1990年の障害者法(ADA)の施行以来、
米国で身体障害者向けのプログラムを展開してきた旅行会社やリゾートが
少しずつ自閉症などの発達障害にもプログラムを拡げつつある、という話題。
米国で身体障害者向けのプログラムを展開してきた旅行会社やリゾートが
少しずつ自閉症などの発達障害にもプログラムを拡げつつある、という話題。
具体的に紹介されているのは
自閉症児と家族のためにアレンジされたクルーズ・プラン
HPを覗いてみると、
スタッフが対応について研修を受けている他、
優先的な上下船、デッキの一般客と別に小さな会議室での人員確認、
食事の際の服装規定の免除などの配慮があるようです。
記事によると同プランはこの2年間で予約が3倍になったとのこと。
Alumni Cruises の Autism Cruises サイトはこちら。
HPを覗いてみると、
スタッフが対応について研修を受けている他、
優先的な上下船、デッキの一般客と別に小さな会議室での人員確認、
食事の際の服装規定の免除などの配慮があるようです。
記事によると同プランはこの2年間で予約が3倍になったとのこと。
Alumni Cruises の Autism Cruises サイトはこちら。
米国障害者スポーツセンターの夏冬プログラム
様々にルールや装具をアレンジした障害者スポーツを
季節ごとに指導してくれるプログラム。
The National Sports Center for the Disabled の夏冬プログラムはこちら
様々にルールや装具をアレンジした障害者スポーツを
季節ごとに指導してくれるプログラム。
The National Sports Center for the Disabled の夏冬プログラムはこちら
当ブログでも6月に
自閉症親子、飛行機から降ろされる(米)(2008/6/27)のエントリーで紹介しましたが、
自閉症児と母親が飛行機を降ろされた事件の際に
Chicago Tribuneの記事に寄せられたコメントは当初の1日で221、
そのうち家族に同情するものは航空会社を支持するものの半分だったとのこと。
自閉症親子、飛行機から降ろされる(米)(2008/6/27)のエントリーで紹介しましたが、
自閉症児と母親が飛行機を降ろされた事件の際に
Chicago Tribuneの記事に寄せられたコメントは当初の1日で221、
そのうち家族に同情するものは航空会社を支持するものの半分だったとのこと。
この記事では自閉症関連団体や親を取材して
自閉症児を連れて飛行機を使って旅行する際の工夫をいくつか挙げていますが、
自閉症児を連れて飛行機を使って旅行する際の工夫をいくつか挙げていますが、
・子どもに魅力のある行き先を選ぶ
・乗り降りのシミュレーションを家で繰り返して練習しておく
・旅行中の日程表を作り、絵を交えたりして
・馴染みのオモチャ、映画とDVDプレーヤー、食べ物を沢山持参。
・乗り降りのシミュレーションを家で繰り返して練習しておく
・旅行中の日程表を作り、絵を交えたりして
いつどういうことが起こるか、それがいつ終わるかを子どもに予め理解させておく
・優先搭乗を求める医師からの症状説明を手に入れておく(ディズニーなどでも使える)・馴染みのオモチャ、映画とDVDプレーヤー、食べ物を沢山持参。
その他にこの記事に登場する話としては
海辺に一週間家を借りたとか、
いつものベビーシッターまたは学校の先生の付き添いつきで旅行するとか、
ファースト・クラスで飛んだら子どもが泣いた時に客から苦情が出たので
最近はエコノミーにしているとか
海辺に一週間家を借りたとか、
いつものベビーシッターまたは学校の先生の付き添いつきで旅行するとか、
ファースト・クラスで飛んだら子どもが泣いた時に客から苦情が出たので
最近はエコノミーにしているとか
体験談を取材されているのは富裕な家族ばかりというところが、ちょっと気になります。
まぁ、これまでは、こういうものすらなかったことを思えば、
一応、身障ばかりではなく発達障害にも旅行会社やリゾートが目を向け始めました……
という話として読めないわけではないものの。
一応、身障ばかりではなく発達障害にも旅行会社やリゾートが目を向け始めました……
という話として読めないわけではないものの。
――― ――― ―――
日本にそんな豪華客船があることすら知らなかった私は目を剥いたのだけれど、
ほんの3日程度のクルーズ1人分で、
親子3人での2泊旅行が優にまかなえる計算だった。
ほんの3日程度のクルーズ1人分で、
親子3人での2泊旅行が優にまかなえる計算だった。
ちょうどその話を聞いた数日後に
飛鳥Ⅱの世界一周クルーズの全面広告が新聞に出た。
飛鳥Ⅱの世界一周クルーズの全面広告が新聞に出た。
見れば、3ヶ月ちょっとの旅(食事込み)とはいえ、
1人数百万円、部屋によっては1人1千万を超える旅行代金だというのに”好評発売中”だそうな。
1人数百万円、部屋によっては1人1千万を超える旅行代金だというのに”好評発売中”だそうな。
市場主義・競争原理って、つまり、こういうことよね――。
2008.09.16 / Top↑
抗がん剤治療のために入院した友人から聞いた話──。
入院時に身元引受人や連帯保証人を書き込む用紙が出てきたのにも
時代の厳しさを感じたけど、
時代の厳しさを感じたけど、
「あなたは尊厳死に賛成しますか、賛成しませんか」という用紙まで出てきたのには
度肝を抜かれた、と。
度肝を抜かれた、と。
もしかしたら、いわゆる「事前指示書」のことではないかと考えたので、
それは「万一ターミナルな状態になった時に延命治療を望みますか」という
意思表示を求める問いではなかったのかと確認してみたのだけれど、
意思表示を求める問いではなかったのかと確認してみたのだけれど、
いや、確かに「尊厳死」という言葉で
賛成するか否かだけのシンプルな問いだった、
賛成するか否かだけのシンプルな問いだった、
「尊厳死」がどういうことを意味するのか具体的な説明もなしに
そんな問いを突きつけられることに不快を覚えたのだ、と。
そんな問いを突きつけられることに不快を覚えたのだ、と。
自分としては今の段階でそんなことは考えられないし、
その時になってみないと自分が何を感じ、どう考えるかなんて分からない、
だいたい自分としては、どんなに苦しくても生きられる限り生きていたいのだ、と
その時になってみないと自分が何を感じ、どう考えるかなんて分からない、
だいたい自分としては、どんなに苦しくても生きられる限り生きていたいのだ、と
いかにも腹立たしげに癌を抱えた友人が言い切ったのは
実にすがすがしかったのだけれども、
実にすがすがしかったのだけれども、
一体なんなのだ、その「あなたは尊厳死に賛成ですか?」という文書とは??????
もちろん、私自身がその文書を見たわけではないので
これは未確認情報です。
これは未確認情報です。
しかし、まさか抗がん剤の治療で入院する患者に向かって
病院が無邪気に尊厳死に関する意識調査のアンケートをするとも思えず、
病院が無邪気に尊厳死に関する意識調査のアンケートをするとも思えず、
友人がまるきり思い違いをしていることもなさそうで、
薄気味の悪い話だった。
薄気味の悪い話だった。
尊厳死の法制化はまだ議論の段階で
法制化されたわけでもないのに、
なんで、病院でそういう文書が出てくるのだろう?
法制化されたわけでもないのに、
なんで、病院でそういう文書が出てくるのだろう?
しかも、その「尊厳死に賛成ですか」という問いの曖昧さは──?
この問いに「はい」と答えた患者は
一体なにを自己選択したことにされるというのか──???
一体なにを自己選択したことにされるというのか──???
2008.09.16 / Top↑
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