英国の石油企業 Trafigura が、有害と知りつつ象牙海岸に廃棄物を撒いて
多くの死傷者を出した2007年の事件については、当ブログでも以下のエントリーで追いかけてきましたが、
多くの死傷者を出した2007年の事件については、当ブログでも以下のエントリーで追いかけてきましたが、
象牙海岸の悲惨(2007/12/15)
「象牙海岸で先進国の有害ゴミによる死傷者多数」事件:続報(2008/10/24)
先進国の有害廃棄物でアフリカから3万人超える集団訴訟、最近はマフィアが核廃棄物を海に(2009/9/19)
アフリカに有害ごみ撒いた悪徳企業がメディアの“口封じ”狙うも、ネット・ユーザーに敗北(2009/10/14)
「象牙海岸で先進国の有害ゴミによる死傷者多数」事件:続報(2008/10/24)
先進国の有害廃棄物でアフリカから3万人超える集団訴訟、最近はマフィアが核廃棄物を海に(2009/9/19)
アフリカに有害ごみ撒いた悪徳企業がメディアの“口封じ”狙うも、ネット・ユーザーに敗北(2009/10/14)
貧しく力弱い象牙海岸の被害者たちが、やっとの思いで勝ち取った賠償金が、
現地社会の腐敗で被害者の手に渡らずに消えてしまおうとしている、というニュースが。
現地社会の腐敗で被害者の手に渡らずに消えてしまおうとしている、というニュースが。
今回の集団訴訟を担当した英国の弁護士によると、
被害者の誰も銀行口座を持ち合わせていないため、
Trafiguraが支払った賠償金総額300万ポンドは一旦アビジャンの銀行に振り込まれた。
そこから3万人の被害者それぞれが約1000ポンドの現金が渡される段取りになっており、
配達要因は現在、現地に向けて移動中。
被害者の誰も銀行口座を持ち合わせていないため、
Trafiguraが支払った賠償金総額300万ポンドは一旦アビジャンの銀行に振り込まれた。
そこから3万人の被害者それぞれが約1000ポンドの現金が渡される段取りになっており、
配達要因は現在、現地に向けて移動中。
ところが、そこで突然、現地裁判所からその金に凍結が命じられた。
同時に、被害者の代表を名乗る組織が介入すべく、
何らかの合意に達するためのコンタクトを求めてきたという。
同時に、被害者の代表を名乗る組織が介入すべく、
何らかの合意に達するためのコンタクトを求めてきたという。
弁護士は、
「悪辣な汚職が起こっていて、
賠償金はこのままどこかへ消えて被害者に渡らないかもしれない」と。
「悪辣な汚職が起こっていて、
賠償金はこのままどこかへ消えて被害者に渡らないかもしれない」と。
英国の裁判所は、賠償金が被害者以外に渡らないように声明をだしたが、
これに対して現地Abidjanの裁判所が今週のうちに裁定を下すことになるのだとか。
これに対して現地Abidjanの裁判所が今週のうちに裁定を下すことになるのだとか。
Corruption fears over Ivory Coast toxic waste victims’ £30m Trafitura payout
The Guardian, November 4, 2009
The Guardian, November 4, 2009
力の弱い者に対して、世の中の差別と搾取は
幾重にも折り重なっているのだということの酷薄さを改めて思い知らされる。
幾重にも折り重なっているのだということの酷薄さを改めて思い知らされる。
それにしても、裁判所ぐるみ、とは……。
2009.11.07 / Top↑
カナダの議会に自殺幇助合法化法案が提出されていることは
当ブログでも追いかけてきた通りですが、
そんな中、the Royal Society of Canada(RSC)が
終末期の意思決定について専門家委員会の立ち上げをアナウンスしています。
当ブログでも追いかけてきた通りですが、
そんな中、the Royal Society of Canada(RSC)が
終末期の意思決定について専門家委員会の立ち上げをアナウンスしています。
詳細は、いつもお世話になっているWhat Sorts of People ブログの
以下のRob Wilson氏のエントリーに、
以下のRob Wilson氏のエントリーに、
6月に発表された委員会の予備的な概要も一緒に。
Royal Society of Canada Expert Panel on End of Life Decision Making
What Sorts of People, October 27, 2009
What Sorts of People, October 27, 2009
なお、議会に提出されている自殺幇助合法化法案については
この記事では11月16日に2度目の審議、18日に投票の予定となっていますが、
この記事では11月16日に2度目の審議、18日に投票の予定となっていますが、
以下の記事の最新情報では、12月に延期されたようです。
どうやら法案提出者の議員がロビー活動に時間を稼ぐためでは……というのが
「死の自己決定権」に反対している、こちらのサイトの読み。
どうやら法案提出者の議員がロビー活動に時間を稼ぐためでは……というのが
「死の自己決定権」に反対している、こちらのサイトの読み。
Next Debate on Canada Bill to Legalize Assisted Suicide Pushed to December
LifeNews.com, November 6, 2009
LifeNews.com, November 6, 2009
【関連エントリー】
カナダの議会でも自殺幇助合法化法案、9月に審議(2009/7/10)
カナダ・ケベック州医師会が自殺幇助合法化を提言(2009/7/17)
図書館がDr. Death ワークショップへの場所提供を拒否(カナダ)(2009/9/24)
カナダの議会で自殺幇助合法化法案が審議入り(2009/10/2)
カナダの議会でも自殺幇助合法化法案、9月に審議(2009/7/10)
カナダ・ケベック州医師会が自殺幇助合法化を提言(2009/7/17)
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2009.11.07 / Top↑
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