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マイケル・ジャクソンの死因調査が、心臓発作当時マイケル・ジャクソンと一緒にいた医師に及んでいる。この科学とテクノ万歳文化の中で、金のある人がその金で個人的に医師を雇うと、どういうことが可能になるのか……?
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/06/27/AR2009062702361.html

米国と英国の高齢者にテストをしたら、米国の高齢者の方が認知機能が高かった、と。こういう調査をやることには、一体どういう意味があるんだろう?
http://www.medicalnewstoday.com/articles/155369.php

A事件関連。カナダの障害当事者ジャーナリストのHelen Hendersonが、DiekemaとFostの成長抑制論文に批判記事を書いている。気になるのはコメント。「歩かないなら体重が軽いのが本人利益」「当事者じゃないのに批判する資格なし」2007年当時とまったく同じ。いや、多分、当時の衝撃がもはや薄れて、抵抗なく、そう考える人が増えているのだろうと思う。
http://www.healthzone.ca/health/article/655497
2009.06.28 / Top↑
8年間使ったアパートの一室の貸借契約が2007年の夏に切れて以来、
Dignitasは、周辺住民からの抵抗で、きちんと居場所を定めることができず、
転々としていたらしいのだけど、

やっとWitzbergという町に落ち着くことになったとか。

Witzbergの当局は渋い顔なのだけど、
特別な許可が必要なクリニックではないため、法的にはどうすることもできず、
せいぜい活動には目を光らせる、と。


Assisted suicide group finds new home
WRS WorldRadio.CH, June 25, 2009
2009.06.28 / Top↑
米国WA州のBellinghamという地域で24日、
尊厳死法について議論するランチョン討議が開かれ、

オプト・アウトしている病院の幹部、
Whatcom郡医師会の会長
それからC&Cの理事が
シンポを行った模様。

その中でC&Cの Arline Hickley氏が
「非常に難しい問題です。
選択肢があることそのものが一種の緩和ケアなのです」と。



しかし、この見解は、それ自体が、
自殺幇助希望者の動機が、ターミナルな病状の苦痛ではなく
Oregon州の調査から出てきているように、先行きの苦痛に対する先取り不安であることを認めており、

それが言えるのであれば、
「十分な緩和ケアが保障されることによって、自殺幇助は無用」という論理が
同時に、というよりも、それよりも先に成立するはずでは?


他に、この記事で「うへぇ。これぞアメリカ的形式主義」と度肝を抜かれたのは

尊厳死法でオプトアウトしている病院の医師は
もちろん患者に自殺目的の致死薬を処方することはしないし、
他所で処方された患者にも”病院の敷地内でその薬を飲むことは認めない”けれども、
「飲む前と飲んだ後のケアは、うちの病院でもやります」と。

これは形式主義じゃなくて、人道主義──?


それから、医師会の会長も
害を与えないというヒポクラテスの誓いを立てたから、
医師会としては毒物を処方する医師が誰かという情報を患者に教えることはできないが、
オプトアウトした医師の情報は医師会として持っているから(教える)、と。



このシンポについては、後で見つけた、こちらのSPiの記事のほうが詳細でした。

2009.06.28 / Top↑