Calvin大学が毎年1月に恒例で行っている講演月間 Janurary Series で、アシュリー論文の執筆者の一人Diekema医師が講演する模様。
演題は
Love, Justice, & Humility: A Bioethicist Meets the “Pillow Angel”
愛、正義、そして謙虚 : 生命倫理学者“枕の天使”と出会う
愛、正義、そして謙虚 : 生命倫理学者“枕の天使”と出会う
2008年1月18日午後12時半から、講演はRealAudioでライブで聴けるようです。
詳しくは以下に。
詳しくは以下に。
2007.10.05 / Top↑
アシュリーの父親はDvorskyを引用するに当たって、
彼がトランスヒューマニストであることを知らなかったのでしょうか。
彼がトランスヒューマニストであることを知らなかったのでしょうか。
問題の「グロテスク」発言とは、
Dvorskyが去年11月6日に自分のブログSentient Develpmentsに書いた
Helping families care for the helplessという記事の一部です。
記事は10月の担当医らの論文発表を受けて書かれたもの。
まだこの段階では広くメディアが取り上げる騒ぎには至っていませんでしたが、
一部の専門家の間では批判の声が上がっていた頃です。
Dvorskyが去年11月6日に自分のブログSentient Develpmentsに書いた
Helping families care for the helplessという記事の一部です。
記事は10月の担当医らの論文発表を受けて書かれたもの。
まだこの段階では広くメディアが取り上げる騒ぎには至っていませんでしたが、
一部の専門家の間では批判の声が上がっていた頃です。
アシュリーの父親はこの一文を読んだ時に、数少ない理解者の力強い発言に喜んだのかもしれません。
しかし、それだけで単純に引用するとも思えません。
自分の文章に引用するには、それがどういう背景を持つどういう人物によって書かれたものか、
普通はチェックするはず。
まして年明けのブログは父親にとって極めて重要な立場表明だったはずです。
しかし、それだけで単純に引用するとも思えません。
自分の文章に引用するには、それがどういう背景を持つどういう人物によって書かれたものか、
普通はチェックするはず。
まして年明けのブログは父親にとって極めて重要な立場表明だったはずです。
一方、問題のDvorskyのブログはというと、何処をどう見てもトランスヒューマニズムそのもの。
そも、ブログの副題が以下のように明白にトランスヒューマニズムを謳っているのです。
Transhumanist and technoprogressive perspectives on science, philosophy, ethics, and the future of intelligent life
George P. Dvorsky’s Blog.
トランスヒューマニストと技術進歩の観点から見る科学、哲学、倫理学そしてインテリジェントなライフの未来
George P. Dvorskyのブログ
George P. Dvorsky’s Blog.
トランスヒューマニストと技術進歩の観点から見る科学、哲学、倫理学そしてインテリジェントなライフの未来
George P. Dvorskyのブログ
Dvorskyとトランスヒューマニズムの繋がりに気づかないまま、不用意に引用した……ということは、
まずありえないのでは???
まずありえないのでは???
―――――――
そこで、新たな疑問が生じます。
では、なぜアシュリーの父親はこのブログから引用する際にトランスヒューマニズムに触れず、
「倫理と新興技術研究所(IEET)の理事会メンバーであるDvorsky」とのみ紹介したのでしょうか。
「IEETの理事会メンバー」ではDvorskyについて何も説明していないに等しいというのに?
「倫理と新興技術研究所(IEET)の理事会メンバーであるDvorsky」とのみ紹介したのでしょうか。
「IEETの理事会メンバー」ではDvorskyについて何も説明していないに等しいというのに?
父親のブログの本文末尾にある参考文献の[4]は上記Dvorskyのブログの当該記事なのですが、
そこに書かれているのは、
そこに書かれているのは、
[4 ] “Helping families care for the helpless”. George Dvorsky. Sentient Developlments. Institute for Ethics and Emerging Technologies. November 6th, 2006.
これではDvorsky個人のブログではなく、まるでIEETのサイトの記事のように見えます。
ブログタイトルSentient Developmentの次に
トランスヒューマニズムを謳った副題がくるのならともかく、
このブログとは直接関係がないIEETの名前が入っているからです。
出典の提示の仕方としては不正確であり、はっきり言ってウソでしょう。
トランスヒューマニズムを謳った副題がくるのならともかく、
このブログとは直接関係がないIEETの名前が入っているからです。
出典の提示の仕方としては不正確であり、はっきり言ってウソでしょう。
もしかしたら、アシュリーの父親はDvorskyとトランスヒューマニズムとの関りを知っていたからこそ、
自分のブログに引用するに当たって、その繋がりを隠したかったのでは……?
自分のブログに引用するに当たって、その繋がりを隠したかったのでは……?
そのために、もっともらしい研究機関の名前然としたIEETを持ち出してきたのでは……?
【追記】その後、気がついたのですが、
IEETのサイトにも同じ文章が転載されていることから考えると、
出典としてウソだということにはならないのかもしれません。
Sentient Develpment と IEETが別のサイトであることを考えれば、
やはり何食わぬ顔で併記しているのはヘンだ、オリジナルの出典のみを出すべきだろうとは思いますが。
IEETのサイトにも同じ文章が転載されていることから考えると、
出典としてウソだということにはならないのかもしれません。
Sentient Develpment と IEETが別のサイトであることを考えれば、
やはり何食わぬ顔で併記しているのはヘンだ、オリジナルの出典のみを出すべきだろうとは思いますが。
2007.10.05 / Top↑
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