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原発関連の映画「100,000年後の安全」。2009年の作品。
http://www.uplink.co.jp/100000/introduction.php

俳優のヒュー・グラントが自殺幇助合法化支持で発言。もともと彼は先日すい臓がんで亡くなった合法化ロビーの活動家McPherson医師のサイトを支援していたらしい。母親が膵臓癌になったことがきっかけだったとか。:「彼女が最後の数週間に何を望んでいたかは分からないけど」という発言に目を引かれた。合法化を求めて活動してきた人が、最後に自殺幇助を求めることなく死んでいったという事例は、この人だけではないと思う。そこのところ、もうちょっと考えるべきことがあると思う。そういえば今あのKevorkian医師も病院で予断を許さない状態が続いているとか。なぜ彼は自分の装置を使わずに病院に運ばれていったのか。今の彼に意識があるとしたら、彼は自殺幇助または安楽死を望む発言をしているのかどうか。もちろんOKされるわけはないだろうけれど、求めても認められないことと求めないこととは、特にこの人たちの場合には大きな違いだと思うので、気になる。
http://www.independent.co.uk/life-style/health-and-families/health-news/hugh-grant-campaigner-was-right-on-assisted-dying-2292456.html

祈りで子どもの腫瘍を治そうとして病院に連れて行かない親が、また問題になっている。オレゴン州のTimothy Whyland事件でDiekemaが倫理学者としてコメント。「親を処罰しても、子どもを親から引き離しても、それが子どもの利益になるわけではない」。
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5gHe9pvwXyVV2Z04eAPyD9QeiE02g?docId=df07391e6c244c62aa8171a4beb1ea11
http://www.care2.com/causes/health-policy/blog/faith-healers-face-trial-after/

去年11月、Activist Postというサイトがビルゲイツ帝国について批判的な記事を掲載したところ、その日の内にInternet Explorerから危険なサイトのブラックリストに載せられ、アクセスしようとすると危険の警告が出るようになってしまったという。:怖い話だ。http://www.truthistreason.net/independent-news-site-fraudulently-blacklisted-by-internet-explorer-after-negative-bill-gates-article

かつて死刑囚から採った臓器を外国人向け移植ツールリズムに使っていた中国が、自発的な臓器提供ヘとシステムを転換しようとして、でも実際にはさほどうまくいっていない、という内容と思われるLancetの論文。:まだ最初の数行しか読んでいないので。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2811%2960794-0/fulltext?elsca1=TL-070511&elsca2=email&elsca3=segment

日本語記事。中国の一人っ子政策が米議会でやり玉に挙がっている。:なぜ今なのかという点では、いろいろ思惑がありそうではあるけど。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110602/amr11060210080002-n1.htm
http://www.epochtimes.jp/jp/2009/11/html/d73473.html
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060201000197.html

昨日、気になる記事があったばかりのナイジェリアで基本的な医療だけは皆保険で、とずいぶん前からの決定事項がやっと実行されそうなのだとか。でも、決まったまま棚上げになっていた間に、沢山の子どもや女性が死んだ、と。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2811%2960791-5/fulltext?elsca1=TL-070511&elsca2=email&elsca3=segment

ポトマック河でオスの魚がメス化しているらしい。ホルモンバランスに影響する化学物質や、薬品の残留物が流れ込むからでは、と。
http://www.truthistreason.net/male-fish-now-exhibiting-female-traits-due-to-toxic-chemicals-and-big-pharma-runoff

もう10年も続くテロとの闘いに、オーストラリアでは国民がそろそろウンザリ。テロとの闘いは終わることがない、と考え始めている。
http://www.canberratimes.com.au/news/national/national/general/australians-tire-of-decadelong-war-survey/2184058.aspx?src=enews
2011.06.03 / Top↑
男性の避妊と言えば、
これまでコンドームと精管切除しかなかったのだけれど、
インドの一匹狼科学者が発明した新たな避妊術 RISUG が注目を集めているらしい。

精管に一種のポリマーを注入することによって
精液はこれまで通りに生成・射精されるが、
精子は化学的にダメージを受けるというもの。

精管切除術のように性欲や勃起機能に影響することなく
避妊の目的を達成することができる。

効果は約10年で、
精管切除術と違って可逆的な処置でもある。

現在インドで治験のフェーズⅢまで進んでおり、
インドでは2年以内に認可されるのではないかと言われ、
発明者 Sujoy Guha氏のもとには世界中から問い合わせが来ている。

The Revolutionary New Birth Control Method for Men
WIRED Magazine, May 2011


で、こういう話になると、
この人の名前が出てこないわけはないのであって、

やっぱり……

RISUGを女性の卵管用にも使えるように研究してほしいと、
去年、Gates財団から Guha氏に10万ドルのグラントの提供があった。

Male Contraceptive: Injection Will Sterilize Men for Ten Years, Supported by Bill Gates
Benzinga, June 2, 2011


そういえばゲイツ財団は超音波による男性の避妊法開発にもカネを出しているし ↓
ゲイツ財団資金で超音波による男性の避妊法を開発、途上国向け?(2010/5/12)

インドで「革新的な家族保健」にもカネを出している ↓
ゲイツ財団がインドのビハール州政府と「革新的な家族保健」の協力覚書(2010/5/17)


その他、関連すると思われるエントリーはこちら ↓

知的障害・貧困を理由にした強制的不妊手術は過去の話ではない(2010/3/23):G8での避妊・家族計画論争
2010年5月29日の補遺:G8での途上国の母子保健関連記事。ここでも「家族計画」に言及。
ゲイツ財団が途上国の「家族計画、母子保健、栄養プログラム」に更に150億ドルを約束(2010/6/8)
「途上国の女性に安価な薬で簡単中絶“革命”を」の陰には、やっぱりゲイツ財団(2010/8/3)
2011.06.03 / Top↑
米国のカトリックの聖職者が6月15-17日にシアトルで開催される集会で、医師による自殺幇助に批判的な声明案を巡って投票を行う。文案は、PASが許容される文化が法整備を加速させることを懸念し、真の共感(compassion)とは苦しみを取り除くことであり患者自身を取り除くことではない、患者のニーズに応え、患者の人としての価値を肯定すること、と。:関係ないかもしれないけど、シアトルで開催かぁ……。地元の有力者の人脈ネットワークによる働きかけとかロビー活動とか、そうはいっても、やっぱりあるんじゃないのかなぁ……。
http://www.catholicnewsagency.com/news/us-catholic-bishops-to-consider-statement-on-assisted-suicide/
http://www.prnewswire.com/news-releases/bishops-to-vote-on-physician-assisted-suicide-document-at-seattle-meeting-statement-says-practice-does-not-advance-compassion-choices-122952018.html

最近のギャラップ調査で、米国人の内、医師による自殺幇助は道徳的に間違っていると考える人の割合が微増。
http://www.lifesitenews.com/blog/more-americans-believe-that-assisted-suicide-is-morally-wrong/

英国のGP学会他が2009年に採択した終末期の患者憲章が6月1日に施行された。
http://www.rcgp.org.uk/end_of_life_care/patient_charter.aspx

昨日の補遺で拾った話題で、英国BBCの潜入ルポで明らかになった知的障害者施設の組織的虐待容疑で、ケアの質コミッションが声明。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/227098.php

上の問題で首相官邸も介入、詳細な報告を求めている。:そういえば日本のメディアも、覆面とか潜入と言わないまでも、三浦事件やオウムの頃には、ちゃんと独自の調査報道をやっていたっけなぁ……。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/jun/01/care-home-abuse-ministers-move?CMP=EMCGT_020611&

今朝エントリーにしたナイジェリアの“赤ちゃん工場”のニュースが頭に残っているだけに余計に生々しく見えるNYTのOp-Ed記事。医師志望のインドの10歳の少女が売春宿に売られそうだ、という話。Nicholas Kristofは人身売買について、ずいぶん前から取材しては書き続けている。
She’s 10 and May Be Sold to a Brothel: Slavery still exists, as reflected in the story of a 10-year-old Indian girl who wants to be a doctor but may be headed for a brothel.

カナダQueen’s大学の研究者らが全国的に共通の医療倫理のガイドラインが必要、と。
http://www.medicalnewstoday.com/releases/227066.php

遺伝子などのバイオ・マーカーと病気の関連は過大に言われ過ぎ。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/227121.php

英国の14―15歳の少女の48%、つまり10人のうち7人がヨウ素欠乏症だというのだけど?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/226988.php

法改正して、どんな薬物であれ所持しているだけでは罪に問わないことにしよう、と英国の著名人らがキャンペーンをスタート。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/jun/02/drugs-drugspolicy?CMP=EMCGT_020611&

去年8月18日の補遺で拾った話題で、オランダの「コーヒー・ショップ」で政府が規制強化。「コーヒー・ショップ」とはマリファナなどの薬物をたしなめるお店。国境近くの町で外国からの「ドラッグ・ツーリズム」が引きも切らないため、去年8月にその地域では「コーヒー・ショップ」はオランダ人限定となっていた。今回、オランダ人にも一定の条件が課せられる模様。
http://travel.usatoday.com/destinations/dispatches/post/2011/05/hollands-pot-tourism-set-to-go-up-in-smoke/172331/1?csp=Dailybriefing

ヨーロッパでO104の食中毒被害広がる。なぜ、突然これまで注目すらされてこなかった菌が殺人的になったのか、科学者は首をかしげているとか。:抗生物質の耐性菌が出てくるのと同じ原理が、科学とテクノを駆使した農業にも働いているのではないかと、素人は無責任な推理を巡らせてみる。
http://www.nytimes.com/2011/06/02/world/europe/02ecoli.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha2

今度はマサチューセッツ州で竜巻被害。4人死亡。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/jun/02/tornadoes-kill-four-in-massachusetts?CMP=EMCGT_020611&
2011.06.03 / Top↑
今朝のガウタマ・シンラン・ソリドゥスさんの以下のブログ・エントリーに衝撃を受けたので、

ナイジェリア「出産工場」
【学院倶楽部】科学と宗教ならびに教養と民族の【協同と連帯】(2011/6/2)

私も検索して、以下のBBCの記事を読んでみました。

         ------

ナイジェリアの警察は南東部のAbaにおいて
The Cross Foundation 病院を捜索し、
人身売買組織に閉じ込められていたとみられる妊娠中の32人の少女たちを救出した。

少女らは15歳から17歳で
生まれた赤ん坊は呪術目的や養子に売られていたとみられる。

既に売却契約が交わされ引き取られるのを待つ段階だった赤ん坊4人も
同時に救出された。

病院経営者は望まぬ妊娠をした少女たちの支援団体を名乗って
「赤ちゃん工場」だったとの疑惑を否定しているが
国連によるとナイジェリアでは毎日少なくとも10人の子どもが売買されており、
同国内の犯罪では麻薬の売買と詐欺に次いで人身売買が3番めとのこと。

ナイジェリア政府の人身売買監視団体Naptipによると
赤ん坊は最高6400ドルで売られており、男児の方が値段が高い。

呪術で赤ん坊を殺せば力が高まると信じている地域もあり、
未婚女性の妊娠への差別や排斥が強い文化風土からも
こうしたクリニックに誘われて赤ん坊を売ることになりがちだという。

生んだ子どもを売った少女たちに冒頭の病院から支払われたのは170ドル。

ナイジェリアでは新生児の人身売買は違法で
最高14年の禁固刑も。

Nigeria ‘baby farm’ girls rescued by Abia state police
BBC, June 1, 2011


このニュースで真っ先に頭に浮かんだのは、
グローバル化が進む“代理母ツーリズム”の記事で読んだのだと思うのだけど、
インドでは代理母の妊娠中の健康管理のために
代理母である若い女性を出産まで一か所に集めて生活させ、
人権問題が懸念されるほどの管理をしている企業もある、という話。


BBCはナイジェリアの人身売買の被害に遭った子どもを取材して
2008年にも記事を書いている ↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7226411.stm

またナイジェリアでは魔女狩りという名目で
大人が子どもを虐待したり殺害している、というニュースも ↓
ナイジェリアの子どもたちの悲惨(2007/12/14)


タンザニアでも、呪術に使う目的でアルビノの人たちが殺されている ↓
アルビノは呪われていると殺害(2008/4/4)

ハイチの子どもの奴隷については、こちらのエントリーに ↓
restavekという名の幼い奴隷(ハイチ)(2008/9/24)

他にも世界中で子どもが売買されていると思われるニュースはあって、↓
子どもたちがこんなにも不幸な時代(2008/5/30)


なお、今年1月にも、ガウタマ・シンラン・ソリドゥスさんの記事に触発されて
世界の奴隷労働に関する当ブログ内の記事を、
こちらのエントリーに取りまとめていました ↓
世界の「奴隷労働」を、拾った記事から概観してみる(2011/1/20)

ガウタマ・シンラン・ソリドゥスさん、
いつもたいへんお世話になり、ありがとうございます。
2011.06.03 / Top↑