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昨日の補遺で拾ったOECDの介護費用に関する報告書について、あちこちの反応。上が英アルツハイマー病協会からのもの。
http://www.alzheimers.org.uk/site/scripts/news_article.php?newsID=972
http://www.citywire.co.uk/money/oecd-paying-for-care-of-elderly-out-of-income-is-unaffordable/a493145?ref=citywire-money-latest-news-list

「抗がん剤はダメだけど自殺幇助はOK」とメディケアから通知が来るOR州で、カトリック系の病院のホスピスが健闘している。:この記事はちゃんと読みたい。今のところ読めないまま拾っておく。
http://www.catholicsentinel.org/main.asp?SectionID=2&SubSectionID=35&ArticleID=15196

福島の原発事故の後もBill Gatesが原発推進で大いに気を吐いていることについて、「Gatesの口が向かうところ、彼のゼニが投資されている」と指摘する経済記事。特にES, SHAW, DNNという3つの会社。:こういう情報を見て金融トレンドを読んでは投資することが肝要。だから、ワクチンも原発も、リスクとは無関係に既定路線……ということになるんだろうな……と。しかし「ゲイツの口が向かうところ、彼のゼニが投資されている」とは突いている。やっぱ彼がしゃべるところは株価、上がるんだよ。だって、そういうのが慈善ゲイツ資本帝国主義なんだもん。たぶん。
http://www.smallcapnetwork.com/After-Fukushima-Bill-Gates-Likes-Nuclear-Energy-Should-You-ES-SHAW-DNN/s/article/view/p/mid/1/id/1912/

ジュリアン・アサンジは次のビル・ゲイツになるか? という記事。次のゼニ儲けのチャンスは、そうした反エスタブリッシュメントの分野になるだろう、って、ロクに読んでいないけど、たぶん。:ビル・ゲイツの王国と化していく世界だけでも私には十分に恐ろしいんだけど……いや、待て。ゲイツ王国はアンチではないけれど、確かにエスタブリッシュメントを無化しつつあるような……。ゲイツが無化、無力化して行ったあとで、アサンジの反が動き始めるってこと? それって、どんな世界……?
http://www.pcmag.com/article2/0,2817,2385752,00.asp

英国Cameron首相の「大きな社会」構想って、けっこう中身が変化しているらしくて、現在のが、例の「英国のビル・ゲイツ出て来い」と寄付を募ることを加味したヴァージョン4.0なんだとか。
http://www.guardian.co.uk/politics/2011/may/23/stand-by-big-society?CMP=EMCGT_240511&

英国自殺幇助合法化運動の広告塔Debby Purdyさんが、新たな症状を抑える薬をトラストに出してもらうための闘いを続けていることは、3月にエントリーにしたけれど、その続報。十分な治療が受けられないために自殺幇助を求めることになっても、それが「死の自己決定権」で正当化されてしまう理不尽に、あなたはこれを機に気付くべきでは? そして、その「死の自己決定権」こそ、あなたが一昨年までしきりに英国で声を張り上げて世論に根付かせてきた概念に他ならないということにも。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-leeds-13509108

英国NHS改革法案がずうっと揉めているんだけど、よその国の医療制度の詳細まで首を突っ込む勇気がない。自分の国の医療制度だってロクに知らない内にコロコロかわってワケが分からないのに。
http://www.guardian.co.uk/society/2011/may/23/nhs-bill-scrutiny-listening-exercise?CMP=EMCGT_240511&

アフガニスタンの野戦病院で器具の消毒が十分でないため、多くの兵士らが肝炎やエイズなどに感染の恐れ。「兵士や契約社員たちが」とあるのが目を引いた。:同じ仕事をして同じ状況で同じ病気に感染しても、後者の人たちは十分な補償が受けられないのでは?
http://www.canberratimes.com.au/news/national/national/general/blood-disease-scare-for-australian-troops-in-mideast/2172469.aspx

Missouri州に50年ぶりの巨大竜巻。116人死亡。:昨日の夕方、CNNで遠くからやってくる竜巻の映像をちらっと見た。怖かった。自分たちが生きている間、地球はもってくれるんだろうか……と最近思う。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/may/23/missouri-town-joplin-ravaged-tornado?CMP=EMCGT_240511&
2011.05.24 / Top↑
生殖補助医療で子どもを産もうと計画していた
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州のEdwards夫婦。

2人はIVF治療を始めることを決め、契約書にサインすることに。
ところがその前日、職場での事故で夫は死んでしまう。

夫の死の数時間後には妻は
夫の遺体から妻子を採取して冷凍保存するよう
裁判所の緊急命令をとりつけ、実行された。

ところが夫は死後の精子利用についての同意書にサインしていない。

2008年の the NSW Assisted Reproductive Technology Actでは
死後の精子の使用には本人の明示的な同意が必要とされるため
クリニックの方がその精子を使うことを拒否。

妻のJocelyn Edwardsさんが裁判所に使用の許可を求めていたケースで、
NSW 最高裁はMarkさんの精子をJocelynさんのproperty(所有物、財産)と認めた。

09年のバレンタインデーに夫のMarkさんは
「僕に何かあっても、ボクの一部はキミと一緒に生きてほしい。
赤ちゃんを産むって、約束しておくれ」と妻に語っていたという。

それが夫の同意とみなされた。

しかし、依然としてNSW州の州法は
亡き夫の精子を使って妊娠することを禁じているため、
Jocelynさんは生殖補助医療を受けるには別の週または他国にいくことに。

今回のケースでは
夫妻が子どもを産みたいと願っていたことが明らかだったので
例外的な判断だとする専門家もいるが、

一方、規制のない州では2007年に連邦政府が出したガイドラインで
「明確に表明または目撃された同意」があれば書面での同意までは求めていないことが
基準になる、という専門家もいる。

Woman wins right to dead husband’s sperm
The Canberra Times, May 24, 2011


この記事だけからではなんとも言えないとは思いますが、
亡き夫の精子を妻の「財産」と判断するなら、
夫の意思とは無関係に妻が利用できることにはならないのかな……という点が、
とても素朴に疑問のまま。

夫が使ってほしいと生前語っていたから
夫から妻に贈与された「財産」ということになる……ということ?
2011.05.24 / Top↑
FEN事件の逮捕者の1人Egbert医師が自宅でインタビューに応えて、これまでに300人の自殺を幇助した、と。それ自体は逮捕時にも出てきていた情報だけど、「我々には、いつどのような死に方をする権利があるとWe believe」「犬は安楽死させるのに、自分の母親が苦しんでいるのは見ているしかないのはおかしいと考える医学生は増えていますよ」。病気で下半身がマヒした男性の幇助に行ったら、多くのイトコが集まって感謝とお別れの言葉が交わされたとして、”It was beautiful.”: Arizonaの事件では起訴されたものの先月無罪判決。もう1つ、Georgia州でも起訴された事件があり、それはこれから。
http://www.baltimoresun.com/news/maryland/bs-md-right-to-die-20110520,0,4152934.story

この前見失ってしまった話題の別ニュースを見つけた。FL州で、ナーシングホーム業界の圧力に負けた知事がオンブズマン制度の解体を狙っている?
http://www.cnbc.com/id/43126014

OECDが各国の高齢化と今後の介護に関する見通しに関するレポートを出している。(以下のリリースに本文へのリンクあり)2050年には介護費用が現在の倍になる、と。高齢化率では日本と韓国がダントツのトップ。米国の高齢化率が低くないのは出生率が上がっているため、という記事を2年くらい前に確かNYTだかで読んだ。
http://www.oecd.org/document/12/0,3746,en_21571361_44315115_47904908_1_1_1_1,00.html

ちゃんと読んだわけではないけど、上記の報告書について、Telegraphの記事の書き方と、Carer Watchという介護者チャリティのブログ記事の書き方を比べてみると、なかなか興味深い(ような予感がする)。
http://www.telegraph.co.uk/news/politics/8501333/OECD-huge-elderly-care-bill-threatens-family-ties.html
http://carerwatch.wordpress.com/2011/05/19/providing-and-paying-for-long-term-care-oecd/

英国の地方自治体が高齢者・障害者の介護予算をカット。総額で1億ポンド。
http://www.telegraph.co.uk/news/politics/8510705/Councils-axe-1bn-of-funding-for-elderly-and-disabled-care.html

英国のCameron首相が、米国のGatesやBuffettのような「慈善家」が英国でも出てきて「大きな社会」の中心的な役割を民間が担ってほしい、と。: Gates氏の個人的な(しかもコロコロ変わる)考えや思いつきによって米国の医療も教育も、グローバル・ヘルスも、ものすごく左右されていますけど?
http://www.telegraph.co.uk/finance/economics/8527957/David-Cameron-seeks-UK-philanthropists-in-the-mould-of-Gates-and-Buffett.html

そのBill Gatesさん、米国の学校の小規模化にいまだ未練があるらしく今後5から6年に渡って総額35億ドルを投入するって。「教職員組合の年功序列をやめて、生徒のテストの点数で教師を評価する」ために投入されるカネ。:今はDALYで患者の状態の方が数値化されていますけど、そのうちには患者の予後がDALYで点数換算されて、個々の医師の評価にされていくんでは? そうすると誰も重症患者を引き受けなくなるのでは? それともPAS合法化議論はそうなった時代への準備なのか?
http://www.boiseweekly.com/CityDesk/archives/2011/05/22/gates-foundation-set-to-pump-billions-into-school-advocacy

10月のNational Conference and Exhibitionの生命倫理分科会で、Diekema医師がプレゼン2つ。そのうちの一つは薬の治験の同意と守秘義務に関するもので、もう1つはERにおける「扱いにくい親、扱いにくい患者」。それからERでの虐待の疑いについてのパネルにも登場するらしい。
http://www.aap.org/Sections/bioethics/PDFs/SOB_%20H_Program%202011.pdf

癌研究の国際機関から、牛、豚など赤身の肉とハムなど加工肉を食べ過ぎないように、と。
http://www.guardian.co.uk/world/2011/may/23/cut-red-meat-cancer-researchers?CMP=EMCGT_230511&
2011.05.24 / Top↑