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DPI女性障害者ネットワークから「[暫定版]障害がある被災者について知っておいてもらいたいこと」
http://dpiwomen.blogspot.com/

日本の原発問題が米国の原発の安全性議論を引き起こしている。:昨夜、テレ朝が原発の放射能漏れで非難した人たちの避難所を取材している映像を見て気付いたのだけど、NHKって、地震と津波の被災者・避難者の映像ばかり流して、原発での放射能漏れによる避難指示で非難所に集められた人たちの姿は一切出さない。
http://www.nytimes.com/2011/03/14/science/earth/14politics.html?nl=todaysheadlines&emc=tha2

Idaho州上院議会で医師による自殺幇助を大罪(felony)とする法案が通過。幇助した医師からは医師免許はく奪とするもの。
http://www.lifenews.com/2011/03/13/idaho-senate-approves-bill-making-assisted-suicide-a-felony/

10日に出たWA州尊厳死法の2010年報告書には、本人同意に関するものをはじめ多くの情報が抜けている、もともと尊厳死法には本人の意思によらずに行われていたとしても分からない不備がある、との指摘。説得力がある。
http://www.lifenews.com/2011/03/12/washington-state-assisted-suicide-report-lacks-consent-info/
2011.03.14 / Top↑
以下、知り合いの臨床心理士からとても有益な情報をいただいたので、
シェアします。……とおっしゃる方から、某MLに流された情報が
私にもたいそう大切な内容だと思えるので。

私自身、金曜日の第一報の映像で一気に不安状態に陥ってしまったような気がします。
ショックと恐怖と悲しみと罪悪感で金縛りにされたままで過ごしていたけど、
そうだ、このへんで抜け出して、シャキッとしなければ……と気づかせてもらいました。

【災害時のメンタルケア】

◆1.今こそ自分自身のメンタルケアを。

今はまだ地震直後であり、だれでもアドレナリンが噴出している時です。
こういう時は何かをしたくてたまらなくなりますが、
まずはその自分自身の感覚に意識を向けてみましょう。
細々意識してみることをトラッキングといいます。
自分自身に対するサポートを最初にしてください。

私たちが落ち着いているか、不安エネルギーをまき散らしているかによって、
様々なことが違ってきます。

◆2. テレビの視聴には気をつけてください。
*特にお子様、感受性の強い老若男女の方々。

身体がだるくなったり、ボーッとしたり、涙が出てきたり、
妙な罪悪感が湧いてきたり、不安状態にある自分に気づいたら、
即刻テレビを消すか、必要なニュース速報のみが流れてくる全く違う番組にしてください。

テレビで繰り返し繰り返し流される悲惨な映像は、
非常に強い吸引力を持ちます(とかく最近のメディアは人々の不安をあおるのが特徴です)。

人によっては催眠にかけられたようにテレビの前から動けなくなる人もいるでしょう。
こうした映像に何度も何度も自分をさらすことは、何の役にも立ちません。

***私たちが生きていく為に必要な情報が得られれば、それだけでいいのです!***

トラウマの渦の引っ張り込む力はとてもとても強力です。
サンフランシスコ大地震の時は、繰り返されるメディア報道が
人々にもたらすネガティブなインパクトは甚大だったといいます。

◆3. 今一番に必要なのは、身の安全を確保することです。
避難場所、食べ物、人々が安全かどうかをチェックすることが優先です。

◆4. そして非常時に最も大切なのは、人とのコミュニケーションです。
人を求めるのは、とてもとても自然なことです。

その時の自分の思いを言葉にして、所属するコミュニティでシェアしたり、
身近な人に伝えてみてください。もちろん、手段はメールでも構いません。
「メールに書きながら落ち着いてきました。大丈夫です」とおっしゃる方、多いです。


2011.03.14 / Top↑
胸がいっぱいで、今はこれ以上のことを言葉にすることができませんが、
東北地方太平洋沖地震で被害に会われた方々、ご遺族の方々に、
心よりお見舞い、お悔やみを申し上げます。

     ―――――――

3月6日に以下のエントリーで
合法移民の女性が「回復の見込みのない植物状態だから」と
反対する家族から代理決定権をはく奪して病院推薦の法定代理人が決まり、
栄養と水分の停止が強行された事件を紹介しました。

延命停止に不同意の家族からは決定権はく奪、病院推薦の代理人が同意(2011/3/6)

6日の段階で、停止から2週間で女性はまだ生きているとのことでしたが、
05年のShiavo事件の情報などから脱水死はだいたい2週間で死に至るとのことなので
あのまま亡くなってしまったのだろうかと案じていました。

すごい生命力です。
3週間を経て、まだ生きておられたようです。

さらに、この事件に新展開があり、

上記NYTの記事を読んだキリスト教系の法律家の組織
The Alliance Defense Fundが息子たちに代わって周回裁判所に申し立てを行って、
法的判断が下されるまでの間、栄養と水分の再開が命じられたとのこと。

Virginia: Judge Orders Nutrition for Immigrant in Nursing Home
NYT, March 11, 2011


未曾有の地震と津波の、
想像を絶する破壊をまざまざと見せつけられて
余りにもあっけなく失われていく命や
ほんの数分のうちに無に帰してしまう町や建物に
言葉を失ってしまっているだけに、

既に行われてしまった1つの命の切り捨てに
それでもこうして抗がおうとする法律家の努力のニュースに
慰められるものを感じたので。
2011.03.14 / Top↑
ちょっと前のこと、同い年の友人が
若い女性たちとご飯を食べながら、
恋愛相談に乗っている場面に居合わせた。

ひとしきり、どんな相手がいいかとか
子どもは何人ほしいかなどと聞いた後で、

「あんたたちね、世間にはいろんなことを言う人がいるから
騙されちゃいけないよ。女の敵は女なんだからね」

うん、うん。そういう面もあるかも……と思いながら聞いていたら、

「エクスタシーがどうのこうの言う女っていっぱいいるけど、
乗せられて、そういうものがあるって信じちゃ、ダメだよ。
エクスタシーなんて、ありもしない夢物語なんだから」

――え? 

「若い女性にそういうの吹き込んで結婚に幻想を持たせる女って、
ほんと、女の一番の敵だとつくづく思うわ。

昔から、よく言われてるのよ。セックスの最中に地震が来ても
男は必死だから気づかないけど、女はみんな気づくってね。
女ってそういうもの、現実はそういうものなの」

げぇぇぇ――!!!

私は内心、椅子から飛び上がって天井を突き抜けていきそうな勢いで仰天した。

だって、
エクスタシーというものが現に存在するかどうかなんて、
私が小学生の頃に母親が貸し本屋で借りてくる「主婦の友」なんかの
袋とじのページで、こっそり生真面目に議論されてたことじゃないか。

(私が知っているのはもちろん、母親のいないところで指で隙間を作って覗き読んだため)

そんな話が、あれから軽く40年は経った今の時代に
自分と同い年の女友達の口から出てくるなんて……。

私は衝撃に翻弄されつつ、
つかのま、頭の中で忙しく葛藤した。

たぶん“現役”をすでに引退しているか
いずれにせよ引退に近づいているであろう同い年の友人に向かって、
あんたの性生活は恐ろしく不運だったのだと指差し、暴いてしまって、いいのか?
そんなの、あまりに残酷ではないか……。

しかし、今から恋愛し結婚しようという若い女性たちが
こんな話を聞かされるのを黙って見過ごすのも……。

後でじっくりと振り返って考えれば、
彼女たちにしたって、まさか処女という年齢でもなく、
立場上、素直に聞いているフリをしていただけかも知れず、
私だって、自ら加担さえしなければ自分の良心に恥じることはないのだから、
知らん顔で笑っていることが、あの場合は正解だったように思えてくるのだけれど、

気がついたら、つい口からこぼれ出ていました。
「そんなこと、ないよ。エクスタシーは、あるよ」

感情を交えずに事実として口にしたつもりだけど、
その後の会話はやはり俄かに上滑りに沸き立ってバブリーな感じのものになりました。

口にしてしまった以上、
どんなバブリーな質問にも正直に淡々と応じることを意識・努力したつもりですが、
具体的な内容は、適当にご想像ください。

友人はもちろん私がいろんな意味で例外的な女なのだと考えたいみたいだったし、
でも、それだけで終われるほど鈍い人では決してないから、
私は無思慮にも彼女を深く傷つけたのだと思う。

なんで、あそこで、黙っておけなかったんだろう……と
その後、ずっと後味の悪さを引きずっているのだけれど、

忙しく頭の中で葛藤した、あの瞬間、
やっぱり私は憤り、許せなかったんだと思う。

もちろん彼女の言葉が。
そこに聞こえる、女を抑圧してきた世間サマの声が。

あの「主婦の友」の袋とじから40年以上も経って、
まだ、あの袋とじの中にとどまっている女がこの日本に残されているという発見が。

それは、いまだに男たちが妻を自分と同じ1人の人格として認めていないことの、
とても分かりやすい現われなのだということが。

それに気づかないまま若い女性に見当違いな訓をたれ、
抑圧に加担していることに無自覚な友人の鈍感さが――。

あの時、私はたぶん本当は言いたかったんだと思う。
そう言っているあんたこそが女の一番の敵なんだ、って。

でも、別の言い方でそれを口にした私は、
たぶん一番の被害者を傷つけてしまっただけなんだ……ということを、
あの日から、ずっと考えている。

もしかしたら、一番の敵になりやすいのは一番の被害者――。
そんな構図が潜んでいるのかもしれない。

女にとってのセックスだけじゃなくて、
他のいろんな弱者をめぐる問題や、その周辺でも――。


              ――――――――

以下のエントリーで、英国の女性ジャーナリストの
「なぜ自殺幇助合法化の闘士たちには女性が多いのだろう?」
また、なぜ彼女たちのパートナーはそういう話に
ニコニコしているのだろう?」という疑問と、

川口有美子氏の「逝かない身体」で読んだ
「世話をする人」としての役割を果たせなくなったことに負い目を感じて
人工呼吸器装着の選択ができない女性ALS患者さんについて書いた。

Cameron党首、自殺幇助合法化に反対を表明(2010/4/9)

その後、この問題については以下のエントリーでも書いてきた ↓
シンガポールで末期がん女性が自殺幇助を希望(2010/5/12)
元クリケット選手「ALSの妻が一人で自殺したのは未整備の法のせい」(英)(2010/9/24)


それから、まだ書いていないけれど、
取材で、若年性認知症患者の支援者の方から耳にした話として、
ずっと胸の奥に重い固まりを作って忘れられないのが、

妻が若年性認知症となり夫の方に介護能力がないために虐待が起こりそうだったので、
支援者が介入してグループホームへの入所を検討するよう話を切り出したところ、
「女房を施設に入れるだと? じゃぁ、オレの性的欲求はどうしてくれるんだ?」と。


次に友人に会ったら、、
あの日言いそびれてしまったことを言いたいと思っている。

もしまだ”現役”だったら、
いや、もう”引退”していたとしてもちょっと引き返して、
長年連れ添ってきた夫に向かって正面から言ってやんなよ。

「死ぬまでに、私だって地震が来ても気づかないほど我を忘れてみたい。
今まで何十年と、あなたは自分の満足しか考えてこなかったのだから、
一度くらい、私の満足を考えてちょうだい」って。

それが、私たちの次に続く世代の女に対して、
あなたにしてあげられる最大の親切かもしれないし、

あなた自身が、これから
どちらに何が起こっても不思議ではない老後に向かって夫婦で生きていくためにも、
それは、何よりも夫に求めておくべき重大な意識転換のはずだと思うから。



エクスタシーなんて夢物語だ、セックスは妻としての退屈で苦痛なだけの義務だと
信じ込まされている女が1人もいなくなるまでは、

どうか、お願いだから、

「家族に(夫に)介護負担をかけたくないから」死にたいという望みに
「分かったよ。じゃぁ君の望みのままに」と思いやり深く応じて妻を死なせる夫を
免罪するような社会を作らないでください。

          
2011.03.14 / Top↑
昨日発表された報告のサマリーは、こちら


2010年に尊厳死法で処方を受けた人は87人で、09年の65人から22人増。
処方箋を書いたのは68人の医師。

87人のうち72人の死亡がこの段階で確認されており、
PASの致死薬で死んだのは51人で、
15人は飲まずに別の原因で死亡。
残り6人については飲んだかどうか不明。
51人以外の15人の生死は不明。

72人の尊厳死法「参加者」の年齢は52から99歳で、
94%がどちらかというと富裕な総が住むCascades山脈の西側に住み、
78%が癌患者で、
10%がALS患者。

致死薬を飲んだ時点で90%が在宅者で
84%がホスピス・プログラムを受けていた。
致死薬を飲んだことにおける合併症の報告話。

88%に何らかの医療保険があった。
95%が白人、非ヒスパニック。
62%に大学教育あり。

終末期の懸念として挙げられていたのは
90%が自律能力(autonomy)の喪失、
64%が尊厳の喪失、
87%が人生を楽しめる活動への参加ができなくなったこと


サマリーでは特記されていませんが、
私が目を引かれたこととしては、
精神科/心理学相談報告の提出は3件。
2011.03.14 / Top↑
ITコンサルの男性が寝たきりの妻の自殺を幇助した09年の事件については、去年の5月にDPPにより不起訴判断が行われている。その事件で、自殺幇助であることを証明するために、死ぬ時の妻の姿を夫がビデオに撮影していた事実が明らかにされている。:夫から暴力だけでなく隠微な支配や操作を受けている妻は少なくない……ということを、こういうケースからどうしても考えてしまう。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1364638/Man-helped-wife-life-spared-court-thanks-new-rules-assisted-suicide.html

日本でも、ついに、というか、やっぱり、というか……「幼児に向精神薬処方」が3割 発達障害で専門医。:アメリカで向精神薬を巡って起こったことが、日本でも起ころうとしているのでは、という懸念は私にもずっとあるし、向精神薬で起こったことが、次はワクチンで起ころうとしているのでは、という懸念もある。「ワクチン産業ビジョン」推進委員会の方々にとって、例えば相次いでいる接種後の死亡例は一体どういうふうに受け止められているのだろう……? 
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030901000990.html

日本関連。子宮頸がんワクチンが不足しているんだそうな。:ちょっと、豚インフル騒ぎのことを思い出した。「不足している、受けられなくなるかもしれない」と騒がれれば、人間の心理として「じゃ、打てるものは打てるうちに打っておかねば」という方向に踏み出すものだよね。たしか豚インフルのワクチンも、そんなふうに各国の需給不足不安をあおって在庫をしこたま抱えさせたのは、製薬会社とつるんだWHOの陰謀だとしきりに言われたんだった……。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110307-00000588-san-soci

ビル・ゲイツがNimbusというバイオテクノロジーのベンチャーに1千万ドルを出資するんだそうな。コロンビア大の化学の教授Richard Friesnerと一緒に。後者は同社の創設者のひとり。もう一人の創設者はglobal chemical-stimulation software provider である Schrodinger という人物で、チェアマンはBruce Booth。他にもいるみたいだけど、ハリーポッターの箒の名前のこの会社は何をする会社かというと、computational chemistry and drug design for the biopharmaceutical industry。私の素人の想像では、たぶんコンピューターで化学分析を行って新薬の開発を、という会社ではないか、と。この記事にはもう1つ面白い情報があって、ゲイツ氏はワシントン州を拠点とするED薬を開発した企業の出資者&役員でもあるんだと。現在は買収されてEli Lillyの子会社。:ほらね、ここにもBill Gatesとビッグ・ファーマの繋がり。
http://www.xconomy.com/boston/2011/03/10/bill-gates-backs-nimbus-betting-on-computer-based-drug-discovery/[http://blogs.yahoo.co.jp/spitzibara/57115039.html

ビル・ゲイツはForbesの世界一の金持ちの座から滑り落ちたのではない、金を慈善に注ぎ込んでいなかったら一位だったのだ、と専門家。:そっかなぁ???? だって、その慈善がマーケットを拡大して、そこから彼のポートフォリオにちゃんとペイバックしてくるじゃないかと私は思うけど? これについては、昨日のエントリーで書いたばかり。
http://www.reuters.com/article/2011/03/08/us-wealth-gates-philanthropy-idUSTRE72668V20110308

脚の潰瘍には薬よりも腹から笑うことの方がよく効く、という実験結果。:日本には2005年から「笑い療法士」認定制度がある。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/218611.php

英国医師会がNHSを民間企業と同じ論理で運営するな、と。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/218667.php

米国女性の間で、妊娠ホルモンhCGを毎日注射して食事を500カロリーに抑えるダイエットが流行しているそうな。hCGは不妊治療を目的に認可されており、医師らが適用外処方で出している格好。FDAは、ダイエット効果を謳って打つのは詐欺だし違法だ、と。しかしネットでも手軽に買える状態で、大流行中。
http://www.nytimes.com/2011/03/08/nyregion/08hcg.html?_r=1&nl=todaysheadlines&emc=tha2
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