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医療職と更年期の女性以外にはあまり知られていないかもしれませんが、
ホルモン補充療法には発がん性があるというのは周知の事実。

乳がんとの関連性を示す研究結果が発表された翌日には
米国でホルモン療法を受ける女性が半減したというニュースを読んだ記憶もあります。

そのホルモン療法の発がん性に関して今度は何の研究結果かというと
ホルモン療法を中止しても2年以上も発ガンリスクは残る、と。

Cancer Risk Stays After Hormone Therapy
The Washington Post, March 5, 2008


エストロゲンの発がん性について
Ashleyは子宮も乳房芽もとってしまったのだから
子宮がんも乳がんも関係ない、
と言えばその通りなのですが、

この事件を知った時からずっと、
ホルモンによる成長抑制を「Ashleyの親は愛情からやったのだ」と考える人たちに
私が聞いてみたいと思うのは、

大人の体にでも発がん性があると
何年も前から確認されている物質を

つまり一人前の体に摂取しても有害であり得ると
確認されている物質を、

6歳の我が子に、
しかも大量に、

あなた、摂取させたいですか──?
2008.03.14 / Top↑
1990年代に独自に装置まで考案して130人もの患者の自殺を幇助した
Jack Kevorkian医師が去年釈放されましたが、

以下の地元オークランドの新聞によると
下院議員選に出馬するつもりなのだとか。

腐りきった政府に正直とまごころを持ち込まなければならん、との心意気なのだとか。


Kevorkian planning run for Congress
The Oakland Press, March 12, 2008
2008.03.14 / Top↑
Ashley父は記事が掲載された12日に
早速ブログでAmy BurkhorderのCNN記事に反論しています。

彼の気に入らなかったのは以下の3点。
(丁寧な口調に隠れて覗くホンネを翻訳してみました)

①違法だったと書かれたのが気に入らない。
 病院だってAshleyにはいいことだと判断したし、
 弁護士だって、あんな手続きは要らないといったんだぞ。
 弁護士が必要ないといった理由は私のブログにもちゃんと書いているのに。

②Caplanのいうことが倫理学者の代表意見ではない。
 擁護してくれる倫理学者の意見は私のブログにちゃんと引用してあるじゃないか。
 そういうのを何故ちゃんと読まないのだ。

③世論の賛否のバランスを正しく反映しろ。
 まるで親だけが良いと言っているように書くな。
 私のブログに寄せられる賛成意見の比重を見ろ。
 この記事自体に寄せられる賛成意見の比重を見てみろ。
 みんな賛成だといっているじゃないか。


だんだん馬脚が現われてくるというか……。

この人、実は頭のいいバカなんじゃないでしょうか。

【追記】
よく考えてみたら、彼は去年の1月にも同じことをやっていました。

地元紙であるはずの Seattle Times はニュースブレイクの翌1月4日に
わざわざ前日の記事をLos Angels Timesから”借りて”掲載しており、
しかもその際に、いくつかの情報がそこで姿を消しているのですが、

上記の父親の不満を考えると、
ああ、なるほど去年もこういうことだったんだな、と腑に落ちます。

ただ今回 CNN は Seattle Times のようには思い通りにならなかっただけで。


           ―――――

ちなみに②の「擁護してくれる倫理学者」の中に
彼はDvorskyの名前まで入れていました。

カナダのトランスヒューマニスト協会の会長以外には
何者やらよく分からないDvorskyが
なんで“倫理学者”なんだか。
2008.03.14 / Top↑