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NYTの「写真で見る2010年」。ハイチの地震から。
http://www.nytimes.com/packages/html/photo/2010-year-in-pictures/?nl=todaysheadlines&emc=ab1#/0

同じくGuardianからも「2010年を振り返る」
http://www.guardian.co.uk/world/interactive/2010/dec/22/2010-year-review?CMP=EMCGT_231210&

南アフリカのバイオテクノロジーを専門とする大学教授が、母親をNZに連れて行って自殺させ、南アフリカに帰国した後、自殺幇助合法化に向けたキャンペーンを始める、と。
http://www.mg.co.za/article/2010-12-22-professor-who-helped-mom-die-arrives-back-in-sa

深刻な不況が2年も続いているというのに依然として製薬業界は好調。そのキタナイやり口を15紹介する記事。
http://www.alternet.org/story/149282/15_dirty_big_pharma_tricks_that_rip_you_off_and_risk_your_health_for_profit/

アリゾナのSt. Joseph病院が、例えカトリック教会の方針に背くことになろうと、命にかかわるケースでの中絶手術は続行する、と。それに対して教会側は、そんなことを言うなら同病院はもはやカトリックではない、と。
http://www.nytimes.com/2010/12/23/opinion/23thu2.html?nl=todaysheadlines&emc=a211
http://www.guardian.co.uk/world/2010/dec/22/us-catholic-bishop-hospital-abortion?CMP=EMCGT_231210&

単独での開業医、いわゆるGPは死に絶えつつある、という豪の記事。
http://www.canberratimes.com.au/news/local/news/general/solo-practitioner-dying-out-generally-speaking/2033024.aspx?src=enews

財政破たんに至る国々を抱えて苦闘するEUに、中国が経済支援を申し出ている。
http://www.bbc.co.uk/news/business-12065731
2010.12.23 / Top↑
イラクとアフガニスタンに派遣される米軍兵士が、多数、脳に損傷を受けて帰還しているのに、軍がその面倒をちゃんと見ていないことが問題視されているけど、(米軍関係者にはTricareという医療保険があるが、こうした微妙な脳損傷とか精神障害など、現代の戦争で兵士が受けるダメージに規定が追い付かず、適切な治療がカバーされてないらしい)一方、彼らに効果的なセラピーを提供しているProject Shareというプログラムがある。Bernie Marcusという慈善家が08年に始めたもの。記事タイトルは「脳損傷の兵士、上質のケアを提供するのはペンタゴンではなく慈善家」:我々の目に見える時には、このように1つ1つの事例としてしか出てこないから分かりにくいけれど、世界中でこういうことが起こっているのだと思う。世界の富が非常に限られた少数に集中する一方で、各国政府は世界的不況でカネ詰まり状態が進む。政府が果たすべき機能を担えないところに、慈善家のお金が流れ込んでいく。そして慈善家個々人が各国の首脳と同じか、時にはそれ以上の発言権を持っていく。彼らが個人である身軽さでヨコの関係を作り、世界をどのような場所にしていくかを密室会議で相談するくらい、簡単なことだ。
http://www.propublica.org/article/for-brain-injured-soldiers-top-quality-care-from-a-philanthropist-not-the-p

中国のロボット・レストラン。ロボットがサーブしてくれる。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/12/22/AR2010122200173.html?wpisrc=nl_cuzhead

英国の財政赤字11月に記録的な額に。230億ポンド。:どこの国でも同じことが起こっている? どこの国でも、国として機能を回していくためには、もう借金を重ねていく以外にない……とか?だから、それをどうにかするために国民には自己決定権で自ら死んでもらいたいのがホンネ……とか?
http://www.guardian.co.uk/business/2010/dec/21/budget-deficit-november-2010?CMP=EMCGT_221210&

日本の映画「うまれる」:私自身は「子どもは親を選んで生まれてくる」という話は、ミュウが赤ん坊の頃から、どうしても受け付けない。命の切り捨てに抗うために、そういうところへ話を持って行ってほしくない。「体内記憶がある」ということはありうるかもしれないと思うけど、それと「選んだ」ということは必ずしも結び付かないはずだし、結びつけないでほしい。いわんや、「雲の上からお母さんを癒してあげるために」生まれてきたなんて、いかにも虐待的な親のようになっていく社会が大ウケしそう恐ろしいことを言わないでほしい。しかし、こういうメッセージが必要になっているということなんだろうな、とは思う。監督は障害のある人の兄。
http://www.umareru.jp/
2010.12.23 / Top↑
IVFで「完璧なドナー」として選ばれ、
救済者兄弟として生まれてきた1歳の男児から
ファンコーニ貧血の9歳の姉への骨髄移植が行われた。

6か月前に、Bristol Royal 病院で。

“救済者兄弟”フルコースが行われて治療に至った
英国で初めてのケースとのこと。

両親は共に30代。匿名を希望。
夫妻にはもう一人息子がいるが、マッチしなかった。
娘に適合するドナーを求めて世界中を探したが見つからなかったため、
体外受精で救済者兄弟を産むことを決意した。

IVFでは6個の胚が作られ、
そのうちの2個を着床(入れた? implant)させた。

男児が生まれた際の臍帯血から幹細胞を採り、
次に1歳になってから骨髄移植を行った。

医療費は全部で1万ポンド。
全額がプライマリー・ケア・トラストによって支払われた。

まだ救済者兄弟が合法化されていなかった2003年に
英国人夫婦 Michelle and Jayson Whitakerが貧血の息子を救うために
救済者兄弟を産むためにシカゴに行ったケースがある。

担当医は、
英国で可能になったことをまだ知らない専門医が多いので、
たまたま適合する子どもが生まれることを祈って次々に子どもを産むように言われたり、
外国に行くように進められている患者が多いが、
命を救う素晴らしい医療だ、と。

Girl, nine, benefits from UK’s first IVF ‘saviour sibling’ therapy
The Guardian, December 21, 2010

英国が救済者兄弟を合法化したのは2008年のヒト受精・胚法改正によってのこと。
詳細は以下のエントリーに。

英国議会ハイブリッド胚を救済者兄弟を認める(2008/5/20)


なお、救済者兄弟についてはエントリーが大変多くなったので、
今年3月に以下のエントリーに取りまとめています。

救済者兄弟について:これまでのエントリーのまとめ(2010/3/28)
2010.12.23 / Top↑