも作業の最中ずっとメンバーに名前を連ねながら
作業が終了した後、論文が発表されるまでに脱落しなければならないと
Carlson弁護士が考えるに至る事情があったのだとしたら
一体それはどういう事情だったのか。

Carlson氏はその経緯についても
説明する責任があるのではないか、と思う。


もともとWAPSの調査報告書には本来、報告すべきことが書かれておらず、
WPASは病院側の真実の隠ぺいに結果的に加担したことになった、と私は考えています。

WPASが当時、それが今後のセーフガードを担保するための取引として
有効だと考えたのだろうことは想像ができないわけでもありませんが、
これまでの経緯から、その配慮は明らかに裏目に出たのだから、

それならWPAS、Carlson氏には
説明すべきことが山のようにあるはずだ、と思う。


ちなみに、この「妥協点」については、
Eva Kittayは、「同意していないしサインもしていない」と言っていたし、
Adrienne Asheは「内容に同意したという意味のサインではない」と
醜い言い訳をしていました。


【WPASは子ども病院と取引したのではないかとの疑惑に関するエントリー】
WPASの調査報告書 要注意点(2007/6/5)
WPASの調査報告書に関する疑問(2007/6/6)
WPASと病院のやり取りを巡る疑問(2007/12/7)
子ども病院はWPASとの合意を覆していた?(2009/3/18)
シアトルこども病院は、5年の合意期限が切れるのを待っている?(2010/11/8)
2010.12.06 / Top↑