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自殺幇助関連

BBCの障害者サイトOuch!で、Disability Bitchが自殺幇助議論に参戦。あたしゃ、生きる、と。
http://www.bbc.co.uk/ouch/opinion/b1tch/db_loves_life.shtml

Gosling氏の事件を機に、これまでの英国での医師による安楽死事件をまとめたJeremy Laurenceという人の記事。Dr. David Moor、Dr. Nigel Cox。で、Laurenceによると、医師は自分では安楽死させているし、実際、英国でどこまで広がっているか誰にも分からないけど、Goslingが言うように、患者の家族が殺すのを黙認することはない、と。:医師には自分の判断で殺す資格があるけど、家族は医療職じゃないから殺す資格がないと思っているから?
http://www.independent.co.uk/opinion/commentators/jeremy-laurance-do-doctors-ever-assist-suicide-1902991.html


Ashley事件関連

Hastings Centerのサイト Bioethics Forumに、オレゴン在住のインターセックス・アクティビストで、Ashley事件に関してたびたび現地からシンポ報告をしてくださった小山エミさんが、ホルモンによるインターセックスの胎児治療実験を巡る最近の論争と、Ashley事件をもとに、バイオエシックスと倫理学者が医療倫理において果たしている役割について疑問を呈する文章を書いている。:そうだ、そうだ! ”科学とテクノ”の御用学問めっ。それから特に末尾のところ、成長抑制ワーキング・グループに入っていた障害学の学者さんたちへの失望感が書かれているところ。例えばこの人とか、さ。
http://www.thehastingscenter.org/Bioethicsforum/Post.aspx?id=4492

開発途上国で医療スタッフに基本的な新生児ケアの研修を行ったら、死産が激変した。ゲイツ財団、ちゃんと、こういうこともやっているのね。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/179558.php


その他

92年の Yale Law & Policy Review の論文が引っかかってきたのだけれど、無料で読める最初の1ページによると、年寄りを持て余して家族が病院のERに捨てていくケースが増えて、病院がそういうのを “Granny Dumping”(文字通り「姥捨て」)と呼ぶようになり、なんと辞書にまで入ろうとしている、と。:私がニュース検索を始めた2006年頃には、今度は病院が障害のある貧困層の患者を救急車に乗せてアブナイ地域に捨てに行くpatient dumpingが話題になっていたけど。
http://www.jstor.org/pss/40239388

財政難と対象者急増で、ほとんどの州がメディケイドの給付カットを検討している。
http://www.nytimes.com/2010/02/19/us/politics/19medicaid.html?th&emc=th

この写真は本当に胸が痛む。雪の積もった舗道で、強制立ち退きで運び出された家財一式のそばに立ちつくす黒人女性。貧困層の住む町で、強制立ち退きの狙い目にされるのは独居の黒人女性。:あらゆる差別が牙を剥き始めた世界。
http://www.nytimes.com/2010/02/19/us/19evict.html?th&emc=th

黒人でも女性でも貧乏でもエリートの仲間入りできるように我々は世の中を柔軟につくりかえてきて、実際にそれは成し遂げられて、今のエリート層は以前よりも多様で優秀で能力も高くなっているのに、エリート層への社会の信頼が今ほど低かったことはない。なぜか、という考察。:なぜって、そんなの成し遂げられるどころか、格差も格差の世襲もさらに広げられちゃってるじゃないですか。なに、寝とぼけたこと、言ってんですか。……と思ったけど、肝心の考察部分はちゃんと読んでない。
http://www.nytimes.com/2010/02/19/opinion/19brooks.html?th&emc=th

世界のトップ3000企業で2,2兆ドル分の環境破壊をやっているんだと、国連の報告書。
http://www.guardian.co.uk/environment/2010/feb/18/worlds-top-firms-environmental-damage
2010.02.19 / Top↑
オスカーには安楽死や自殺幇助を支持する映画がしょっちゅうノーミネイトされる。
今年も “The Last Campaign of Booth Gardner”というドキュメンタリーが候補に入っているらしい。

しかし、とっても摩訶不思議なことに、

この映画、ウェブ・サイトもなければ、予告編すら、ない。
それどころか、制作会社のサイトにも登録されていない。
どこかの映画館で上映された形跡もない。

はぁ……?

主役は、1985年から1993年までWashington州の知事だったBooth Gardner。
現在はパーキンソン病を患っており、

WA州で尊厳死法を成立させた08年の住民投票に向け
大規模なキャンペーン the Iniiative -1000を成功に導いた立役者。

もっとも彼自身は、ターミナルな患者に限らず、
望む人なら誰にでも医師による自殺幇助が認められることを目指していたらしい。



なんというか、
やっぱり合法化ロビーの方が
圧倒的に大きな資金と権力を握っているということなんじゃないか……、と。

なにしろ、08年にDignitasがALSの患者さんの自殺映像を流すや、
あっという間に世界各国で流されたみたいですから……。

WA州では、去年のGig Harbor映画祭にも
The Suicide Tourist という作品が出品されたけど、
その中の半分は上記のALS患者、Ewertさんのもの。

詳細は以下に。



【3月7日追記】
その後、以下のシアトルの新聞がとりあげています。
http://www.seattlepostglobe.org/2010/03/06/will-short-documentary-on-former-gov-gardners-assisted-suicide-crusade-win-an-oscar

【3月8日追記】
オスカーは取れなかったようです。
http://www.sun-sentinel.com/entertainment/sns-ap-us-oscars-list,0,7758989.story
2010.02.19 / Top↑
英国NHSで、大赤字の病院が一つ、民間企業の経営に。英国医療の新時代。:はたして吉の方向なのか、それとも凶なのか。まさか、このまま一気に米国の医療の後を?
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/article7031332.ece?&EMC-Bltn=NKTGW2F

子どもの将来の能力は9カ月時に決まっているって。:ナントカ決定論的“科学”に、そろそろ歯止めをかけてほしい。少なくとも、研究結果を提示する時のトーンを何とかするべきだと思う。
http://www.guardian.co.uk/society/2010/feb/17/children-fall-behind-nine-months

Desmond Tutu大司教を含め、アフリカ南部の5人のDNAが読解された。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/8519954.stm

貧しい女性が乳がんになると、金持ち女性よりも治りにくいのは、健康的な生活を送れないうえに受診が遅れるからだというのがこれまでの説明だったけど、そうじゃなくて、貧しい生活を送ることで遺伝子変異が起こりやすくなるという遺伝上の説明がついたんだそうな。:そんなの、それだけで説明がついたなんて思わないでほしい。というか、頭の固い科学がそういう思考回路から抜け出せないものなんだったら、たまには科学を忘れてフツ―の柔らか頭の常識というものを取り戻そうよ。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8517027.stm

オーストラリアの研究で、現在ADHDに用いられている薬は効いていない、とのショッキングな結果。
http://www.canberratimes.com.au/news/local/news/general/drugs-dont-work-for-adhd-study/1754396.aspx?src=enews

冷蔵しなくて大丈夫のワクチン製造技術をOxford大学が。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8520825.stm

日本の捕鯨船に対するシーシェパードの攻撃の件。Peter Bethune氏は、捕鯨船に乗り込んで殺人容疑で船長を「市民逮捕」するつもりだったんだとか。
http://news.bbc.co.uk/go/em/-/2/hi/asia-pacific/8518850.stm
2010.02.19 / Top↑