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リーズ大学の研究者と子どものホスピスの共同研究で、20年間に渡り、ホスピスに紹介されてきた1554人の子どもと親を追跡。89,5%は5年以上生きた。ケースによって必要とするケア・支援の内容と期間はさまざまで、20年以上にわたって必要としたケースもあった。子どもの場合、ホスピスケアには終末期のケア以上のものが求められる。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/170976.php

W.Smithがスコットランドでの「死の自己決定権」アドボケイトとのディベイトについて書いている。
http://www.firstthings.com/blogs/secondhandsmoke/2009/11/16/reflections-on-assisted-suicide-in-the-uk/

この前下院を通過した米国の医療保険改革案には、安楽死や自殺幇助や慈悲殺を推進する行為には政府の金が回ることを禁じる条項が含まれているものの、自殺幇助そのものを定義していないので、OregonとWashingtonで自殺幇助のために毒物を処方する医師に支払われてしまう可能性を指摘する声。自殺幇助合法化に反対している団体から。
http://www.cnsnews.com/news/article/57151

シャーマンさんのブログから、遺伝子操作で記憶力のいいスーパーラットが誕生したニュース。
http://blogs.yahoo.co.jp/sharmanqueen/9464322.html

特定のハイパーなエンザイムを受け継いでいる人が100歳以上生きるのだと、米国の科学者が関連を発見。:子どもの発達理論で、英語圏イデオロギーでは環境を全く考慮せず、最初から能力があればある、なければない、と脳科学で何でもカタをつけてしまう、という話を思い出した。こういう研究は、その長寿版なんだろうな、という意味で。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8359735.stm

週に3回以上魚を食べている子どもは、そうでない子どもに比べて、認知機能が低い傾向がある。魚に含まれる水銀で?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/170896.php

プラスチックに含まれる毒素が男児を女性化している、という調査結果。:これも以前からよく耳にしていた話だけど、このところ環境ホルモンの話題が続いている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8361863.stm

米国の医療保険制度改革が実施になる前に薬価を釣り上げておこうとの動き、製薬会社に。
http://www.nytimes.com/2009/11/16/business/16drugprices.html?_r=1&th&emc=th
2009.11.16 / Top↑
英国で、ダウン症を理由にした中絶が
実は政府の公式発表の2倍も行われていることが判明した。

London大学に本拠を置く the National Down’s Syndrome Cytogenetic Registerによると、
2004年から2008年までにダウン症候群と診断された4777胎児が中絶された。
そのうち1032件は去年2008年のもの。

ところが、保健省の記録ではその間のダウン症を理由にした中絶件数は2168件。
去年は436件となっている。

NDSCRは、病院の遺伝子診断センターから
胎児にダウン症候群が診断された段階で直接報告を受けて、
その後を個別にフォローして中絶された件数を把握しているので、
中絶した医師からの報告のみを集計した政府の数字よりも正確。

この2つの統計数のギャップの原因は、
中絶する女性の気持ちを傷つけないために
医師が「胎児にダウン症があるため」ではなく
「社会的な理由により」と報告してしまうためという声もあるが、
ただ単に、正しく報告されていないだけとも思われ、

政府統計がこれほど不正確なのは問題、と批判が出ている。

来年度からNDSCRの予算は大幅にカットされることが決まっており、
正確な中絶数の把握のためにも、NDSCRは自らの役割の大きさを訴える。

また、医師らが正確に中絶理由を報告していないのは違法行為でもある、とも。



じゃぁ、先月末に、以下のニュースで出てきていた
「中絶する人の割合は、ずっと9割のまま」というのも、
不正確な統計ということになるのかも?



そういえば、この前、某所で聞いたシンポで、
日本の某制度が諸外国の制度に比べて、いかに優れているかということを
次々にさまざまな統計をグラフで示しては論証して見せる人がいて、

私たち素人は、そんなふうにグラフや表を持ち出されて「ほら」と解説されると、
とりあえず数字に説得されてしまいそうになるのだけれど、

その学者さんの場合は、私なりに、どういう人かというイメージはあるので
ちょっと眉にツバつけながら聞かせてもらっていたところ、

シンポジストがみんな発表した後で、
モデレーターがその人の発表に関して、
「ここのところの統計が一種類しか示されていないなど、
出された統計に関して、ちょっと言いたいことはあるのですが……」と
さらりと触れて、次の話題にいったのが、私の耳には大音響のように聞こえた。


統計を引っ張り出してくる人は、
たいてい「これぞエビデンス」と主張するのだけれど、
どの統計(だけ)をチョイスしてくるかによって情報は操作できるし、
その数字そのものにカラクリがあったりもする。

自民党時代にも存在してはずなのに、
政権交代したとたんに表に出てくる統計というのもあるし、

貧困率みたいに、政権交代して初めて調査されて出てくる数値もある。

重症重複障害児・者の実数は、いまだに政府も地方自治体も把握していないし。
2009.11.16 / Top↑