去年から、以下のエントリーで追いかけてきたDr. Irwinに関する続報。
スイスで自殺幇助に付き添ったパートナー逮捕(英)(2009/7/19)
英国で患者の自殺を幇助した医師が「証拠出すから逮捕に来い」と(2009/7/28)
英国で、自殺幇助容疑で元GP逮捕へ(2009/9/28)
自殺幇助ガイドライン後、初の起訴か(英)(2010/4/25)
すい臓がんの男性をパートナーの男性と一緒にDignitasに連れて行って
自殺させたとして去年逮捕された自殺合法化アドボケイトの元GP、
Dr. Irwinについて、
起訴するに十分な証拠はあるが、起訴することは公益にならないと
DPPのStarmer氏が判断。
共感(思いやり)からしたことで、行為を認めているし、
警察の捜査にも協力的だった、と。
付き添って行ったパートナーの男性も不起訴。
No Charge Against GP Who Helped Man To Die
Mix 96, June 25, 2010
でも、去年DPPが出したガイドラインの起訴ファクターの14番目は
医師や施設職員など人が、職務で自分が担当する人に幇助を行った場合が挙げられている。
たしかにIrwin医師は既に現役を引退しているから
直接自分が医師として担当している患者ではないかもしれないけど、
もしも医師でなかったら、このカップルとこういう形で関わることがなかったとすれば、
ある意味、あてはまるのではないか、ということと、
もう1つ、
Irwin医師が自殺幇助合法化アドボケイトであることを考えると、
彼の動機が必ずしも100%、患者への共感だけだったと言い切れるのかどうか……。
これまでのエントリーで読んできた記事では、
Irwin医師はFriends at the Endという合法化アドボケイト団体の創設者で
法改正を訴えている人物。
今回の事件でも、自ら「証拠を出すから逮捕に来てみろ」と挑発することで
問題提起と合法化議論の喚起を狙った行動が明らかなので、
Dignitasに連れて行ったり、その旅費を出しただけで、
直接的に自殺に手を貸したわけではないにせよ、
そういう人の行動が不起訴になるということは、
いったい、どう考えたらいいのだろう。
ガイドライン後に、当ブログの目に付いた限りでは
以下の2つの判断があり、いずれも不起訴になっています。
英国の自殺幇助ガイドライン後、初の判断は不起訴(2010/3/26)
英国で、介護者による自殺幇助を事実上合法化する不起訴判断(2020/5/25)
先月、Hastings Centerレポートに
DPPのガイドラインを「司法の錬金術」だと書いた論文がありましたが、
実際、これでは、
一体どういうケースなら起訴が公益に当たるというのでしょうか?
スイスで自殺幇助に付き添ったパートナー逮捕(英)(2009/7/19)
英国で患者の自殺を幇助した医師が「証拠出すから逮捕に来い」と(2009/7/28)
英国で、自殺幇助容疑で元GP逮捕へ(2009/9/28)
自殺幇助ガイドライン後、初の起訴か(英)(2010/4/25)
すい臓がんの男性をパートナーの男性と一緒にDignitasに連れて行って
自殺させたとして去年逮捕された自殺合法化アドボケイトの元GP、
Dr. Irwinについて、
起訴するに十分な証拠はあるが、起訴することは公益にならないと
DPPのStarmer氏が判断。
共感(思いやり)からしたことで、行為を認めているし、
警察の捜査にも協力的だった、と。
付き添って行ったパートナーの男性も不起訴。
No Charge Against GP Who Helped Man To Die
Mix 96, June 25, 2010
でも、去年DPPが出したガイドラインの起訴ファクターの14番目は
医師や施設職員など人が、職務で自分が担当する人に幇助を行った場合が挙げられている。
たしかにIrwin医師は既に現役を引退しているから
直接自分が医師として担当している患者ではないかもしれないけど、
もしも医師でなかったら、このカップルとこういう形で関わることがなかったとすれば、
ある意味、あてはまるのではないか、ということと、
もう1つ、
Irwin医師が自殺幇助合法化アドボケイトであることを考えると、
彼の動機が必ずしも100%、患者への共感だけだったと言い切れるのかどうか……。
これまでのエントリーで読んできた記事では、
Irwin医師はFriends at the Endという合法化アドボケイト団体の創設者で
法改正を訴えている人物。
今回の事件でも、自ら「証拠を出すから逮捕に来てみろ」と挑発することで
問題提起と合法化議論の喚起を狙った行動が明らかなので、
Dignitasに連れて行ったり、その旅費を出しただけで、
直接的に自殺に手を貸したわけではないにせよ、
そういう人の行動が不起訴になるということは、
いったい、どう考えたらいいのだろう。
ガイドライン後に、当ブログの目に付いた限りでは
以下の2つの判断があり、いずれも不起訴になっています。
英国の自殺幇助ガイドライン後、初の判断は不起訴(2010/3/26)
英国で、介護者による自殺幇助を事実上合法化する不起訴判断(2020/5/25)
先月、Hastings Centerレポートに
DPPのガイドラインを「司法の錬金術」だと書いた論文がありましたが、
実際、これでは、
一体どういうケースなら起訴が公益に当たるというのでしょうか?
2010.06.26 / Top↑
ドイツの最高裁から、
患者の事前の要望に基づいた行為であれば
「自殺幇助」は必ずしも罰せられない、との判断。
2007年にクライアントに勧めて
25年間、反応のない昏睡状態にあった母親Erika Kuellmerさんの
経管栄養を中止させた医療弁護士Wolfgang Putzの裁判で、
下級裁判所がvoluntary manslauter で9カ月の執行猶予の判決を下していた。
事件の概要としては
弁護士に相談した娘が、そのアドバイスで栄養チューブをカット。
(接続部分をはずした、という意味?)
たまたまケアホームの職員が見つけて介入し、
Kuellmerさんは2週間後に自然死した、というもの。
最高裁が重視したのは、その71歳の母親は昏睡に陥る前に
そういう状態になったら生かされていたくないとの希望を娘に表明していたこと。
ドイツでは94年に連邦裁判所が患者の同意があれば治療は停止できるとの判断を下しており、
それが今回の判断の根拠となった。
2005年には、連邦裁判所が
本人の意思に反してケアホームなどの施設が患者に経管栄養を強制する権利はない、とし、
また昨年は、死にいたるまで常に患者の意思が考慮されなければならないとの規則もできた。
Putz氏は、この判決を受けて無罪放免に。
ドイツの法務大臣は、個人の自由意思の尊重に向け大きな一歩だと歓迎。
Germany: Assisted suicide OK if patient consents
AP, June 25, 2010
German court rules in favor of passive assisted suicide
DW-world. de, June 25, 2010
考え方の基本は、英国のDPPのガイドラインと同じ方向のものだと思うけれど、
「自殺幇助」という言葉で表わされているものの内容は、全く別物。
この2つの記事が「最高裁が自殺幇助は本人意思ならOKと」とか
「積極的自殺幇助はドイツでは今なお違法」とか
「消極的自殺幇助は不可逆な死のプロセスが始まった後は合法」などと
書いているのが非常に紛らわしくて、
ここでは、現在あちこちで(特に英国で)拡大解釈されつつある「自殺幇助」ではなく
「安楽死」という用語を使うべきなんじゃないでしょうか。
その辺りが混乱しているので、
今回の「本人の意思であれば、呼吸器を外すのも栄養を中止するのも合法」との判断が
ターミナルな状態に陥った人に限っての延命中止なのか、
それとも、ターミナルな状態でない人まで含むのか、今一つはっきりしない。
それから、この娘の行為が問われた判断なら、まだ分かるのだけど、
どうして娘に栄養停止をアドバイスした弁護士の行為が「自殺幇助」なのか
裁判の詳細が分からないので、イマイチよく理解できない。
もう1つ、あれ? と、ちょっと引っかかったのは、後者の記事が
Kuellmerさんのことを「5年間昏睡状態にあった70代のターミナルな患者」と
書いていること。
確かに、娘がカットしたチューブを職員が元に戻しても
2週間後に自然死したのであれば、この人はターミナルだったのかもしれないけど、
それはもしかしたら、ただの結果論かもしれないし、
娘の行為が死を早めた可能性だってあるかもしれないし、
本当に死がそれほど差し迫った状態だったのであれば、
逆に娘さんが手を下す必要の方がなかったことにもなる気がするし、
5年間昏睡状態のあげくに、本当にターミナルな状態に陥った人だったのか、
実は栄養と水分さえ供給されれば生き続けられる状態の人だったにもかかわらず、
どこかのメディアのように「反応がない昏睡状態」で「死んだも同然だから」と
勝手な解釈がさしはさまれて、「ターミナルな」という表現が
うっかり使われてしまったのか。
その辺り、メディアはもうちょっと厳密な言葉の使い方をしてほしいと、いつも思う。
それとも、わざとやっている……?
患者の事前の要望に基づいた行為であれば
「自殺幇助」は必ずしも罰せられない、との判断。
2007年にクライアントに勧めて
25年間、反応のない昏睡状態にあった母親Erika Kuellmerさんの
経管栄養を中止させた医療弁護士Wolfgang Putzの裁判で、
下級裁判所がvoluntary manslauter で9カ月の執行猶予の判決を下していた。
事件の概要としては
弁護士に相談した娘が、そのアドバイスで栄養チューブをカット。
(接続部分をはずした、という意味?)
たまたまケアホームの職員が見つけて介入し、
Kuellmerさんは2週間後に自然死した、というもの。
最高裁が重視したのは、その71歳の母親は昏睡に陥る前に
そういう状態になったら生かされていたくないとの希望を娘に表明していたこと。
ドイツでは94年に連邦裁判所が患者の同意があれば治療は停止できるとの判断を下しており、
それが今回の判断の根拠となった。
2005年には、連邦裁判所が
本人の意思に反してケアホームなどの施設が患者に経管栄養を強制する権利はない、とし、
また昨年は、死にいたるまで常に患者の意思が考慮されなければならないとの規則もできた。
Putz氏は、この判決を受けて無罪放免に。
ドイツの法務大臣は、個人の自由意思の尊重に向け大きな一歩だと歓迎。
Germany: Assisted suicide OK if patient consents
AP, June 25, 2010
German court rules in favor of passive assisted suicide
DW-world. de, June 25, 2010
考え方の基本は、英国のDPPのガイドラインと同じ方向のものだと思うけれど、
「自殺幇助」という言葉で表わされているものの内容は、全く別物。
この2つの記事が「最高裁が自殺幇助は本人意思ならOKと」とか
「積極的自殺幇助はドイツでは今なお違法」とか
「消極的自殺幇助は不可逆な死のプロセスが始まった後は合法」などと
書いているのが非常に紛らわしくて、
ここでは、現在あちこちで(特に英国で)拡大解釈されつつある「自殺幇助」ではなく
「安楽死」という用語を使うべきなんじゃないでしょうか。
その辺りが混乱しているので、
今回の「本人の意思であれば、呼吸器を外すのも栄養を中止するのも合法」との判断が
ターミナルな状態に陥った人に限っての延命中止なのか、
それとも、ターミナルな状態でない人まで含むのか、今一つはっきりしない。
それから、この娘の行為が問われた判断なら、まだ分かるのだけど、
どうして娘に栄養停止をアドバイスした弁護士の行為が「自殺幇助」なのか
裁判の詳細が分からないので、イマイチよく理解できない。
もう1つ、あれ? と、ちょっと引っかかったのは、後者の記事が
Kuellmerさんのことを「5年間昏睡状態にあった70代のターミナルな患者」と
書いていること。
確かに、娘がカットしたチューブを職員が元に戻しても
2週間後に自然死したのであれば、この人はターミナルだったのかもしれないけど、
それはもしかしたら、ただの結果論かもしれないし、
娘の行為が死を早めた可能性だってあるかもしれないし、
本当に死がそれほど差し迫った状態だったのであれば、
逆に娘さんが手を下す必要の方がなかったことにもなる気がするし、
5年間昏睡状態のあげくに、本当にターミナルな状態に陥った人だったのか、
実は栄養と水分さえ供給されれば生き続けられる状態の人だったにもかかわらず、
どこかのメディアのように「反応がない昏睡状態」で「死んだも同然だから」と
勝手な解釈がさしはさまれて、「ターミナルな」という表現が
うっかり使われてしまったのか。
その辺り、メディアはもうちょっと厳密な言葉の使い方をしてほしいと、いつも思う。
それとも、わざとやっている……?
2010.06.26 / Top↑
日本語。ある方のブログに、第4回総合福祉部会でのやり取りの抜粋があり、自立支援法訴訟の和解合意の否定ともとれる厚労相官僚の発言。山井政務官も、説明すらせず、なにやら火に油を注いでいる格好。
http://blogs.yahoo.co.jp/e999jp/60801144.html
介護は介護者への負担と言われているが、愛する人の介護をすることは介護者に良い影響を与えることもある。:それは、もちろん、そうです。もともと、どちらかだけしかないという訳ではないし、もともと、その介護の持つ両者の側面は、お互いに相殺しあうような性格のものでもないし。その2つが常に共にあり、その時々の状況によって、バランスが日々刻々と変わり、常に移ろっているというだけで。だから、介護が負担なら、完全に手放せば解決するという話ではないし、よい影響があるなら負担を負担と思わずに背負えるだろうというものでもない。人と人の関係性というのは、そんなふうに割り切れるものではないものだということをまず理解しておかないと。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/192688.php
ハーバード大学とボストン子ども病院が、チップ上に人工の肺を作った。それにより動物や人間の体を傷つけることなく研究が行えることになる。:チップ上に人工の肺を作って、それが人間の肺と全く同じだから、薬の副作用の研究などがそれでできると、と言われても、その「全く同じ」というのがどうして保障されるのか、よく分からないのは、もしかしたら「クローン肉は普通の肉と同じ」と言われても、同じだということがどうして保障されるのか分からないのと同じなのかな……みたいなことを、ちょっと考えた。
http://www.guardian.co.uk/science/2010/jun/24/medical-research-biology
最近、テロリストなどの尋問で拷問に手を貸した医師の倫理問題が議論になっている。Do No Harm. のヒポクラテスの誓いに反する、そうした行為に加担した医師は処罰すべきだ、との議論。しかし、Obama政権も議会も、イマイチ反応が鈍い。:やっぱ、米国はすでに「ポスト・ヒポクラテス医療」だから?
http://www.nytimes.com/2010/06/25/opinion/25fri2.html?th&emc=th
40代の米国人女性の5人に1人は子どもがいない。70年代には10人に1人だったから、その後、子どもがいない女性が急増している?
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/06/25/AR2010062500188.html?wpisrc=nl_cuzhead
24週以前の胎児は痛みを感じない。
Human foetus ‘feels no pain before 24 weeks’
The Times, June 25, 2010
1912年にローマの村で、97体もの新生児の遺体が埋められているのが発掘された。その後の調査で、どうやら売春宿で生まれた子どもたちが誕生するや始末されて埋められたものだろう、と。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science_and_environment/10384460.stm
ボトックス治療を受けた人で、外見が変わった他に、感情を感じる能力が損なわれるなどの影響が。:ボトックスの治療は美容整形の他に、障害者の緊張緩和にも使われてきた。安全性は確認されていなかったということ? これまでの治療がどこか実験的なものだったということ?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/192880.php
ロンドンのRoyal Brompton 病院が、個々の患者の遺伝子解析を始める。今後の10年間で1万人の患者のゲノムの22000の遺伝子シークエンスを解析し、最終的には心臓病などの個別治療に役立てたい、とのこと:英国はとにかく国民のDNAデータベース作りを急いでいる感じ。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/10367883.stm
英国のヒトゲノムプロジェクトのリーダーが、遺伝子に特許を設定すると治療へのアクセスを制約し、研究を阻害する、と。:上のニュースとも関係している? けん制……とか? 要は国際競争の?
http://www.guardian.co.uk/science/2010/jun/24/human-genome-project-patent-genes
オーストラリアに初の女性首相。
http://www.guardian.co.uk/world/2010/jun/23/australian-pm-kevin-rudd-coup
サンフランシスコで百日咳の感染が広がって5人死亡。とくにラテン系の人を中心に急いでワクチンを打つように呼び掛け。
http://www.nytimes.com/2010/06/24/us/24cough.html?th&emc=th
ハイチの地震後、女性に対する性的な攻撃が増加している。
http://www.nytimes.com/2010/06/24/world/americas/24haiti.html?th&emc=th
アルツハイマー病の特徴であるアミロイドの沈着を染料を使って画像に映し出す診断技術が開発された。
http://www.nytimes.com/2010/06/24/health/research/24scans.html?th&emc=th
http://blogs.yahoo.co.jp/e999jp/60801144.html
介護は介護者への負担と言われているが、愛する人の介護をすることは介護者に良い影響を与えることもある。:それは、もちろん、そうです。もともと、どちらかだけしかないという訳ではないし、もともと、その介護の持つ両者の側面は、お互いに相殺しあうような性格のものでもないし。その2つが常に共にあり、その時々の状況によって、バランスが日々刻々と変わり、常に移ろっているというだけで。だから、介護が負担なら、完全に手放せば解決するという話ではないし、よい影響があるなら負担を負担と思わずに背負えるだろうというものでもない。人と人の関係性というのは、そんなふうに割り切れるものではないものだということをまず理解しておかないと。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/192688.php
ハーバード大学とボストン子ども病院が、チップ上に人工の肺を作った。それにより動物や人間の体を傷つけることなく研究が行えることになる。:チップ上に人工の肺を作って、それが人間の肺と全く同じだから、薬の副作用の研究などがそれでできると、と言われても、その「全く同じ」というのがどうして保障されるのか、よく分からないのは、もしかしたら「クローン肉は普通の肉と同じ」と言われても、同じだということがどうして保障されるのか分からないのと同じなのかな……みたいなことを、ちょっと考えた。
http://www.guardian.co.uk/science/2010/jun/24/medical-research-biology
最近、テロリストなどの尋問で拷問に手を貸した医師の倫理問題が議論になっている。Do No Harm. のヒポクラテスの誓いに反する、そうした行為に加担した医師は処罰すべきだ、との議論。しかし、Obama政権も議会も、イマイチ反応が鈍い。:やっぱ、米国はすでに「ポスト・ヒポクラテス医療」だから?
http://www.nytimes.com/2010/06/25/opinion/25fri2.html?th&emc=th
40代の米国人女性の5人に1人は子どもがいない。70年代には10人に1人だったから、その後、子どもがいない女性が急増している?
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/06/25/AR2010062500188.html?wpisrc=nl_cuzhead
24週以前の胎児は痛みを感じない。
Human foetus ‘feels no pain before 24 weeks’
The Times, June 25, 2010
1912年にローマの村で、97体もの新生児の遺体が埋められているのが発掘された。その後の調査で、どうやら売春宿で生まれた子どもたちが誕生するや始末されて埋められたものだろう、と。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science_and_environment/10384460.stm
ボトックス治療を受けた人で、外見が変わった他に、感情を感じる能力が損なわれるなどの影響が。:ボトックスの治療は美容整形の他に、障害者の緊張緩和にも使われてきた。安全性は確認されていなかったということ? これまでの治療がどこか実験的なものだったということ?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/192880.php
ロンドンのRoyal Brompton 病院が、個々の患者の遺伝子解析を始める。今後の10年間で1万人の患者のゲノムの22000の遺伝子シークエンスを解析し、最終的には心臓病などの個別治療に役立てたい、とのこと:英国はとにかく国民のDNAデータベース作りを急いでいる感じ。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/10367883.stm
英国のヒトゲノムプロジェクトのリーダーが、遺伝子に特許を設定すると治療へのアクセスを制約し、研究を阻害する、と。:上のニュースとも関係している? けん制……とか? 要は国際競争の?
http://www.guardian.co.uk/science/2010/jun/24/human-genome-project-patent-genes
オーストラリアに初の女性首相。
http://www.guardian.co.uk/world/2010/jun/23/australian-pm-kevin-rudd-coup
サンフランシスコで百日咳の感染が広がって5人死亡。とくにラテン系の人を中心に急いでワクチンを打つように呼び掛け。
http://www.nytimes.com/2010/06/24/us/24cough.html?th&emc=th
ハイチの地震後、女性に対する性的な攻撃が増加している。
http://www.nytimes.com/2010/06/24/world/americas/24haiti.html?th&emc=th
アルツハイマー病の特徴であるアミロイドの沈着を染料を使って画像に映し出す診断技術が開発された。
http://www.nytimes.com/2010/06/24/health/research/24scans.html?th&emc=th
2010.06.26 / Top↑
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