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英国保健省が「介護費用がかさむので癌と認知症研究に予算が回らない」と。豚インフルや性病や肥満関連のキャンペーンからも介護にお金を取られる、とも。:Brown首相がニーズの高い高齢者に無料で介護を届けると宣言したばかりだし……。それにしても、なんか、いやらしい言い方だなぁ。
http://www.timesonline.co.uk/tol/life_and_style/health/article6930661.ece?&EMC-Bltn=JLZF91F

CBSテレビの“60 Minutes”が、2008年に死ぬ前の2ヶ月の終末期医療に500億ドルかかっていたと計算して、このままでは国が破産する、と。(下のリンクが番組記事):15分程度のビデオを見てみた。どうせメディケアで支払うのだからと、病院が経営重視で無用な検査を高齢患者にしこたまやっている。80代、90代のターミナルの患者に治療とまったく関係ない子宮がんの検査とか、腸の内視鏡検査とか。そういう仕組みの問題と、無理な延命が行われていることと、いくつかの別々の問題があるのだけど、全体としてはタイトルどおりにthe Cost of Dying 「死ぬことのコスト」の話になって、このままでは国が破産するから配給医療を、という話に方向付けられてしまう。インタビューに登場する医師が「死を拒絶するのではなく、みんな死ぬんだということを受け入れないと」といっていたのが印象的だった。それは今の予防医学やTHニズムの方に向いても言うべきことだと思うし、「死の自己決定権」も私は「自分の思い通りにならない生と死」の拒絶に他ならないと思うので、そっちに向かっても言うべきことだろうと思う。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/171956.php
http://www.cbsnews.com/stories/2009/11/19/60minutes/main5711689.shtml

ホスピス・ナースを主人公に自殺幇助をテーマにしたミステリーを書いた作家が、ベルギーのHoubenさんのケースをとりあげて、現在の米国議会で進んでいる医療制度改革案では、Houbenさんのような人からは栄養と水分が引き上げられてしまう、それは「自殺幇助」ですらなく「医療殺人」だ、と。
http://janestclair.net/i-was-a-teenage-vegetable-true-life-stories-of-health-care-reform-in-the-senate/

2000年のシドニー大会からパラリンピック知的障害者の参加を禁じてきたが、新たに参加資格等を見直して、再び参加を認めることに。
http://www.mencap.org.uk/page.asp?id=12616

先週、拾ったかどうか覚えていないので、一応拾っておこうか、と。145人の聖職者が中絶や同性婚、胚を壊すような研究や、自殺幇助・安楽死などには、個人としても組織としても一切関与しない、と宣言。その名をThe Manhattan Declarationという。
http://www.dailyprincetonian.com/2009/11/25/24561/

インターネットの闇の部分に関する報告書。匿名で何でも買える……。
http://www.guardian.co.uk/technology/2009/nov/26/dark-side-internet-freenet

薬のコマーシャルは販促効果はないのに、薬の値段にコマーシャル費用が跳ね返って、結局税金の無駄遣い、との調査結果。:日本でも最近薬のコマーシャルがやたらと多い。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/172007.php

フランスの研究者がES細胞から熱傷患者に仕える皮膚を作った……んじゃなくて、作る方法を見つけた。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8368976.stm

男性は毎日酒を飲むと心臓病を防げる。種類は問わない……という調査結果があれば、いや、それは違う、という反論もある。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8367141.stm

おなか周りに脂肪がたっぷりの女性は認知症になりやすい……そうだ。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/171918.php

Wikipediaに参加するボランティアが減って、魅力がなくなりつつある、とか。:私もAshley事件の項目が事実誤認だらけでぜんぜん気に食わないけど、英語であそこに入っていくエネルギーとストレスを考えると、自分のブログで地味にシコシコやる方を選ぶ。
http://timesonline-emails.co.uk/go.asp?/bTNL001/mJLZF91F/q1UHF91F/uM9ZZ6/xWFLRA1F/cutf%2D8
2009.11.26 / Top↑
むちゃくちゃ面白そうなものがあるようなので。

日本宗教連盟 第4回宗教と生命倫理シンポジウム
「尊厳死法制化」の問題点を考える
http://www.jaoro.or.jp/

2009/12/18 主催:財団法人日本宗教連盟 於:東京・ホテルグランドヒル市ヶ谷






□開催趣旨

  医療技術が急速に進歩し、社会全体の高齢化が進むなかで、「尊厳死の法制化」をめぐりさまざまな問題が提起されています。
日本では、ここ数年、死が近づきつつある患者に尊厳死を認めようとする声がある一方で、これに反対する議論もあります。平成17年に富山県の射水市民病院で、7人の患者が人工呼吸器を外されて死亡するという事件が発覚して以降、厚生労働省、日本医師会、日本救急医学会は、つぎつぎと終末期医療や救急医療に関するガイドラインを発表しました。一方、尊厳死の法制化を進めようとする国会議員連盟は、「尊厳死の法制化に関する要綱骨子案」を公表しました。
  尊厳死は、洋の東西を問わず古来、医療だけではなく、多くの分野にまたがる問題として捉えられてきました。また、尊厳死や安楽死に関する問題は、一人ひとりの存在と直結する問題であり、常に慎重な議論が交わされています。
  こうした背景をふまえ、今回は、現代において尊厳死が社会に投げかけている諸問題、とりわけ人間の生と死に深く関わる事柄を法律で決めようとする「尊厳死法制化」の問題点について、宗教、科学、医療、法律の視点から考えてまいります。



□主  催 財団法人 日本宗教連盟
□日  時 平成21年12月18日(金) 午後1時30分~4時30分
□会  場 ホテルグランドヒル市ヶ谷・瑠璃(3階)
     東京都新宿区市谷本村町4-1(℡ 03-3268-0111)
    (JR市ヶ谷駅下車、徒歩5分)

□日  程
 ◎受  付 13:00 ~ 13:30
 ◎シンポジウム 13:30 ~ 16:30
  パネリスト:
  立岩 真也・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授
  井形 昭弘・日本尊厳死協会理事長
  加藤 眞三・慶應義塾大学看護医療学部教授
  光石 忠敬・弁護士
  コーディネーター: 島薗 進・東京大学大学院人文社会系研究科教授
 ◎質疑応答  
 ◎閉  会  16:30

□募集人数 200名(先着順)

□参加申込 氏名、所属、連絡先(住所・電話番号)を明記の上、12月10日までに日本宗教連盟事務局にFAXでお申込ください。定員になり次第締め切りと致します。
日本宗教連盟事務局 〒105-0011東京都港区芝公園4-7-4 明照会館内
 Tel 03-3432-2807 Fax 03-3432-2800


【当ブログの射水事件、日本尊厳死協会関連エントリー】
Ashley事件・市場テロ・射水事件 1
Ashley事件・市場テロ・射水事件 2

2009.11.26 / Top↑
カナダ、OntarioのOttawa病院の医師らが
2005年のオンタリオ地方での全出生例を調査したところ、
生殖補助医療で生まれた子どもの3%に大きな出生時の欠損があった。

自然に生まれた子どもの場合は2%。

補助医療のテクニック別では
排卵誘発が2,35%。
体内人工授精で2,89%。
対外人工授精では3,45%。

もっとも、生殖補助医療を受けた女性数が少ないことや、
もともと自然に産む女性のほうが若い傾向があることを考慮すると、
偶発的な差と言えないこともないが、

生殖補助医療では先天異常のリスクが大きい可能性も、と研究者。



2009.11.26 / Top↑