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一連の報道によると、
フランスで鼻腔に出来た癌のために
顔貌が大きく崩れたうえに
モルヒネすら効かない耐え難い痛みに苦しんでいるとして
Chantal Sebire(52)さんが医師による幇助を受けて自殺したいと
裁判所に訴え出てフランスで大きな議論を巻き起こしていましたが、

フランスの法律では消極的安楽死しか認められておらず、
彼女がサルコジ大統領に当てて直訴した手紙にも
大統領は良医のセカンド・オピニオンを勧めるに留まり、
3月17日に裁判所は彼女の希望を却下。

それを受けてSebireさんは上訴はしない、
スイスなど自殺幇助が認められている国に行くと語っていたらしいのですが、

その2日後、Sebireさんが自宅で死んでいるのが見つかったとのこと。

即座に捜査が始まったものの
今のところ死因など詳細は不明。

顔貌の崩れ方も痛みも激しいことや
まだ若い人であることからこの先痛みを耐えて生きる時間の長さなどが同情を呼び、
自分が同じ状況だったらと考える人も多く、
尊厳死のあり方について大きな議論となっていたケース。

しかしフランスの首相、保健相、法務相はいずれも
法律改正には否定的とのこと。



2008.03.22 / Top↑