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オーストラリア子ども財団(the Australia Childhood Foundation)から、世界的経済危機で児童虐待が15-20%増えている、と。助けを求める電話がこの1月で急増しており、今後1年で1割方増えるだろう、とも。
http://www.canberratimes.com.au/news/national/national/general/financial-crisis-contributes-to-violence-child-abuse/1527976.aspx?src=enews

タイタニックの最後の生き残りの女性が97歳で死去。当時生後2ヶ月の赤ん坊だった。1ヶ月前に、この女性のナーシングホームの費用への援助として、デカプリオとケイト・ウインスレットがジェームス・キャメロン監督と一緒に2万ポンドを寄付したとか。
http://www.guardian.co.uk/world/2009/jun/01/last-titanic-survivor-dies

Kansas州で妊娠後期の中絶を行っているとして以前からクリニックが爆破されたり攻撃を受けていた著名なプロ・チョイス派医師 George Tiller 氏、日曜日に教会で撃たれて死亡。これで米国の中絶反対活動家による攻撃で亡くなった人は少なくとも7人。
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/us_and_americas/article6401198.ece?&EMC-Bltn=EBIBRA

天安門事件から6月4日で20年。当時大学生だった中国人4人のエッセイ。
http://www.nytimes.com/2009/05/31/opinion/31tiananmen.html?_r=1&th&emc=th
2009.06.01 / Top↑
自殺希望者を海外へ連れて行く家族や友人を罪に問わないことにするべく
自殺幇助は14年以下の禁固刑とされている自殺法の改正法案が議員の口の端にのぼり
前保健相などによって提出されては時間切れで審議されずにきたりしていますが、

このたび、またLord FalconerとBaroness Jayによって
The Coroners and Justice 改正法案が提出されて、火曜・水曜にも審議予定とのこと。



そこで、当ブログのエントリーから、一度このへんで
去年からの英国での自殺幇助関連の動きをまとめてみることにしました。



【23歳の元ラグビー選手Dignitasで自殺】
Dignitasの自殺幇助で英国警察が操作へ(2008/10/17)
息子をDignitasで自殺させた両親、不問に(2008/12/10)

【Dignitasでの米人自殺映像がテレビ放映される】
英TVにDignitasでの自殺映像、Brown首相「合法化は支持しない」(2008/12/12)
スイスの“自殺ツーリズム”批判(2008/12/15)

【末期がんの著名夫婦がDignitasで揃って自殺】
末期がんの英国人夫婦が揃ってDignitasで幇助自殺(2009/3/6)










また、第2回安楽死・自殺幇助国際シンポジウムに参加した人が
その際に行われたthe Care Not Killing Allianceのディレクターの講演内容を元に
英国の自殺幇助関連のこれまでをブログにまとめておられました。

Assisted Suicide in the United Kingdom
Speaking 4 Life, May 31, 2009
2009.06.01 / Top↑
これまでにDignitasの会員登録をしている英国人は約800人で
そのうち34人は既に医師とDignitas創設者 Ludwig Minelli氏との面接を終え、
Dignitas言うところの“予備承認”(provisional green light)を得ている。

そのうち1人は近くDignitasで自殺を実行することになっており、
他に4人はいったん日時を決定したものの延期。
残り29人はまだ日時を決めていない。

さらにスイスの医師が面接したところ
不治の病でない、または意思決定を行える精神状態にないとの理由で断られた人が4人。

Dignitasによると
2003年にDignitasで自殺した英国人は15人。
2006年には26人。
2008年1-5月の間に8人。
その後の1年間に23人とのこと。

Dignitasの会員登録をする英国人は2002年から10倍に増加。

英国議会では来週にも the Coroners and Justice Bill改正法案が提出される見通しで、
このところ盛んになっている1961年の自殺法(自殺幇助を14年以下の禁固刑)の改正議論に
さらに拍車がかかりそうだ。

といっても現在の法改正議論の論点は
去年からMS患者のDebby Purdyさんが明確化を求め続けているように
Dignitasに自殺希望者を連れて行く家族や友人が自殺幇助罪に問われない方向でのもの。


2009.06.01 / Top↑