そういう声が出るだろうと思っていましたが、Gunther医師の自殺は“アシュリー療法”にいつまでも度を越した批判を続けた障害者団体のせいだ、と。
書いたのは、あのDvorsky。
自身のブログSentient Developments10月11日のエントリーにて。
それに対して、障害者団体Not Dead YetのブログでStephen Drakeという人が非難の文章を書いています。
Gunther医師の死の悲しみの中で家族が同医師の自殺は以前からの抑うつ状態のためで“アシュリー療法”とは無関係だと語っているというのに、これ幸いと彼の自殺を批判者への攻撃材料に利用し、批判を封じようとするとは、なんという恥知らずかと。
ただ、Dvorsky自身もその後、the Seattle Timesの記事を読んで、Gunther医師の家族が自殺の原因は以前からの抑うつ状態が原因でアシュリーの問題とは無関係だと言っていることを上記の記事に追記しています。
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いずれもあまり冷静なものとは言い難いやりとりではあるのですが、この非難の応酬に、これまで”アシュリー療法”論争でさほど顕在化していなかった(しかし、ずっと潜在していたとは思います)「トランスヒューマニズム vs 障害者の人権擁護運動」という対立の構図が、ここではっきりと顕在化したことを感じました。
2007.10.14 / Top↑
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