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【お詫び】

以下の内容をアップした後で、
何か引っかかりを覚えたまま、あれこれ検索してみたり、読み返したりしていたのですが、

これ、もしかしたら、”Ashley療法”をやってくれという現実の要望が出ているということではなくて、

この論文に、架空の倫理委員会として議論の場を設ける設定のコーナーみたいなものがあって、
そこに、東海岸の9歳児への架空の”Ashley療法”要望のケースが議論の対象に設定されて、
コメンタリーが求められ(request)寄せられた……ということかも?

14日の怪現象が頭にあったので、「ほら、きたぞ」と早とちりしてしまったようです。
お騒がせしました。訂正して、お詫びします。

以下、誤情報となりますが、
今後の自戒のために、しばし恥を晒しておこうか、と夕方アップした状態のままに。

            ----



Ashley事件では、何か新しい展開があると、その前後に
07年のAP通信記事がどこかのサイトにコピペされるという怪現象が起こっています。

その現象が14日にまた起きたので
これは何かあるぞ、とは思っていましたが、

まさか、こういう形で来るとは……。


以下の生命倫理センターのブログ・ポストによると、
東海岸の9歳児に ”Ashley療法”実施の要望が出ているようです。

Ashley X: Where Ethics Committee Should Not Go?
Rosemary Flanigan, PhD
PRACTICAL BIOETHICS: A BLOG OF THE CENTER FOR PRACTICAL BIOETHICS
June 18, 2010


当該論文はこちらの
Cambridge Quarterly of Healthcare Ethicsの5月号の論文
The Case: The “Ashley Treatment” Revisited (Ruchika Mishra著)。


上記リンクのジャーナル・サイトに行ってみましたが、
悔しいことにアブストラクトすら読めませんでした。

コメンタリーの中に「成長抑制は認めるが、
それ以上はいかんだろう」というものがあるようなので、

子宮や乳房の摘出も含む可能性があるのでは、と懸念されます。
2010.06.21 / Top↑
昨年2009年1年間にオランダで安楽死によって死んだ人は、2636人。
その8割は、医師の処方した致死薬を使って自宅で死んだ人。

08年は2331人で、13%増。
なお、08年は07年より10%増だった。

2003年、法制化の翌年は、1815人だった。

オランダ政府の安楽死監視委員会のJan Suyver氏は
増加の理由を安楽死のタブーがなくなったことと
医師が報告する件数が増えたためだと語っているが、

オランダの医師が法の勝手な拡大解釈で
患者の求めに応じて安易な安楽死を実施したり、
同意する能力を欠いた人を殺しているのではないかとの批判も以前から出ている。

一方、安楽死に反対する団体からは
安楽死合法化以後の8年間でオランダの緩和ケアが崩壊したことに要因があるとみる。

合法化法案の議会通過を主導した前保健相のDr. Els Borstは
去年12月に安楽死が実質的に緩和ケアを崩壊させていることを遺憾に思うと語った。

保健省は08年の安楽死件数の増加を受け、
同法の実施状況について調査に乗り出した。
その結果は今月末にも発表されることになっている。

Euthanasia cases in Holland rise by 13 per cent in a year
The Daily Telegraph, June 20, 2010


同じく合法化されているベルギーの実態調査の結果は先月、公開されました。
詳細はこちらのエントリーに。


【関連エントリー】
去年の安楽死・幇助自殺2300人のオランダで自殺幇助アドボケイトに10カ月の禁固刑(2009/5/3)
オランダで「70以上の高齢者には自殺幇助を」と学者・政治家ら(2010/2/10)

「『尊厳死法制化』を考える」報告書を読む(2010/5/6)
(去年12月のシンポで日本尊厳死協会理事長の井形氏がオランダとベルギーの例に触れ、
合法化は人権尊重だと主張しています)
2010.06.21 / Top↑
FEN会長のJerry Dincinが DeMoines Reginster紙のコラムで、認知症やALS、パーキンソン病など医学で治すことのできない terrible deseases で、毎日全介助状態で人に依存して生きている人たちが死にたいという気持ちを尊重して自殺幇助を合法化せよ、と。
http://www.desmoinesregister.com/apps/pbcs.dll/article?AID=20106120309

これまでにも終末期の患者や高齢患者の殺害容疑で捜査対象になってきたDr. Howard Martinが、苦痛の激しいターミナルな患者に、本人の同意なしにモルヒネを投与して意図的に死期を早めた、と新たに告白。捜査が始まるか?:消極的安楽死と積極的安楽死とを混同して議論してはいけないと思うし、消極的安楽死でも同意がなければ、それは安楽死ではなく殺人ではないのか、と思うのだけど。
http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/law-and-order/7839012/Dr-Howard-Martin-Admission-of-hastening-death-could-lead-to-further-investigation.html

上記Martin医師の告白に、自殺幇助合法化寄りのBBCが早速飛びついている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk/10358074.stm

NY Timesに、重症重複障害児・者の教育がいかにお金がかかり、いかに現場教師の負担になっているか、そのわりに彼らに学力をつけることがいかに困難であるかについて、非常に長文の記事。最初のページしか読んでいないけど、非常に気がかりなトーン。プリントアウトしたので、なるべく読むつもり。
http://www.nytimes.com/2010/06/20/education/20donovan.html?th&emc=th

サブ・サハラ地域でのエイズ感染の広がりで、介護者のいない独居のエイズ患者が増えて死亡者増加の要因の1つとなっている。:でも、介護の分野にはお金を出そうという人があまり出てこない? そういえば、この前、ゲイツ財団が途上国のワクチンに投入している資金を、きれいな水が行き渡るためのインフラ整備と学校建設に当てたら、どうなんだ、と、どこかで書いている人がいたっけ。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/192188.php

グローバル・ヘルスへの善意の資金提供は、ここ数年の経済不況にも関わらず総額が増加して、2007年の220億ドルと1990年の4倍にも膨れ上がったし、今年も290億ドルが見込まれているが、この先は減少傾向となり、2013年には、どっと落ち込むだろうと、IHMEのMurray医師。
http://seattletimes.nwsource.com/html/thebusinessofgiving/2012150395_by_sandi_doughton_funding_for.html

父親が子育てに参加している家庭では子どもの死亡率が低い、という研究結果。:死亡率だけじゃなくて、その先の成績にも影響するという部分は、なんでくっついてくるんだろう? そういうのがくっついてこないと、インセンティブにならないのかな。そういえば今日は父の日だった。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/192170.php

無煙タバコって、例の電子タバコのことじゃないかと思うのだけど、DNAとか主要エンザイムとか、なにしろ、ものすごく体に悪いらしい。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/192059.php


2010.06.21 / Top↑